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風李たゆ
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36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話


お久しぶりの投稿となり申し訳ございません😢

いつもご支援本当にありがとうございます泣


前回の更新からだいぶ空いてしまいましたが、この2・3ヶ月ほどはとにかく色々な準備やお仕事でいっぱいっぱいになってしまっておりました。でもその代わりTwitterなどで最近ようやく色々な発表ができたことを嬉しく思います…!

★VS AMBIVALENZからはデビュー組の新ビジュアルを。

★天月さん×超学生さん歌ってみたコラボ『ヒバナ』のMVイラスト

★アークナイツ3周年記念イラスト

★アニメグッズショップANIELA様の店舗にてイラスト展示&コラボグッズ販売

などなど。

こちらを納品しながらまだまだ今後発表のものも並行してどんどん描かせていただいております。


そして3月に発売した、

『祝祭 キャラクターと情景を描く幻想的なイラストアンソロジー』

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こちらにメイキング付きの描き下ろしを寄稿いたしました!

既出の絵も数点載せていただいております。

先日書店に並んでるのを見かけたのですが、表紙の桜がとーってもきれいで目を惹きました🌸


今回は描き下ろしイラストの高画質verを公開いたします。

本誌にてメイキングは公開していますが、文字数が 限られていたため かなり短めの説明となってしまい反省… (短いなりにもう少し上手く説明できたら良かったです😥)

絵の描き方自体は本誌のメイキングでみることができますので、今回は絵を描く前に何を考えたり資料にしたのかをお話ししつつ、本誌の補足ができればいいなと思います。


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まずラフの構想をする際、”祝祭”というテーマを用いて私なりに何を表現しようかかなり悩んだのですが、やはりここぞという機会でしたので、おもいっきり和風の絵にしようと思いました。

そして”祝祭”たるものとは一体なんだろう?という疑問があったので、

創作の祝祭を練るにあたって実際の祝祭の成り立ちや参考になるビジュアルを勉強したく本をいくつか購入しました。

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リンク上の2冊は写真家/シャルル・フレジェさんのフィルターを通して見る神や妖怪・ 獣のキャラクター像が印象的な作品集

下2冊は写真家/芳賀日出男さん が取材をしてきた日本の様々な祭りのその根幹や在り方などを写真とともに紐解く写真集兼民俗学書


基本的には地頭があまりよくないので長い文章を読むのが苦手なのですが…!

オリラジのあっちゃんが「興味を持った本は全部読めなくてもいい、気になるところから掻い摘んでいけばいいんだと知って本を読むのがすごく楽になった。」とYouTubeのどの動画かでお話ししていて、私もそれを知ってからすごく気楽に本を買えるようになりました。


・シャルルさんの作品集は、日本の祭りに登場するキャラクターとして有名なナマハゲや鬼、獅子などをはじめとする神や妖怪をよりビジュアル特化させたもので、

色使いや誇張の仕方などがビジュアル面でかなり参考になりました。

・芳賀さんは写真を撮りながら小さな村落などを含め日本人の民族性を深く追求していて、写真がメインでありつつ文字の量もかなりあったので、

まずは自分の中で興味をもったページから読み進めました。

その中で、最終的に”祝祭”とは地域や風習によってさまざまな祈りや祝いがありけどまずは神様の擬人化・偶像化?が一番”祝祭”たる要素なのかなと着地しまして…

そして、結構祝祭で仮装をする神の格好は祈りのモチーフとなる生き物や物体の具現化で、かなり自由な創作性を伺えたので、よし自由にやっちゃお!となりました。


そうしてコンセプトを考え始めたのですが、この絵の制作に着手しだしたのが2022年でしたので「2022年で一番記憶に残った現象ってなんだろう?」と思い浮かべて出てきたのが【皆既月食】でした。

あの日の赤い月(天王星食がセットであった現象)は生きてるうちに見れたことがとてつもない確率で、そして二度と見ることのできない奇跡だったので、すごく印象的でした。

その奇跡をわたしたちの前に目撃したとされるのが今から442年前、安土桃山時代に生きた人々。

あの織田信長も赤い月を見上げていたのだろうかと想像してとてつもないロマンを感じたのです。

そしてあの織田信長なら、赤い月をみてどんな感覚を覚えたのだろう。

「なんか月がめずらしいことになってるから祭りしたろ」「健康な若人に舞踊ってもらったら縁起良さそうやな」とかなったりしたかなあ〜と勝手に思いを馳せる。

実際会ったらどんな人なのか知る由もないのに何故か信長なら何かやったんじゃないかと夢をみちゃう。みがち。


ちょいと恥ずかしいのですが構想メモの1ページ


日頃個人の創作絵でも信長の小姓であった森蘭丸(森成利)を描いているのもあって、

自分の中で印象的だった月蝕と織田信長がつながり、織田信長が祭りをしようと言い出して若人に舞を踊らせたみたいな設定で描くのはすごく自然な流れで、描く動機としてとてもしっくりきました。

これを思いついたのは世界中に私1人だけではないかもしれないですが、

今回いただいた”祝祭”というテーマと、自分が好きで得意とする和の世界観、心に残った出来事と好きな偉人…すべての要素とタイミングがつながって「これだー!!!」ってなりました。


※本誌掲載画像


ノートに色々画面のイメージやモチーフを書き出したのち、本格的にラフにとりかかりながらデザインをブラッシュアップ。

月蝕から連想した、月=うさぎ、日の丸、夜の月見櫓、赤い血からイメージする戦、それに連なる勝利、成功、繁栄、長寿、日本の国花である菊、神域を表したり祈祷に用いられる紙垂などなど…

これらの要素を、誇張するところはシャルルさんの作品を見習いながら、引いたり足したりしてバランスを作っていきました。


どうしても印刷の際に赤色はつぶれやすかったりするので本誌だとちょっぴり分かりにくいかもなのですが、絵の中のもう1人の主人公である月の部分は、いつもと違う描き方を試みたりしました。

↓描いてる最中のレイヤー管理は最近こんなかんじです

※ちょびっと裏話

レイヤー1枚づつに名前をつけるのが面倒なので、塗った場所の色をレイヤーにつけて一眼でわかるようにしてます。



このような過程を経て、祝祭のイラストが形になりました。

とっても長くなってしまって皆様の読む手が止まらないか心配ですが、

もう暇すぎて仕方がない時に思い出してお茶でも飲みながらぜひ読んでいただけましたら幸いです。

また、こうやって誰かの作品集や情報を頼りにさせていただき、過去の偉人や実際の出来事からインスピレーションを受けて作り上げたこと、こうして書き出したことが、また絵を描くだれかの背中をすこしでも押すことができたり励みやなにがしかの参考になって繋がっていったら、その役割を少しでも担うことができていたら光栄だなあと、恐縮ですが思っております。


もしご質問やご感想がありましたらお気軽にコメントをどうぞ!☕️


ではではまた次の投稿で…!☺️

36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話 36:『祝祭』描き下ろしイラスト高画質&めちゃ長い制作話

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