SS_八雲藍の100万倍で日本散歩
Added 2022-02-18 14:07:11 +0000 UTC数か月後に全体公開にする予定です。
→ 2022.04.04 追記:全体公開にしました
今回は100万倍の大きさです。
これだけ大きいと静画での表現がわりと難しいです。
それもあってか、なかなか見かけない。
というより、対人間が好みの人たちにとってはあまり魅力がないかもしれません。
東方Projectより、八雲藍。
100万倍サイズで日本を散歩します。
日本地図を見ながらですと、より楽しめるかもしれません。
(約4,000字)
※無断転載禁止
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それはとある日の昼下がり。
北海道上空にとてつもない大きさの裂け目が現れた。
直後、裂け目から1人の女性がゆっくりと地上に降り立つ。
と、同時に裂け目は無くなった。
豊満な胸、術師のような衣装、ツノの生えた帽子、
そして9本の狐の尻尾。
もっとも、地上の人類達には胸さえ見えていないかもしれない。
何故なら裂け目の大きさに見合った巨大な体なのだから。
「うむ、問題なく大きくなれているようだね。
地上に何かあるのか、さすがに目視が難しいほどだ。」
八雲藍。
現在の身長は200万メートルに届きそうなほどである。
普段の大きさの100万倍よりひとまわり大きいサイズらしい。
裸足で仁王立ちしながら本州側を見下ろしている。
「せっかくここまで大きくなっているのだからね。
この国が何歩耐えられるか遊んでみようか。」
既に今の時点で左足は道東の半分ほどを、右足は道北の半分ほどを
それぞれ踏みつぶしている。
足の大きさは250キロメートルを超えるほど。
1歩動くだけでどうなるか、想像するのは容易だろう。
いや、むしろあまりの大きさにかえって想像できないのかもしれない。
小さく笑みを浮かべると、一切の躊躇なく右足を北海道の中央へと踏み下ろす。
飛行機でさえ飛び越えられないほどの高さを持つ足が空から降り注ぎ、接地する。
ドッスゥゥゥゥン……
轟音という言葉では足りないほどの足音が衝撃波となって広がっていく。
同時に北海道には収まらないほどの超巨大地震が彼女の周囲を襲う。
さらには足跡が大地に刻まれ周辺の土地は巻き込まれて沈んだり
大きく地面が突きあがったり。
今の彼女の体重は数京トン、小惑星規模の重さの彼女が歩く度に
地上では天変地異が発生するのも無理はない。
「うーむ、さすがにひとつ残らず踏みつぶすのは大変だね。
足が絡まりそうだ。」
左足を道央の南側、道東や道北との境界付近も含めて踏みつぶしながら
小さくぼやく。
彼女にとっては足の指のスキマほどのちっぽけなものでも
人類にとっては小さな街の大きさである。
そう考えるとそれを見逃すのはややもったいないだろうか。
「……まあ、直接踏みつぶさなくても小さな踏み残し程度なら余波でも充分だろう。
細かく考えない方がこちらも気楽に遊べるというものだ。」
そう、直接踏みつぶさなくても充分甚大な被害を出すことができる。
足音による衝撃波、大地震、足跡による陥没や隆起、
それだけでも人類は滅ぶほどに小さなものだ。
降り立ったときの踏みつけを2歩と数えるなら現在はたったの4歩。
既に北海道の半分以上を踏みつぶしているのだから、
細かいことを考えるだけ時間の無駄だろう。
「さて、これで北海道は終わり……っと。」
5歩目は札幌を中心とした道央に踏み下ろし、
北海道で最も栄えている都市やその周辺の都市をまとめて一瞬で壊滅させる。
6歩目は半島側の道南へと足をおろせば、踵で道南を踏みつぶし、
指先で青森の半島を削り取ってしまった。
人類は既に500万人以上が駆逐されている。
「6歩で北海道を全滅……なかなか悪くない。
このままどんどん進軍していこうか。」
北海道だった足跡広場を振り返り微笑むと、
再び前を向いて本州へと侵略を開始する。
7歩目、青森の半島は先に削り取っていたが、初めての本州への1歩。
青森全土と秋田の北半分、岩手の北半分を軽々と全て足跡に変えてしまった。
東北地方の東西の長さよりも足の幅が大きいという状態なのだから
どうしようもない。
8歩目でさらに南下。
秋田の残りと岩手の残り、そして山形、仙台を含む宮城全土が1歩で壊滅。
この時点で東北地方は福島以外全滅してしまった。
「おっと、このまま進むと首都に入ってしまうね。
あそこは最後のお楽しみにしようではないか。」
東京に向けて南下していたところを少し右を向いてから横向きに1歩、2歩。
9歩目では新潟の北側と福島全土を踏みつぶす。
これで東北地方は全滅したが、彼女は一切興味を示す様子はない。
10歩目は東京に被害を出さないように気をつけながらも
北関東の群馬・栃木・茨城へと踏み入れて足跡に変えてしまう。
この10歩で2000万人以上の人類が駆逐されているが、
彼女は気づいているのか気づいていないのか。
そのまま超巨大九尾八雲藍は西向きに進路を変更する。
11歩目で新潟の南側や長野の北側、富山全土と石川全土を
軽々と踏みつぶしていく。
北側を通ることにより、太平洋側の大都市を後のお楽しみとして
残しておく算段のようだ。
12歩目で岐阜の北側、福井全土、滋賀の北側、京都の北側に足跡を刻む。
これにより北陸地方は全滅。
「ふむ、琵琶湖が日本海と繋がってしまったようだね。
陸地ごと削っていくと地図を書き換えているような感覚で
なかなか楽しいじゃないか。」
本人は上空から日本の形を作り変えることに楽しみを覚え始めている。
一方の人類は、彼女にあわせて震源が移動する未曽有の大地震に
数秒ごとに何度も襲われているという地獄のような状態である。
そんなことも気にかけず、彼女はそのまま西への侵攻を続けていく。
13歩目、兵庫の北側と岡山・広島・鳥取・島根をひとまとめに1歩で踏みつぶす。
中国地方の南北の長さよりも足の幅が大きいという状態だ。
14歩目、山口を踵で潰すと、足は余裕をもって九州へとはみ出す。
福岡・佐賀の全土と長崎の殆どがつま先側で粉々にされ潰されてしまった。
「そういえば少し離れたところにも県があるんだったね。
せっかくだからそちらもしっかり潰しておこうか。」
15歩目は九州の残った土地ではなく、九州と沖縄の間の海へと踏み入れる。
海とはいっても水深数百メートル程度では
彼女にとっては水たまりにも満たない浅さではある。
海に踏み入れればそこに千メートルを軽く超える深さの足跡を刻み付けていく。
同時に、大きな大きな足により押しのけられた大量の海水が周囲に押し出され、
超巨大な波となって広がっていく。
付近の島々は踏みつぶされることなく大波に全て飲み込まれるだろう。
しかし大波よりも彼女の移動の方が速い。
動きはゆっくりでも歩幅が全然違うからだ。
軽々300キロメートルは1歩で移動できる。
そして次の1歩、16歩目の時点で足が沖縄本島上空を全て覆っていた。
彼女の足裏の面積の方が沖縄本島より20倍以上大きいのだから当然だろう。
一切手加減することなく足は踏み下ろされ、
沖縄本島は140万人以上の人類とともに一瞬で押しつぶされてしまった。
そのまま海底へと押し沈められていけば、
あっという間に足跡型の海底の一部と化してしまった。
「ふふ、それでは折り返し。
大都市を潰しに行こうか。」
既に20以上の道府県が踏み潰され、4500万人以上の人類が駆逐されているが、
彼女が降臨してからの経過時間はまだ3分しか経っていない。
足元で再び大波を起こしながらくるりと振り返り、
17歩目で再び九州と沖縄の間の海へと踏み入れつつ、
18歩目で再度九州に上陸する。
今度は残っていた鹿児島・熊本・宮崎・大分を軽々と1歩で全て踏みつぶしていき、
これで九州も全滅。
地上に都市があろうが火山があろうが、全てを踏みつぶし足跡に変えていく。
19歩目は四国。
愛媛・高知・香川・徳島すべてあわせても残念ながら今の彼女の足よりも小さい。
つまり、1歩で全てを踏みつぶされてしまった。
踏みつぶすというたった一瞬の行動により四国は全滅。
当然そこに居た約380万の人類も駆逐された。
「次は大阪だけど、ここも首都に次いで相当な人間が集まっているはずだから……
こうしてしまおう。」
彼女が術を唱えると、大阪を中心に約50キロの結界が出来上がる。
大阪全土と京都市、奈良市、神戸市が入っているようだ。
そしてそのまま彼女が指を上に動かすと、なんと結界内の土地が持ち上がっていく。
そのまま彼女の手のひらに乗せられてしまった。
50キロといっても今の彼女にとってはビスケット程度の大きさでしかない。
「これをおやつ感覚でね?」
くすくすと微笑みながら関西の主要都市群という名のビスケットにかぶりつけば
真ん中から割れ、片方は口の中へと入っていった。
手のひらに残ったもう片方のビスケットも直後に頬張られてしまい、
そのままむしゃむしゃと咀嚼されていく。
咥内で砕かれ、唾液の海に沈められ、そのまま飲み下されてしまった。
この中には1000万を超える人類も巻き込まれているが、
じきに彼女の栄養と化すだろう。
「ふぅ、なかなかの征服感だね。
都市のなくなったこの地方は用なしだから……っと。」
半壊の近畿地方へと容赦なく20歩目を踏み下ろすと、
滋賀・三重・奈良・和歌山・京都が一瞬で全滅。
近畿地方は綺麗に食べられて何も残っていない地区と足跡だけになってしまった。
ビスケットの余韻に浸りながら彼女は首都へと近づいていく。
21歩目により名古屋を含む愛知全土・岐阜の残り・長野の残りが
踏みつぶされてしまった。
さらに22歩目で静岡全土と山梨全土が一瞬で足跡に変わっていく。
残るは東京・神奈川・埼玉・千葉、1都3県のみとなってしまった。
近づいたときの大地震により既に混乱状態のようだ。
「最後はお待ちかねの首都近郊だけど、せっかくだ。
はしたないけど、こうしてしまおう。」
そう言うと彼女は四つん這いとなり、1都3県の上空から見下ろす状態になる。
片腕は海に浸かっているが、ほんの少し服が湿る程度、ほぼ気にならないようだ。
そしてそのまま顔を下ろし、舌を出して、れろぉっと地上を撫でるように
舐めとり始めていく。
1回、2回、3回……数万メートル級の舌を使い、獣のように舐めとっていけば、
全てをすり潰しなぎ倒し絡めとっていく。
この狭い地域に3500万を超える人類が居るのだから驚きであるが、
彼女にとっては格好の餌場と言えるかもしれない。
「ふぅ、ごちそうさま。
人には見せられないけど、こういうのもたまには悪くないかもしれないね。」
彼女が一息ついたときには、1都3県の土地にあった街も山も全てが削り取られ、
唾液に濡れた平地が広がるばかりとなっていた。
彼女が現れてから10分も経っていないにもかかわらず、
たったの20歩ちょっとで日本全土が壊滅してしまった。
そして8000万以上の人類が駆逐され、
4000万近くの人類が捕食されてしまったのだ。
「なかなかあっという間すぎて物足りないところは否めないけど、
いい気晴らしになったよ。」
当の本人はゆっくり立ち上がり軽く伸びをすると、
再び現れた空の裂け目の中に帰っていったのだった。
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おしまい。
Comments
ありがとうございますー。 大きな体でずしんずしんしてくれると興奮しますね! 喰いはこのくらいの大きさならありかなーと個人的には思っています。
ナーヴ
2022-04-05 11:23:34 +0000 UTC藍しゃまの踏み潰し蹂躙と喰いとてもよき...
八雲橙
2022-04-04 15:48:22 +0000 UTC