先日は「鬼滅の刃 吾峠呼世晴 原画展」にいってきました!
訳あって2日間、計2回の鑑賞。
ここまでどっぷりハマった作品はほとんどないため、
原画展などこういったリアルタイムでの大きなイベントに参加することができて本当に胸がいっぱいでした〜!!
1日目はお江戸BL作家の紗久楽さわ先生と一緒に初鑑賞に挑みました。
チケット記載の集合時間から入場開始するもののあまりに来場者が多いので実際の展示入り口までに30〜40分並びまして。でもわくわくが勝ったので全然苦痛ではなかったですが!
中へ入るとまずは圧巻の単行本表紙&実物大炭治郎&禰󠄀豆子のコーナー。
※撮影OKのコーナー①
こうしてずらーっと並んでるのを眺めてからの23巻表紙はやはりグッとくるものがありました…。
気合いを入れながら先に進むと、炭治郎を始め人間側のキャラクターを1人づつヒューチャーした原画コーナー。この後待ち受ける膨大な生原稿の数を梅雨知らず、ひとつ目からひとつ残らず見るぞという心持ちでめちゃくちゃ集中して鑑賞してしまいました。(あとで疲れすぎて後悔します。)
原稿にうっすら残る下書きの後やアシスタントさんへの指示などに、「うわあ本物だ…ッ‼︎」と震えながら、何気に驚いたのが、ベタが全て黒マッキーであったこと。
(※ベタ_漫画の作画の黒く塗ってある部分)
どのコマもベタは太いマッキーでギュギュっと塗りつぶしてありました…!
さわ先生曰く、恐らくスピードが肝心な週刊連載のため原稿を早く乾かしたかったからマッキーで塗っていたんじゃないか、との見解でした。なるほど〜!!
そしてなんといっても吾峠先生、連載当初の原稿にほとんどホワイトでの直しが無くて、ほぼペン入れ一発描きのまま提出された原稿が多い印象でした。
すごすぎる。
原稿がきれいすぎて、本物を見てる感覚ではなくなるまでありました。
連載が後半になるにつれては、画力もますます上がっていたりコマや構図の見せ方のセンスが更に磨きがかっていらっしゃることもあり、かなりこだわりが生まれたご様子で。
禰󠄀豆子ちゃんの体に現れる模様の流れを一度描いた上からすべて描き直していたり、まつげのニュアンスの調整、顔にかかる髪の毛の具合、着物のシワ・翻り方などなど・・・
細部の修正が抜かりなかったです。
でも修正前のホワイトで消した部分や下書きの線などをよく見ると、どれも直して然るべきだったんだと頷けるクオリティでした。きっと吾峠先生の中で、「ここに線、ここにベタがくるのが正解」というビジョンが明確に見えているんだろうなあ…感覚がキレッキレだなあ。とまじまじ眺めてしまいました。
(何気にギャグコマの方がキャラの顔を何箇所も修正していることが多いという意外な発見も。)
吾峠先生の絵は、絵を描く人間からするとかなり唸る作画が多いです。
鬼滅はお話や戦闘シーンがこれでもかとテンポ良く進んでいくので、そのスピード感に釣られてパラパラとめくっていたページ達が、いざ一枚づつ本来の大きさで目の前に並ぶと、画面ひとつひとつが如何に研ぎ澄まされたセンスと考え抜かれたレイアウトで作られているのかをひしひしと感じることができます。
特に隊士達の呼吸の技などは浮世絵を彷彿とさせる魅せ方で、惚れ惚れしちゃいます。顔の角度や水の呼吸の水エフェクトの描き方など。
吾峠先生の絵って、どのコマをみてもベタのバランスが成り立っていて、”余らない”ですよね・・・
日本の漫画は右綴じで読むため、特に戦闘シーンなどは意図を持ってそうしない限りは左へ左へと流れを作ることが多いのですが、鬼滅も技のエフェクトやキャラのポージング、髪の毛の流れ、すべてが美しく左への流れを作っていて、ぐんぐん読めちゃいますよね。
そんなこんなで感動しながら鑑賞していると、流れは鬼〜柱・無限城での戦いコーナーへ。
※撮影OKのコーナー②
(これ、足元鏡使ってますが本当に下まであるんじゃないかと錯覚して結構ヒュンッてなりました)
ここらへんからとにかくアシスタントさん達がいい仕事しすぎてます!
無一郎くんが戦う鬼《玉壺》の体の鱗ひとつひとつ、炭治郎たちが苦戦した《半天狗》の着物の柄の描き込み、《黒死牟》の目の作画の力の入れ具合・月のエフェクトの重なり、悲鳴嶼さんの武器の鎖・・・
基本背景やベタ・トーンの他に、武器や着物の柄は恐らくアシスタントさんがすべて担当しているかなと思うんですけど、吾峠先生が指示を描いたであろう技エフェクトや武器のラフ線を、鍛え上げられた画力で重厚に描いていて、アシスタントさんの仕事の凄さが1ページごとにぎっしり詰まっておりました。
吾峠先生の変幻自在なストロークを活かしつつ、安心して見れる画面へとサポートするアシスタントさん達の堅実なお仕事・連携、素晴らしすぎます…。
そういえば、たまに展示してあるカラーイラストをみてわかったのが普通のA4コピー用紙にコピックで塗っていたこと。カラー用の画用紙などを使わないところもまたまた新鮮でした。あえてのコピー用紙なんだろうなあ…!
煉獄さんからスタートする柱コーナーは、天井を見上げるとそれぞれの技のエフェクトの立体オブジェが迫力満点に飾られていました!
素晴らしい展示会場を作ったたくさんの関係者の皆さまにもお礼と拍手をお送りしたい…!
煉獄さんのところはもう、言わずもがなです。
煉獄さん、顔きれいすぎる。
吾峠先生、煉獄さんの顔にはほとんど修正入れてませんでした。
蜜璃ちゃんの太もも・スカートの翻り方の並々ならぬこだわりや、
伊黒さんの羽織の縞模様の見え方、
実弥の傷の間違いの修正、しのぶさんのまつげの繊細さなどなど・・・
かっこいい柱たちの原稿も見所まんさいでございました。
で、流れは鬼→柱→無限城→対無惨戦→物語の終わりに向かうわけですが、
1日目は私のコンディションが悪かったのと、柱まで辿り着いた時には既に2時間近く経っていたのもあり、疲労や水分不足が応えました。柱コーナーを半分見たところで泣く泣くさわ先生と出口で合流する約束をして離脱。
出口まで向かいながら、「え、まだこんなにあるの・・・?」と軽く恐怖を覚えたくらい道のりが長かったです。
「2時間かけて今見てきたのが全体の半分・・・?!?」
”木を見て森を見ず”ってこういうことを言うんだきっと…。すごすぎて恐ろしい。いやむしろありがとうございます。
出口にあるグッズショップはカゴを持った鬼殺隊士たちの闘い。
どうやってそこを掻い潜り、目当てのグッズをこの手にとるか。
果たして禰󠄀豆子を人間に戻すことはできたのか。
(※めちゃくちゃ混んでました)
グッズも2日間に分けてたっぷり購入。
私が購入した分だけでも十分な量にみえますが、みなさんはもっとカゴぱんぱんにしてました。在庫もかなり確保してくださっている感じだったので、みんな幸せ。
すべて見終わったさわ先生と合流して、入場チケットでそのまま入れる鬼滅展コラボカフェに並んだのですが、なんと90分待ち。
さすがに疲労とお腹減っているのもあって待てなかったためこの日のカフェは断念することに…。
(2日目にリベンジしました!)
かわりにヒルズを出たところでちょっとお茶。
ケーキを食べながらさわ先生と鬼滅展の感想やハイキューのお話をして盛り上がりました🌷
漫画家であるさわ先生と一緒に行けて、すごく楽しかったし勉強になりました✌️
そんなこんなで、まさかのこんな大ボリュームだと思わずペース配分をミスって疲労MAXで終えた1日目でしたが、
脳みそに刻みつけた生の原稿に想いを馳せつつ、次の日は見れなかった後半をじっくり楽しむぞー!という気持ちで、ホテルの大きなベッドで眠りに就くのでした。
次回、2日目のレポはコラボカフェとグッズの感想メインです!