質問箱を設置したところ思いのほか多くの質問いただいておりまして、
大変ありがとうございますー(^ω^三^ω^)
分からないことでも、質問いただいたのをいいキッカケとして学んでみようと思い、
今回はこちらを選らばさせて頂きました。
エッチなイラストにかんしてはpixiv fan boxを開設する際にわたくしの方で行った設定により、
まさかのエロ絵アップ不可という致命的な環境なため大変恐縮ながら今回は触れられないのですが、
透明感あふれる絵!ということでねー!今回はこちらに触れていきたいと思います!
わからんなりに勉強して考えましたw
■透明感のある絵ってなんだろう
ある絵に対して「これは透明感のある絵ですね」という感想を耳にしたときに
「たしかに透明感がある」と共感する機会は多いのですが、
では透明感のある絵の条件は?って聞かれると
自分は具体的には答えられないことに気づいたんですね。
ならそこから考えていこうということで、透明感があるといわれている様々な作家先生の絵を今回見回ってきました!
そこで気づいたことがあります。
透明感がある絵という評価を受ける絵の多くは、絵のタッチがどうこう以前に
描かれているモチーフ自体が「透明感のあるキャラクター」であることが圧倒的に多いのです。
なるほど自分で書いといてあれだけど分かりづらい!!がんばってかみ砕く・・・!w
作中で透明感があると言われそうなキャラクターというか・・・・・・。
一般的にいう素朴そう、清純そう、純真無垢そう、と置き換えると分かりやすいかもしれません。
あるいはファッション業界でも透明感があると評されるスタイリングなどが存在するようです。
それらの自分の中にすりこまれている「透明感」という要素を持っているデザインのキャラクターは
いつもと変わらないタッチ、別のキャラを描いたなら透明感があるとはとらえられないタッチで描いたとしても
「透明感がある絵」として評価されがちです。
例として「絵のタッチとしての透明感」をあえて極力出ないようにした絵を2点用意しました。
違うのはキャラクターのデザインだけということになるのですが、比べると左のほうが透明感を感じませんか?
感じたならば転じてそれはキャラクターデザインの時点で透明感が出ていることの証左となります。
そして「キャラクターそのものから醸し出る透明感」に惑わされてしまうと、
「絵のタッチとしての透明感」を理解する過程で混乱が生じてしまいます。
絵のタッチとしての透明感を学びたいのに、お手本とした作品から生じている透明感が、
キャラクターデザイン由来だったのならば、かみ合っていないことは明白ですよね。
したがって透明感という同一の言葉で表現をされていても、
この二つはそれぞれを学ぶ上では別の概念として切り離して考える必要があるわけです。
そして今回この記事で触れる「透明感」については後者の「絵のタッチとしての透明感」としています。
■透明感のあるタッチとは
様々な透明感のある絵といわれる先人の作品を拝見して得た個人的に出した結論から言うと、
「遠景に溶け込みゆくキャラクターを綺麗に表現すること」
こういうことなんじゃないかなーと!!
溶け込みゆく、ということで溶け込んでない部分も作ったほうがいいのかなーとか思います。
全部溶け込んじゃうとぼやっとした絵になっちゃいそうだからね……!(^ω^)
その辺の塩梅がおそらく難しいのではないかとおもいつつ、具体的に触れていきましょう。
「絵のタッチとしての透明感」を出さないように努めた絵と出すように努めた絵を並べました。
(あくまで一例であり、これとは違うタッチでの遠景への溶け込ませ方も確実に存在します。)
ど、どうだ!
右のほうが透明感があると思うんだが……!!!(^ω^)
意図的につけた差を列挙します。
①どこもかしこもで彩度がマックスに高い色は使わない。
彩度がマックスに高い色っていうのは人造感が強い色で目立たせるためにつかう色。
背景に溶け込むことをねらうような場合には悪目立ちしてしまって溶け込まなくなってしまいがち。
②コントラストが強くでるガツンと色が落ちる濃い影はピンポイントで落ち影などに使うにとどめる。
左側の絵の髪についている影、ハイライトなどはコントラストがつよく、ここは影!ここは光当たってる!と
強く視覚化させる表現手法で描かれている。
この手法は背景に溶け込むような絵とは相性が悪い。
キャラクターの目などともいつもより目立たないようにコントラスト強くつかない表現が良いのかも。
③上記二つを意識していると淡い薄い絵が出来上がってしまいがち。
矛盾するようだけれど、彩度高い色、強いコントラストを部分的につくる。
右側の女の子の絵で具体的にコントラストあげてる部分をあげると
左上の方に一か所だけ強く差している髪のハイライト、同様に髪の左上の方の部分的にあるくらい影
あごのあたりに落ちてるマフラーの落ち影などですね!
ほかの部分でコントラストや彩度を抑えめ抑えめにしているならば、
強いコントラスト、彩度の高い色をさす場合はほんの少量で十分効果を発揮します。
④背景(遠景)に近い色を拾ってふわっとキャラクターに部分的に入れてあげる。
右側の女の子の絵でいうと向かって左の方でふわっと舞ってる髪の毛のあたり、マフラーの左側、などに
そのニュアンスをいれています。
ぼやっとしたブラシや、滲みまくる水彩ブラシなどで、ふわっと入れてあげるといいかと思います。
あるいは固いブラシタッチで行う場合には、色の方で段階的に細かく細かく丁寧に変化をつけて、
コントラストが高く感じないような変化をつけてあげる必要があるかもしれません。
どちらにせよスーッと背景に近い色に抜けていくように見えるポイントを作ることが重要なのかな?
この項目が透明感出すうえでおそらく一番大事なことだと考えていますが、
せっかくこれをやっても、その隣で①②で上げたよろしくない例のように
別の影がばっこりコントラスト高くはいってたり、どこもかしこも12色色鉛筆の原色だけで塗ったような
彩度高い色だけが並んでいる状態だと存在を強調する表現と背景にスーっと消えていく表現が
かち合ってしまい、狙いがかみ合わず透明感がある絵にはなりづらいではないかと考えています。
(かなり高度な所では、この部分は存在を強調するけど、逆にそこ以外の所でとにかく気を使って
スーッと抜けるような表現を出す、といった良いところ取りもおそらく可能だとは思うのですが、
その塩梅は結構難しいことだと考えていて、自分のような透明感ってなんだよ……という段階で
狙ってやるにはまだちょっとはやいかな?という印象を持っています。いずれチャレンジしてみます)
⑤最後がちょっと邪道感あるかもしれませんが、
冒頭で切り分け外していた「キャラクターそのものから醸し出る透明感」
描くキャラクターを選べる場合にはこれをふんだんに狙っていきましょう!!!!!!!!!!!!!
あくまでタッチとしての透明感の出し方を理解する上では邪魔という理由で切り分けてただけなので、
見た人が「透明感ある絵だなあ…!」と思ってくださる要素はなんだって取り入れる!
それがおれたちのやりかただ!!!!!!!
透明感あるデザインのキャラクターをモチーフにしただけで透明感ある絵だと感じてもらえるなら
使わない手はありません。
透明感のあるキャラクターを透明感のあるタッチで描く。
最強だ!(^ω^三^ω^)
■調べていく上でいくつかの気づいた注意点
・基本的には明度がある程度高い絵で狙うべき表現だと思います。
すくなくともキャラクターより遠景の方が(空気遠近法なりなんなりで)明るくないと
ひとつ前の項目の④の手順の時にキャラクターに暗い影がのってしまうこととなるので、
透明感にはつなげるのはなかなかに難しいように考えます。
・頂いたご質問の方で「塗りがベタっと~……」という書き方で頂いていたので、
念のため触れておきたいのですがある程度線画の段階で仕込みは必要だと感じました。
よろしくない例を用意してみたのでご覧頂ければ……。
部分的に遠景にキャラを溶け込ませるのが狙いとなるので、
太い線でガッチガチに線画を描いてしまうと、塗りでいくら頑張ったとて溶け込みにくいかも!
基本的には細い線で背景に溶け込めええええと念じながら線を引くことをお勧めしたいですw
「線」と「塗り」
自分もそうなのですが、結構この二つの段階にわけて作業する方が多く、
別のものとして考えてしまいがちです。
二つ合わせて一枚の絵なので、それぞれでバラバラのことをやってもかみ合わないわけです。
いかがだったでしょうか。
分からないなりに考えた結果を語ってみた、という内容ですので、
これに関していやーーー浅い浅いw自分の方が理解してるわ!!
という方がご覧になられていたら是非コツおしえてね!!!!
ここ何言ってんのかわからんという部分があったら再度ご説明を試みますので
コメントに残して頂ければ幸甚です!