ヴンダーカンマー、なんとか完成しました~!
以前バーの絵「子供に出すものはありませんよ」を描いた時もそうだったのですが、物がやたら多いと、描いているうちに良い感じなのかダメダメなのか分かんなくなります…
完成形。
キラキラした物が好きなのですが、この絵は薄暗い中に色んなものがキラキラしていてそこは気に入ってます。ヴンダーカンマーは本来、生物の剥製や標本、自然由来の物だけでなく、アクセサリーや絵画、武器やカラクリも展示されているのですが、私が最近生物の形に惹かれているので、この部屋は生き物だらけです笑 人間二人以外は時を止めていて、彼らの止まった時間の静かさも表現したかったです。
ラフです。いつにも増して酷い。
最近Twitterでよく見る「sketch/finish」で載せたらどんな顔されるでしょうね……
最初は画面に水平にテーブル、その奥に棚、という構図を想像していたのですが、あまりにも平面的になりすぎる気がしたのでVの字の机を置きました。
軽くパースを取って下書きです。
天井にワニが這っていて、亀と鳥が飛んでいます。この辺は上手く描けなくて後に消してしまったのですが、描きたかったな……
今回の資料。
下書きでディテールを決められなかったので、もう一度上から細かく描き直しました。物の輪郭を詰める時にはその配置のリズム……例えば手前の机で言えば、アヒルの頭から始まって、巻貝、象牙、蝶のガラスケースという曲線で跳ねながら落ちていくリズム→最後にジョンくんの持つ本へ集中……などはなんとなく感じながらやります。
線画です。いつも通りメディバンペイントのドローイングペンです。先程の下書きで定規による直線を取っていたので、それを参考に手前はほぼフリーハンドで描いています。カクカクしすぎるのが嫌なので……ガラスケースなどの硬いものだけは場所に拘らず定規の直線で硬さを出します。
ジョンくんの若干俯瞰(下向き)の顔が難しかったですが、パーツを描く前に薄い色で影だけ描いて、立体感を掴んでから目鼻口を書いたら上手くいきました。
本当は上のようにもう少し紫っぽい配色にしようかと思っていたのですが、纏められる気がしなかったのでやめました。暖色から抜け出せない……
下塗りです。オレンジベースに、赤青緑黄を各所に……
今回は暗めの部屋のイメージでしたので、モチーフの固有色というよりも影色から始めています。
左端から光を当てていくイメージで塗っていきます。今回の絵はレイヤー一枚です。
全体に一周筆を入れ終わった段階です。
根気でなんとかします。大変そうに見えて、画質に対して一つ一つのものが小さいので意外と集中すれば早かったです。ただ、画質が高くないからこそ雑に見えるところがあるのでもう一周軽く筆を入れます。
もう一周しました。正直サイゼリヤの間違い探しレベルの違いですが……笑
最後に調整。
光を当てるように描いていたら思っていたよりも明るくなってしまったので、トーンカーブで暗くして、ソフトライトで光の当たる物の周りをぼんやり光らせます。暗くなりすぎた奥の棚も、オーバーレイで少し明るく調整します。
最後に恒例の謎のキラキラを舞わせます。空気中に埃が舞っているのに光が当たってキラキラするのが好きなので、絵でも毎回やっちゃいます。
完成。
なんとなく、文字を入れても締まるかな……って気がして入れてみました。
余談。ヴンダーカンマーはドイツ語なのですが、英語に直すとwonder roomなんですよね……急にちゃちなイメージになるのはなんでだろう。意味がぱっと見よく分からないからこそかっこよく見えているのかもしれない。
この部屋がなんの部屋なのかとか、奥のお人形は誰を模しているのかとか、次に出す本で説明するつもりです、、、筆が遅くてなかなか先が見えないけど完成してくれ……()
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