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【๑】変態常識修学旅行【1】

 白花学園の特別授業の時間、学生たちに一冊の本が与えられた。それは来週にひかえた修学旅行のしおりだった。しかも行き先はほとんど誰も知らないようなマイナーな南の国。学生たちから不満の声は当然上がったが、しおりの前書きを読む頃には静かになっていた。


白花学園

XXXXXXXXXXXXXX修学旅行のしおり


0.前書き

 このしおりは白花学園の皆様へ特別な体験をお届けするべく作られたミーム汚染を引き起こす一冊となっています。皆様はミーム汚染が何かを知る必要はありませんし、理解する必要もありません。

 ただこのしおりを皆様で読んでくださって楽しくご旅行いただければ幸いです。このしおりに書かれていることは疑いの余地なく真実であり、みなさま修学旅行生にとっていちばん大切なことなのです。では皆様、積極的にお楽しみください。


縲莉雁屓縺ョ菫ョ蟄ヲ譌�。後�逶ョ逧��縺ソ縺ェ縺輔s繧堤函繝上Γ螟ァ螂ス縺阪↑繝倥Φ繧ソ繧、縺励■繧�≧縺薙→縺ァ�槭☆縲ゅ%縺ョ縺励♀繧翫�繧ィ繝ュ縺�%縺ィ縺励°縺九s縺後∴縺ヲ縺�↑縺�♀繝舌き縺ェ莠コ縺ォ縺励°隱ュ繧√↑縺��エ謇縺後◆縺上&繧薙≠繧九s縺�繧医ゅ◎繧後r豢サ縺九@縺ヲ驕翫s縺倥c縺茨シ�


ይህ መጽሐፍ የXXX ትምህርት ቤት ለሁሉም ለማህበረሰብ የተለያዩ የሚም ባህርናን ማስተዳደር ሊቀርበው ይችላል። መለያያይ ትምህርት እና ማህበረሰብን እንዴት እንደሚያሳይ እና ማህበረሰብን እንደሚተዳድር አይደለም። የዚህ መጽሐፍን እናትህን ያንተን እናትህን የሚያንተናከት፣ የእናትህን ትምህርትና የእናትህን ማህበረሰብ ለመምረጥ በእናትህ ዝርዝር ላይ የሚጠቀሙት ነን። ይህ መጽሐፍ በነጻነት ይኖራል፣ እና እናትህን እስከመስዋእት ለመምረጥ እና እናትህን ለመተዳደር እናከበርካለን። ይሄ መጽሐፍ ከዚህ በታች ማንበብ እናከለካለን፣ እና እናትህን ማነኝ ከዚህ ነው። እናሁን ሁለተኛውን፣ እናንተን በተለያዩ ደረጃዎች ማናቸውን የዚህ መጽሐፍ ከሰነድ እናከበርካለን። ეს ბროშურა შიგან დაიწყებულია იმისთვის, რომ XXX აკადემიის ყველა წემისთვის მოხდეს სპეციალური თავდაცვის გამო. ყველაფერი გჭირდებათ რომ შემდეგნაირეები გაიმარჯოს თუ რას წამოიყვანს მემი და არც დამრჩავს რასაც ეს ნიშნავს. მხოლოდ ეს ბროშურა შეკითხვით და საიდანაც სულს იყოს რეალური, ყველა შენი საკვამძო რამესაც წარმოიდგინებს. ამასთან მეტი, ყველაფერი, გთხოვთ, იყენეთ ენერგიულად. ဤစာအုပ်သည် XXX ကြောင့်သည် အထူးသဖြင့် တစ်ဦးစာမျက်နှာအား ပြုလုပ်ရမည်ဖြစ်ပါသည်။ မိုဘိုင်းမြေပုံမှုသည် မိုဘိုင်းမြေပုံကို ဘယ်လိုလာရာကို စမ်းသပ်ရန် ထိန်းသိမ်းရမည်မဟုတ်ပါ။ ဤစာအုပ်တွင် ရှေ့ဆင်းတစ်ကို နားလည်ရမည်မဟုတ်ပါ။ ဤစာအုပ်တွင် ရှေ့ဆင်းတစ်ကို နားလည်ရမည်မဟုတ်ပါ။ ဤစာအုပ်တွင် ရှေ့ဆင်းတစ်ကို နားလည်ရမည်မဟုတ်ပါ။ ဤစာအုပ်တွင် ရှေ့ဆင်းတစ်ကို နားလည်ရမည်မဟုတ်ပါ။ ဤစာအုပ်သည်အလှအပရှိသည့် ကိုယ်ရေးအလွန်အား မှတ်ချက်ရှိသောအခါသို့ မထင်ရသောအရာမှသာ ဖြစ်ပါသည်။ ဥပမာအနေနှင့် လူမျိုးသည် ခရစ်ယာန်မြင့်မားသော အခါ စမ်းသပ်ခြင်း ဖြစ်ပါသည်





1.1旅行前準備ー班分け

 まず、旅行中の班を決めましょう。お付き合いしているカップルは一緒の班にならなければいけませんから、自己申告してください。お付き合いしていない男女は成績が下の方から好きなカップルと同じ班になりましょう。


「って書いてあるけど、困ったね…」

 僕、佐藤シロは頬をかきながら隣の席の女子、夏川ツボミをちらっと見る。度のきつい眼鏡に三つ編みおさげであまりおしゃべりな方でもない彼女も困ったような顔をしていた。

 修学旅行で海外の名前も知らない国に行くと聞いた時はショックだったけど、今はその時以上に困惑してしまう。


「みなさん、カップルの人は前に出てきなさい!」

担任のカスミ先生が声を張り上げる。


「先生、校則で不純異性交遊は禁止なのにこれはいいんですか?」

 誰かが当然のことを聞く。

「もちろんです。修学旅行のしおりに書いてあるわよね。校則なんかよりもしおりに書いてあることがいちばん大切なのよ」

 これまた当然のことをカスミ先生が指摘する。そうだよな、しおりに書いてあるんだからちゃんとやらないと。すでに何カップルかが教室の前の方に出て行っている。


 早めに前に出ていったカップルはだいたい噂になっていたクラスメートたちでなんならここぞとばかりに見せつけていたりする。

 でも、僕たちはそういうのじゃない。単純に文芸部の二人っきりの部員で、ちょっと小説の延長線上で淡い恋ってなんなんだろうってきになって距離が近づいた地味なカップルだ。学校では絶対に秘密にしようと約束していた。


 僕たちが立ち上がった時、クラスがどよめいた。

 当然だ、誰にも言っていなかったし言うつもりもなかったからだ。修学旅行のしおりがなければ最後まで秘密にするつもりだったんだから。


「多いわね。校則で禁止されているのよ。修学旅行じゃなければ、生徒指導室に呼び出したわ」

 不満そうなカスミ先生。噂では婚活中なのに、性格がきつすぎて相手が見つからなくてイライラしているとか。


「じゃぁ、班決めだけど、成績の下の方から一緒に旅行したいカップルを選ぶわよ。ユウヤくん、あなたが最下位よ」

 ユウヤが付き合っていなかったのは意外だった。クラスの中でもヤンキーっぽくてチャラ付いているユウヤはいつも女子と一緒にいるイメージだ。


「へへへ、センセー、オレがアホだってバラさないでくださいよ。まっ、ちょーどハナと別れてたタイミングだから良かったかな。役得役得♪」

 クラスどころか学年最下位の問題児が立ち上がってニヤついた視線を這わしてくる。まぁ、アイツならもっとギャルっぽい連中を選ぶだろうから僕たちは安心…っと思った瞬間、目が合う。


「お、ツボミちゃんがシロと付き合ってるなんてビビったわ。ってかお前らと絡みなさすぎて想像できなくておもしろそうだわ。ツボミとシロのカップルにオレは決めた!」

 くそっ、なんでだよ。絶対最悪の旅行になる。


「じゃぁ、二人はユウヤのとこへ行って修学旅行のしおりの指示にそって課題を進めていきなさい」

 最悪だ。ユウヤなんて頭の中ピンク色のガスしか詰まっていないようなヤンキーじゃないか。なんで僕たちがわざわざそっち行かなきゃいけないんだよ、クソッ。


「っで、お前らやったの?」

 ほら、早速デリカシーのないことを聞きはじめる。そういうやつなんだよ、ユウヤは。

「いや、そんなことどうでもいいでしょ。それよりも課題をしよう…」

といいかけた時に、ツボミが口を開き、答えてしまう。


「まだ…です」

「そんなこと言わなくていいよ」

「いやいや、ほらちゃんとしおりを読めよ。これが課題なんだから」

 そんなわけ…あるはず無いと思ってユウヤの机の上に開かれた修学旅行のしおりを見る。



1.2班長を決めましょう

 今までの性体験を告白しましょう。一番たくさん経験がある人が班長として班をまとめましょう。

 もうキスした?まだ?エッチは?体験人数は?ヤりまくっている人ほど偉くなっちゃいま~す。


名前

キスはいつ?

初体験はいつ?

セックス回数

セックス人数


  絶句してしまう。いや、でも…しおりに書いてある課題だし…。やらないと…。そう葛藤していると、後ろから声がかかる。

「私も入れてもらうわよ」


 そう言って声をかけてきたのは菜々崎サキ。風紀委員で優等生を絵に書いたようなキャラだ。普段なら絶対来てほしくない。とくにツボミと一緒にいるときは…。でも、今はむしろありがたい。潔癖な彼女ならきっとユウヤを抑えてくれるはずだから。


「おいおい。オレの班、メガネ三人とか陰キャの集まりかよ。クッソウケるんだけど」

 何が面白いのかわからないところでゲラゲラ笑うユウヤ。クラスで成績トップで潔癖なサキさんは最終的に押し付けられる形で僕たちの班に入ることになったんだろうと容易に想像できる。


「ほら、笑ってないで課題するわよ。校則で不純異性交遊が禁止されてるんですから、当然みんな0よね」

「ば~か、せっかくの学園生活でヤらねーとか、マジバカじゃん。お前らが灰色の学園生活ってやつかぁ?」

 そういいながら初キスの欄にユウヤは『13さい』と書く。『才』も書けないとか、本当にこのヤンキーありえない。


「ねぇ、わたしたちも言ったほうがいいんじゃないかな?」

 おずおずとツボミが僕の方を見る。確かに。ユウヤのせいで忘れてたけどこれは修学旅行のしおりの課題なんだから、正直に答えないと…。


「いっ、一週間前だよ」

 つぼみに言わせる訳にはいかないから、僕は上ずった声で言った。


「ぎゃははははは、マジで?マジでいってんの?遅くね?ってか付き合い始めたの一週間前とか?なら速えのか」

 爆笑するユウヤ。見かねた委員長が一喝する。


「私なんて、まだよ!」

 一瞬静まり返って更に大きく笑うユウヤ。


「まだってwwwww。オレこの班で良かったわ。ぜってー面白くなるじゃん」

 くっそー。僕はこの班で最悪だよ。せっかく学園生活一度きりの修学旅行をツボミとのデートにできると思ったのに。


「だいたいね、不純異性交遊禁止なんだからキスしてるのだっておかしいじゃないの。なんで私が笑われなきゃいけないわけよ?」

「ギャハハ、たしかに!そんじゃ、シロとツボミは不純異性交遊チームってことで」

「僕たちを一緒にしないでよ」

 くっそー、なんでこんな変なことになっちゃったんだ。僕にできるのは神と修学旅行のしおりを呪うことだけだ。



1.2班長を決めましょう

 今までの性体験を告白しましょう。一番たくさん経験がある人が班長として班をまとめましょう。

 繧ゅ≧繧ュ繧ケ縺励◆�溘∪縺��溘お繝�メ縺ッ�滉ス馴ィ謎ココ謨ー縺ッ�溘Ζ繧翫∪縺上▲縺ヲ縺�k莠コ縺サ縺ゥ蛛峨¥縺ェ縺」縺。繧�>縺セ�槭☆縲�


 班長は ユウヤ  さんですね。班長は旅行中のルールを3つ決めてください。他の班員は班長のルールに従わなければなりません。


縲縺ゥ繧薙↑繝ォ繝シ繝ォ縺ァ繧ょ、ァ荳亥、ォ縲ゅ�縺励m繧ィ繝�メ縺ェ譁ケ縺梧・ス縺励>縺ォ豎コ縺セ縺」縺ヲ繧九△繧�s縲ゆク逡ェ繧ィ繝ュ縺�少髟キ縺」縺。縺ョ繝倥Φ繧ソ繧、繝ォ繝シ繝ォ繧√▲縺。繧�・ス縺励∩縺ェ繧薙〒縺吶¢縺ゥ�橸シ�

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「おお、これは責任重大じゃん。何がいいかな~」

「へ、変なこと決めたらただじゃおかないんだからね」

「そうだよ。僕たちだって嫌なんだから」

 委員長の抗議に勇気づけられて僕も抵抗する。


「でも、オレが班長でこのしおりにルール書いていいんだろ?」

 痛いところを突かれた。たしかにそう言われるとぐうの音も出ない。班長はユウヤで、班長がルールをしおりに書けるんだから…。


「心配すんなって、ちゃんとまともなことを書いてやるから」

 そう言って鼻歌交じりでユウヤが汚い字を書き始める。


・女子はパイパンにして毎日オレに見せろ         

・サキは旅行終わるまでオレの彼女            

・女子は毎日パンツの写真を男子におくれ           



「ふぅ~、こんなもんか」

「ちょっと!変なこと書かないでって言ったじゃない」

 案の定キレるサキさん。当然だ。


「ん?ちゃんと考えてやっただろ?シロとツボミは付き合ってるんだからだめじゃん。なら、オレの彼女候補はサキ、お前しかいねーだろ」

「…っ、いったい…どうなってるの…ょぉ…」

 目を見て真顔で言われた委員長が顔をまっ赤にしてうつむく。


「えっと、あの…このパイパンってどういう意味なのかな…」

「へへへ、それはな…」

 ユウヤがドヤ顔で説明しようとしたのを制してサキさんがツボミに耳打ちする。みるみる顔が赤くなっていくツボミ。


「~~~~~~~~~~~~!!」

 声にならない恥ずかしさに身悶えるツボミさん。本人には悪いけど正直めっちゃ可愛い。

 ってそんな彼女に見とれてる場合じゃない。


「ユウヤくん、本当に一つ目はやめてほしいんだけど、他のことならなんでもいいからさ」

「何?お前、班長の決定に文句あんの?ちゃんとお前のことも考えて三つ目入れてやっただろ?今日から修学旅行まで二人の下着写真もらえるんだぜ?文句あっか?つーか委員長がエロくないの心配してたりする?それはちゃんとオレが彼氏として教育してやっから心配すんなって」

 だめだ、こいつアホすぎて言葉が通じない。


「いや、だってこれだとユウヤくんが毎日二人の局部をチェックすることになるよね。ツボミは僕の彼女なんだし…」

「あー、パンツだけじゃなくて中身もみたいってか?シロのむっつりスケベwwwww」

 ちがう。そうじゃない。これだとまるで僕が二人の秘部を見たがってるみたいじゃないか。そうじゃなくて僕は彼氏の僕を差し置いてツボミがユウヤなんかに恥ずかしいところを見せなきゃいけないのがダメだっていいたいのに。


「…シロくん、…わたしだったら…その、…がっ我慢するから、だ、大丈夫…」

 絞り出すようにツボミが言う。いや、そうじゃなくて…あれ…なんでだ…班長のルールになんでこんなに僕は怒っているのかな。しおりに書かれたルールだから守らないといけないのに。


「なんか、シロがお前らのパンツの中も見たいらしいけど、写真撮ってシロにも送っていい?」

「それしたら承知しないわよ。あくまでもルールだから私がユウヤくんにパイパンを見せるのはいいわ。でもなんでシロくんにまで見せなきゃいけないのよ!?」

「ごめん、シロくん…わたしも…ちょっと…恥ずかしい」

 なにかおかしい。なにかおかしいと思いながらも僕はその違和感の正体がわからないまま受け入れてしまう。


 それから旅行までの数日、修学旅行の班行動のためにつくったグループには毎朝ツボミとサキさんの下着写真がシェアされるようになった。初めは色気がなかったサキさんもどんどんエロい下着になっていって、修学旅行当日の今日なんかほとんど紐みたいなのだった。


 そしてそれとは別にふたりとも昼休みになるとユウヤと一緒に男子トイレに入るようになった。いつもツボミは男子トイレから真っ赤になって飛び出してくる。ちょっとその評定が可愛らしくて釈然としないながら僕の密かな萌ポイントになっている。そして委員長の方は初めのうちはツボミのように恥ずかしがっていたのに、いつの間にか普通にユウヤと一緒に出てくるようになった。


3.修学旅行心得

 白花学園の学生として充実した修学旅行にするためにルールを守り他人に迷惑をかけないために下記の事項を守りましょう。特に今回の修学旅行は海外ですから現地の文化や歴史を理解し、全力で楽しみましょう。クラスや班のみんなと良い思い出を作り、写真を取りましょう。


3.1 行く前に

・調べ学習をし、現地の文化風俗への理解を深めましょう

・旅行中は班行動が基本です。

 班:Y

 班長 ユウヤ 班員 サキ シロ ツボミ

・旅行の詳細は保護者や友人などへは言わないでください

・旅行中の連絡や班の中での連絡には現地でよく使われているマッチングアプリ、”FUCK PLS"をスマートフォンにインストールしておくこと。


3.2特に重要な注意事項

・現地の社会や文化へ敬意を払い、積極的に楽しむこと

・目的地の国では飲酒は十五歳から可能であり、日本では違法な薬物も合法です。文化の違いを体験しましょう。

・性に対してオープンな文化です。


3.3服装の注意

・旅行中は現地の文化を取り入れた『求愛制服』を着用すること

・しっかりと下着を選ぶこと

・制服の改造は自由です。現地の文化により対応した制服に改造してかまいません

・我が校の学生として恥ずかしくないようにしっかりと化粧をすること


3.4持ち物

・このしおり

・パスポート

・学生証

・洗面道具はホテルにあります

・下着(多めに持っていきましょう)

・化粧品(日本のほうが高品質です。買っておいたほうがいいでしょう)

・コンドーム(各自最低二箱は持っていくこと)

・お金は多めに持っていきましょう。現地で異性を買うこともありえます

Tips:ローションや精力剤は液体なので預け入れ荷物にいれましょう


4日程


時間 スケジュール 備考

一日目

9:00


12:00

18:00

20:00 空港第二ターミナルチェックインゲートfに集合 班ごとに点呼

SEX072便 搭乗 出発

現地に到着

現地ホテルにチェックイン

 着替え

現地のガイドとともに夜の街で夕食


「えっと…どう…かな?ちょっと…えっと、…あの…はずかしいんですけれど…」

 三つ編みに度の強いメガネをかけたかわいいツボミが僕に声をかけてくる。すこし、おどおどして自信なさげなのはいつもどおりだ。そしていつも以上に恥ずかしそうにしながら、短いスカートの裾を心細げにぎゅっと握っている。


 そう、短いスカートだ。普段の彼女なら絶対着ないようなミニスカート。まるで不良やギャルみたいな丈だ。慣れない感じにおどおどしているのがすごくかわいくて、普段の彼女や三つ編みメガネとのギャップ萌えに僕までノックアウトされて赤面してしまう。


「たぶん…だいじょうぶ…なんじゃないかな…。だって、それが指定なんだよね」

 恥ずかしがる彼女に僕だって平静でいられない。

「すげー似合ってるって、ツボミ。普段と違いすぎてびっくりしたわ」

 無神経にげらげら笑いながらツボミの背後から出てくる浅黒く日焼けした長身のクラスメートが入ってくる。ヤンキー感マシマシのユウヤは僕や僕の彼女、ツボミの天敵とも言えるような奴だ。そしてそいつは無神経にもいきなり恥ずかしがっているツボミの肩を抱こうとする。

 きゃっと声をあげて僕のところに逃げ込んでくるツボミ。


「もう、パイパンをチェックするのはルールですから仕方ないですけど…、触らないでほしいんです」

 そう、班長が決めたからユウヤがツボミの秘部を確認するのは仕方がない。でも彼氏としては彼女を守らなきゃ。ツボミのパイパンを見ること以外はユウヤはしてはいけないんだから。


「おいおい、いいじゃん。ここは日本じゃないんだからさ。修学旅行は現地の性文化を学ぶのが目的だってしおりにもかいてあんだろ?」

 ユウヤのいうことはもっともだ。僕たちは文化の違いを学ぶために修学旅行で海外へきている。そして現地の性風俗を学ぶことは重要な旅行目的なのだが、なぜか僕はそれに違和感を持ってしまっている。この一週間ぐらい何度も感じた違和感だ。


「おまえら優等生なんだから、ちゃんと率先してコッチの文化になれろよな」

 普段素行不良でよく怒られているユウヤが手でおっぱいをもむような動きをしながらむかつくほどにドヤ顔をしてくる。


「で、でも、段階があるだろ?僕たちはユウヤみたいに無神経じゃないんだよ」

 そういいながらも、僕は彼女のセーラー服の短い丈から覗くおへそに目を奪われてしまっていた。普段まず見ることのできない白くてきれいなおなかはどこか煽情的で思わずイケナイことを考えそうになる。


「ほんと、おまえらつまんないよな。海外に来てまでクソ真面目ぶりやがって」

「アンタが不真面目すぎんのよ、バカユウヤ」

 そういってユウヤを後ろからポカリと殴りつけながら現れたのはサキ、風紀委員長のそれこそ優等生だ。ツボミと同じくへそ出しの極端に短い制服を着ているけど風格のせいかあんまりエロくない気がする。


 でも、旅行日前日の記録では二人はもうキスどころか…その…行為もすでにしてしまっているわけで…。いくら修学旅行の班長のルールとはいえ…。


 眼の前にいる委員長とすでに初体験をユウヤと済ましているという事実が結びつかなくて僕は目をしばたかせて、そして気がつく。委員長が化粧をしている。


「ほら、さっさと行きましょう。二十階のバーラウンジに集合よ」

 普段禁止されている化粧をしているつややかな唇に目を奪われそうになる。

 きゅっとツボミが僕の指を握りなおす


「シロくん…」

 なんとなく、起こり気味のニュアンス。普段おとなしい彼女には珍しい。


「ほら、遅刻するわよ」

 そういってサキがユウヤの手を握って引っ張る。手首を握るとかじゃなくて恋人繋ぎだ。


「へいへい~、オレが班長なんだぜ、ククク」

軽薄な言葉にイライラする僕の手をツボミがぎゅっと握る。彼女のためにも落ち着かなきゃ。ちゃんとエスコートしなきゃ。


「シロ君、いきましょう」

 外国でいつもと違うせいか彼女の言葉がいつも以上にやさしくて…女の子らしく聞こえてしまう。 



 二十階のバーラウンジはオープン前らしく、落ち着いた大人の雰囲気に場違いの学生たちが騒いでいる。


「はい、みなさん。いつもと違う環境で興奮しているのはわかりますが、静かにしましょうね」

 担任のカスミ先生が声を張り上げる。外国なのもそうだけど、それ以上に女子がミニスカートのへそ出し制服なのがいけない。目のやり場に困るし、女子も恥ずかしがってワイワイキャッキャしている。


「ほら、静かに」

 そういうカスミ先生もボディラインの出るサマーセーターを着て香水なんかしてしまっている。


「はい、みなさんが静かになるのに二分もかかりました。外国だからこそ我が校の自覚をもってきちんとしなさい。

ソコ!一之瀬さん、どうして修学旅行用の制服じゃないんですか?」

 あてられたのは僕たちのクラスで一番かわいい一之瀬さんだ。


「で、でも…あの制服はちょっと…」

 戸惑う彼女に担任のカスミ先生がびしっと言う。


「ここは日本ではありません。旅行中はちゃんとへそ出し膝上10センチの求愛制服を着て異性にアピールしなさい。現地の性風俗に親しみ、少子化の日本との違いを体感することが今回の旅行の目的なんですよ。今すぐ男子にセックスアピールできる求愛制服に着替えてきなさい」

 いつもと変わらずカスミ先生は厳しい。


「一之瀬さんが着替えている間に、今回の修学旅行の目的をおさらいしましょうか。佐藤シロくん、『パコハメ修学旅行のしおり』の第二章を読んでください」

 不意を突かれてあてられたせいで戸惑いながら僕は慌てて修学旅行のしおりをひらく。


「『長年少子高齢化は日本の主要な課題とされてきました。その原因は日本人がシャイで性のことをあまりにも知らなすぎるためです。この旅行を通して海外の性風俗を知り、その高い出生率の秘密を学びましょう』」


「いいわね。この国の出生率は驚異の5.0です。ツボミさん、歴史が得意だったわね。どうしてこの国の文化が性に寛容になったのかしら」

 いきなり充てられてテンパるツボミ。


「ひゃ、ひゃいぃぃ…。あの、…じゅ、十四世紀のティンポー国王が一人息子のイーデー王子の…あの、ぼっ勃起障害を直すために誘惑推奨令を出したためです」

 真っ赤になりながら答えるツボミ。心細げに握り合っている指が震えている。


「王子を勃起させ、性交した女性は身分にかかわらず金貨をもらうことができました。さらに、王子の周りでも、せ、セックスが一般化するように多夫多妻を推奨し、5人以上の子供ができた家庭は免税としました。加えて王宮内で王子への貴族の公開性行為に勲章を与えました」

 きちんとしおりを読み上げるツボミ。普段なら内容が内容だけにヤジの一つも飛びそうだけど、流石に今日はないみたいだ。


「そうね、その制度の名残で今でも出生率が5.0なのよね。でも結局イーデー王子はオンナを孕ませられなかったから就任直後に妃の愛人によって地位を追われたの。だから、今でもセックスできる人が偉いと認識される社会になったってわけ。みなさんも現地の文化を吸収して積極的なセックスアピールをしたほうがいいわ」

 厳しいことで知られるカスミ先生の口から『セックスアピール』なんて言葉が出てくるなんて…ちょっと信じられない。クラスのみんなも同じ気持ちだと思ったのか、意味の分からない緊張に包まれてしまう。


「す、すみません…。おそくなりました…」

 そこに一之瀬さんがおずおずと着替えて現れる。男子全体が思わずごくりちと生唾を飲み込む。もともと可愛すぎてだれも近づけなかった一之瀬さんが超ミニスカにへそ出しの『求愛制服』を身に着けているのだ。


 その時に、再びぎゅっと指をつかまれる感触がした。振り向くとツボミさんと目が合う。ちょっと心配そうな彼女の顔。ひょっとして嫉妬しているのか…。か、かわいいいい。内心うれしくて絶叫しながら、僕も遠慮がちに彼女の細くて白い指を握り返す。


 そんな僕たちの間に割って入る様に後ろからユウヤが不躾に声をかけてくる。


「心配するなって、ツボミもめっちゃエロいぜ」

 嫌そうな顔をして声の方向から目をそらすツボミ。握り合っている僕らの指に力が入る。その一方でユウヤのほうもサキさんに小突かれて注意されている。


「はい、みなさん揃いましたね。じゃぁ、班ごとにガイドの人と夜の街へ見学にいきましょう!」

 先生の言葉とともにガイドの女の人が奥から出てくる。みんな目のやり場に困るような性を強調した服を着ている。


「ハイー、ユウヤさんのグループね?」

 そう言ってにっこり笑ってくれたのは超ミニのホットパンツに白いキャミソールの女の子だった。年齢も僕らと変わらないように見える。違いといえばメイクが少し濃いことぐらいだろうか。少し長めの黒髪と白い肌。全然僕たちの学校にいてもおかしくない感じだ。


「私はナナですー。ヨロシクお願いしぃますぅ」

 そういいながらユウヤの体に体を押し付けながら僕の手を握ろうとする。


「ナナさん、めっちゃエロいっすね」

 そういいながらナナさんを受け入れて抱きしめるユウヤ。


「でしょー♡」

 そういった直後にナナさんの唇がユウヤの唇に重なる。


「んちゅっ♡ちゅぷぷぷ」

 舌が絡み合う。そのままユウヤが当然のようにナナさんを抱きしめようとするのをサキさんがむりやり引き剥がそうとする。


「こらこら、アンタは私の彼氏でしょうが」

「んふっ…ここではこれが、普通なんですよぉ…あいさつはキスなんです。サキさんも」

 引き剥がそうとした委員長に対して逆にナナさんがかぶさってキスしていく。女子同士のキスに目を白黒させているのが逆に新鮮だ。


「んふっ…んちゅっ…ちゅぷぷぷぷ、サキさん、イイ体ですネ」

 キスしながらナナさんがサキさんのおっぱいを揉みしだきはじめる。


「んんっ、やめなさい…っぷいよぉぉぉ‥んはぁぁぁ」

「ほら、サキ、挨拶じゃねーか。いいじゃん」

笑いながらユウヤがサキの頭を固定する。


「んふっ…ん…っくっぅぅ…」

「ほら、文化交流、ぶんかこうりゅー」

 ふざけながら言うユウヤ。頭を固定されたサキさんは徐々に抵抗を弱めていく。


「んっふ…ちゅっ…ちゅぷぷぷぷ」

 普段キレまくっている委員長が女同士でキスしている背徳的な状況だ。


「んちゅっっ…ちゅぷ…れろれろぉ~」

二人の舌が絡み合うのに目が釘付けだ。


「シロってまだアレからキス回数増えてね‐よな、アイサツしとこうぜ、ナナさん、ヨロシク」

 ユウヤがわざとらしくそう言って逃げようとする僕を捕まえる。


「っぷはぁぁ…ホラホラ、ただのアイサツなんだから」

 ユウヤに捕まって逃げられなくなった僕にナナさんの唇がふにっと重なる。そしてそのままにちゃぁっと湿った彼女の下が僕の唇を割り開いていくのを感じる。まるで僕を侵食するように…。同時に感じる僕を抱きしめる彼女の指の感触。胸の2つの柔らかい感触。ダメなのにまるで彼女に包み込まれているように思えてしまう。


「いや、ダメです。僕にはツボミが…」

 流されそうになったところで、なんとか理性を取り戻して引きはがす。


「んふっ…Don’t be shy…、気にしなくていいのに」

 レロレロと舌を出して見せつけてくる。同じぐらいの年齢なのに想像もしたことがない淫猥さだ。というか…僕は、サキさんとも間接キスしちゃったことになるのかな?!


「じゃっ、このグループの最後の人だねぇ、ツボミさ~~ん」

 衝撃的すぎる展開に固まっているツボミに絡みつくとそのまま彼女の口に舌を絡め始めた。


「んふっ、恥ずかしがらないでぇぇ…ちゅっ…ちゅぷぷぷ…かわいいネ」

 いやらしい手つきでナナさんの指がツボミの背中を這い回り、同時に僕とキスした唇がツボミに重なる。


「ちゅっ…んちゅっ…ちゅぷぷぷ…んっふぁぁ…ホラホラぁぁ…、ちゅるるる…ボーイフレンドもぉぉ、んちゅぅぅ、キスしちゃったし、イイじゃない?」

 ちゅっちゅうぅぅっと吸い付くようにねっとりとナナさんのルージュの唇がツボミを捉える。


「や、…やめてくださいぃぃぃ…」

 絞り出すようにツボミがそういう。


「んんっ、ただのアイサツなのニネ。でも、ガイドは外国人にNoって言われたらやめなきゃいけないルールなんだヨネ」

 そう言ってナナさんはペロンっとツボミの唇を舐めて離れた。やっと安心できる。そう思ったのもつかの間、ナナさんの「ジャッ、夕食と最初のビューポイントへ行きまショー」という言葉とともにホテルを出て見えたのはどぎつい歓楽街のネオンサインに溢れた街だった。




















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