こんにちは魔太郎です。
前回に引き続き、「フィギュアが出来るまで」をお話したいと思います。
今回はメインのフィギュア監修のお話です!
と、その前に原型制作からデコマスが完成するまでの流れを軽くご説明します。
基本的な流れとしては、
1.原型師さんがフィギュア原型を制作
2.メーカー様が原型チェック
3.魔太郎の原型監修
4.フィニッシャーさんの彩色作業
5.メーカー様が彩色チェック
6.魔太郎の彩色(デコマス)監修
7.予約開始
という流れとなります。
魔太郎の原型監修は「もっと胸を大きく!」「太股のお肉をもう少し盛ってください!」「顔はもう少し小さめで」など
彩色監修であれば「パンツの色をもっと明るく」「ブラジャーにパールをいれてください」「この布は艶々にしてください!」といったような要望を出します。満足いけばOKを出して次の工程に進み、納得いかなければNG(修正依頼)を出して修正していただく、といった感じです。
イラストの仕事もそうですが、修正依頼が多いとやる気や集中力がどんどん減ってしまうので、なるべく修正は一回でまとめて言うよう心がけています。
またメーカー様によっては制作した原型のチェックや手直しを自社の原型師で行い、魔太郎の監修時にはほぼ完成に近い状態でくる場合もあります。
逆に未完成の状態から監修依頼がくることもあります。そのため何度もやり取りや修正を行う場合もあります。
監修の数で報酬は変わらないので修正が無い方が楽で良い!
と、思うかもしれませんが修正を何度もしていると愛着も沸きますし、自分も原型制作に参加しているみたいで、完成がより楽しみになったりもします!もちろん労力的には修正が無い方が楽です。
ちなみに初期の頃は、まずどこを見て何を監修すればいいのかわからず、何も言わず「OKです!」と返していました…。対面で「ここ修正お願いします!」と言うメンタルが無かった。という理由もあります。
では本題にククルちゃんの話に戻ります。
⑧3D原型監修 Ver.1(2020年5月)
原型と言えば現物!…と思うかもしれませんが、最近はパソコンで原型制作をする原型師さんが多く、まずは3D画像で監修をすることが多いです。勿論データなので、3D画像の受け取りや修正のなどのやり取りは全てメールで行います。
そして実際に送られくる画像はこんな感じです。
※実際はもっといろんな角度の画像もあり、枚数は多いです。
というか…
完成原稿を納品(1月下旬)してから3か月で3D原型が出来てきたのは本当に驚きました!経験上早くて半年、遅いと1年以上が多いです。(魔太郎調べ)
そして、肝心なククルちゃん初めての監修ですが、「すげぇ…」と褒めるだけで終わりました。
おそらく監修あるあるだと思うんですが、監修時は必ず「何か言わなきゃいけない!」という謎のプレッシャーに陥ります。何も言わないと「ちゃんと見てるの?」と思われる気するし、仕事放棄してるみたいに感じるんです。だから何か言わなきゃ…何か言わなきゃ!と必死で考えます。
しかしこのククルちゃんの3D原型を見たときは「ふーん。スケベじゃん。」と不思議と舐め回すように見惚れていました。修正?ないないっ!
➈3D原型監修 Ver.2(2020年6月)
一ヶ月かからず続報だよ!厳密にいうと2週間です。ウサイン・ボルトかっ!(早いという意味)これまた経験則ですが、修正の返しは2か月くらいが一番多く、遅いと5か月くらいかかります。
ちなみに前回と比べて
・頭が小さくなっています。
・右の前髪のボリュームがアップしています。
・耳がシャープになっています。
・腰回りと太ももの肉感が抑えられています。
・くびれを少し太くし肩幅をせまくしてあります。
などが修正されております。(他にも10か所くらい修正あります)
※魔太郎は何も言ってません。
本当にこういった微調整の繰り返しでクオリティというのは上がっていくんだなぁと、ただ関心いたしました!
結果、また「スゲー!」と担当の方に返答し、監修は終わりました。
余談ですが、原型師さんとイラストの相性みたいなものがあると考えています。
例えばおっぱいの小さい娘を作るのが得意な原型師さんに、魔太郎の爆乳イラスト原型を作っていただいても、その原型師さまのポテンシャルは上手く引き出せないと思います。原型師さんにもお姉さん系、〇リ系、痴女、清楚系など得手不得手があると思います。
ふぉるとねいしょん先生(ククルちゃんの原型師)はこちらの一方的な考えですが、魔太郎フィギュアの請負人だと感じました。(ストーカー予備軍感)
⑩3D原型監修 Ver.3(2020年6月)
また2週間で上がってまいりました。
何が凄いって「修正」じゃなくて衣装増えているのに2週間ですよ!ふぉるとねいしょん先生は天津飯みたく腕が4本になるんでしょうね。
魔太郎も腕が4本に増やせるようにがんばろうと思います…!
ちなみに
・右足首の曲がりが無理があったので、右ひざを外側に開いてあります。
・右太もものリングの位置が下がってます。
・頭部が1%大きくしてあります。
・鳥が少し大きくなってます。
など…修正してあります。
頭部1%を見る技術…本当にプロフェッショナルです。ただただ脱帽です。
そしてついに!
魔太郎が
修正を
要求します!
なんとっ!
その内容は!
(斧かよ…)
5日で返答があり、少し細くなりました。
完全にイチャモンをつける無能上司のソレっぽくて言わなきゃ良かったと少し後悔しました。気になったんだよ!こんちきしょう!
またまた余談です。
魔太郎のイラストは、よりセクシーにするために骨格やデッサンにあえて「嘘」を取り入れて描いております。それを塗りや構図などで色々とごまかしているので、そのまま立体化すると当然バランスがおかしくなります。
そのため、原型制作時に骨格のおかしなところや矛盾点が必ず発生していると思います。その問題を原型師さんは「イラストを尊重するか、リアルさを追求するか」という究極の選択をし、うまく立体物として造型していくのだと思います。
ちなみに魔太郎はリアルさを求めているタイプなので、わざわざイラストを忠実に再現してくれた原型に「リアルに作ってください」とリテイク(修正)をしてしまう鬼畜マンです。(暗黒笑み)
⑪現物原型監修 (2020年8月)
ここで初めて画面の中からククルちゃんが飛び出してきます!
じゃじゃーん!
ここで待ちに待った現物監修です!
実際に出力してみると3Dデータで見ているのとは雰囲気が違い、10倍かっこよく見えます!色を塗っていない状態のフィギュアも欲しい!(切実)
よしっ!現物を見にいくぞ!と思ったんですが、現物監修はお断りいたしました。
何故かって?この時期、仕事詰め込み過ぎて身動きが取れませんでした…。
ということで原型監修は3D監修と同様に、撮影した画像で確認をしてOKとなりました。
「現物監修したい!」と駄々をこねることも可能ではあったんですが、ここで魔太郎がOKを出さないと全ての作業がストップしてしまうんです。
また運が悪いことに、この時は魔太郎が一ヶ月近く予定が開けられなかった為、一ヶ月監修を待ってもらう=一ヶ月全ての作業を止める。ということになってしまうので、非常に残念ではありましたが現物を見ることが出来ませんでした。
ただクオリティーに関して全く不安や、心配などは無かったので自信をもってOKを出させていただきました!
⑫原型微調整&複製作業
原型を手作業で微調整するらしいです。その後、この世に一体しかない原型を複製するらしいです。
そしてその複製作業をすると原型が破損するらしく、その破損部分を修復する作業というものがあるらしいです。、この一連の作業で一ヶ月くらいかかるらしいです。
※聞いた話なんで全部「らしい」表記です。
⑬彩色(デコマス)監修(10月下旬)
フィギュアの彩色は「フィニッシャー」という彩色専門の方に行っていただきます。
※もう少し細かく言うと、アイプリ(アイプリントという顔、もしくは目のデザイン)担当の方もいらっしゃる場合もあるようです。
具体的にイラストの塗りを完全再現というよりは、リアルさも残しつつどこまでイラストに近づけていくかといった感じでしょうか。イラストの塗りをそのままフィギュアに反映してしまうと、ただ違和感になってしまうこともあるので、希望の色味を伝えつつ、フィニッシャーさんの感性によってフィギュアに反映していくといった感じになります。
彩色作業って時間がかかるイメージなんですが、意外と早いんです!
大体原型OK出してから2か月~3か月くらいで出来上がることが多いです。(魔太郎調べ)
せっかくの原型も塗りが良くないと残念ですもんね!
彩色担当の「りー」さま!あなたのおかげで全てが完成した!
このデコマス画像をみたとき思わず「勝ったな…」と思ったね!
とあるメーカーの方にお話を伺ったときに
「フィギュアは原型じゃない!フィニッシャーで全てが決まる!」と聞いたことがあります。たしかにイラスト、原型を最後にまとめるのがフィニッシャーさんなので、本当にりーさんには感謝です!
こんだけうまく塗れれば私のこいつも
さぞ美しい顔(菅田将暉風)に仕上がったのであろうか…
もちろん彩色監修は一発OKです!こちらもただ「すげー!」で監修は終わりました!
で、これで終わりじゃないんです。
⑭撮影&告知準備
プロのカメラマンに予約、販売の商品画像を撮ってもらいます!
魔太郎は何をするわけではないんですが、カメラマンさんのスケジュールやスタジオが混んでいるのか、とてもスケジュールがタイトらしくとても忙しそうでした。
出来上がった画像がこちら!
Foooo!発色が良くとても綺麗!さすがプロのカメラマンだぜ!
また、このあたりで今後の発売予定日や価格が大体決まってきます。
自分の勝手なイメージですと価格や販売時期を決めてから逆算して作っているものだと思っていましたが、ギリギリまで決まっていないことに驚きました。(勿論会社によると思います)
恐らく1円でも安く、1秒でも早くお客さまに届くように最後の最後まで考え抜いているんだと思います。
本当に頭が下がるばかりです。
この時、魔太郎はというと応援イラストを描いておりました。
⑮予約開始(2020年11月20日~)
運命の日です。
これもあるフィギュア関係者から聞いた話ですが
「フィギュアは初動三日で決まる!」と聞いたことがあります。(あまり鵜呑みにしないでね)
今までフィギュアのシリーズ系(エルフ村など)はやったことがなく、しかも大人気シリーズでしたので、「魔太郎のは売れなかったな…」とかなったら間違いなく、焼き土下座です!そのため予約開始付近はかなり落ち着きがなかったと思います。
結果…
11月20日か21日の夜のどちらか忘れましたが、突然TwitterのDMが来ました。「こんな時間に誰だ?」とDMの中身を見てみると、ヴェルテクスのいつもの担当の方からでした。
「なぜDM?」と思いました。(いつもはYahoo!メール)
内容を確認してみると
(実際の内容は違いますが簡単に言うとこんなような内容でした。)
予約中にこのような連絡をいただくのは初めてだったので、とても嬉しかった思い出です!
その後、改めてお礼のご連絡をいただき、ホッとしていたらメールの最後に「次のエルフも是非ともお願いしたいです!」というお話もいただけました!
そしてその次のエルフというのが…
9月にヴェルテクス様より発表されました「第8村人セシル」になります!ククルのお姉さんです!
こうして魔太郎はエルフ村2体目の制作に携わることになったのです!
いかがでしょうか?
フィギュアが完成するまでに、いろんな方の労力、時間がかかっているんです!一度だけですが、メーカー様のご厚意で中国の生産工場や輸送に携わる方々(中国人)とzoomでお話させていただいたことがあります。
その時に改めて「凄い人数の方が魔太郎フィギュアの制作に関わっているんだなぁ」と考え深くなりました。
イラスト描いて、カタチにして、色付けて売る。ただそんだけの行動と思われますが、輸送や生産、撮影や告知、他にも想像もつかないほどの色々な作業があるんだと思います。
感謝感謝です。
今回のお話はフィギュアの打合せを重ねていくうちに、色々なお話を聞いたり、経験したことを元にして書かせていただきましたが、内容はかなりざっくりかと思います。実際はもっと複雑かと思います!(間違っていることもあると思います。スマソ)
最後に…
現在の魔太郎宅はいたって普通な賃貸マンション(2LDK)でして、サンプルフィギュアで収納がもう限界突破中です。
なのでいっぱいお金を稼いで家を買い、壁一面に魔太郎フィギュア棚を置くのがガチの目標です。
家を建てるまで「2年、あと2年!」とかれこれ4年くらい言ってる気がしますが、あと2年後に家を建てたいと思っています。その内MANBOXのプランに「建築費」という新しいプランが出来るかもしれません。その時はよろしくお願いします。笑
がんばるぞー!
じゃーの!
nanoha084
2021-11-24 22:38:51 +0000 UTCkyonpico
2021-11-24 12:55:40 +0000 UTCJyunya
2021-11-24 04:35:00 +0000 UTCぬいぐるみ
2021-11-23 05:33:32 +0000 UTCロック
2021-11-23 04:23:10 +0000 UTCPod556
2021-11-23 03:58:37 +0000 UTCロンデニ
2021-11-23 03:32:19 +0000 UTCkevin
2021-11-23 03:24:13 +0000 UTC