こんばんは魔太郎です。
さて、今回は素晴らしい作品をただ素晴らしいと言い続けたいと思います。
なにがって?
こちらです!
ママ・ティアナの製作秘話、裏話を魔太郎が撮影したリアルなデコマス画像を織り交ぜつつ長々とお話したいと思います。
まず初めに言っておきたいことがあります。これだけ精巧に作られたフィギュア作品は初めてです。少なくとも魔太郎が今まで関わってきた全フィギュア
・予約開始された作品約50体
・現在監修中も含めますと約70体
の中で断トツで一番です。
決して今までの作品を乏しているわけではありません。
この6、7年はフィギュアのお仕事を色々なメーカー様からたくさんいただいております。とても光栄で本当に嬉しいことです。その中で自分的に納得のいった作品、もっと出来ることがあったのではないかと反省した作品など色々ありました。同様に魔太郎も一人の人間ですので、多少なりとも作品の優劣はあります。しかしどれも素晴らしい作品ですし、とても気にいっていますし愛着もあります!
ただ精巧さに関しては
そして今後どんな企画でもここまで複雑で精巧に作られるフィギュアに携われることは魔太郎は後にも先にもこのママ・ティアナで最初で最後かと思います。それだけの作品だと思います。
この作品は他のフィギュアとは別のカテゴリーのフィギュアだと考えています。それだけの逸品です。
早速、素晴らしいママ・ティアナ様のお話をしていきます。
ではこちらをご覧ください!
もはやゴールドセ〇ントと言って過言ではないほどの圧巻のゴールド装飾!
ママ・ティアナ様はエルフ村の女王様と言うことで最強に豪華なアーマー仕様となっています!その豪華なアーマーを造形物としてイラストを完全再現しております!
否、イラストの10倍は素晴らしいものとなっております!
またこのゴールド塗装ですが、ククル(妹)は可愛らしさの残る柔らかいゴールド、セシル(姉)は剣士と言うことで重量感のあるゴールド、そしてママ(ママ)は女王に相応しい高級感のあるゴールドとなっております!
ゴールド一つとっても彩色のリー先生のセンスのある技が際立っています!
※細かいことですが一点説明しておきます。
上記の画像の右足とハイレグ部分の接続部分の隙間は製品版では間違いなく綺麗になります。上記画像はあくまでデコマス画像です。ヴェルテクス様の製品版の完成度は「業界内で控えめに言っても上位」かと思います。
全く心配しないでください!
お次は
魔太郎の経験則ですが、他メーカー様にこのデカい鎌をフィギュアのキャラデザで提出したら「すいませんが武器をもう少し小さくできないでしょうか?」とご相談の返信が来ることでしょう。
では何故このデカい武器がメーカー様に避けられるかをご説明します。
ご存じの方も多くいると思いますが、俗に言う「金型代」というやつです。
下記図をご覧ください。同じ大きさの「金型A」「金型B」があり、金型Aで鎌、金型Bでは剣を造るとしましょう。さてどっちの方が空きスペースが多くあるでしょうか?
金型Bの方が圧倒的にスペースが空いていますね!
お分かりかと思いますが、スペースが空いていれば他のパーツにそのスペースを使用することが出来ます。
※わかりやすくする為、「セシルのおっぱい」で比較しています。
上記図を見ていただくと、金型Aより金型Bの方がより多くのパーツが造られています。つまり武器がデカいということは金型のスペースを大幅に使用してしまうのでコストが余計にかかってしまい、販売価格が上がってしまうのです。
つまりこの鎌はとても贅沢な仕様となっているのです!
そしてこのママ・ティアナ様は上記で説明したゴールド装飾はもちろんのこと、ツインテールやフリル、ドレスなどのパーツがとても大きく、そしてそもそものパーツ数が多いため通常の1/6フィギュアと比べ
※ヴェルテクス様調べ
そしてその2.5倍のパーツを一つ一つ手作業で組み立て、2.5倍のパーツを塗装するんです。製作作業も2.5倍なんです!
ここで製品の価格のお話をしましょう。
わかりやすくするために直近でヴェルテクス様から予約していたダークエルフ村のカミラちゃんと比べてみましょう!
■ダークエルフ村 第4村人 カミラ
価格29,000円
そしてママ・ティアナ様は…
■エルフ村 第14村人 ママ・ティアナ
価格49,800円
さて何倍でしょうか?
49,800円÷29,000円≒1.72
ちょっとだけですが、価格が良心的に感じてきませんか?
ここらでククルとセシルと並べてサイズ感を確認してみましょう!
この角度だと少しわかりずらいかもしれませんがママはククル、セシルと比べると「顔半分くらい身長が高い」といった感じでしょうか?頭の輪っかを考えるとその分高さが出る。っといった感じです。(頭の輪っかは取り外し可能です)また並べてみるとママはサイズ以上にかなり大きく見えます!
そして
さておっぱいファミリーが全て揃ったところで、唐突に製作秘話でもお話をしようと思います。
ククルはエルフ村で一番、セシルもそれに次ぐ販売数だったらしいです。じゃーお母さんも作るべきでしょ!乗るんだこのビッグウェーブに!なんて安直に始まったのがこのママ・ティアナの企画です。そこからママだから最強にしましょう!一番豪華に!華やかに!細かく!派手で装飾マシマシで!武器は最デカで!とにかく凄いの描いてください!価格は気にしないでください!どんなに再現が難しくても絶対に立体化してみせます!
なんてどんどん盛り上がっていったのがこの企画です。
そうなんです。普通ではないんです。おかしな企画なんです。
昨今のフィギュア事情は原型師や彩色師のレベルが飛躍的に向上し、超ハイクオリティーなフィギュアで溢れかえっています。特に2万円~3万円前後のハイクオリティーなフィギュアはどれも素晴らしい造型、素晴らしい彩色で全てが芸術レベルの代物です。
そんな中、中国のメーカー様が次々とフィギュア業界に参入し、より価格への関心が高まり、ハイクオリティーなフィギュアを少しでも低価格で!というカオスな状況となりました。メーカー様にはとても辛い状況かと思います。血眼になり様々なセールス方法を模索していることは容易に想像がつきます。
「皆様に負担を強いてしまう。心苦しい。」と担当の方が言ってました。
しかし止まらなかったんですよあの担当達は!
作る前からわかっていたと思います。割に合わないってこと。大きな博打になるということ。多少なりとも叩かれること。
企画が決まったときの2022年4月1日の為替は122円。作っている途中により感じたと思います。急激な円安、パーツ数がとんでもないって、金型代がヤバいって、とんでもない価格になると!しかし逃げずに作り上げたんですよ!ママ・ティアナを!
ヴェルテクス様がHPでおっしゃられたこの一文
全てが詰まっている言葉かと思います。ただただ「最高のフィギュアを作る」ということに全身全霊をかけた作品、逸品なんです。
限界に挑んだ作品です。こんな芸術品には中々出会えないと思います。
売れるか?知らん!そんなことは二の次だ!という企画なんだと勝手に思っています。ただ
職人がただがむしゃらに自分の好きなものを造って売る。原点かなと。勿論全てを肯定するつもりはありません。利益は大切ですしビジネスです。こんなぶっ飛んだ企画をやり続けたら会社が潰れる。とは言いませんが部署から飛ばされるでしょう。(想像)
けど・・・たまにはこういう企画があっても良いじゃないですか!
すみません少し熱くなりました。ママの画像を見て落ち着きましょう。
顔も最高に可愛い!
本当に凄い情報量!
王冠の精巧な造り!
タイツのテカリ具合!半透明の前掛けがエロいッ!
改めてククル&セシル&ママを担当してくださったふぉるとねいしょん先生(原型)、りー先生(彩色)に感謝いたします。
ふぉるとねいしょん先生のイラストを尊重しながらも肉感表現や質感を良い感じに誇張してくれる技術の高さにはいつも驚かされてばかりです!
りー先生、個人的には今回一番の功労者かと感じています。ご本人曰く、白が多いデザインは彩色泣かせとおっしゃっていたので、さぞ大変だったと思います…。部分部分にパールを入れたり、艶を入れたり差別化をし、ドレスの部分は強めにシャドーを入れコントラストを表現し、なんと言っても!この膨大な数のパーツを一つ一つ丁寧に塗り続けてくれたこと本当に感謝いたします!
ぱっと見ではわからないかと思いますが、このママ・ティアナ様には最高の技術が凝縮されていて最高のフィギュアだと思います!
~最後に~
フィギュア業界の売り方はかなり特殊です。ご存じの通りデコマスと製品版があります。デコマスを見て購入かを決断します。デコマスと製品版は見比べると大なり小なり違いがあります。
購入者様の手元に届くのは製品版です。その製品版を見てもいない状態で過剰に購入を勧めるということは正直少し怖いという感情があります…。あくまで監修したのはデコマスですから。
※魔太郎が知っている限りですと予約開始前に製品版の監修が出来るメーカー様はPink Cat様のみです。なのでPink Cat様の商品は安心しておススメ出来るんです!
しかし、ククル、セシルを含めエルフ村全ての製品版のクオリティーは大変素晴らしいです。ママ・ティアナもその精鋭たち(工場)が作ってくれるんです!まず間違いないと思います。
長々と失礼しました。
これらを含め、何卒ご購入をご検討いただけたら幸いです。
きっと8月に
と言っているでしょう!
以上です。
現在、あみあみラジオ会館店にてデコマスが展示されているので、お時間ありましたら見るだけでも価値があると思いますので是非ともあみあみラジオ会館店に足を運んでみてください!
ここまで読んでくれてありがとうございました!
じゃーの!