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イイズナはテングノムギメシ



イイズナという名前が、長野の飯縄山の修験者たちが管狐として使役していたから。的な説明なのはつまり、蛇遣いという者たちが使っている動物だからヘビと名付けられた、や鷹匠という者たちの使う鳥だからタカと名付けられた。くらいあべこべな話だと思う。

さらにその飯縄山にはイイズナは生息していなかったのだから、修験者たちは別のもっと北の地からイイズナを調達していたのだと思われるわけで、そんな別の地の生き物に別の山の名から取った名をつけ呼ぶのも不自然ではないだろうか?

また、イイズナやオコジョが現在も動物園等で飼育されていないことや、説明からして飼育が困難なことから察するに、当時もイイズナ、オコジョを使役できるようなレベルで飼育、手懐けることなどできたのだろうか?(もし当時から飼育できたとしたら、あの外見なので当然、現代に至るまでの間により飼育しやすい種として改良されているはずである。またそうなっていればより民間信仰のなかに入り込み、オイナリサマと同様にマスコット化され、親しまれて「イイズナサマ」という姿を見られたはずでもある。)

そしてその飯縄山の名前の由来がまたも修験者たちが食し、飢饉をすくったとされるバクテリア類「テングノムギメシ」の別名、“飯砂”からとったとされるとなると、飯縄権現信仰がそのバクテリア類から始まったようにとらえられそうなのだが、はたして事実はどんな順でつながっているのだろうか?


そもそももっと北で起きた飯縄権現信仰が基にあり、祀られていた荼枳尼天の遣いである白い狐に最も近い外見の生き物として、習性の気性の荒さや死のダンスを舞う姿もイメージに沿って映ったのかもしれない。が、飯縄山へ連れてこられ、すでに山にあったバクテリアとその伝説に結び付いた流れだったんじゃないかと…なんにも言質はないが、そう思えてしまう。


と、適当な独り言ではあるが、コエゾイタチという、そっちのが種の呼び名としてありきたりでいいやん!という名があるにもかかわらずイイズナという名前が定着しているのは、逆にもっと真実を探求してほしいというメッセージなのかもしれないと、ちょっとワクワクするよね。という話でした。


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