XaiJu
ナーヴ
ナーヴ

fanbox


SS_フランドールの遊び場(過去作)

私がSSを書き始めてあまり経っていない頃に書いた作品をひとつ掲載します。

「巨大娘視点の書き方」と私が表現しているものがどういうものか、

参考になると幸いです。

過去作なので粗もそこそこありますが、当時なりに頑張っていたのでご了承を。


東方Projectより、フランドール・スカーレット。

梅雨の時期に退屈している彼女のちょっとした遊び。

(約7,500字)


※無断転載禁止


------------


梅雨は終わったらしいけど今日は雨。

晴れていても結局お外に行けるわけじゃないけど、

雨だと誰も来ないから退屈しちゃう。


だけど、遊び場なら天気は私が決められちゃうから大丈夫。

今日はひとりでのんびり遊んでみようかな。



「……うん、やっぱりここは広々としててすっきりしてていいね。

 雨が降ってると部屋の中もちょっとじめじめしちゃうし……」



ここは魔本の中、遊び場の世界。

外の天気も気にせず遊ぶことができる。

巨大化しても邪魔するものがないから広々のびのび。

この世界なら晴れていて太陽の光がまぶしくても雨が降っていても

私には影響がないようになっているから安心。



「こうして昼間に堂々とお外を歩けるっていいなぁ。

 今は100倍だから歩いたらきっと大変なことになっちゃうけど。」



見下ろしてみると小さな街が広がっている。

小さいというよりは私が大きくなっているだけなのだけど。

相変わらず玩具みたいで面白い。



「この眺めにも慣れてきたかも。

 最初は高いところから見ているのに地面に足がついてるから

 変な感覚だったんだよね。」



片足を上げて裸足の足裏を見せ付けてからずっしーんと1歩踏みつける。

下に家があったけど、ほんの一瞬抵抗してきただけで

すぐに壊れちゃってぺっちゃんこに。

吸血鬼だから身体能力には結構自信があるけど、それ以前の問題だよね。



「歩いただけで街が壊れちゃう感じ……やっぱり楽しい!

 歩けば地震が起きちゃうし建物はぜーんぶ私が壊せちゃうもんね。」



ぐりぐりと踏みにじっていけばぺっちゃんこにした家がさらに細かく砕かれていってくすぐったい。

足を上げてみると家だったものは砂利みたいになっちゃった。



「全然力入れてないのに跡形もなくなっちゃった。

 あんまり大きくなりすぎるとこんなちっちゃい家じゃ物足りなくなるよね。

 今のうちにこの辺全部壊しちゃえっ。」



跳ねるように歩いてみれば踏みつけるときの音と衝撃が違うね。

普通に歩くより大きく揺れるし足跡も深くなるし。

家を踏みつける感触もちょっと分かりやすくなっていい感じかも?



「えへへ、それっそれっ!」



こんな風に歩いているとスカートがめくれるから、って

お姉さまに怒られちゃうけど今は一人だから大丈夫。

そもそも下からは私の下着が丸見えになっちゃうわけだから関係ないよね。

その前に足が落ちてきて踏まれないかに必死だろうから

下着を見ている暇はなさそうだけど。



「あっ、お昼だと土煙がよく見えるんだね。

 たくさん踏んだのか分かって結構いいかも?」



最初はとにかくあっちこっち住宅街を踏み荒らしていったから

いろいろなところから土煙があがってるね。

ある程度踏み荒らしたし、あとは踏まれずに済んでるところだけを目指して

踏んじゃうだけ。



「無事なところだけを踏んで移動できるかな?

 足跡のところは踏んでも面白くないもん。」



近くの踏み潰していないところを目掛けて1歩で移動して

無事なところを踏み潰して……

こうやって遊んでいると踏み場所がなくなってくるから少し考えないと。

なんとか踏まれずに済んだと思ってたらそこばかりを目指して踏まれちゃうなんて

大変だよね。



「最初は私の足跡が目立ってたけど、

 たくさん壊しちゃうと今度は残ったもののほうが逆に目立っちゃうね。

 そしてこれが最後、っと!」



ふわりと1歩で大きく移動して片足に全体重を乗せて踏みつけちゃうと

着地と同時に轟音と地割れが。

足元を見ていると私がとっても大きくて強いっていうのが分かって

なんだか興奮しちゃう。

物を壊したら怒られるのが当たり前だけど、

こういうところならやりたい放題だもんね。



「ふぅ、これでおしまい。

 住宅街は小さな家があってでこぼこしてたけど、

 私がちゃんとまっ平らにしたからね?」



見渡すと住宅街は土煙の上がる茶色い更地に変わっちゃった。

私はただお散歩しただけなのに。



「んー、大きいとまとめて踏み潰せて派手で楽しいけど、

 小さいままっていうのも悪くないのかな。

 大きさを控えめにしておくと全身動かすから壊しがいがあるはずだよね。」



100倍の今なら私より大きなビルも結構ある。

私より大きいところで全部私が壊せちゃうんだけどね。



「よし、それじゃあ早速ビル街に移動しちゃうよー。」



駆け足でビル街のほうへ向かう。

途中にも別の住宅街とか商店街とかあったけど気にせず蹴飛ばしていっちゃう。

この大きさなら移動もすぐにできちゃうから便利だし簡単でいいね。



「……あっ、そうだ。

 そういえば怪獣だともっとゆっくり移動するよね。

 のっそり……っていえばいいのかな?」



ビル街まであと数歩のところで立ち止まってそんなことを思い出しちゃった。

ちょっと真似してみようかな?

どしんどしんとゆっくり、ちょっと狭い歩幅で……



「怪獣ってなんでゆっくり歩くんだろう?

 自分の体重を動かすだけの力があんまりないのかな。」



歩幅が狭いからあんまり進まないし、これで迫力とかあるのかちょっと心配に。

映画だとこうやって迫ってくるのもどきどきしちゃうんだけど……



「だけどあんな怪獣がのっそりじゃなくて

 素早く動くことができてもなんだか怖いね……

 言われてみれば全身が鱗みたいなもので覆われているから重たいはずだよねぇ。」



全力疾走する怪獣を想像して思わず苦笑い。

走るのが速そうな見た目だったり四足怪獣だったりなら

もしかしたら速く走っていても気にならないのかも。



「私は吸血鬼だからのっそりじゃなくてもいっか。

 えへへ、存分に暴れちゃうよー!」



ビル街に着いてまずは目の前にあったビルに手を振り下ろす。

手を屋上に叩きつけるとヒビが上から下まで一気に入って粉砕しちゃった。



「ビルが突然粉砕しちゃったら驚いちゃうよね。

 だけどさっきと違って身体をちょっと動かす必要があるから私も頑張らないと。」



そのままビル街に侵入して大通りに足跡を刻みながら通り沿いのビルを襲っていく。

腕を振り回して真ん中を抉ったり蹴り飛ばしたりして

ビルを倒壊させて道に瓦礫をばら撒かせていく。

通りの車は踏み潰したり蹴飛ばして建物にぶつけたり瓦礫で埋まっていったり……



「こんなにビルがあると窮屈じゃないのかな?

 歩きにくくて大変だよー……」



そういいながらどんどん通り沿いの建物を破壊していって

高い建物を減らしていけばだんだんと広々とした空間に。

その代わり足元には大量の瓦礫が散らばっているけど

瓦礫なら踏みつけてしまえばいいだけだから大丈夫。



「はふぅ、壊しがいはあるけど、結構広いんだよね……

 先に違うところに行ってみようかな。」



大通りを進むだけでもちょっと苦労しちゃう。

だからといって道を無視して私が道を作っていくのも面倒かも。

ここは一旦違う区域を襲っておこうかな。



「えっと、こっちには何が……

 あっ、海沿いの空港があるね。」



ビル街を一度出てみると大きな橋の向こう側に空港が。

人間は飛べないから代わりに空を飛ぶ乗り物をつくったんだよね。

ずしんずしんと空港のほうへ。



「空港までのこの橋は……踏まないでおこうかな?」



橋の上は歩かずに水のほうをざばざばと歩いていく。

でも壊さず見逃すっていうわけじゃなくて、

橋の真ん中付近のところで橋のほうを向いて……



「踏まない代わりに持ち上げちゃうよ?

 ちゃんと持ち上がるかな?」



橋を下から持ってみてぐぐぐっと力をこめる。

すると橋の両端が割れて橋だけが綺麗に持ち上がっちゃった。



「おー、ちゃんと壊れずに持ち上がったね。

 橋も持ち上げちゃうほどの力持ち!」



橋って本当ならどのくらいの重さがあるんだろう、実は軽いのかな?

それだと力持ちって関係ないかも……



「……持ち上げたのはいいけど、これどうしよう?

 ただ戻すだけだとあんまり意味がないから……」



かといってどこかに投げつけるのもあんまりよさそうなところはないみたい。

適当に街の真ん中目掛けて投げてみるのもいいのかもしれないけど。



「よし、このまま壊しちゃえっ。」



橋を持ち替えて縦に持つとむぎゅーっと抱きしめてみる。

腕と胸を使って抱きしめると同時に太ももでも挟んでみると

橋は簡単にへし折れで砕け散っちゃった。



「これで橋は海のもくず……

 あれ、ここってまだ川なのかな?」



海と川の境目って分かりにくいけど、やっぱり海のような気がするから

海のもくずということで。

抱き潰してみると素肌に瓦礫が当たってなかなか気持ちよかったかも。

とにかくこれで空港に行くための橋はなくなっちゃったってことだね。



「よーし、空港だー。

 空港ってとっても広いよねぇ。」



ずしんずしんと歩いて空港に上陸して見渡してみる。

滑走路が長いし広々としててすっきりしてていいかも。

……壊しがいはあんまりないかも。



「えっと、まずは建物のほうを壊せばいいんだよね?

 アレ壊しちゃえば空港がただの広場になっちゃって意味がなくなっちゃう。」



ずしんずしんと滑走路の中を歩いて足跡を刻んでから駐車場を踏み荒らしていく。

車がたくさんとまってるから勝手に爆発して燃えちゃってるけど

そこまで燃え広がらないかな?



「この塔を壊せば……あれ、意外と大きい……?」



いざ近づいてみると管制塔は私の胸元よりちょっと下の大きさくらいみたい。

100倍だと飛行機も片手で捕まえられるけどちょっと大きいし……



「むぅ、おっきくなっちゃおうっと!」



壊しがいがあるのはたしかだけどこういうときに不便……

私より大きな建物を壊すのも面白いけど、

やっぱりどの建物よりも大きいのもいいよね?



「んっ……そーれっ……!」



念じて身体をどんどん大きくしていって、ひとまわり大きく……

100倍でも大きいはずなのにもっと大きくなれるって

本当ならすごいことなんだよね。

大きいのに慣れすぎちゃうと100倍でも小さく感じちゃって……



「……っと、このくらいかな?

 って、ひとまわりのつもりだったけど1000倍になっちゃった。」



数百倍くらいになれば充分だとは思うけど、

せっかくだからこのままでいいや。

この世界でも上手く使いこなせていないし、

まだまだ巨大化の魔法は使えそうにないかな……



「ふふーん、さっきより10倍大きくなった私の破壊力は何倍になったかな?

 100倍でも壊せないものはなかったんだけどね?」



さっきまで私の胸元近くまでの大きさがあった管制塔は

すっかり小さくなっちゃった。

足首の高さよりはちょっと高い、かな?



「1000倍になると眺めもいいし、みんな小さいね。

 私より大きなものっていったら山くらいじゃないかな?」



管制塔を足の指の間で挟んでみる。

今ならこんなこともできちゃうと思うとなんだかぞくぞくしてくるね。



「えへへ、それじゃあこの空港は私の遊び場にしちゃうね?」



くすっと微笑みかけてから足の指に力を入れてみると

管制塔がぐしゃりと挟み潰されてへし折れちゃった。



「10倍違うだけでこんなにも違うんだ……

 足跡のほうはどうかな?」



へし折った管制塔を踵でぐりぐりと踏みにじってから滑走路のほうに移動して

1歩ずしんと踏みつける。

さっきより大きな足跡が刻まれて滑走路にヒビが入っちゃった。



「うん、100倍のときにつけた足跡と比べてもとっても大きい!

 今の足跡の足の指よりも小さいかも?」



足跡を見比べて巨大化した実感と興奮で楽しくなってきちゃう。

大きくなるだけでこんなにも強くなれちゃってすごいなぁ。



「飛行機も小さいねぇ。

 さっきまでは鷲づかみにできたのに、今だとつまみ取る感じだよ。」



飛行機をつまみとる……と思ったらプチッと潰れちゃった。

やっぱり小さいものだと力加減が難しい。



「うーん、硬そうなのに力を入れると砕けちゃうなんて……

 角砂糖みたいだね、もう。」



仕方ないから試しに爪でブスリ。

突き刺したらまた砕け散っちゃう……と思ったら意外と大丈夫だったみたい。

持ち上げてからよく見てみると飛行機も小さくて一口サイズくらいかな。



「一口サイズ……あむっ。」



突き刺した飛行機を口に運んでむしゃむしゃもぐもぐ。

100倍だとさすがに一口では食べられないから大きくなったときの特権だね。



「はふ、やっぱり1000倍だと大きすぎたかな?

 1000倍のときはまとめて食べるようにしようっと。」



かといって縮むのもなんだかもったいない。

物足りなくなるのはきっと建物が小さいからだよね。



「よし、この大きさでビル街襲っちゃうよー。

 今度こそ全部壊しちゃうんだから!」



思い立ってビル街のほうに向けて1歩、2歩、3歩……

橋のあったところは1歩で飛び越えてしまえば数歩で戻って来れちゃった。



「あははっ、さっきまで腕とか使って壊してたのが嘘みたいな小ささだね。

 これなら簡単に……それーっ!」



今のビルの大きさは膝にすら届かないものばかり。

1歩あるけば足裏だけでなぎ倒したり根元から蹴飛ばして吹き飛ばしたり。

大通りも私の足で全部覆いつくせちゃうし足幅のほうが大きいから意味がないよね。



「瓦礫が指の間まで入ってきちゃって気持ちいいね。

 このくらいまとめて壊せちゃうとすっきりするよ。」



ビル街の外側からどしーんどしーんと踏み荒らして

どんどん瓦礫の広場に変えていっちゃう。

ときどき足元のビルを捕まえてみて思いっきり握りつぶして遊んだり

爪で建物ごと切り裂いてみたり。

いろいろな壊し方を覚えるとたくさん楽しめちゃう。



「うーん、私もお姉さまみたいな翼なら羽ばたいて風を起こすことができるのに……

 変身とかしちゃえばいいんだけど、ちょっと残念。」



苦笑いしながら足元を見つめてビル街を容赦なく踏み潰していく。

足裏は瓦礫や土で汚れてきちゃったけどお構いなしに街に押し付けて

私の足跡を刻んでいっちゃう。



「この大きさだと私の下着すら見えなくて私の足しか見えないのかな?

 建物の中の人たちは大きな足が何回も降ってきて大変だろうけど、

 外に居ても私の顔までは見えなさそうだね。」



ほらほらーと足裏をかざしてから思いっきり踏みつけて地震とともに

足元の瓦礫を巻き上げていく。

ビルは壊れる前も壊れて瓦礫になったものも踏み心地がよくて好きかも。




「さてと……残りはこの地区だけだね。

 最後まで残れたのは嬉しいのかな、それとも怖いのかな?」



残った地区は踏まずに、背を向けて……



「大丈夫、すぐ終わっちゃうから……ねっ。」



微笑みかけてからお尻を勢いよく下ろして座り込む。

スカートがめくれて大きな下着が空を覆って落ちてきたと同時に

衝撃でお尻をついた周りには大きなクレーターが出来上がっちゃう。

もちろん地響きは今までで一番大きくてビル街全体にさらにとどめ……



「はふぅ、この街もおしまいー。

 なかなか遊びがいがあって楽しかったよー。」



ずりずりとお尻ですりつぶして余韻に浸りつつ一息。

こんな風に普段からお外で明るいときに遊べたらなぁ、って憧れちゃう。


なんて考えているとぐぅ~っとお腹の音が。



「あっ、身体動かしたらお腹空いちゃったかも……」



今日の遊びはここまでにしておやつをお願いしちゃおうかな。

最初に大きさを抑えていたからいい運動になったのかも。



「うーん、でももうちょっと遊びたい……」



空腹を我慢してまで遊ぶか、おやつを食べてからまた遊ぶか……



「あっ、そうだ。

 それなら遊びながら食べちゃえばいいや。」


------------


立ち上がってお尻の土を軽く払ってから再び念じる。

ぐぐぐっと身体が大きくなっていき今度は1万倍に。



「えーっと……あっ。

 ちょっと遠いけど向こうのあの街がいいかな?」



街を見つけるとそっちに向けてゆっくり歩き始める。

山は踏み潰してぺっちゃんこにしたり

蹴り飛ばして抉って大きな谷を作りあげたり……


途中に小さな街がいくつかあったけどそこを踏むように歩いてみると

1歩で街全部を踏み潰せちゃった。

一瞬で足裏に覆い尽くされて足跡にされちゃってちっぽけでおかしな話だね。



「着いたー!

 周りはあんまり高い建物がないけど中心街はとっても栄えているみたいで

 ビルがたくさんあるね。」



いきなりずしんずしんと四つんばいになってから中心街に近づいていく。

手や足をついているところにも建物はあるけど全部叩き潰せちゃうから

気持ちいいけど今は気にしない気にしない。



「うんっ、結構あるね。

 お菓子はこれに決定しちゃおっと。」



微笑んでから顔を近づけると舌を出してれろぉっと中心街をひと舐め。

普段は行儀が悪いって注意されちゃうから一人で遊ぶときにしかできないけど、

こういうのもやっぱりいいなぁ。



「この大きさでもまとめて食べれば食べ応えがあっていいね。

 残さず食べちゃおっと。」



爪で中心街を切り取って持ち上げてみると街のクッキーの完成……なんて。

壊さないように爪で挟んで持ちながら立ち上がって

中心街のあったところをひと踏み。

これでもう街は戻るところがなくなったね。



「ふふーん、これをおやつにしながら残りの場所をまとめてやっちゃおうかな。」



街の端のほうにずしんずしんと移動すると再び座り込む。

そして脚を投げ出してみると街全体に脚が届いちゃうみたいだね。

このまま脚を動かせば……



「えへへ、脚でまとめてお掃除できちゃって簡単だね。

 大きいと壊しちゃうのが楽だけど、

 簡単すぎてつまらなくならないようにしないと。」



太ももやふくらはぎなどで街をガリガリとブルドーザーのように削り取って

瓦礫の山を作り上げていく。

どうせ逃げ場なんてないからこっちのほうが諦めがついちゃいそう。

街の全部をひとつの瓦礫の山にしちゃうの。



「脚をぱたぱた動かしているだけでこんなことができちゃうなんて……

 こんなことしちゃうとたしかにお外に出してもらえなくなっちゃうよね。

 さすがにしようとは思わないけど……たぶん。」



苦笑いしながら両脚のブルドーザーでどんどん街を更地に変えていきつつ

中心街のクッキーをはむはむもぐもぐ。

ビルがナッツみたいで噛み応えがあってなかなか美味しいね。



「この中心街結構広いから食べ応えもあっていいかも。

 中心街は私のお腹の中にお引越し、なんてね。」



食べつくしてけふぅと一息ついたときには

街はすっかり瓦礫まみれの更地になっちゃった。

建物や道路などの瓦礫をある程度集めて山を作ってから足裏をすり合わせてみると

瓦礫の感触が気持ちよくて楽しい。



「えへへ、人間の街ごと玩具にできちゃうなんて、普通では考えられないよねぇ。

 だからこそ面白いのかも、壊し放題だもんね。」



くすくすと微笑みつつ瓦礫を足裏で細かくして遊びながら壊滅した街を見ていると

いけない気持ちになっちゃいそう。

だけどお腹も空いてきたし、おやつの食べすぎもよくないから

今回はここまでにしようかな?



「うーん、次はどうしようかな?

 やっぱり翼をつけて遊んでみたいかも。

 あとは、レーヴァテインを振り回してみたり、火の海を作ってみたり……?」



たくさん壊したけどまだまだ想像が止まらないかも。

それを実際に試せるっていうのはやっぱりいいね。


楽しくたくさん大暴れってとっても楽しい!


------------


おしまい。



More Creators