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※前回→ https://akunososikj.fanbox.cc/posts/9218833
「あぁ…うぅ…やぁ……やだぁ……ぼ、ボクは…まだ…」
苦しそうに兎怪人が手術台の横で呻いている。
「…一発で爆発には至らなかったか…」
死の間際に怪人が苦しまないよう、極力最大出力で必殺技を叩きこんできたが…流石に出力が足りなかったようだ。爆発にはまだ時間がある。
「死にたく…なぃ…よぉ…うッ…あぁッ…」
兎怪人の声は年端も行かないような若干高い声で…感情を揺さぶられる。
でも体つきからすると明らかに大人だが。
「…ひぃろぉさまぁ…た…たすけ…て…」
その一瞬、兎怪人の口角が上がったように見えた。
罠か…?
「…くっ…騙せないかぁ…」
「まぁあの程度じゃ…ボクは倒せないよ…んッッ…この程度…薬で治っちゃうからね…それに…うッ…新型の…コアが…予備でぇッ…入ってるぅッ…から…」
若干腰をガクつかせながらも壁に寄りかかりつつ兎怪人は立ち上がった。
「回復したら…ヒーローさまの脳も眼球もバラバラにしてや…ぅぅッ!?」
歩き出そうとして突然崩れ落ちる兎怪人
「あ…あぁ…あぁ…あんッ…あぅ…?!?」
か細い声で喘ぎながら信じられないという表情で自分の身体を見ている。
「ど…動力は…ッ切り替え…ッ…のに…!?う、うそだ…あの程度の…ひゃぅッ…んッ゛…し…新型の…制御…コアぁん゛…ま…までぇッ…?…」
どぼぼっぼぼっっ…
「ひゃぅぅぅッ!?」
へそから青みかかった液体が噴き出ている
「や、やだぁ…ボクが…じ…次世代型んッ…の…ぼぼボクがァぁ……あんな…こッ…粉々ぁぁ…!!」
「い…いやぁ…イグ…イっちゃ…ら…めぇ…あ…つ…ぅ…うっひゃへっ」
へそから勢いよく青白い炎がジェット噴射のように吹き出し始める
「ひゃぁう!」
「ひゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」
「ひゃぁ…ぁ…あ゛ぅ…」
兎怪人は低く短い断末魔を発した直後
飛び散った。
気が付くと拘束が解けていた。爆風で手術台のスイッチが壊されたのだ。
先ほどまで兎怪人が喘いでいた場所にちらばっていた。
だが威力がやはり足りなかったのか、残骸にしては原形をとどめていた。
十秒ほど痙攣し―――――――
沈黙した。
farukusu
2025-10-08 13:49:45 +0000 UTCyonetan
2025-01-21 03:44:00 +0000 UTC