イラストはたすろくずはさん
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*一部他の話のイラストを挿入しています。
二週間後、ミカゼ達『現場の人間』はある港湾の積み下ろし場にいた。時刻は夜、波の音以外聞こえない中で近くのクレーン台から状況を監視しているキミヤの無線が入る。
「ミカゼ、バンが二台来た。運転手を除いて六人が降りてきている」
この港の中古輸入車の中にドラッグが隠されて持ち込まれているのは確認済みだ。昼間に薬物の存在も確認した。だが問題はどこでドラッグがマフィアに回収されているかだ。
中古車ディーラーでなのか、港でなのか。その部分はまだ未確定ではあった。
まぁ、もろもろの情報からおそらく港で回収されているという推測はあったのだが。
そしてキミヤからの連絡で確信に変わる。
昼間のうちに荷揚げされ税関検査を待つ中古の欧州車達。出荷元はトルコだ。
「了解、こちらも目視で確認」
本来人が立ち入れないはずの夜の積み下ろし場に入ってくる人間達。まともな理由ではないだろう。部下にハンドサインでポジションを指示し、セダンの影に隠れてそれぞれ闇に紛れて移動するのを確認する。
「キミヤ、目標がブツに触れたら、接触する」
「了解」
現場は好きだ。頭がスッキリする。普段のデスクワークと違って私はつくづく脳筋なのだと思う。だから現場に出始めたせいできっと最近調子がいいのだろう。以前のようなイライラやミスも少なくなってきたと思う。
夜風を感じながら目標との距離を確認する。
あと三十メートルぐらいだろうか……。
上体をかがめながら相手の後ろ側に回り込む。
標的の一人が車にふれる。その間に残り二人が周りを見張るようだ。だから、見張りの一人にできるだけ近づき、一気にこちらの姿を表す。そして、相手よりも早く片手で構えた拳銃、課長が最近手配してくれたマキシム・ナインを眉間に突きつける。
*4-1
普通の取り調べなら完全にアウトだろうが、ヴァイパー相手ならこれぐらいやってもいいと判断している。どうせ相手もほぼ黒なのだから
「こんばんは。
ここ立入禁止エリアなんだけど話を聞かせてもらえるか」
傍目からはこっちが銃を突きつけて相手を脅しているように見えるだろう。とくにデフォルトでサイレンサーがついているマキシム・ナインのような威圧感のある銃を構えている時は。
残りの二人が両手を上げて立ち上がる。殊勝な心がけだ。
全員に見えるように銃を構えていない方の手で警察手帳を見せる。
後ろについてきていたシノが反対側から相手を挟み込む。
「ちょっと持ち物検査させてくれ」
銃を構えたままシノにボディチェックをするように指示する。
シノが反対側の男の身体に触れようとした瞬間、真ん中にいた男が動く。
看過できない。目の前の男を引っ掴んで地面に組み伏せ、その背中にのしかかりながら真ん中の男の肩を撃ち抜く。
パーン!
私の銃はサイレンサーがついているからこの射撃音は私のものではない。
「っくっ……」
続けて軽い息をつく声。
私が肩を撃ち抜き、男の狙いがズレたせいでシノは無傷だ。
そしてシノの方も手前の男を引き倒して、手錠をかけ、銃を私の標的に向けて構えている。
「銃を捨てろ、もう一発喰らいたいか?」
できる限り威圧的に強く命令する。
「本当に警察か?狂ってやがる」
そういって男は銃を捨てる。私は組み伏せている男に手錠をかけ、銃を構えたまま真ん中の男に近づき、捨てられた銃を蹴り飛ばす。
「3Dプリントの銃か。そんなオモチャで手をいれるにはちょっとこのヤマはデカすぎたな」
耳元では他のチームとの連絡がひっきりなしになされている。銃声がしたせいでもう一組のマフィア達が異変を察知し逃げようとしたようだ。だが、乗ってきたバンの方はすでに抑えてあるため銃撃戦になり、数の力で制圧できたようだった。
「お仲間はみんな捕まえたからな。さっさと吐いて楽になっちまえ」
手錠をかける過程であえて撃ち抜いた肩をあえて押さえつける。
「っくぅぅ……」
痛みに声を上げるマフィア。どうせ下っ端だろう。
「痛いか?まっ、取り調べに送る前に痛めつけられるチャンスは逃さないのが私の趣味なんだ」
両手を背中で手錠をかけながらグリグリ肩を押す。
「やめろ、あとで訴えるぞ」
「ああ、好きにするといい。銃刀法及び麻薬及び向精神薬取締法違反の現行犯さん」
男がポケットにねじ込んでいたホワイトゴールドの小袋を取り上げる。
★★★★
翌朝、
「君たち、昨日はよくやった。私は誇らしいよ」
朝礼で課長がそんなことを言う。お飾りらしく昨日は現場にいなかったくせにご機嫌で報告書にだけは目を通したらしい。寝不足のせいか痛い頭に苛つく課長の声が苦痛とともに響く。
「今回の件で具体的な流入ルートが一つは証明された。また、3Dプリントによる銃の製造と所持を容疑者たちが行っている証拠も手に入った。今後私達は動きやすくなるだろうね。その一方で、メディアの注目度も上がるだろう。各自心して対応したまえ」
そこでゴクリと課長が意味ありげにつばを飲み込む。絶対ろくでもないことを言い始めると確信する。頭が痛いと言いたくてもこの朝礼が終わるまでは言えないというのに。
「せっかく我が課は女性職員が多く世間に受け入れられやすいのだから、現場に出る時以外はスカートを履いてはどうかねぇ?そうすれば多少やりすぎてもメディアの反応はましになるかもしれんと思うのだが」
じろっと見た課長の目が私とあう。一瞬だけ痛みが晴れた気がする。きっと気のせいだ。
課長が言いたいのは、昨日の容疑者への対応のことだろう。余計なお世話だ。どうせ黒なのだから。さっさと朝礼を終わらせるのが一番業務効率をあげることだとなぜ気づかないのだろうか。痛い頭がさらにイライラする。
「ま、余計なお世話かな。では私からは以上」
お、思いが届いたのか。課長にしてはまだマシな朝礼だったと言えるだろう。とにかくフラフラの私はトイレに向かおうとする。その背中に課長の声がかかる。
「ミカゼ君、ちょっと報告書の件で話を聞いてもいいかな?」
「はい、なんすか」
「君の取り調べ方についてこの報告書に書いていることは本当かね?」
「本当っすよ」
「声を掛けるより先に銃を突きつけたと?不必要に傷をえぐったと?」
「そっすね」
「まったく……。始末をどうつけるつもりなのかな。現場にミカゼ君を出さないほうがいいと私に結論づけられたいのかな」
「いえ、そういうわけでは…」
「じゃぁ、せめてもう少し従順に可愛げのある立ち振舞をしたまえ。例えばスカートを履くとか。そしたら上司としてはもうすこしかばってやってもいいんだけどね」
イラッと来る。関係ないことにもほどがある。
*4-2
「別にいいっす。課長のご機嫌を伺うぐらいなら始末書を書くんで」
感情のままに課長のデスクを後にし、トイレに行く。コーヒを淹れるか……。せっかく現場に出て手柄を立てたっていうのにケチが付いてしまった。イライラしすぎたせいか軽い頭痛を覚える。
用を足して、トイレから自分のデスクに向かう途中の廊下、応接室に入っていこうとするミウラ課長を見かける。
その時、不意に襲ってくる頭痛と目眩。
やばい、倒れる…。
課長に会わなければ……。
会ってお願いしなければ………。
どうしてかわからないがそんなことが頭の中に思い浮かぶ。
目眩にフラフラしながら課長が入っていった応接室の中にまるで誘い込まれるように入ってしまう。まっすぐ進めているかどうかもわからない泥酔したようなミカゼ。
「おっと、ミカゼ君。大丈夫かね」
ミウラ課長が倒れかかった私を支えてくれる。
「君は特別念入りに対応しているんだからね。私のところへもっと早く来てもいいと思っていたんだよ」
朦朧とした状態の私にそういう課長の声。何のことだろうか。
ミカゼの正常な意識はそこで途絶える。あくまでも正常な意識はだ……。
「ほら、どうしたら欲しいものがもらえるか、知っているだろう?」
フラフラと膝をつくミカゼ。まるでなにをしているのか自分でもわかっていないような危なっかしい動作だ。夢遊病患者のように力ない動きで上司のベルトに指をかける。彼女の瞳からは普段の強い意志が失われ、まるでガラス玉のようだ。
*4-3
「そうだ、ちゃんと暗示は効いているようだね。いい子だ」
まるで子どもをあやすかのような満足げな声。その声に導かれながらミカゼの指はベルトのバックルを外し、ズボンのチャックをフラフラと下ろす。そして危なっかしい指使いで職場には似つかわしくないグロテスクなミウラ課長の一物を下着の中から取り出したのだった。
「んふぅ……ふぅ…ふぅぅ⋯⋯」
せつなそうな吐息が応接室で引き出された男根にかかる。ぴくっとミカゼの吐息に反応する赤黒い肉勃起。意識のないままミカゼはそれを握る。
「っふ、っふぅぅ⋯⋯、んふぅぅ⋯⋯ふぅ…ふぅぅ…」
息を荒げながらゆっくりと上下に扱く。それに合わせて徐々に硬さを増す肉棒。白いミカゼの指先に粘性の先走りがつき、ニチニチと淫らな音を立て始める。
「ああ、いいよ。そのまま続けたまえ」
朝礼の時に部下を褒めるように雑にミカゼの手コキを褒める中年課長。満足げなミウラ。普段あれほど反抗的な部下が従順にチンポを握っているのだ。
そしてビキビキに勃起しつつある男の肉棒はミカゼの手の中で存在感を増し、応接室をその淫らなオスの香りで満たしつつあった。
*4-4
「はい、そこまで。ちょっと待ちたまえ」
ふーふーふぅーと荒い息を吐くミカゼを静止する。興奮している彼女に見せつけるようにバキバキに勃起したチンポを揺らす。そして、硬く天をつく亀頭、先走り液を分泌させながらミカゼにむかって何かを訴えるようにパクパク開いている尿道を彼女の柔らかい唇に押し付ける。先走り汁がさっきまで厳しいことを言っていた女捜査官の唇に淫らな橋をかける。そこまでされても、ミカゼはされるがままだった。
シルバー・ゴールドのオーバードーズの暗示が効いていることを十分に確信したのか、ミウラは勃起した亀頭の先端にシルバー・ゴールドの錠剤をのせた。それは昨日まさにミカゼが押収してきた違法ドラッグの袋から抜き取られたものだった。
「んっふぅぅ⋯、ミカゼ君。君もこれがほしいんだろう?」
もったいぶってそういういやらしい中年男。
せつなそうに荒い息を吐くだけのミカゼ。彼女は今何をしているかさえ理解できていない。ただ、暗示効果で命令されるがままになっているだけで。ただ荒い息を吐き、どこかせつなそうにもじもじしている。
「ホラ、もういいよ。思う存分しゃぶりつきたまえ」
虚ろに見上げるミカゼの視線を見下ろしながらミウラ課長がそういう。虚ろで感情を映していないにも関わらず飢えた獣のように大口を開けて一気に男の魔羅を根本まで咥え込む。
「んんっっふぅぅっむむむむむっふぅふぅんん!
はむっじゅっぷんっぐじゅっちゅっちゅぷぷぷぷ!!」
亀頭にのせられたシルバー・ゴールドごと肉勃起を咥え込み、激しく吸い上げる。
「ふふふ、まったく素直だね。クスリの禁断症状が出たら私のチンポを咥えたくなる暗示をかけておいたらこうなるとは。なかなか愉快じゃないかね。
ま、なにが起こっているのかわかっていないんだろうが」
ニヤニヤとそう言い放つ課長。その下でミカゼは鼻息を荒くしながら激しく口でチンポを扱き上げている。
あっという間に赤黒い肉棒は先走りではなく山泉ミカゼという普段反抗的な部下の唾液でテラテラにコーティングされる。クスリの影響かますます熱が入る口奉仕。
タラタラと滴る淫らな涎。
「ははは、ホラホラ、君の大好きな男のチンポを味わいたまえ」
そう言って乱暴にミカゼの頭を掴むとゴリゴリとその喉奥に勃起した邪悪な肉棒をこすりつける。普段悪を断罪する彼女の声帯を凌辱するかのように激しく。
「んんっふぅっ…、んんぐっぐっくぅぅっふむ……、むっむむんんん!」
苦しそうな彼女の反応などお構いなしだ。乱暴に欲望のままに彼女の頭を掴んだまま上下に揺らし、彼女の口内で気持ち居場所を探す。
ますます口の端から漏れる唾液がダラダラと垂れ、普段の彼女のキツイふるまいからは想像もできない無様さを演出する。
そんなミカゼの頭をぐっと引く。テラテラと唾液がまぶされたいかつい雄棒を先端部分まで引き出す。その状態で亀頭を咥えさせながらご機嫌で言うのだ。
「ははは、ミカゼ君が職場でチンポをしゃぶるような変態だったとはね。
ぐふふ、もっともっと躾けてあげるから、楽しみにしたまえ」
課長が手を離す。ミカゼが再び濁った瞳のままフェラを再開する。
「んっっちゅっじゅっ……ちゅぷううぅぅ」
「ほら、先端をもっと吸い上げたまえ。あと、手が空いているならちゃんと玉を刺激するんだよ」
言われるがままに亀頭をさらに吸い上げ、金玉をマッサージし始めるミカゼ。普段銃をにぎっている白く引き締まった正義の女性捜査官の指がゲスで欲望に満ちたミウラの金玉を優しく撫でる。普段悪を糾弾し、犯罪者を尋問しているエリートの口が欲望に硬くなった上司の肉棒に吸い付いている。
「いいよ、カリ首を唇でくわえて、舌で先端を刺激するんだ」
「んふっ…、っふっちゅっちゅぷぷぷっふ……、んぢゅうううう!!れろれろれろぉぉ…」
「ああ、そうだ。そこがいいよ」
言われるがままに刺激を強めるミカゼ。
その快感を存分に楽しむミウラ課長。
「じゃじゃ馬の部下の従順な口奉仕はたまらないねえぇ」
ニヤッと笑うと、次の瞬間、ブルっと体を震わせる。気持ちよさそうにビュッビュッとミカゼの口内に吐き出される白く濁った欲望。
「まだ、飲むんじゃないぞ。口を開けろ」
ザーメンを出したばかりのチンポを引き抜く。口を開け、惨めなほどに吐き出されたザーメンをみせるミカゼ。その舌の上にさらにシルバー・ゴールドの錠剤を置く。
「もっともっとイロイロ君には教えてあげないといけないからねえ」
ねちっこくそう言いながら、薬物とザーメンを舌の上に乗っけたエリート捜査官をスマホのカメラで撮影する。巷に流出すれば彼女だけでなく課が消滅するような危険な写真だ。
「さて、飲み込みたまえ。そしたら、そこのソファの上でゆっくりとイロイロ教えてあげるからね」
コクンっとミカゼが違法ドラッグを飲み込むのを確認する。
ソファに身を委ねるミカゼ。無遠慮に彼女の身体を抱きしめ、まるで大人が子供に言い聞かせるような口調でミウラがミカゼの形の良い耳にささやきかける。
「これからも調子が悪くなったら私のチンポに相談したまえ」
「んん…、ちょうしが…、…わるくなったら…、みうらかちょうのちんぽ…そうだんする……」
「ふひひ、いい娘だ。ミカゼ君」
まるで自分の所有物のようにミカゼの唇に触れる汚い中年男。
「ミカゼ君、もっと私の言葉に素直になりなさい。私は上司であり、年上の頼れる男性なんだからね」
ふひひひっと下品で下心に満ちた言葉を囁きつつ、ミカゼの首筋をペロリと撫でるミウラ課長。客観的に見ればおぞましいとしか感じられない状況だが、今の意識のないミカゼに抵抗することはできない。
「みうらかちょう……、すなおに…なる……。みうらかちょう じょうし……としうえ たよれる、…だんせい」
抑揚なく繰り返すミカゼ。そんな彼女の身体に無遠慮に触れ、まるで堪能するように撫で回すミウラ。その汚らしく腐敗した腕の中でエリート操作感は与えられた暗示を力なく繰り返す。
「ちょうしがわるく……なったら、み う ら かちょうの ちんぽに…、そうだん する…」
「みうらかちょうに すなお…、になる みうらか ちょう、…じょうし……としうえで…、たよれる…だんせい」
普段見下し、軽蔑している中年男に身体を弄ばれ、弄られながら何度も、何度も繰り返す。
「ちょうしがわるく…なったら、みうらかちょうのちんぽに…、そうだんする…」
「みうらかちょうにすなお…、になる。みうらかちょう、…じょうし…でとしうえで…たよれる…だんせい」
与えられた暗示が彼女の中に染み込み、定着してしまうまで。
★★★★
「ミウラ課長、ありがとうございました」
応接室から出ながらそう挨拶する。ちょうどそこにキミヤが通りがかった。
「応接室で何をしていたの?」
「ミウラ課長の個人的なアドバイスかな」
特に考えることもなくそう答える。
「アドバイスって?例えば?ミウラ課長がミカゼにアドバイスできることって始末書の書き方とか?」
そうキミヤに言われて気がつく。
たしかにそうだ。いったい私は何のアドバイスをされていたのだろう。思い出そうとしても思い出せない。なんか大切なことをご指導いただいた気がするのだが…。
「うーん、なんだろう?確かに言われてみればそうなんだけど、全然思い出せないな」
「大丈夫?説教されている間ずっと寝ていたんじゃない?」
「ははは、確かにそれはありえるかもしれないな。ま、忘れるぐらいだから大したことじゃないと思うんだが」
そう笑って誤魔化しながらどこか腑に落ちない。違和感を拭い去れない。本当にたいしたことじゃなかったのだろうか……。
使えないとはいえミウラ課長も年上の男性だ。それ相応の学ぶに値する経験も持っているかもしれない。忘れていいのだろうか。
*4-5
翌週、
「あれ、ミカゼがスカートなんて珍しいね」
午前中、他部署に行っていたキミヤが戻ってきてびっくりしたような表情でそういった。面白いやつだ。
確かにスカートを履くのなんか何年ぶりかわからない。自分でもどうして履こうと思ったのかも正直良くわからない。なんとなく普段とは違う気分で働きたかったのかもしれないな。まぁ、そんなの気分の問題で深く考えるようなことじゃない。
「ふふふ、どうだろうか?似合わないかもしれないが、たまには気分転換になるだろ?」
「そんなことないよ。似合ってるよ。でも、ミカゼはやっぱりいつものパンツスーツの方が格好良くていいと思うけどね」
「そうか?ま、私が着るものは私が決めるんだがな」
「そりゃぁ、そうだよ。それがミカゼなんだから」
そんなやり取りをしているところに課長がいつものように無駄にくちばしを突っ込んでくる。やっぱりこの男は暇なんだな。
「そうかい?私はミカゼ君はスカートのほうが似合っていると思うけどねえ」
舐め回すような不快な視線。ほとんど犯罪者だ。本人は知らないだろうがウチのボスは存在自体が痴漢なのではないかと一部で噂になっているのだ。
「そうっすか?」
「うん、パンツスーツだとちょっと男っぽすぎて可愛げがないんだよ。スカートだとその点、ミカゼ君の美人っぷりが強調されて少し柔らかい印象になるんだよ。
ひょっとしてキミヤ君はミカゼ君を女としてみていないんじゃないかね」
なるほど。そういう考え方もあるのか。ただエロ目的で見ていたわけではないということなのだろうか?いやらしい視線も少なくとも私が美人だということの証明ではあるだろうし、まぁ、お世辞として受け取っておくか。
その点で考えるとキミヤはチラチラ見るぐらいで私の夫のくせに私の身体をあんまり見ないのが気になってくる。ひょっとして課長が言うように私の身体に性的な魅力を感じていないんだろうか。もっと私のことを見てくれてもいいのに。
ふと不安になる。
「キミヤ、ちょっとここを確認してほしいんだが……」
そういって呼び寄せ、手に持っていた書類を見せる。
「どこ?」
「この部分だ」
そう言いながらキミヤに密着する。あえて胸を押し付けるようにしながら。にぶちんの夫にあからさまにヒントを与えてやる。
「ちょっと……、そんなに近づかれるとかえって見にくいよ」
若干顔を赤くしながら距離を取るキミヤ。うーん、この反応はどうなんだろうか。せっかくのラッキースケベチャンスだと言うのになんだか子供みたいな反応だ。
可愛い反応に微笑ましくも思いながら、同時になんとなく苛立つ。キミヤにはもっと私のことを見てほしい。私のパートナーなのだから。
「あっ……」
わざとそう言ってペンを落としてみせる。
「ミカゼ、最近ちょっとおかしくないかい?」
そう言いながら、ちゃんとペンを拾って手渡してくれるキミヤ。
我が夫ながらこいつのこういう忠犬っぽいところは本当にかわいい。だが、たまにはもう少し強引に来てほしいとも思わなくもない。
「ああ、最近すこし頭痛がして……」
「大丈夫?」
「ああ、頭痛ぐらいたいしたことじゃないんだが、どうも集中できなくてな」
「無理しないでよ。ミスが増えたらそっちのほうが大変なんだから」
私を気遣うように見せて、その実仕事のことを気にした言葉にイラッと来る。ちょっと無神経すぎる。私だって女なんだから、たまにはお姫様みたいに扱ってほしいと思うことだってあるんだぞ。
ささくれだった感情のせいか頭痛がひどくなる。
「ちょっと手を洗ってくる」
ふらつきながら席を立つ。頭痛だけでなく、目眩までしてくる。調子が悪い。
くそ、何だって最近こんなに体調が悪いんだ……
キーーーーーン。金属がこすれるような音とともに頭痛がきつくなる。
フラフラと席を立つミカゼ。その後を追うようにミウラ課長も席を立った。そしてストーカーのようにミカゼの後ろをつけ、トイレに入る直前に声をかけた。
「ミカゼ君」
「は…い…」
朦朧とした表情のミカゼ。
だが上司の存在を確認すると濁った瞳のまま笑みを浮かべた。
*4-6
「ミウラ課長、ちょうど課長に『相談』したいことがあったんですよ」
どこか奇妙な表情をしながらそう言ってトイレには入らずに課長の手を掴んで近くの応接室に入る。
「『相談』かね?」
わざとらしい好色なニヤニヤ顔。
「はい、『相談』です」
課長をソファに座らせると、怪しい雰囲気をまといながら、座った課長の股ぐらの間に入り込む。まるでそこにいるのが当然のように。
「さっきから私、調子が悪いんです……」
熱に浮かされたようにどこかふわふわとした怪しい雰囲気で顔を赤らめながらそういう。普段の彼女からはかけ離れた媚びた笑みに虚ろな瞳。
「だから、ミウラ課長のような経験豊富な大人の方に『相談』したくて……」
男の股の間から上目遣いでそう言う。ヒクヒク鼻を近づけ、すこし息も荒く、頬も染まっている。
「ほぉ、どういう風に『相談』するのかね」
ニヤニヤ気持ち悪い笑みを浮かべながらそういうミウラ課長。
「はい。調子が悪い時は上司のオチンポに『相談』しておクスリをもらうんです」
左手で上司のスラックス越しに優しく金玉を撫でさすりながら右手でゆっくりとジッパーを下ろす。まるで期待するように。
「んっふぅぅ…」
ズボンの中にこもっていたオスの臭いが漏れ出てきて、思わず溜息がこぼれる。
それはネガティブなため息というよりも大好物が目の前に出された時にこぼれるような幸せのため息だった。
「ふぅっふぅ…、『相談』させて……ください」
臭気をまるで楽しむように深く息を吸ってパンツの下で半勃起状態のチンポに声を掛ける。そして、返事も待たずに仕事途中で汗を吸った中年上司のパンツにむちゅうううううっと吸い付いた。パンツ越しに音を立てて中年男のフェロモンを吸い上げようとする。その間も片手では停めることなく金玉を優しくマッサージする。まるでこれからのプレイに期待するように。
普段の反抗的な彼女からは想像もつかないような淫らで従順な姿。完全にミウラ課長の情婦のようだ。
パンツ越しのキスで彼女のメス臭い唾液が染み込み、丁寧な刺激に硬さを増していく雄魔羅。
「ふふふ、調子が悪くなったら上司のチンポに性的に『相談』して薬をもらうという暗示はずいぶん定着してきたようだね。前回よりもずいぶん自然でエロいじゃないか」
「ちゅっっぷんん…なんっ…んぢゅううう…、れふかっ?っむちゅぅぢゅりゅっちゅっぷぷぷ」
ご機嫌で暗示内容を呟くミウラ課長にパンツをしゃぶるのがやめられないとばかりに吸い付きながら反応する。
「いやいや、なんでもないよ。それよりチンポと直接『相談』したいんじゃないかね?」
「んんっふぅっ、ふぅぅっ!はい!したいです!お願いします」
懇願にも似た反応。
鷹揚に上司がうなづくのを確認すると、待ってましたとばかりに唾液でベトベトになったパンツに指をかける。
「はぁぁぁんんっふぅぅぅぅ……」
直接鼻先に突き出された勃起チンポに先程以上に甘い溜息がこぼれる。トロンと濁った瞳はうっとりと目の前の肉棒を見つめている。
*4-7
部屋全体に広がるオスの臭い。それを整った彼女の鼻が吸い込む。普段の鼻っ柱の強い彼女を知る課長はそんな様子に愉悦が止まらない。
「ホレ、『相談』するんじゃないのかね?
金玉を指でマッサージしながらまずは竿の根本に口づけするのだよ」
我慢出来ないというようにふーっふーっと鼻息を荒くしているミカゼにそう指示を出す。
「はい……♥」
うっとりと言い、直接白い指がしわしわのミウラの金玉に優しく触れる。チン毛がだらしなく茂った金玉。それを優しく撫でながら竿の根本に口を近づける。
「んんっふぅーふぅー……。
すごい臭いですぅ」
そう言いながらゆっくりと普段文句ばかり言っている唇が近づいていき、チンポの中でも最も汗がたまり、臭いがこもりやすい部分に吸い付く。
「んんっちゅっ……、っぢゅっちゅぷぷぷっふぅふぅぅ!んむむむむむ」
「ああ、いいよ!ミカゼ君!そのまま竿を先端に向かって吸い上げなさい」
「んんっちゅっちゅっぷちゅぷぷぷぷぷ…」
汗と垢にまみれた陰毛の中に顔を突っ込みながら裏筋を言われるがままに吸い上げていく。彼女の口元にはちぎれた陰毛のかけらが突き、口の端からは泡立った唾液がたれている。
「んっ!んっぶっぢゅっちゅぷぷぷぷぷ!っちゅっっふぅぅ」
「先端まで行ったら、竿の皮の部分に舌を入れて恥垢をこすり取るんだよ。その後は皮の裏側も忘れずにきちんとまんべんなく舌で擦るんだ」
「んんっふぅ!ふぅっ!んんっちゅっちゅぅぅぅ!」
迷いなく指示に従い、仮首にピンク色の舌を差し込み、サラサラとした舌の先端でチンカスやションベンの乾いたものなどを擦り落とし、んぢゅぶぶぶぶゔゔぅっと吸い上げていく。そして指でチン皮を伸ばしその裏側の汚れを丁寧に唾液でふやかしながら舐め取っていく。
「ああ、いいよ!まさかミカゼ君にチンポをきれいにしてもらえる日が来るとはね。私は嬉しいよ、まったく」
思わず愉悦の言葉が漏れる。それもそのはず灰褐色の血色の悪いチン皮をミカゼの繊細な指が優しくめくり、うっとりと舌と唇で刺激しながら丁寧にきれいにしていっているのだ。普段の反抗的な彼女からは想像もつかないような行為。
*4-8
「さぁ、最後だ。根本まで咥えこんで口でしごきあげなさい。舌を絡めて刺激が単調にならないようにしたまえ」
「んっふぅっふぅぅぅ……はむん…」
パクっと課長の巨根を口いっぱいに頬張る。キュッと指示通りに唇を締める。いつも厳しい事を言っているだけに締め付けも厳しい。そしてそのままゆっくりと口全体を浸かってミウラ課長の魔羅をしごき始める。
「んんっんっちゅっちゅぷぷぷ、れろっ!んっふっ凄いぃ!んっはぁ、舌に絡みついてくる……んっちゅううっ!」
赤黒い肉棒が根本まで吸い込まれゆっくりとしたストロークで吐き出される。同時に蛇のように絡みつくエリート捜査官の舌。
「んぐっふぅぅ!んっんっんっっふぅぅ!ちゅっっちゅゔゔっ…、ちゅりゅぷぷっ!れろれろれろっ!あっっふぅぅ」
仮首まで出したところで再び根本まで咥え込む。電動オナホのようにチンポ扱きマシーンとかしたミカゼ。
「ああ!いいよ、ミカゼ君、次はもっと吸い込むんだ。顔の形が変わるぐらい吸い上げたまえ」
「んふゅぅ!じゅぷ!じゅるるるる、んっんんぐっ……うむっ!
んっくっふっぢゅぢゅゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔんんんんっっむむむむむむっつっふぅぅ!!」
喉奥までチンポを咥え込んで吸い上げながら、上目づかいでミカゼは課長の様子をうかがう。反応を確かめながらさらに刺激を強めていく。
「うううっ!!うぶっ!んんっぢゅっゔっふぁぁんっくっちゅむむむ」
一気に喉奥を締め付けて、バキュームフェラのスピードを上げる。激しい吸い上げに彼女の整ってクールな顔が醜く歪む。ひょっとこフェラだ。
「んんんっ!ん、っふぅぅ…むむむっぐっ!っくぅっ…んふぅぅっ……ちゅううううむむむ!ちゅぷじゅっぷ!ちゅぶぶぶっ!んんっ、んんんんー!」
さらにその状態で頭を前後に動かし、器用に舌まで絡めていく。腐っても彼女はエリート。やる気になればかなり器用なこともできるのだ。
「おおっ!いいっ……いいよ、ミカゼ君!!」
思わず満足そうな声が出てしまう課長。
「んっんっっぶっふっ!ちゅっぅぅぅ…ぢゅゔぢゅりゅっちゅ!んくっんぶっふはぁぁっぐんっ、んちゅ、れろれろっ!じゅるっじゅるっ!」
下品なほど音を立てながらむしゃぶりつく。彼女の唾液とミウラの先走りが混ざった汁が竿全体を包み込み、さらにたれて床や金玉にも付着する。そのヌラヌラの変態汁を金玉をマッサージしている細い指が金玉全体に塗り拡げていく。
「ああっ、ミカゼ君!だすぞ!口で受け止めなさい」
ほとんど無意識にミカゼの頭を掴み、喉奥にチンポを押し込む。普段反抗的な部下を思うがままにできているという愉悦感が中年男の怒張をさらにいきり立たせる。
「んぶっ!んんっ……んぅぅ……!んっふぅっふぅぅ…」
ビクッビクッと下半身を痙攣させながら快感の表情を浮かべる上司。そのチンポを恍惚とした表情で咥えながら、口内でザーメンを受け止める職務中の捜査官。
「んん!ふぅぅっはぁっはぁはぁはぁ、んんんんん……!」
喉奥に大量に吐き出された精液を飲み込みきれずに口端から溢れさせるミカゼ。それでもなお口内にチンポをねじ込み続ける。あまりの勢いに虚ろなミカゼの瞳に涙さえ浮かぶが、それでも命令されるがままに口を離すことはしない。
「……ぷはっ!はぁ……はぁ……はぁ…はぁ…ぁ…」
荒い息を吐くミカゼ。そんなつらそうな彼女の状態を一顧だにせずに命令した。
「口を開けてザーメンを見せたまえ、ミカゼ君」
「ふぁぁ…ぁぃ…」
口を開けるミカゼ。彼女の桜色の舌の上に溢れんばかりに注がれた濁った乳白色のザーメン。口を開けただけで香ってくるほどの雄臭さ。
それを満足そうに確認し、懐からシルバー・ゴールドの錠剤を一錠出してミカゼの口内のザーメンの沼に放り込む。
「ひひひ、飲みなさい」
ごきゅっごきゅっと音を立てて汚らしい上司の欲望を邪悪なクスリとともに飲み込む。あまりの量に一回で飲みきれずに、二回三回と嚥下する。
「ずいぶん汚したものだねえ、ミカゼ君。ちゃんときれいにしたまえ」
命令され、ティッシュで丁寧に体液で汚れたチンポや金玉を拭き始める。相変わらず濁った瞳でどこかぎこちない動きだ。
そんなミカゼに追い打ちをかけるように薄汚い欲望を隠そうともせずに課長が言う。
「今回は一錠だけだからね。すぐにまた調子が悪くなるから、そしたらいつでも私のところへ『相談』にきたまえ」
コクンとうなずくミカゲ。
「あと、せっかく教えたフェラのテクだからねぇ、キミヤ君にもしてあげなさい。練習になるだろうからね」
ニヤニヤそう言いながらミカゼの頭を撫でる。愛玩動物のようにされるがままのミカゼ。
「じゃぁ、今日の『相談』はここまでとしようかな。チンポを拭いたティッシュは今日の業務中は君のパンツの中で保管したまえ」
「はい、『相談』ありがとうございました。この使用済みティッシュは私のパンツの中に責任をもって保管させていただきます」
そう言って股の間からキリッと敬礼するミカゼ。今日一日二人の体液が染み込んだゴミをパンツの中に入れて過ごすのだ。本人は気づかないまま……。
応接室を出る。
ハッとする。
今まで何をしていたのだろうか。頭痛がして、トイレへ行こうとして、途中で課長に声をかけられて……。課長に相談に乗ってもらったのだ。それでいまはスッキリしているのか。頭痛もなくなり、普段よりも調子が良くなった気がする。
口の中に違和感がある。相談に乗ってもらった時になにか食べたのだろうか。歯の間に何か挟まっているような気がする。指でこすると黒い縮れた毛のようなものが取れた。肝心の相談の中身は思い出せないが効果抜群なのだからどうでもいいことなのかもしれない。
ま、回復したんだから細かいことはいいか。業務に戻ろう。そう決心して自分のデスクへ向かう。
★★★★
「キミヤ…」
夜十時過ぎ、他の課員たちが帰った後だ。残業中のキミヤに声を掛ける。
「ミカゼ、どうしたの?」
「疲れているんじゃないか?」
そう言いながらキミヤのデスクに近づく。
「まあね。でもそれはミカゼも同じじゃない?」
「ふふ、私はな、キミヤと一緒なら疲れないんだぞ」
そう言って座っているキミヤに背後から抱きつく。私のおっぱいを昼間以上に当てて、彼の耳に吐息を吹きかける。私の可愛い旦那様に。
「え…、やっぱりミカゼ疲れすぎて変になっているんじゃない?」
耳まで真っ赤にしながらそういうキミヤ。相変わらず中学生みたいな反応だ。
「変になっているのはキミヤのほうだろ?」
抱きついた状態で片手で彼の胸を撫で、もう片方の手をゆっくりおろしていく。私のメスとしての存在を強調しながらゆっくりと服の上からフェザータッチで彼の身体にふれる。胸から腹部、そして下腹部へと。
股間を触ると多少硬くなっていて安心する。ちゃんと私をオンナとして意識してくれているようだ。クニクニとスラックスの上から刺激してやる。わかりにくいが徐々に硬さとサイズを増しているような気がする。
「ちょっと、ここはまずいって」
「なにがまずいと言うんだ?私とキミヤしかいないじゃないか」
挑発的に囁く。ピクッと反応するキミヤのチンポ。
「なにがまずいんだ?興奮しているくせに」
どうもキミヤを挑発するとゾクゾク興奮する気がする。
「ホラ、リラックスしろ。ここには私とお前しかいないんだから」
背後から抱きしめるようにしながら彼の椅子を回転させ、横を向けさせる。そのままキミヤの前に回り込んで口づけする。キミヤの股間を撫でながら。
「ちゅっ…ちゅっぷ……、んっふっちゅぅぅぅ」
積極的なミカゼに目を白黒させながらも受け入れるキミヤ。
「んんっふぅ…、ミカゼ。夜ご飯なに食べたの?なんか変な臭いがするんだけど」
「夜はあんぱんを食べたな。というか女性に向かって口が臭いなんてデリカシーなさすぎだぞ」
そういうミカゼの唇の上には縮れたミウラ課長のチン毛がこびりついていた。課長の大量のザーメンはミカゼの口を汚し、数時間たった今でも臭いを残していた。
だが、そんな記憶はない本人にとっては旦那から一方的に口臭を指摘されたことになりムッとしてしまう。もちろん指摘したキミヤにしろ、目の前の妻が他の男のチンポを咥えていたことなど想像もできない。
「ごめん」
だから結局キミヤの方が謝ることになり、しょぼんとした男の姿が妻の嗜虐心にさらなる火を着けてしまうのだ。
「仕方ないやつだな」
そう言いながら床に膝をついてキミヤの股の間に潜り込む。ちょうど数時間前に軽蔑している上司にしていたのと同じような体勢だ。
ズボンの上から優しく半勃起状態の夫のものを撫でる。
*4-9
「埋め合わせはこっちでしてくれよ」
数時間前にしたように左手で金玉をズボンの上から撫でつつ、右手でチャックを下ろす。
「はぁ…」
無意識に雄臭さを覚悟して止めた息が、ため息となって漏れ出てしまう。想定したような雄の臭気は清潔感を大切にするキミヤの下半身にあるはずもない。
パンツ越しに勃起しかけているのは観察できる。それどころか先走りがすでにパンツにシミを作ってしまっている。
キミヤは綺麗好きだからな。こんなものだろう。そんな風にミカゼは納得する。
「んっっづっちゅぢゅゔゔゔううう!」
パンツの上からキミヤのものに吸い付く。臭いはないが染みができるほどおもらししている先走りの味はどうだろうか。無意識にそれを期待して、なんの味も感じられず無意識に落胆する。
「な、なにをするんだ。ミカゼ、パンツにキスするなんてばっちいよ」
「んんっ…ぢゅっ、ちゅっふぅぅ…♥️
キミヤが一日働いた結果だ。自信を持て、汚くていいんだぞ」
そうだ、もっと汚いのが普通なのではないだろうか。一日働いて汗が染み込んで男の臭いや汗がパンツに染み付くものではないだろうか。だから臭いや汗は労働の勲章と言ってもいい。いくらデスクワーク中心とはいえキミヤは本当に働いているのか不安になるほどきれいだ。
「ほら、キミヤが頑張った結果のお疲れチンポを見せてみろ」
パンツの中からキミヤのモノを取り出す。
こんなサイズだっただろうか…。
私が知っているサイズよりも小さいような……。
*4-10
「はぁぁ………」
無意識に失望のため息が出る。
私はなにを期待していたのだろうか。
そもそも口ではほとんどしたことがないというのになにと比較してしまっているのだろうか。
気がそれて、そんなどうでもいいことを考えてしまう。
「ふふ、キミヤのお疲れチンポを良くしてやるからな」
「どうしたの?ミカゼ、そんな言い方したことなかったよね。今日はおかしいよ」
「気にするなお前のことをおかしくなるぐらい気持ちよくしてやるからな」
目の前の白っぽい男性器を観察する。キミヤは小柄だからチンポが小さいのは当然かも知れない。色白なキミヤらしい金玉の色合いだ。少し軽くて、陰毛も薄い。陰毛が薄いから臭いがこもらなくてさっぱりしているのかもしれない。
左手で金玉を揉みしだく。なんとなく軽くて柔らかい気がする。右手で先端をつまむ。細くて短くて優しそうなキミヤらしいチンポだ。
「んんっちゅっちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
竿の根本、金玉と密着して一番蒸れる場所に口づけする。流石に多少はオスの匂いを感じる。だが、どこか物足りない。私の旦那だと言うのにあまりにも雄臭さに欠ける。今後はもっと積極的に肉を食わせて鍛えさせたほうがいいと思う。
「っちゅっぢゅっぢゅゔゔゔゔ!」
吸い上げながら裏筋をなぞる。短いせいですぐに先端にたどり着いてしまう。どこか物足りない感覚にモヤッとする。何よりこんなにも激しく刺激してやっているというのに思ったほど大きくも硬くもならないのだ。
「次、行くぞ」
先端まで行ったら先端と竿の間にあるくびれ、カリ首に舌を這わせて恥垢やチンカスをこそぎ落とす。
「ひゃっ……、あっ、なにをするんだ!?」
「んぢゅゔっ…、っぢゅゔ…ぢゅゔゔゔゔゔっふぅぅぅ…、女みたいな声を出すな」
なんて清潔なチンポだ。チンカスも恥垢も全然ない。それはいいことのはずなのに、なんで私はそれらを探しているんだろうか。
「ミカゼ、そんなの汚いよ」
「黙ってろ。チン皮の裏側にぐらいお前の汚れが溜まっているんじゃないか?」
透けそうなほど薄いキミヤのチン皮をビローンと引っ張って伸ばし、隅々まで舌先で拭き上げる。まるでチンカスを探すような動作。
「ないはずだよ、ちゃんと洗っているから」
「んっ……ふぅ…っちゅぅ、れろれろれろぉぉ~、そ、そうか……、そうだよな」
なんでだ。なんで私はこんなに失望しているんだ。キミヤが言っていることは当然のことだし、褒められこそすれ失望するようなことじゃないはずなのに、なんでこんなに残念な気分になってしまっているのだろうか。
自分に妙な違和感を抱き、自分で自分のことがわからなくなり、勢いのままにキミヤのチンポを咥え込む。
「んっ…ぢゅ、ちゅうううう!ちゅる…っ…ちゅぷぷぷぷっはぁぁ!」
見た目通り短くて喉奥まで届かない。やっぱりコイツのは小さい。
「え!?ちょっと、急に……」
「んっちゅっちゅっぷぷ……っれろれろぉぉ!んっふぅぅ、情けないことを言うな男だろ?」
その上、女みたいな悲鳴を上げて女々しいやつだ。
亀頭に深くキスしてちゅうううううううっと吸い上げる。次のストロークでバキュームに移行して気持ちよくさせようと思っていた。
だと言うのに…。
「ひ、ひゃぁぁ……、あっ、あっ、出ちゃうううう!!」
吸い付いている私の口の中にピュッピュッと水鉄砲のように精子が吐き出される。
呆気ない。
なんだコイツ。
せっかくエッチなことしてやっているのにこんなすぐに、こんなちょっとしか出せないのか。
ミカゼは記憶にないはずのミウラ課長と自分の夫をどうしても比較してしまう。フェラを仕込まれたミウラ課長のチンポのイメージは彼女の中に焼き付いており、始めてフェラをする夫のものを無意識に比較してしまうのは仕方ないのかもしれなかった。
そしてやや不満げな顔をしながら口をあけ、口内に出された精子を見せつける。
「んっふっ、ほうら…」
本来ならここでご褒美のクスリを投入される。覚えてはいなくともミカゼの身体はそれを期待してしまう。だが、当然それはない。
「ミカゼ、変だよ。大丈夫?そんな変態みたいなことをして……」
常識的な心配をするキミヤ。
だが、課長によって仕込まれたフェラのやり方しかしらないミカゼにそれが変態だという意識はない。それどころか、キミヤに自分のやり方を否定された気がしてイラッとしたのだ。
「変態ってのはいいすぎだろ。キミヤだって興奮してたんだからな」
「うっ……」
言葉に詰まるキミヤ。
そして未練がましく二回戦を期待してチンポを扱き始めるミカゼ。一回発射したというのに量が少なすぎて金玉も竿も綺麗なままだ。フェラ後にきれいにするのに大量のティッシュを必要とした課長のモノとはまるで違う。
無意識にそう感じて寂しさを感じるミカゼ。課長の指示でスカートを履きはじめ、パンツの中には課長のチンポをきれいにした使用済みティッシュが挟まっている。暗示によって昼間のフェラは忘れていても無意識に刷り込まれた欲求が満たされない。
責め立てるように激しく扱き上げ、金玉を刺激する。
欲求不満のミカゼによって何度も何度もイかされ、イジメられるキミヤ。だが、回数を繰り返せば繰り返すほど余計にミカゼの失望は深まっていくのだった。
そんな夫婦の残業が隠しカメラによって撮影され、後日ミウラ課長に爆笑されながら見られるとも知らずに……。
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