ご質問頂きありがとうございます!
ちょっと頂いた項目がおおいので今回は教本の部分についてのみ抜粋して触れさせていただきます。
ほかの部分につきましてはまたいずれ違う機会で…!
一番ピークの時だと盛らずに一枚の絵を1、2時間ぐらい眺め続けてた程度には
見て学ぶ派なので、自分で発見するというより過去の先人から学ぶことがとにかく多かったです。
見てきた画集等すべてから影響をうけて今日の自分の絵が形成されているというのが実際のところですが
今回は特に学ぶことが多かったと感じる物を数冊ご紹介させて頂きます。
これはある種、不遜な姿勢でもあるのですが、
一人の絵かきさんからすべてを学ぼうとは考えておらず、この絵描きさんの特にすごい武器はここ、
あの絵描きさんはここ、というのを自分なりにピックアップして、
その特に得意とされている分野において重点的に学ぶようにしていたりします。
ところで実に残念でならないのですがアフィリエイトの貼り方に明るくないため、
紹介させて頂く神書を購入されたいという場合につきましては各自入手手段を
検索して頂ければ幸いです( ˘ω˘ )
①グランブルーファンタジー グラフィックアーカイブ
今たしか5冊目?ぐらいまで出てたと記憶していて、おそらく全て購入しているのですが、
もれなく素晴らしいです。
その上でですがコスパよく学びたい場合においては最初の一冊目か最新の一冊が個人的にはおすすめです。
作品中のグラフィックが高水準なのはずっと一貫しているのですが、
目指していらっしゃる方向性が初期と最近では結構違うように感じています。
初期は動きがあり重心がどっちの足に乗っているか等を強く意識された絵が目立ちます。
最近の絵はパーツの密度、きらびやかさ、かわいさなどに重点がおかれており、
そのためポージングはキャラクター全体図としての視認性が高いポーズが好まれている傾向にあり、
アグレッシブなポーズの頻度が下がっている傾向にあるように個人的には感じています。
なので動きのあるポーズについて多く学びたいなら一冊目を、
密度高く、キャラを前面に押し出した絵を多く学びたいなら最新の一冊を、
というかんじでしょうか。
絵柄も最新の物のほうが萌えよりな方が参加されている印象が強いです。
キャラ以外の面についても星晶獣というモンスター系のデザイン、武器デザインなど広く学ぶことができます。
②ストリートファイターアートワークス 覇
筋肉&臨場感のある中割系戦闘ポーズ&ライティングが学べます。
動きのある戦闘絵って究極的なこと言うと、インパクトタイミングの数フレ前がいかにかっこよく描けるかってことなんですよ。
パンチでいうと腕が伸びきった所を描いてしまいがちだし、キマってるポーズではあるので、
ある一定のラインかっこよさにあげることはそれで比較的容易なんですけど
いっちばん!!!!!
パンチしてる絵でいっっっっっちばんかっこいいのはどこかっていうとパンチが当たる直前なんだよなあ…。
というわけで中割系戦闘ポーズなんて勝手に呼んでいますが。
そういう絵が圧倒的な水準の一枚絵として拝める数少ない本だとおもっています。
神アニメーターさんの中割的な部分をコマ送りで見るのも好きなのですが、
お仕事柄短時間で枚数描くのに特化されている表現が多用されていることが多く、
重心移動やフォロースルーなどを学ぶにはそれらももってこいなのですが、
細かい書き込みも含めた一枚絵として完成している中割絵となるとやはりこれかなーと。
ポスターをはじめとした版権絵が多く、また多数の看板絵描きさんの作品が収録されていることもあって
多くの種類のキマってるライティング、空気感の出し方が学べます。
美少女絵だけだとなかなかお目に描かれないビビッドなライティングや暗いライティングも多いので、
美少女絵から一皮むけた絵描きたいなあ、と思い立ったタイミングで刺激を受けることが多かったです。
客観的に今の自分の絵を見られた時に剥けてるかはわからん(半ギレ)
筋肉に関しては言わずもがなですね。
こちらの本で拝見して特に魅力的に映った筋肉の表現で、
ここはどういう解釈で描いていらっしゃるんだろう……というのを下記の本で確認することが多いです。
③スカルプターのための美術解剖学
絵の勉強ならこれ見ろ!!今ならpdfでも全部公開されてるやん!!!
って貼られる洋書のデッサン教本。心当たりありませんか?
皆勧められたからってあれに素直に取っつけるのすげえなあと正直言うと思ってしまっててw
きっと素晴らしい本なんだろうなとは思うんだけれどまず文字があほだから読めんという所で躓いてw
今でこそ絵もある程度描けるようになったので、あーなるほどなるほどって楽しく眺められるんですけど、
敷居としてはもはや段というか壁だろこれ!とは感じていた次第だったわけです。
そこでこれ!
とにくかくわかりやすい!みやすい!!とっつきやすい!!!
ある程度本心から筋肉について学びたいな、という心をもっているのならば、
容易に理解への入り口を開いてくれることでしょう。
前述のように筋肉への理解が深い方が描かれている、ここの筋肉かっけーなあ!!!というのを見たとき
どこの筋肉がどうやって膨らんでこういうシルエットになってるの?という解説書として
後から確認するのにも使えることが多いです。
筋肉への理解が0から入るにはとっておきの入門書です。
④エアギア・天上天下
誇張されたパース、衣類などを含むフォロースルーの表現について多く学べます。
もう魅せるパースの第一人者といえば大暮先生だということに異論のある方は
なかなか多くはいないと思います。
それぐらいに演出を意図した画角コントロールに長けた表現が多いです。
エアギアなんてもろそのまますべて描かれていることが多いのですが、
動画としてすべてを頭に浮かべられて、その中のこの部分を抜いて絵にしよう
ということを当然にようにやられている描き方を恐らくされているので、
前述のストリートファイターアートワークス覇のように中割系戦闘ポーズを学ぶこともできます。
そして動画として頭に浮かべられているので、攻撃した後のフォロースルーを演出の一環として
描かれていることが多いようにかんじます。
フォロースルーというのは殴った後の腰の回転とか勢いで足が浮くとか服のたなびき方とか、
つまり余韻のことですね。
魅せパースの印象にもっていかれがちですが、
つまりパンチのインパクトタイミングの前後のかっこいいポージングが山盛り見れるということも
意識しておくとより深く勉強になり楽しめるかもしれません。
⑤錦織敦史 アニメーションワークス Telegenic!
線の密度に頼らない女の子の衣装のかわいさ、かわいいポージング、顔の描き分け、
デフォルメきかせつつもきれいな体のライン、これらが学べます。
雑にでも線数増やして密度あげれば結構それなりに見えるという一面がこの世にはあるわけです。
いいじゃん線増やしてよく見えるなんて便利ー!やるっきゃない!
それでももちろんいいのですが、
線がすくないと視認性はあがってキャッチーな絵は作りやすくなるんですね。
しかし線が少なくても魅力的に見えるということはそれだけ、線一本一本が研ぎ澄まされた感覚で
引かれていないといけないということです。
その二つの中間地点の神バランスで描かれているのが錦織敦史先生だと思っています。
こんないいとこどりが実現できるとは……!と震える( ˘ω˘ )
過剰な演出が無く、100%画力で殴られるような形になるので
何がなんだか分からんがすげえということにはなりません。
身体のここのラインが美しいからこの絵は魅力的に見えるんだ!というのがとても分かりやすい。
身体うまく描けるように模写で勉強したいんだけれど、いいお手本ない?と聞かれたら
自分は錦織敦史先生の絵を上げると思います。
⑥八宝備仁アートワークス
このpixv fan boxは全年齢向けでやっているので場合によっては適切じゃないご紹介かもしれないのですが、
それでも避けては通れない八宝備仁先生。
この体位を描くのにこのカメラがあったかーーーーーー!!!!というカメラワークの達人です。
撮るだけでなく描かなきゃならないので、勿論驚異的なデッサン力に裏付けされたものでもあるわけです。
あと個人的に信仰しているスレンダーむっちり最強説の一番先頭を
走られている先生の中のお一人なのではないかとも思っています。
※スレンダーむっちり:スレンダーだけど肉感のむっちりは残している表現です。加減がくそむずかしい。
宗教なので俺その宗派じゃないわという方はそれはそれで。
え、エッチな絵描いてみたいな……でもどういう風に描いたらいいのか引き出しないな……という時には
こちらがおすすめです。
深い引き出しを作るには浅い所からなどといわず、表現の深淵をまず知る必要があるのです。
いかがだったでしょうか。
すべての書籍、先生方に最大限の敬意と感謝を添えつつ紹介させて頂きました。