SS_大いなる幼い(?)闇(過去作)
Added 2022-11-23 05:07:08 +0000 UTC過去作です。(全体公開です)
今回は東方紅魔郷の1面ボスのルーミアです。
自機のボムをスペルカードに含めなければ
一番最初にスペルカードを出したキャラですね。
1ボスの中でも人気が高い印象があります。
東方Projectより、ルーミア。
巨大な闇(ルーミア)が街に襲い掛かります。
(約2,500字)
※無断転載禁止
------------
巨大化して街を襲うのを実際に体験できるような遊び、怪獣ごっこ。
何回も遊んでいるはずなのに不思議と全然飽きない。
遊ぶたびにいろいろな発見があるし、やっぱりこうやって遊ぶのは楽しい。
「どのくらい大きくなろうかな?」
目を瞑って念じるとぐぐぐっと身体がだんだんと大きくなっていく。
大きくなればなるほど破壊の規模が大きくなっていくけど
あっという間すぎちゃうからその加減が大変……
「このくらいかな?
って、思ったより大きくなりすぎちゃったかも……」
気がついたら2万倍の大きさに。
下のビルなんかが米粒みたいになっちゃってる。
「でも小さくなるのも面倒だし、このまま暴れちゃおうっと。
いっくよー。」
小さな世界を見下ろしながらゆっくり足を上げる。
地上からだと私の素足はどんな風に見えているのかな?
「えいっ!」
そのまま勢いよく足を下ろすと地面に当たる直前には
風で下の建物が一部壊れちゃってる。
だけど壊れて崩れる前に私の足が空から降ってきて、
全部を壊しながら潰していって……
ずっしーんと響く音は踏みつけるというより足元が爆発したような音。
1回地面を踏みつけただけでこんなにも揺れちゃうのもまた面白くて好き。
「えへへ、たった1歩でこんなにも踏み潰せちゃった。」
踏みつけた足をゆっくり上げると
ついさっきまでちゃんとあったビル街が足跡に変わってる。
ビルを数十個……100個以上は1歩でまとめて踏み潰せちゃったかな。
足裏には瓦礫とか土で汚れていてパラパラと破片とか土が落ちていってる。
「うーん、やっぱり踵とか足指の付け根のところとかだけが汚れるんだー。
土踏まずのところまでは地面が沈まないから綺麗なままだね。」
自分の足裏を眺めてから足跡を見てみる。
足跡のほうは土踏まずのほうまで沈んでいるけど、
たぶん踏みつけた衝撃で全部壊れたのかも。
「この1歩で幻想郷の人里は全滅しちゃうんだろうなぁ。
外の世界の街はもっと広いけど、それでもこんなになっちゃってるもん。」
ずしーんどしーんと足踏みするように何度も踏みつけていくだけで
ビル街があっという間に更地になっていっちゃう。
踏みつけるたびに地震が起きているから街の人間は動くこともできないのかも。
「闇の大怪獣、ルーミアだぞー。
怖ければ食べられるか逃げるかしないと大変なことになっちゃうよー?」
闇を展開すれば街ひとつくらい覆いつくせちゃうかも。
そうすれば昼だったはずの街は大騒ぎ。
しかもどしんどしんと近くで足音と地響きがするから
いつ踏まれるか分からなくて怖いんだろうなぁ。
……闇の中だと私も見えないから困っちゃうんだけどね。
別に壁があるわけでもないからきっと大丈夫。
「食べるといえば、この大きさで私が満足するには何人食べればいいんだろう?
この街の人間を全部集めても全然足りないと思うし……
踏み潰されるのとひと呑みされちゃうのとは
どっちがいいか選ばせたらどうなるかな?」
そんなことを考えつつも両手はパーとグーの中間のようにすると怪獣のポーズ。
そのポーズのまま街を足跡に変えていくと雰囲気が出る、らしい。
「このポーズって誰が考えたんだろう?
よく分からないけど怪獣はこういう風にするのがいいみたい。」
がおーっと怪獣のようにのしのしと歩いていく。
足の指の間の瓦礫や建物も容赦なくぐしゃりと挟み潰す。
簡単にぺっちゃんこになってくすぐったくてとっても気持ちいい。
足の指だけでもビルの大きさくらいあるわけだから相当な大きさなんだろうなぁ。
むしろ大きすぎて隙間が出来るから生き残れるのかも?
それと、踏みつけた衝撃で建物が粉砕しながら舞い上がっていてちょっと綺麗。
私の1歩がとってもすごいってことがよく分かる。
「これが大怪獣の力だぞー。
力っていってもただ歩いているだけなんだけどね?」
能力も弾幕も必要ない。
ただ歩くだけ、それだけで建物も道路も川も全部私の足跡に変わっていっちゃう。
人間たちは私の足裏とか脚とかしか見えないんだろうなぁ。
「うーん、本気を出しちゃうともっとすごいことできちゃうけど……
今はいいかな?」
地上がどうなっているか、少し気になったから膝をついて四つんばいに。
膝をつくと地面に少しめり込んでクレーターが出来ちゃってる。
そして手を地面に叩きつければ踏み付けほどではないけど
べしゃりと叩き潰すことができちゃう。
「うんうん、建物が小さいけどちゃんとあるんだね。
ということは人間はもっともっと小さいってことなのかー。」
ビルをひとつ摘み上げるつもりだったけど
小さすぎていくつかまとめて摘みとれちゃった。
米粒みたいなビルの中には数百人くらい入るはずだから……
なんて考えているとぷちぷちっとビルが潰れちゃった。
「あー、ぺっちゃんこになっちゃった……
建物をたくさんめちゃくちゃにして、人間もたくさん食べる方法……
どうすればいいんだろう?」
せっかくだから指で潰したビルをぱくっと一口。
四つんばいになると私の身体で空が覆われちゃって
いつ落ちてくるかと不安になっちゃいそう。
「建物は建物、人間は人間、って別々に出来るといいんだよね……
あっ、それなら人間には街の外のどこかに集まってもらって、
街を玩具にしてから集まった人間をまとめてぱくっと?」
そうと決まれば人間が違う場所に逃げないようにしないと。
他の逃げ道を壊しておくか、人間に言って一箇所に逃げてもらうか……
「んー、でももう遅いよね……
街はだいぶめちゃくちゃだし……?」
見渡してみると私の足跡がたくさん街についていて
あっちこっちから土煙が上がっている。
何故か火事になってるところもあるけど、地響きのせいかな?
「仕方ない、今度はそうしようっと。
今はぐったり休んじゃおうかなー。」
ごろんと横になって仰向けで大の字に。
この体勢だと頭や背中、腕や脚、そしてお尻と全身で街を潰してしまうことに。
だけどぷちぷちと砂利よりも痛くない小さな刺激があってなかなか悪くない。
「はふぅ、これだけ大きくなっても空だけは大きいなぁ……」
のんびりと空を見ながら身体で街を破壊していることも忘れてうとうと。
このまま寝転んじゃうだけでも街も山も均せちゃうけど、今日はここまでかな?
今度はもっとたっぷり暴れられるように頑張ろうっと。
------------
おしまい。
Comments
ありがとうございますー。 あの闇の能力だと本人も外が見えていないらしいので、気づいてもらえるといいですね?
ナーヴ
2022-11-23 16:01:19 +0000 UTCルーミアちゃんの蹂躙とてもよき... 間近で眺めて玩ばれてお持ち帰りされたい...一緒にいたい...
八雲橙
2022-11-23 06:06:34 +0000 UTC