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操り人形🪈メイキング

烨様よりコミッションでご依頼いただいたイラストを描いていきます。

ラフを描いたのが進捗日記92で、その後いくつか別の案件を挟んで完成が進捗日記101でした。良ければそちらも併せてどうぞ。



使用アプリ:procreate・調整や色調加工にReLens・資料整理にVizref

作業環境:iPad Pro(第二世代) 12.9inch 512GB・Apple Pencil

作業時間:48時間(コロナ罹患を挟んでいるので日数に直すとかなりかかってます)


🌍ラフ🌍


「図書館のような場所でロココ調の椅子に座っている少女」という指定だったので、とりあえず椅子と少女の見せ方から考えます。


アイレベル(カメラの高さ)を少女と同じくらい・上・下と3パターン、普通のパース、俯瞰構図、アオリ構図で試してみます。今回は糸に操られている少女の力ない人形のような感じを活かしたかったので、上から見下ろす右上の構図に決めました。



資料を集めます。モチーフを探す時は主にPinterest、そこでこれを描こう!と決めたモチーフの詳細を調べる時はフォトストック系の画像サイトを使います(こちらの方が画質がいい傾向にあるので…)

ダウンロードした画像をVizrefに取り込み、椅子の画像、ティーセットの画像、本棚の画像……など分類してなんとなく整理。

Vizrefは有料アプリですが、同じ事が最近iPadにデフォルトで追加されたフリーボードでも多分出来ます👌



椅子のパース感に合わせてパース定規を設定し、物の配置を考えます。


今回は画面に平行・垂直のニュアンスを入れたくないので3点透視図法で行こう。平行・垂直の線が多いと堂々として落ち着いた静の印象、傾いた線が多いとちょっとフラジャイルな感じや、逆に勢いのある感じなど動的な印象を与えられる、、、気がします。


アイレベルは少女の頭の上あたり、ほとんど絵の上辺と同じような高さに設定しました。少女の少し見上げた視線の先に立っている人の視界を描くイメージです。この高さだと鑑賞者に没入感を与えられる気がします。


物の配置は少女を取り巻き奥から手前に滑るように弧を描く矢印の印象を基準にして決めていきます。頂いた資料のイラストで彼女がフルートを持っていたので、楽器やメトロノームなどを配置。

私の絵はとにかく物が多いので、なんとなくの流れを決めておかないと大変なことになります……笑


色々語っていますが、この辺りの構図の考え方は全部経験則と独学なので人によりけりな所も多そう。あくまで自論の範囲です。


🍬線画🍬


線画に起こしていきます。使用ブラシはインキング→スタジオペン、不透明度30%です。



線画は単純作業なので語る事がないね……。

なにかご質問があればコメントかマシュマロに送ってください。


🫖色ラフ🫖


いつもはあまり作らないのですが、今回は普段あまり使わない蛍光ピンク、紫を使ってみたいと思い立って、念の為色ラフを作ってみる事に。



ちなみに塗り始めはこのように絵の主役である少女のライティングから始めました。

他の色は最初に塗った少女よりも目立ってしまう事がないように配色していきます。


📕下塗り📕


先程の色ラフを脳死で正確にしていきます。主に輪郭線からはみ出している部分を綺麗にしたり、ハイライトを追加したりします。この時点では真っ暗ですが後で明るくするのであまり気にしません。



PNGに出力してReLensに移します。このアプリが本当におすすめ。

もとは深度ボケによるレンズぼかしのために導入したのだけど、便利すぎるので全ての加工をこれに頼るようになった。

色々便利ですが、カラーグレーディングでの色味の調整とディテール→ストラクチャーとクリアリティの機能が便利。

英語・年額千円ですがiPadでリアルめ背景を描きたい方は必須じゃないかな。



細々調整したら下塗りは完成。ReLensでPNG出力した際にレイヤーは一枚になっていますが、今回は特に分割指定もないのでこのまま厚塗りしていきます。


🍊塗り🍊


塗っていきます~。今回はなんとなく奥から塗っていきます。

普段使わない傾向ピンク、紫だけど意外と手に馴染んで扱いやすい。こういった固有色が鮮やかなものは、表面の質感にもよりますがハイライトの色をかなり彩度の高い色にするとキラッとした印象でより鮮やかに見えます。



本は昔塗りメイキングを作ったのがあった。今もだいたいこんな感じで描いています。



金属類も塗っていきます。私はハイライトフェチなのでこういったものを描くのは本当に楽しい。



ドレスは最初は線画を無視し、明暗の第一印象重視でざっくりしたタッチのブラシで塗ります。こうして印象を決めた後、細かい部分はブラシペンやスタジオペンでちまちま調整。



白い布を描く時は、白~グレーで大体塗り終わった後に黒に近い濃い色で布同士が設置する箇所や布の集まるレースの付け根などをカチッと決めます。これの有無でだいぶ印象が変わる。



食べ物や布など有機的なものは使うブラシを鉛筆系やその他ざらっとしたブラシに適宜変えています。ブラシペンとスタジオペンはすごく便利だけど、割とカッチリした印象に仕上がりやすいからね……


mio様


速い・低画質で何が起こってるか多分分からないだろうけど、一応塗りの記録。



全体に手が入りました。

この暗いライティングも私はかなり好きです。


💐加工💐


とはいえ、流石にこの暗さではネットに掲載するにも印刷するにも不向きなので、加工で明るくしていきます。

こうして加工レイヤーを使ったり、またReLensを使ったり。



(GIFで若干色味が変わってますが)これくらい動かしました。

大きい変更はなく、ただただ明るく見えるように調整しただけ。



完成!

なかなかいい絵になったんじゃないかな。最近の絵ではかなりお気に入りです。


名称未設定のアートワーク


過程GIF。



サムネ用に軽く加工したもの。

長文読んでくれてありがとうございます~!ご質問ございましたらお気軽にどうぞ。


それでは!


(いいねがあったら嬉しいです🔽)

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