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ときゆ
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分からせくん⑤

ご支援ありがとうございます 内容を気に入ってもらえたら幸いです よろしければ引き続きご支援お願いいたします 「────ああ、気持ちぃ」  男は吐息をゆっくりと吐き出すと同時に呟いた。  初めてのセックスを長く楽しみたかった男は、はやる気持ちを我慢して。 尿道をきつく締め、込み上げてくる射精を抑えていた。 同時に今にも暴発しそうな肉棒の先を腸壁に優しくこすりつけ。 ぎゅうぎゅうと締め付けてくる狭い尻穴を、ビンビンに強張った竿がゆっくりと前後する。  最初は恥辱を与えるため。 どちらが上かを分からせるために。  だがほぐしてもなお侵入を拒む小さな菊門をこじ開けた先。 その温かくて柔らかい肉の壁が亀頭を咥え込むと、その快感は男の想像を遥かに超えていた。  ベッドに押し倒した小さな身体が、やめてと必死に抵抗するのもおかまいなし。 性感が射精寸前に高まるまでは激しく腰を打ち付けて。 部屋にはベッドのきしむ音と、男の鼠径部と彼の尻肉がぶつかる音が響く。  こんなにも股間を硬くしたことがあっただろうか。 男は自身の肉棒が激しく熱を帯びているのを感じながら思った。 普段AVを観ながら自慰にふけるときはもちろん、数年前に精通を経験した時だって今の快感にはおよばない。  未だかつてない快感を覚え、さらにその先に待っているである最高のオーガズムの予感を前に。 ……男は腰の前後をやめて静止。 小さな彼の身体に覆い被さったまま息を整える。  もっと長く。 まだまだ時間はあるんだから、と。 男は自分に言い聞かせながら、適度にその局部を鎮めていく。  動きを止めた男を前にして、彼はその行為の終わりと捉えた。 男の射精はまだなのに。 それでも彼が終わりと判断したのは彼がまだ精通を迎えていないから。  男が腰を打ち付ける度に上下に揺れていた、彼の小さな睾丸は空っぽ。 ビー玉サイズのそれにはまだ精を生む能力がなく、鼠径部から突き出た短い陰茎は排泄器官としての役割しか果たしたことがない。 それでも行為の終わりに射精が伴うことを彼は性コンテンツから知識として得ていたが、実体験がないために失念している。  先ほどまでは顔をくしゃくしゃに歪め、涙と鼻水を垂らして嗚咽を漏らしていた彼だが、その陰った瞳には少し光が戻った。 反抗的な目。 これまでさんざん馬鹿にしてきた無能が自分にした仕打ちに怒りを覚える。  彼はまだ分かっていない。 そして、これから分かる。 理解する。 容姿も学力も運動神経も。 全てが遥かに優れた自分が、それでもその未熟な性器では雄としてその愚鈍に劣るということを。  男は彼を抱えあげた。 男の体つきは華奢な部類だったが、それでも2回り以上も小さな身体が相手。 ひょい、と軽々しく彼の身体が持ち上がる。 「なにすん────」  調子を取り戻しつつある彼は悪態をつこうと。 だがその腹の奥深くを突かれて言葉が止まった。 自重で体が沈み、男の局部が自分の中へとめり込んでいくのを感じてとっさに男の肩に手を伸ばす。 「あっ……あ、あ」  彼の口から絞り出すような小さな声。  彼は体を引き上げようとしたが、腕に思うように力が入らない。 かろうじて男の肉棒がこれ以上突き刺さるのをとどめていた。 彼は初めて感じた、内側から押し潰される感覚に再び恐怖が甦る。  男はゆっくりと腰をまた振り始めて。 それでようやく彼はまだこの行為が終わっていなかったことに気付いた。 男の竿が彼の菊門を延々と前後する。  まだ終わらない。 いつまで続くの。 早く終わって、と。 彼は天井を仰ぎながら考えていた。 男が腰を振るのに合わせて、脱力した彼の首もゆらゆらと前後左右に揺れる。  喉の奥から小さなうめき声を漏らす口はポカンと開け放たれていた。 そこからこぼれたよだれと涙が顔の側面を流れ落ちる。 「ああ、気持ちぃ」  男が吐息をゆっくりと吐き出すと同時に呟いた。  ローションもとっくに流れ落ち。 それでもなお接合部からは湿り気を帯びた音とともに。 だらだらと男の先走り。 滴るカウパーが彼の部屋の床に水溜まりを作っている。 「中に、出すぞ」  男が言った。 「お前の中に俺の精子を出すぞ」  男が続けて言った。 同時に強張っていた男の肉棒がなおも膨らむのを彼は感じた。 苦しかった下腹部がさらに圧迫される。 「お前の中に俺の白いおしっこをビュービュー注ぎ込んでやる」  男の言った『白いおしっこ』という言葉で彼は思い出した。 「やだ、やめて」  彼は思わず、かぶりを振る。 白いおしっこ。 どろどろと白く濁ったおしっこ。 えっちな動画の最後に男優が、同じ生き物の局部とは思えないグロテスクな竿の先から噴き出す汚いおしっこだ。 そんなものを自分の中にだなんて、と。  強い忌避感。 男に犯されるだとかそういう問題ではなく。 それ以前の根源的な嫌悪。 まだ精通前の無垢な身体だからこその感覚か。  だが男は彼の嫌がる素振りにいっそう興奮を高めた。 緩やかだった腰の動きが終わりに向けて激しさを増していく。 「ああ、出るぞ」  男が言った。 はち切れそうな金玉の中身全てを、その小さな身体に一滴残らず注ぎ込もうと。 「やだ、お願いやめて!」 「出るぞ」 「やだぁ」 「出る」 「やだやだやだやだやだぁ!」 「出る出る出る出る……出るっ!」  次の瞬間。 男の頭が真っ白になった。 局部から脳髄へと突き上げる濁流のような快感に思考の全てを塗り潰されて。 どくどくどく、と激しい脈動。 男の肉棒が彼の尻穴の中で前後に揺れ、その中へと精液を注ぎ込む。 「────────っ!!」  びゅーびゅーびゅー、と。 彼の腸内(なか)を侵すスペルマ。 体内に広がる焼けるような熱を前にして。 彼は目を固くつむり、歯を食いしばって男の激しい射精に耐える。  ついに男の鈴口から解き放たれた精液は腸内を瞬く間に満たし、粘り気を帯びた水音とともに彼の尻穴からも噴き出した。 ゼリー質に近い白濁した飛沫が舞って。 次いでこぼれた子種がぼたぼたと床に叩きつけられる。  男の見せた雄としての最大の機能を初めて目の当たりにして。 まだその能力を持たない彼の局部は敗北を悟って縮み上がっていた。  元からそれで雄を主張するには無理のあった、屹立しても親指ほどにもならない勃起だが。 ついにその生理現象すら忘れ、包皮を多分に余らせた陰茎は小指の先ほどに小さく。 艶のあった明るい肌色の陰嚢は睾丸を押し込んで鼠径部に張り付き、細かいしわをともなって暗く色を落とす。  彼の本能は男との雄としての優劣を刻み込まれ、分からされた────   

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