・サイボーグの義体に脳を移植した妻(非エロ)
ある昼間のリビングにて
「義体の体になって私思うの、
なぜ義体やサイボーグに性的な身体的特徴、胸、容姿、を持たせるかわかる?
それは人が自らのリビドーの上に作成し、それをも私達に投影させた。
そもそも性を持たない私たちに
一つのカテゴリーを持たせることで納得させているんだと思う。
そして私たちに瞳を埋め込み
皮を貼り…色をつけ…
見た目もそっくり人間にしたかと思えばそれを気味悪がる…
造形のマネキンや人形を不気味に思うのと同じ
でもその恐怖の正体は
自分たち人間が特別な存在
神に造られた者だとどこかでそう感じ願いを持っている。
そんな自分達人間の限りなく人に近いコピーが作られてしまう恐怖…
自分たちの存在の意義、価値に触れてしまうんだと思うわ。
あとは差別ね
もし私たちが限りなく人間に近い存在になれたとしても
同じ人権は多分与えられないのよ
機械的外観のコネクターや
一部の皮をはがしグレーの装甲を露わにさせることで
人と機械、義体との差別化を図る。
そして人間は私たちを
一つのカテゴリーとして受け入れることができる
ただそれは棚に上げたエゴの一つに過ぎないわ。
あなたは私が危篤状態の時にこうして義体に私の脳50%の移植を決意してくれた
お陰で私は今こうして、あなたのそばにいることができる。
ただ…
残りの50%が初めから空白なわけではないの
私の脳を生命として維持アシストするこの体の意識…魂があるのよ。
そしてそれが
私にこれらを訴え…感じさせる
…
私も専門学者じゃないから
言葉を選ぶのが難しいわね
さあ
昼食にしましょう 」
「その時、妻が別人のようにも見えたが
義体の影響と反動から生まれた、それも妻の一面として
複雑ながら納得することができた。」
(SF映画や攻殻機動隊などの影響から)