11月18日(108/100)
朝からHPVワクチンを接種してきた。。注射を頑張ったのでお昼ご飯はちゃんと食べようと五右衛門。この後は国会図書館リサーチ。
この一ヶ月で50冊は絵画、イラストの技法書に目を通している……自分の技術を教えるにしても、それが一般的な技法か私の絵柄にだけ通用するテクニックか判断できるようになりたくて。。
「やさしいダンテ『神曲』」を読破した。以下長々感想、ダンテに対して批判的なのでいつにも増して読まなくていい。
ミケランジェロやダヴィンチが、「ダンテがいなければ自分はなかった」と言うくらいにルネサンス文化に影響を与えた本だけど、内容はむしろキリスト教の世界観そのものだ。
この本のすごいのはこれ以前は文学といえばラテン語だったのを、イタリア語(庶民の言葉)で書いたこと、キリスト教的世界観にギリシャ神話の要素を取り入れたことらしい。古典的文化への許容、憧憬のはしりというか……
そこは理解した上での下の感想です。
自分の価値観はあまりにキリスト教から離れている事はよく分かった。私の信仰を強いて表現するなら、自尊心、自由意志と最低限の社会のための貢献義務への信仰、って感じだろうか。
まず大きな疑問。なぜ宗教は「罪」「罰」を設定するんだろう?治安維持のために風紀を乱すものを悪とするのは分かる。それに罰を設定して、犯罪を抑制するのも分かる。でも原罪は分からん。
「お前は人間なので生まれながらにして罪深い」とザビエルが言ってきたとしたら、その後の「イエスが人類を代表して罪を雪いだので善き生き方をすれば救われ…」云々を聞く前に「なんだお前?」が先に来ない…?人間とは不完全な生き物であるというのには賛成するけど、それを一度神に否定されるのは腹が立つ。
ダンテの神曲で説かれている事は、今日病院の待合室で父親が娘に「うるさくしてたら注射されちゃうけど、良い子にしてたら帰りにお菓子を買ってあげるよ」と言っていたのと基本構造は大体同じだ。
「病院で娘が騒ぐと周りに迷惑な親子と思われる」という父親の損得によって、罪と罰、善行と天国が仮に設定されている……じゃあキリスト教におけるその損得の部分は誰のものなのだろう?宗教が治安と文化的アイデンティティを守る以上の働きをする時に、世界はあまり良い方向に向かっていない気がする。
救いと希望について見落としているのでこうして批判的に考えちゃうのかもしれない。神に対して嫌な奴という先入観が混じっている気が……。
ただ、神曲を読む限りキリスト教では生きている人間…信者候補にとって身近な幸福、たとえば美味しいご飯を食べること(暴食)や、だらだらのんびり過ごすこと(怠惰)は教義では罪とされてる。
私にとっては絵を描くことと新しい知識を得ることが幸福だけど、それで権威的、衒学的になると傲慢や嫉妬の罪に陥る。
そうやって喜びが排除されていった結果、神曲の天国で描かれる喜びは、地獄の詳らかな描写と違ってふんわり喜悦、法悦としか表現されない。神曲はそこがアンバランスだから、神の愛、赦しより罪と罰についてばかりが目立ち、「神、罰ばかり与えて嫌な奴だな」と思ったのかもしれない。
……と、他にもツッコミたいことはめちゃくちゃある(マホメッド地獄に落とすのはヤバすぎだろ)(初恋の人を死者の世界までストーカーするのを正当化するな)(ウェルギリウス、スパダリすぎない?)けど、まあ新鮮で面白くはあった。
ダンテはヴェルギリウスに導かれ地獄と煉獄を旅して神曲を記したけど、この本自体が神曲の世界を阿刀田さんの導きで旅する…と、二重構造みたいになっていて、そこも面白かった。
キリスト教関連2冊連続で読んで、ギリシャ神話に引き続き1ミリわかるようになったので、今絵画を見ると解像度が高くて嬉しい。でもこういう知識、一週間あれば全部忘れるんよな……
I read a reference book about “Divine Comedy.”
As you know, like most Japanese, I don’t follow any religion. So, learning about Christianity was refreshing for me. It introduced a completely new perspective, which sometimes puzzled me.
I felt the depiction of Inferno was too grotesque and vivid—I could almost picture the gruesome scenery in my mind.
On the other hand, Heaven was described only as a shiny, beautiful place, making it hard to imagine. Perhaps Heaven is too marvelous for Dante to fully describe its beauty.
ジム。ワクチン接種後に運動して良いかわからなかったので、バイクのみ。帰宅後おそらく副作用でだる~~~くなってきたので、走らなくて良かったかも。夕食食べてすぐ寝ました。
11月19日
いっぱい寝てとりあえずだるさは抜けた。今日は構図回の資料制作。こういうスライドを40枚くらい作った。疲れた😭
絵に必要そうな「語彙:テクニック」をまとめ、最終的にそれを組み合わせて「文章:伝える力を持ったイラスト」を作れるように……という順で解説しています。
語彙に例えたのは偶然だけど、実際今まで脳内からテレパシーで出来ていたことを、他人に送信する為に一度言語に起こすような難しさがある。
講座制作含め、今年は新しい種類の仕事にいくつか挑戦してみたけど、スケジュールの見通し感が掴めない(し、だいたい甘く見てて痛い目を見てる)ので、来年は絵の仕事多めで行きたい。
11月20日(109/100)
相変わらず構図の講義を収録したりスライドを作ったりしている。
こういうスライドが100枚を超えた…構図だけで……キャラ、ファッションの講座でも多分100枚くらいは用意したので、このままだと講座全体で300枚を超える。めちゃくちゃ準備するタイプの自分はこういうこと気軽にやっちゃいけないな。
でも良い講座にはなってると思う。
ジム。少し疲れてて、たいした運動にもならんバイクのみだけど、習慣を辞めないために行っている。
寒いので今季初床暖、そして床暖猫。
セロリは寒がりなので、ストーブがついていたらストーブの前に縮こまってるし、床暖がついていたらなるべく床との設置面積を広くする形で寝ている。
11月21日
こんな感じで例題と解答例をたまに出題しているんだけど、うっかり描き込みすぎちゃってこれ解答例になるか…?と不安になる。
講座の撮影スケジュール、実は機材の関係で1週間予定より遅く開始しており、その分を巻で撮ろうと試みてたのだけど、普通に寒さと疲れでくしゃみが止まらなくなってきて撮影に支障が出たので、無理せず期限を1週間のばしてもらった。鼻声の回あったらすまんね……。
私自身は寒いの大好きなんだけど、風邪は引きやすくなるよな。皆様も気をつけましょうね😷
最近人間的生活が少し削られ始めていたので、はやめに諦めて締切伸ばして良かった気がする。年末の休みはこれで消えるけど、こうして散歩に行って紅葉を見る時間が取れるようになった。
11月22日(110/100)
椿屋作業会。横の席のおばちゃんたちが完全に詐欺まがいの商材系の人達で、ツッコミ入れたくて仕方なかった。
「この門を潜るものは一切の希望を捨てよ」
上野に来たついでに改めて地獄の門を見てきた。ロダンが神曲をモチーフに作ったもの。残念ながら視力が低くて上の碑文はどこに書いてあるのか分からなかった。
“Abandon all hope, ye who enter here.”
Since I was already at Ueno for a working event, I decided to take a look at “The Gate of Hell"in front of The National Museum of Western Art. Unfortunately, my eyesight wasn't good enough to read the inscription.
今読んでる本。講座が終わったら地獄の門含め西洋美術館の常設展を見に行く会をしたいので、予習。
島原の乱は仕事のリサーチ。私は日本史無知度ならなかなか負けない。「なんか江戸のはじめに美少年を担いで蜂起したキリシタンの暴動」よね…?
小説読んでる時間がなくて悲しいけど、温泉旅館旅までカタルシスを溜めておくのも良いかもしれない。
ジム。
11月23日
家1と2の間に住んでる黒猫。3回通ると一度はすれ違う。
今日は1時間収録したのちに音声が入ってなかったことに気がついて、ウケた。びっくりすると絶望より笑いが先に来るね。
このへんもちまちま清書(?)している。もっとちゃんと描きたい〜〜〜
たまに話しているけど、私は20世紀以降の文化が好き。オイル、ガス式照明もいいけど、電化後のものが好きかな……。
アンティークは100年以上前、ヴィンテージはそれより新しいものという定義があるので、正確に言えば私はアンティークにはそんなに興味なかったりする。
画家ちゃんが自宅を「こう見えてガスも水道も通ってる」と言っていたけど、バンカーズランプが置いてあるあたり電気も通ってるんだろうな。
ジョンたちのホテルや音楽学校、リストくんの家なんかはもちろんかなり電化が進んでいる。でも田舎の庶民の家は電気通ってない家もあるかもしれない…くらいの技術感。
11月24日
今日は明暗、光の解説の資料を作っていた。
右下はディフュージョンの解説のために加筆したんだけど、明らかに元絵より良い。やっぱ講座制作は私自身の強化にもなっているような…大変すぎるけど…
これは季節の光のついて解説するために描いたやつ、春編。
冬編のレナちゃんが可愛くかけた。やっぱ私、冬~春の景色が好きだな。
明暗のスライドは50枚くらいで済みそうだ……(?)
遅くなってすみません!
結構しっかり忙しいんだけど、体調崩さないようにバランスとりつつ頑張ります~💪
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