こんにちは、jinです。
先日出した新刊「ON ALL FOURS FOR ALL」の表紙。
最初は違う構図で全く違う絵のつもりでした。
せっかくなのでその没案をペン入れして色を付けてみました。
表紙を描き始めるときに
・顔と尻を同時に見せたい→鏡を使ってるところだと両方いけるのでは?
と思いついてまず描いたのがこの構図ラフ。
しかし描き進めようとあれこれしてるうちに
・後ろ姿を大きく見せたい表紙なのに手前の顔が邪魔になる
・裏表紙が顔のドアップになるのもちょっとイメージと違う
・そもそも未成年もゾーニングなしで来場するイベントなのに表紙でアヌス丸出しはおそらくダメなのでは?(ダメです)
というわけでこの構図は没。
一応、尻尾で肛門隠せば行けたかもだけどウケがケツの自撮りでわざわざ肛門隠すのもおかしいし結局諦めました。
ですが今回、没絵の構図をそのまま生かして仕上げてみることにしました。
線画を作る過程をざっくりとですが書いてみます。
(需要もないのに細かく詳しく書いたらとんでもない長さになりそうだったので…)
太い線でワシワシ描く→削って形を作る
を繰り返して下描き。
この段階では、絵を描いてるというよりは木を彫ったり石を削ったりしてるような感覚。
大体の形が見えてきたらパーツごとに分割してそれぞれ別レイヤーで描きこみ。
変形ツールや曲線定規など使えるものは全部使って形作り。
尻尾の形はバネ描きで取るのが楽。
怖い。
パーツの形や大きさ、位置を調整して「あとはなぞるだけでいいか」の状態まで持っていけたらペン入れ開始。
今回は差分も作ってみました(色塗りの時にものすげーめんどくさいことになって後悔したのはまた別のお話し)
長年同人やってるくせにいまだに腕がプルプルして入り抜きのあるきれいな線を一発でシュッと引けないので、最近はアップの絵は「線を面として描く」ことが多いです。
筆圧の出ない細い線で三日月や三角形を描いて中を塗りつぶすイメージ。
線の勢いは完膚なきまでに死ぬのであんまり多用するのもどうかと思うんですが、一本の線を何回もトライ&エラーするよりはまだ幾分か早いし楽なので…
主線×2、筋肉のしわなど細かい線、道具や背景などをそれぞれ別レイヤーでペン入れしたら線画の完成です。
お疲れさまでした。
(モノクロの漫画と違ってカラーで色を塗る場合は『主線に強弱をつけない+筋肉のシワなど細かい線はあまり描かない』方が見栄えがいいんですが、好みの問題なので…)