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進捗日記190

2月24日(21日目、54/250km)


オール・ラヴェルのピアノリサイタルに行ってきた!今年はラヴェル生誕150年ということで、私はオール・ラヴェルの公演を片っ端からチェックしている。以下ラヴェル大好き人の感想文。


・亡き王女のためのパヴァーヌ

やっぱり綺麗で良いよね。去年観に行ったラヴェルの室内楽と演劇の融合みたいな舞台の挨拶文に「パヴァーヌは初期の作品なのでまだこれ見よがしな感じがする」と書いてあり、当時は釈然としなかったんだけど、ラヴェルの公演たくさん聴いてるうちに言わんとしている事は分かるようになってきてしまい、ちょっと悲しい。


(frame embed)


・ピアノ協奏曲ト長調

これは正直オケ付きで聴いた方が楽しいな。高校生の頃上のアルバムを買ってよく聴いてたからかもしれないけど……。当時はプロコフィエフが好きで、このアルバムもプロコの3番目当てで買った気がする。でも一緒に入ってたラヴェルのコンチェルトの疾走感も気に入って、登校する時とかよく聴いてた。

最初のムチの音のために木を叩きつけているところを生で見れたのは嬉しかった。


・ハバネラ

プログラムに書いてなかったからちょっとびっくりした。

ドビュッシーが書いた「グラナダの夕べ」にラヴェルの「ハバネラ」のパクリ疑惑がかけられた事で、この二人が疎遠になったきっかけとなった経緯もあり、この曲を聴くと「今のトレパク問題みたいなのって100年前でも変わらないんだなあ~」という変な感慨が先に来ちゃう。


・弦楽四重奏曲

上のピアノアレンジが好きでよく聴いてるから楽しみにしてたもの。普通に良かった。冒頭のメロディが美しすぎるよね。


・ラ・ヴァルス

最高~~~!前に聴いた時も同じような感想を書いた気がするけど、ピアノ編曲でも終盤の盛り上がりはアガる。

あの終盤の三拍子は、もう足がもつれて爪先もボロボロなのにそれでも踊り続ける赤い靴みたいだし、それでいけば最後の五音はカレンの足に斧が振り下ろされて踊りごと脚先が叩き切られるみたい。

古くは17世紀オランダのチューリップ・フィーバー、狂騒の1920年台が世界恐慌で消え去る直前、日本で言えばバブル崩壊前など、何か急に崩れて消え去る前独特の張り詰めた勢い、もはや狂気に片足を突っ込んでいる時の熱を感じる、生で聴くラヴァルスには……。


・クープラン:クラブサン組曲第二巻 アルマンド

アンコールなにかな~と楽しみにしてたらクープランだった…墓の方じゃなく…!

私はバロック音楽はバッハ以外全然聞かないんだけど、フランスのバロックも悪くないなと知れた。



余談、趣味を仕事にしてしまったので「下手だけど好きで、たまにやる趣味」枠にピアノを置いているんだけど、今まで避けてた三声をきちんとやるか……と最近「主よ、人の望みの喜びよ」を🐢スピードで譜読みしている……んだけど、普通に右手と左手の感覚で弾いてしまう、というかそれでも弾けてしまう。選んだピアノ編曲が良くないのかな……


I went to a Piano recital where the entire program was curated Maurice Ravel's work!

It was wonderful, especially I really enjoyed "La Valse". The climax of this piece is so exhilarating and has a slight insanity. It reminded me of Andersen's "The Red Shoes". I associated Karen's hurt and dancing leg despite her intention with the rhythm of accelerating waltz. And the last five notes could represent be the sound of axe cutting off Karen's leg. It just my opinion.



ジム。


(毛だらけ妖怪)


納品せずに寝かせていた仕事を最終仕上げして納品、その後特集記事を書きました。


2月25日


iPhoneの読み取り不調でロックされたマイナンバーカードのロック解除のために役所に行き、手続きのために読み取ってもらった瞬間に区のシステムが落ちたらしく、復旧するまで待ってね……との事で帰宅。このバイオレンスカードぶり。

数時間後に復旧した連絡をもらって再度出かけ、無事確定申告まで済ませたのだけど、無駄に疲れたな……


特集記事を書き上げて、仕様書をもらえた仕事の案出しして過ごしました。



夕食当番。肉豆腐に、ホタテとキノコのバター醤油、にんじんじゃこ。全体的に茶色くなっちゃったけど美味しかった。



なんか疲れたので落書き。ユリは性格悪そうと誤解されがちな顔なのだけど、確かに内緒話をするユリとツェーザレのこの図、「もしかしてこの人たち私の陰口言ってる…?」みたいにも見える。

実のところは多分、

「あそこ!今年最初のたんぽぽが咲いてる!春じゃん!」「まだつぼみだよ」とかの話してる。



2月26日(22日目、57/250km)


五右衛門で一番好きなパスタはなんですか。私はウニといくらのペペロンチーノだったんだけど、あれがメニューから消えてからはズワイガニと海老とカラスミのアーリオオーリオです。


【特集】背景絵描き向けおすすめ参考資料

私が背景を楽しんで描いているのは、多分資料が大好きという性質によるところが大きい。 絵が上手い人はほぼみんな口を揃えて「資料を見ろ!」というので、私に限った話ではなく、上手い絵を描こうと思ったら資料の存在は絶対に欠かせないものだと思います。 そんなよく聞かれるおすすめの資料を40冊ほど厳選(?)し、 ・...


記事を書き上げてみると、意外と追加で確認すべき本が少なかったのでジュンク堂で立ち読み、という形で確認させてもらった。

せっかく年末鬼のように読んだので技法書の類も紹介したんだけど、今の自分にとって手元に置くほど必要かと言われるとそうでもないのよね……。



しかしぶっちぎりで役に立つ資料はこれです。スマホクリップで自撮り。

最近の私の一枚絵は、半分くらいには私が同じポーズ同じ表情で撮ったデッサン確認用リファレンス写真がある。友達にビフォアフを見せるとややウケする。



立ち読みの恩恵だけ授かるのもちょっと……と思ったので、久々に漫画を買った。私は話を楽しむなら小説が好きだから、漫画は完全に絵だけで選んでいる。ホテル・メッツァペウラも高研さんの漫画もすごく綺麗。

「ゆかいな神統記」はペルセポネとハデスが(神話としてもキャラとしても)好きだから買った。ざくろジュース飲みながら読みました。



ジム。先週の謎めまいが消えたので爆走~💨


2月27日


夕食当番。豆乳淡々スープは楽でいいなあ。

3月の飛び込みの仕事が先方都合でポシャった。他のクライアントに納期ギリギリになるかも…!と許可を取ったりしてなんとか開けたスケジュールだったけど、まあ……同人できると思おう……



忙殺予定だった3月に余裕が生まれたから、やっぱり4月の特集記事は椅子にしようかな。2、3人がけの方がリサーチ進んでるんだけど、時間に余裕もあるしわかりやすく1人がけから始めようか。



インテリア史に触れる予定はないんだけど、一応背景も理解しておこうと思い世界史を少しおさらいした。特にイギリスの家具様式はそのまま王の名前が使われがちなので、どうせなら一緒に覚えた方がいいんよな。フランスはそうでもないけど、様式が切り替わるタイミングはだいたい統治者の変わるタイミングと合致している。



今ならルネサンス以降のブルボン朝や英国王室の歴代王の名前を言えます……「太陽王の人、ポンパドール夫人に牛耳られてた人、ギロチン送りの人」程度だけど。


I relearned world history. I'm studying interior design but I can't ignore world history if I want understand it deeply. I learned French and English royal history today, so now I can name all the kings after the Renaissance, "Le Roi Soreil"," The King who was under Madam Pompadour ","The king who was sent to the guillotine“... I can make only such simplest explanation.



今月描いたクローゼットの絵は、いつか家具本を作る時にワードローブやタンスの章の扉絵にする予定。

椅子の章の扉絵のメモラフ……椅子が主役の絵で、できれば別の種類の椅子を描きたい。

そこで音楽学校の寮部屋、左右それぞれ領土みたいにインテリアスタイルが違ったら面白いなと思い、イーライとユリのラフを切った。



私がペアで扱うOCはだいたい一緒に暮らしてるんだけど、


・画家とメイドは2人とも相手のプライバシーを大事にするからきっちり領土分けなくても問題ない

・クラウスとシグルーンの部屋にそんな秩序はない(あるのは腐った食べ物と蝿)

・ヴィオラはリストの家に勝手に居候してるだけ(彼の存在自体が領域侵犯)


って考えると、一番部屋の領土分けてそうなのはイーライとユリだな……。



2月28日


作業会に弟がシェフとしてやってきて、ミートローフを振舞ってくれた。弟の料理はすごい。


My brother cooked meatroaf pies and pumpkin soup for our working event! He is talented and we recommend him to be a chef, but he just cooks as hobby.

I often cook dinner when my mother is busy, but I never cook such a laber-intensive dish. Ther is beef steak in the hamburg inside the pie.



裏仕事もゆっくりで良くなったので、少し作業して中間提出、昨日のラフをちょっと詳しくした。

サイドテーブルに丸テーブルを描くと後ろの方が壁と干渉しそうだったので、GLT、ゲートレッグテーブルにしてみたが、こんな小型のGLTは存在するんだろうか。まあ、一回描いてみたかったからいいか。



この図で伝わるだろうか。こういう両側がパタンと折りたためる机をバタフライテーブル、その中でも天板を跳ね上げた時に足がN字型に開く作りのものをゲートレッグテーブルといいます。上の絵では片側だけ跳ね上げた状態。



人体も服も分かんないな。雰囲気雰囲気。

音楽学校には猫が数匹いて、ユリのお気に入りは長毛種のオス猫フィガロ。オットマンを彼に明け渡すユリのやさしさ。


3月1日(23日目、60/250km)


走。やっぱ早めに走っても私の体力じゃ3km22分位が限界だ。10分で走る人もいる世界なのに…



今日もリサーチ。椅子は家具の中で一番大変だろうと踏んでいたけど予想通りだな……ウィンザーチェアについて細かく調べるだけで1日溶ける。



しかし、まあまあな数の書籍やサイトをあたっていると、参考文献の参考文献あたりで大体同じ洋書に行き着いたり、この人この本、この図を参考にしたんだろうな…というのが見えてきて面白い。

学生時代1mmだけ民話のリサーチをしていた時も思ったけど、こういうちょっと専門的な調べごとは横のつながりが多くて楽しい。でも日本語で調べるのには確実に限度があるから、願わくば洋書をすらすら読める英語力を死ぬまでに手に入れたいな……


I ended up spending the whole day studying about Windser chairs! I had thought that chair would be the most difficult topic in my entire study of furniture. This prediction was correct and chair is much more profound than I expected.



しかしこれを全部清書するのやだなあ……フリーハンドでも結構綺麗じゃない?だめか?いつか本にする時美しく見せたいから頑張るか……



しかし頭脳労働は疲れる。いや、肉体労働だって疲れるだろうから、もう絵の仕事に適応しきってしまって他の何にも対応できないかも。



3月2日


置くモチーフを決め、少しトリミングも変更。この絵の主役は部屋の真ん中のテープの線とそれを踏み越えるイーライの足なんだけど、それは構図的にどうしても端っこになるのでどこまで余白を削るかチキンレースだ。


そしてパースがちょっと狂っている。最初に3Dを取っておけばよかった……ここまで描いちゃうともう3D再現が出来ない。procreateの定規機能は何パターンか定規を登録できるようにしてくれ。



今週いつにも増してよく喋る家具・クラシックオタクの日記だったな。


来週もぼちぼち仕事しつつ家具研究。キャンセルになった大きめの一枚絵分時間が空いたのだから、椅子の扉絵も今月仕上げちゃいたいな。


それでは~


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