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前回はこちら ● 「オラ」 「ぐぁ」 バタッ…… だめだ、また奪われた。 タクジへの反抗心に身を任せて組み付き、その太い胴体をまたいで何度マウントを奪っても……、即座に奪い返されてしまう。 むしろ、タクジは自分との喧嘩の実力差をわからせるために、あえて自分にマウントを奪わせているのだとカナメにはす...
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「はぁ……はぁ……!」
「あ?」
喧嘩の流れは、その実力差のあまりタクジの気まぐれで進んでいる。無理矢理に立たされたカナメはタクジの打撃を嫌って、タクジに抱き着いた。
「クリンチか、くだらねぇ。負ける喧嘩引き延ばすだけだぞ」
「ぐぅ……!」
「ま、ちょろちょろ逃げられなくてちょうどいいか」
ならばと、カナメの後頭部をつかんで自分の胸に押し付けていく。打撃からは逃れられたものの、今度はタクジの肉体によって窒息の危機に瀕してしまう……。
「いっとくが、カナメ。お前もう俺から逃げられねぇぞ」
「んぁ……っ!!」
「俺の胸で失神するか、脇腹ぶっ潰されて死ぬか。好きな方選べや」
タクジは低い声色で唸り、威圧の為手加減した拳でカナメの脇腹を何度か叩く。効果は十分で、カナメはびくと身を震わせる。
同時に意識して胸を動かし、豊かな胸筋をびくと何度も振るわせる。隆起した筋がカナメの顔面を挟み込むようにしてめり込んでいく。
「はぁ……はぁ……! タク……兄……!」
たまらず指で押さえた、タクジの胸。筋肉が詰まって大きく膨らんでおり、弾力がある。これまで何人もの強者を倒した雄々しさの象徴の一つであり、力ませたそれに押さえつけられては呼吸さえままならない。
(すっげ、胸、筋肉……、息、できね……、でも、やっぱ逞しくて、かっけぇ……)
対抗心から無謀な喧嘩を挑んでいながらも、カナメは昔から近くで見てきたタクジの強さ、かっこよさへの憧れを全く忘れてはいなかった……。
「……っ……」
一方、当然のごとく優勢なタクジは、カナメの自身への羨望を理解し、また別な意味で葛藤していた。
喧嘩中でさえ見せてくるカナメの輝く視線は、強い男への憧れの証だった。普段他人には無関心なタクジだが、カナメのその目は眩く、他の誰から向けられるよりも心地よいものだった。
昔から、カナメが自分だけに憧れているということが、タクジにとっても重要なことであった。その分、それが崩れることが何よりも許せなかった。
(一丁前に、やらしい顔で発情しやがって。……ぜってー犯す)
自分の胸に押さえつけられ、溺れたように頬を赤らめ必死になっているカナメ。そんな姿に、タクジも自身の下半身に熱を感じ始める。
今すぐ押し倒して挿入し、その顔が崩れるまで腰を無我夢中に叩きつけたい。そんな欲望を、先輩としての威厳を知らしめるために何とか堪える。
(俺に逆らうなんて、絶対に許さねぇ……)
まずは自分に逆らうことの愚かしさを体に教え、そしてヤンキーとして圧倒的な強さを示し、カナメからの羨望を保持する。
敗北した後また自分に子犬のように懐いてくるカナメの姿を想像して、タクジは黙々とカナメを追い詰めていった。
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前回はこちら ● 「はっ、結局こうなんだから、最初から俺に逆らってんじゃねぇぞ」 「ぐぅ……ぅぅ…………!」 ズリュ、グリュッ! 少し息を切らすタクジ。腰をゆっくり、しかし大胆に突き上げ、カナメは喘ぐ。時折喧嘩らしさを出して脇腹を殴ったりしてみれば、それもカナメの性感を強めた。 行為は終わらない。一度...