【魔法学校初等部自由研究のすすめ 42ページ(小型生物の章・第三項)より抜粋】 魔術や薬品調合、拷問などに幅広く使えるワームを効率よく飼育・繁殖させるためには、妖精さんを一匹捕まえてきて餌にするのがよいでしょう。(既にパートナーの妖精さんがいるならそれを使ってもよい) まずは妖精さんの服を剥いだら手足を身近なもので壊死しない程度に拘束し(ワームは本来とても下等で、弱い生物です。自由に動ける状態だと、大抵の妖精さんはワームを潰してしまいます)、目や口にワームが入ってしまわないように、仰向けに、呼吸がしやすいよう固定しましょう。このとき足が開きっぱなしになるように固定すると給餌がされやすくなります。 暗く、狭く、湿ったところに潜り込もうとする性質のあるワームは、自然と妖精さんの体内に潜り込み、その中で暴れると、餌となる魔力のよく溶け込んだ液体がたくさん分泌されることをすぐに学習します。満腹になった個体は空腹の仲間に餌の場所を教えようとする性質があるため、これだけで充分に餌が行き渡るのです。 ワームの餌となる物体はどれも直接的には大量入手が難しいものですが、妖精さんの食べ物は概ね人間と同じです。なので自分の食事を少量、それから水分を多めに与えるだけで維持が可能です。お尻の中も常にワームが出入りしながら満たされた状態となるので、排泄もせず、したところで全て食べられてしまうため片付けは要りません。 妖精さん本体さえ無事なら何度でも繰り返し使えるので、縛り付けたままでよいので定期的に食事を与え、バイタルチェックとメンテナンスを欠かさずしてあげましょう。だめになったら新しいものを用意しなければいけないので、最終的に手間が増えてしまいます。あなたが回復魔法を使えたとしても、二日以上の放置はしないほうが賢明です。 三〇日もすれば産卵がはじまり、給餌行動の合間に、子宮内や直腸内に産み付けられていた仔ワームが孵化して這い出てくる光景が観察できるでしょう。 もし口の中から孵化した仔ワームが出てきた場合、固定する姿勢が少し低すぎる可能性があります。妖精さんの体力が無く、うまく吐き出せないと、まれに口内に侵入した個体が気道を塞いで窒息してしまうこともあります。できるだけ長く餌を使うために気をつけて観察しましょう。 維持さえうまくできれば、年単位で使い続けることが可能です。とある研究所では、一匹の妖精さんを縛り付けたまま、十五年もワームの餌に使い続けている例もあるそうです。 (妖精さんの観察がしたい場合はP46『捕獲の手引き』から)
ま
2018-11-30 11:40:05 +0000 UTCモブC
2018-11-29 17:33:28 +0000 UTCま
2018-11-25 11:17:31 +0000 UTC