それは初めてS.O.N.G.本部を訪れた時のことだ。
その日は俺とS.O.N.G.が不可侵同盟を結ぶ日だ。一時は敵対した関係だがこれをもって一応の手打ちとなる。
しかし…同盟なぞ俺が完全な力を取り戻しチフォージュ・シャトーを復活させるまでの時間稼ぎだ。力を取り戻したときは再び…
「キャロル、ごめんなさいボクはまだ仕事があって…夕方まで本部内で待っていてくれますか?自由に歩き回って構わないので」
エルフナインは仕事熱心だな…いいだろう。敵の本拠をじっくりと観察してやろう…
そう思い一人で歩き回ったのが悪かった…そう…最悪の敵…立花響に出会ってしまったのだ…
「ねぇねぇキャロルちゃーん、ぱんつ見せてよぉー」
立花響はそう言ってもう3時間も俺のあとを付け回していた。徹底的に無視しているがヤツには全く効いていない。こいつの精神の強靭さはどこから来るのだ…俺でも3時間無視は心に来るぞ…
それより目下のところの問題は…俺の生理機能……さっきから…トイレに…行きたいのを…我慢しているのだ…
しかしこいつが付いてきたままではそれも叶わない…そろそろ膀胱も限界だ…
「あーもうわかった!見せればいいんだろう見せれば!」
俺は立花響に向き直り思い切りスカートをたくし上げた。
「わぁキャロルちゃんのぱんつ!思ったより大人っぽいの穿いてるんだねぇ!」
うるさいぞシンフォギア!見せたんだからいいだろう!ほらもうあっち行け!
「いいなぁキャロルちゃんのぱんつ姿…中も見たくなっちゃったなぁ…」
「……!」
立花響は一瞬にして間合いを詰める。気付けば俺は押し倒されていた…
まさに神速…お前こんなに強かったか!?
「ぬぎぬぎしようねぇ…キャロルちゃん…」
立花響は俺のパンツをゆっくりとずりおろしていく…や…やめろ…
必死に押さえたがヤツの腕力には敵わず…俺の股間が丸裸になる…
「想像どおりのかわいいおまんこだねぇ…とっても綺麗だよぉ…」
「うるさい馬鹿…!見るな…っ!」
ヤツはあきらかに興奮している。
なんでこんなところ見たがるんだ!こんなのただの人体器官だろうが!
「えー違うよここは女の子の大事なところなんだよ!大事なところだから見たいんだよ!」
クソッわけが分からん…と…とにかく今は膀胱の危機が迫っているのだ…はやく行かないと…トイレが…漏れ…
「分かったよ…じゃあキャロルちゃん、そこ広げて見せて?くぱぁってしてくれたら開放するから」
は…?なんなんだよコイツは!!俺は憤るが…しかし膀胱の危機が差し迫っていて…他に選択肢がない…クソクソクソ…ッ!
「本当に広げて見せたら解放するんだな…」
「わたし嘘なんかいわないよ!ほらぁ…はやくぅー!」
……。そうだ、別にコイツに見られたとして何も問題はない。単なる人体器官。医学書にも詳細図が載っている…見られたとしても別に負けでも何でも…ない…トイレに…行けるなら…もうなんだって…
肉を指で押さえてゆっくりと開く。誰にも見せたことのない秘所がひらく。
長年生きてきたが…こ…こんなことするの初めてだ…意味不明な状況に頭がクラクラする…
ヤツが顔を近づけてじっくりと観察している…クソ…なんだか…身体の内側まで見透かされてるようで…不快…だ…
ヤツの息が…かかって…そのたびに…ビクンと…内側が動いてしまう…息がひんやり感じる…あれ…俺…濡れて…
どのくらい経ったろう…おもむろに立花響は立ち上がり
「ありがとう!キャロルちゃんをいっぱい堪能できたよ!まったねー!」
去って行ってしまった…やっと…これで……
フッと安心した途端、緊張の糸が緩んだ。
今までなんとか堰き止めていたものが…決壊し…飛沫となって溢れ出た…
ぴしゃぴしゃと小さな水音が響く。床が濡れ…水たまりが大きくなっていく…
止まらない…広げたままの性器から噴水のように小便を噴き出しながら…
俺の頭の中には敗北感と…寂寥感と…快感が渦巻いていた…何だこれは…わけがわからない…
やがて水音が止む。気付けば俺は肩で大きな息を繰り返していた……
思えばここは敵地だった…ここは魔境だ。やすやすと踏み込んではいけない領域だったのだ…
二度とここには立ち寄るまい…そして立花響にも。俺は決意し、ひとまずパンツを穿いた。
ぐっしょりした感覚が恐ろしく不快だった……
kuroneko
2021-08-06 10:37:00 +0000 UTC