悪女
Added 2021-12-18 07:19:03 +0000 UTC「一体何なんですか、あなたは!?」 職場からの帰り道にいきなり拉致され、とある倉庫に連れて来られた女性。 身体は椅子に縛り付けられ、身動きがとれない。 騒ぐ彼女を気にもとめず、黒いピッチリした衣装に身を包んだ女性は小さなポーチを片手に不敵な笑みを浮かべて立っていた。 「私が何者かって?教えてあげるわ。私はシャドウレディースの久遠よ。」 シャドウレディース… その名前は都市伝説の中で女性しかいないと言われている悪の秘密結社だ。 よくテレビやニュースでたまに特集も組まれることもあるが、詳しいことは謎のままだ。 「そのシャドウレディースが私に一体何の用なんですか!?ちゃんと説明してください!!」 いきなり拉致されて、縛り上げられて不安でいっぱいになる中、女性は必死に久遠に対して声を振り絞る。 「説明の必要はないわ。これですべて解るから…」 そう言うと久遠はポーチから透明な薬の入った注射器を取り出す。 普段生活していては馴染みのない不気味な雰囲気を醸し出している注射器。 「いやっ!!何ですかそれ?まさかそれを私に…!?」 注射器が自分に使用されると直感した女性は椅子に縛り付けられた身体を激しく揺らして抵抗する。 しかし、縄で雁字搦めに縛られた体はギシギシと縄がきしむ音を響かせるのみで一向に意味をなさない。 「うるさいわね…大人しくしなさい!!」 久遠はそう言うと無理やり女性の首を掴んで押さえつけると、慣れた手つきで首筋に注射器を打ち込んだ。 「いやあ…!!やめてえ…!!」 女性の目から涙が流れ出る。 首筋から冷たい液体が自分の身体の中に注ぎ込まれているのを感じてしまう。 「ああっ……」 薬品を打ち終えた久遠は女性の首筋から注射器を引っこ抜く。 当の女性は注射器を打ち込まれたことに対して、呆然としているようだ。 「うふふ…♡お次はこれよ。」 女幹部の黒革の手袋の手が、彼女の口と鼻を覆う。 「ほ~ら、こうすれば、呼吸が制限されて脈が早くなって薬が効きやすくなるのよ…」 久遠の黒革の手袋をはめた手に、ギュッと力が入る。 吐息でほんのり湿った黒革の手袋は、ぴったりと口と鼻を覆い彼女の呼吸を完全に奪ってしまう。 彼女は、大きく目を見開き、全身の力が少しずつ抜けていくのを感じながら必死に、口元を覆う黒革手袋の手から逃れようとした。 「どう?苦しい?でも頭の中が気持ちよくなってきたでしょ?」 久遠は力を込めていた黒革の手袋に包まれた手の力を抜き、彼女に呼吸をさせる。 彼女は、大きく息を吸い込み足りなくなった酸素を、無意識に必死で呼吸した。 「はあーっ…!はあーっ…!苦しい…」 息を必死に吸い込む女性。 心なしか少し顔が赤くなっている。 「たっぷりと空気が吸えたかしら。でも、まだまだお薬が効いていないわよね」 「いや…やめて…苦しいのは…もう…いや…」 再びポーチの中から何かを取り出す久遠。 それは黒革で出来たマスクだった。 マスクの前の部分には、シャドウレディースのマークが刻まれている。 「ふふっ…。これで仕上げよ…」 冷たい微笑を浮かべる久遠。 抵抗しようとするも、薬の影響で首を振る動作するすら難しくなっている女性。 マスクが顔に近付いてきたにも関わらず、どうすることもできない。 マスクの裏には突起物が付いており、それが女性の半開きになっている口に押し込められる。 そして、彼女の口を塞ぐようにマスクが顔の下半分を覆うと後頭部でベルトがガッチリと締められる。 マスクが完全に顔を包みこんだのを確認すると、久遠はその様子をじっと伺っている。 「んむうっ…んぐうっ…」 最後の力を振り絞りマスクを振りほどこうとする女性。 その表情は必死にマスクを剥がそうとしている彼女に対し薄笑いを浮かべているようにも見える。 「フフフッ…そろそろかしら。これから、たっぷりと、私の手で教えてあげる」 久遠は女性の白いブラウスの上から、胸のふくらみをゆっくり揉み始めた。 「………ふぅっ……ふぅっ……」 (あぁ…何だか変な気持ちになっちゃうよ~) しばらくは抵抗を続けていたが、徐々に首から上が気怠い様子で揺らぎ始め、目もとろんと半開きになってきたと同時に、心地よい脱力感が女性を襲う。 気持ちいい…♡♡ 私はシャドウレディースの忠実な駒…♡ 悪女として生きるのが私の夢…♡ 頭の中を黒い欲望を支配し始める。 それと同時にマスクの下で自然と笑い始めてきた。 「んんっ…んふふふっ…♡♡」 彼女の体が小刻みに震え出し、クスクスと声を殺すように笑い始める。 「これから、たっぷりと気持ちよくさせてあげるわよ。欲望を満足できない体にしてあげるわ…」 久遠がマスクで覆われた女性の顔を優しく撫でる。 「んむう…♡♡んふうう…♡♡」 (はい…♡♡久遠様…♡♡) 目を閉じてゆっくりと頷く。 「理解したようね」 久遠が生まれ変わった彼女を見て満足そうに答える。 「んふふうううっ…♡♡」 マスクの奥では笑みを浮かべるであろうその声には、かつての女性の面影は何一つ残ってはいなかった。 「むううう…♡♡うぐぅっ…♡♡ふむう…♡♡」 (なんだか熱くって……♡♡気持ち……い……い……♡♡) 優しく包まれた黒革手袋の手で、洗脳された彼女は久遠に身を委ねていった。