これはSkillotsというコミッションサービスの案件履歴です。
以前からぽつぽつ呟いていましたが、今月はフリーランス10周年となるようです。自分でも驚いています。画業10周年っていうとちょっとかっこいいのですが、正直そんなたいそうな感じに言える自信はありません。
専門学校時代、じゃんけんで成績づけをされたことによって心が折れ、一度は諦めた絵描きの道でしたが、いろんな奇跡を経て今を絵を描きながら生きていられています。
厳密にはこれの前にも同人誌の表紙絵を描いたり、どこの何の会社かわからないところで1件3000円とかでモンスター作画10差分とかやらされたり、その会社から逃げて別の会社で3月くらいからお仕事を受け始めたりしていたので、実は違ったりするんですが、まあざっくり10周年というカウントにさせてください。
私自身、いまメールを辿ってみたら普通に2014年とか2015年の3月とかにメールがきていたので、「あれ?とっくに過ぎてたわあはははwww」ってなっちゃいました。わははは。
まあ実際のところ最初は絵寄せとか彩色案件ばっかりしていたので、「わたしの絵での仕事」、という意味でのカウントで10周年ということにしておきましょう(笑)
当時は確定申告もわからず、税務署の督促状みたいなやつでやらなきゃいけないことに気がついたくらいの子供でした。
父親と一緒に役所と税務署を梯子して、税務署のお姉さんに教えてもらいながら初めての申告を行いました。
青色に変えたのはそこから3年くらい経過してからです。そのとき正式に開業しました。開業のタイミングガバガバか。
当時始めたばかりの頃は、「みんなどんなところでお仕事をしているんだろう?」と色々調べました。当時は個人サイトめぐりをして、お仕事履歴ページをしらみつぶしに読み込んでは企業をググっていたものです。
そうしているうちに、ボカロ時代の知り合いがトミーウォーカーというPBWでイラストを描いていたことがわかり、そこから色々調べたところ、どうやらそういったネット上でできるTRPGみたいなところでカードゲームのイラストレーターの募集がたくさんある、と知って、さっそく各所応募登録をしました。
その最初がフロンティアワークスさんでした。
「私なんかが受かるのかなあ?」という不安を抱きつつ、おそるおそる応募してみたらあっさり合格。
そしてこれまたおそるおそる受付を開けると、本当に数分もしないうちに水着のリクエストをいただいたのでとても驚いた覚えがあります。
「え、わたしの絵で、リクエストってくるんだ!?お金もらえるの!?本当にいいの!?」という驚きと不安でいっぱいでした。
探り探り描いて、実際お届けしたときにイラストにコメントをつけていただけて、本当に感動したのを覚えています。ちなみに当時原寸は多分納品の10倍以上の大きさで描いていたような気がします。デカ過ぎんだろ……(最近はだいたい3倍くらいです)
そこから本当にお金が振り込まれて「わたしの絵で?」としばし呆然としていました。
これによりわたしのなかでいよいよイラストレーターとして生きていく覚悟が固まったような気がします。
定期的に裏方として絵寄せをやったり、モバイルコンテンツの素材制作をしつつ、PBWでイラストを描きまくっていました。
ちなみに各所比較的すんなり受かって登録できたのですが、トミーウォーカーさんとクラウドゲートさんは試験に受かるまで1年くらいかかりました。
結局トミーさんのところは落ちまくった挙句なぜか上様からのスカウトで入りました。なんで?(笑)
この10年はいろいろな学びがありました。
リクエストで指示されないと一生描かないであろうものを本当にたくさん描いてきました。
超巨大なおっぱいとか、石化とか、SM系の絵とかもそうですね。そもそも立ち絵なんかもわざわざ描く機会ないですし、いろんなことを経験させていただいています。
当時の絵の師匠様に「ほのかちゃん急に地に足ついたちゃんとした全身描けるようになったね」なんて褒められたこともありました。
私の中でPBWで立ち絵を描き続けてきた経験はかなり大きいのではないかと思います。
辛いことや厳しいことも山のようにありました。
やはりお金をいただいてやっていくので、裏方でも会社さんから厳しいリテイクがあったりしましたし、特に版権ものの絵寄せは厳しく大変でした。でも版権もののデータに触れられる良い機会でしたので、本当に勉強になりました。
裏方のお仕事は基本的に名前を公開できないのが辛かった……私、あの作品のあれをつくったのに!なんて思いながら、ハンカチギリギリ噛んでいました。
なんで公開しちゃだめなんだろうね…。
PBW方面でもエゴサーチしてみたときに結構ちょっとこう……ひどいことを言われていたことも実はありました。ショッキング過ぎてわざと受付を閉じていた場所なんかもありました。
最初のうちは結構エゴサもしていましたが、だんだん怖くなって今では水着くらいしか検索はしません。感想は各所機能でお願いしますね。デヘヘ
あとは、とにかく周りからの理解が得られにくいのが辛かったです。
裏方の報酬は稀にとてもお安かったりするので、その報酬金額を知った知人は「コンビニでバイトした方がいいじゃん……」と呆れたように言ってきたり、親に至っては「アルバイトみたいなのずっとやってんの?」と言われたり。
間違いではないとおもうけど、バイト扱いかあ……とモヤモヤ
これは何度かSNSで愚痴った話だと思うのですが、友人とお祭りでお酒を飲んでいたとき、混雑により相席になった人に、友人が勝手に私の職業をバラしたら「死んでください^^」と耳元で言われたことが今でもトラウマとしてフラッシュバックしてしまいます。
絵描き=オタク、と思ったんでしょうね。間違いじゃないけど、絵描きと知った途端死ねはないでしょう死ねは。
知り合いの紹介でCG集もやらせていただきましたが、個人的には本当にしんどい出来事ではありました。
担当さんと連絡取れなくなったり、まともにやりとりしてくれなかったり…リテイクが理不尽だったり……お金の計算間違えられたり……支払い遅延されたり……納品しても放置されてなかなかリリースされなかったり……あとセクハラ未遂があったりね……hahaha
たくさんのおもひででございます。
正直言っちゃって収入的には不安はあります。特にPBWは半額運営持ちの世界ですし…裏方のお仕事は不定期だし……
なんておもっていたところ、救世主的に現れたサービスがSkebです。
実はSkillotsで描かせていただいていた案件に結構やり取りがしんどかったものがあり、ココナラも使ってみて自分的には向かなかったので、やりとりを最小限に抑えたサービスはないものか……なんて思っていたところだったので、Skebは本当に神のサービスだなと思っています。
現在でもSkebは私の現在の生活の要となっております。最近だとVGenもあり、海外向けもがんばろうかなと思っています。
あとは今後つなぐとか、ダウンロード販売ものもどうにかして広げていきたいです。
それから、ほしいものリストでいろいろなプレゼントをいただけたことも自分のとって大きなことでした。
まあ皆やってるし、公開するだけなら……とひっそりと……という気持ちで始めたものでしたが、ある日お水が届いたときは「まじで!?」という気持ちでした。
ただいただくだけではだめだ!と思い、毎回お礼のイラストを描くようになりました。お返しになっていたらいいのですが。
こういった活動をしてきて、わたしという存在を気にかけていただけて本当に嬉しく、大変ありがたいことです。
この10年、2回くらいちょっと家族間で大事件があったりして、本気であの世行きを考えたことがありました。そのうち1回は本当に身の危険がありました。それでも今ここでキーボード叩いてんだから、不思議なもんだね。
SNSを見ていると、同業者の方が漫画家デビューしていたり、同人で壁サークルになってたり、結婚してたり、Vtuberのママになってたり……と、いろんな進歩を見ているなかで、私はひたすら裏方裏方……。時には狂いそうなくらい嫉妬していた時期もありました。自分も名前の出る仕事したいよーと。
今はわりとそんな感情も消えました。裏方でコソコソくらいがちょうどいいのかなって。
実はVのママも2回くらいお話はきたことがあるんですが……そのお話を持ちかけてくれた二人からどちらも逃げられました。どっちもドラフトを無償で描いていたので、残念ですね。うん。もしかしたら流用されてるかもしれません。わからんけど。
あとは、同業者の方の事件なんかも色々見てきました。
トレースしていたり、権利を転売していたりと、そういう話をちらほら見かけて騒がれているのを見ると怖くて毎回震えています。自分はそうならないように慎ましく真面目に取り組まねばと。
以前にも言った話ですが、常に怖い、と思いながら仕事をしています。この怖さはいわゆる責任感です。
正直私にはスキルがないので、今更絵描き以外のことはできないと思います。それこそ本当に死ぬんじゃなかろうか。
なのでできれば絵を描き続けたいです。
そんな感じで、続けること10年
まだまだしつこく居座るとは思います。
どうかこれからも私という存在を少しでも気にかけてもらえたらと思います。
私には本当にとんでもないスキルもないですし、めっちゃ絵うま!やば!ってレベルでもないです。華やかさもおそらくありません。有名なんて一生なれません。みなさんにとって自慢できる絵描きでもないと思っています。
それでも、なんか裏通りに昔からある、なんかちょっと気の利いた美味しい食堂、くらいの塩梅でいたいな、と思っております。
ある時「なんかほのかの絵、欲しいな」なんて私のところにきていただけたら嬉しいです。
「大将!やってる?この絵欲しいんだけど!」って暖簾くぐってもらえたら
「ええよー」って描きます。それが私という絵描きです。
改めまして、皆様からのお支えがあり10周年を過ごせました。
リクエストくださる皆様、支援してくださる皆様、DL商品を買ってくださる皆様、SNSでいいねRPしてくださる皆様、ほしいものリストから差し入れしてくださる皆様、そして数人のご友人様。
本当にありがとうございます。心から感謝いたします。
そしてこれからもどうかよろしくお願い致します。
2025.7 ほのか