『去勢地下闘技場#1』
Added 2023-09-16 07:37:23 +0000 UTCとある地下闘技場では、ルール無用の非合法な格闘戦が日々繰り広げられている。
武器使用有り、急所攻撃有りの凄惨な試合が売りの《ダーティ・ファイト》
リングの上で、吠える一人の男。
名はダンブル。
彼はこの地下闘技場で1,2位を争う巨漢だ。
『おら! かかってこいや! 腰抜けが!女だって容赦しねぇぞ!』
対戦相手を挑発するダンブル。
「お前、図体と威勢だけは良いネ!」

対戦相手の少女、リンはダンブルに臆すること無く応じる。
『へっ、俺は強えぞ! 来いよ、お嬢ちゃん』
「……ふん、口だけネ」
二人は睨み合う。
――カーン!
試合開始の合図が鳴った。 先に動いたのはダンブルだ。巨体を揺らしながら、少女に迫る。
『オラァ!』
そして、力任せに拳を振るう。 だが、その拳は空を切る。少女は軽やかに身を躱し、逆に鋭い回し蹴りを放つ。
・・・メキッ!
『ぐおッ!?』
腹部を蹴り飛ばされ、苦悶の声を上げるダンブル。
(このガキ、速ぇ!?そして打撃が強ぇ)
油断したとは言え、彼の不意を突いて攻撃を当てた少女の実力は本物だった。
「アラ?さっきの威勢はどうしたネ?」

少女はニヤリと笑い、再び攻撃を仕掛けた。
素早い連続攻撃で攻め立てる。しかし、どれも有効打にはならない。ダンブルは両腕でガードを固め、耐える。
『ぐっ、くそっ!』
彼は防戦一方になっていた。 少女は、ここぞとばかりに勝負を決めるべく、ダンブルの懐に潜り込み、必殺の一撃を叩き込む。
「上ばっかりガードしちゃって・・・下半身がガラ空きネ!」
少女の繰り出した拳が、ダンブルの股間を直撃した。

ガキン!
「!?」
次の瞬間、会場に金属音が鳴り響いた。
「ファールカップ?硬っ。金属製ネ。」
驚きの声を上げたのは、攻撃を繰り出したリンの方だった。 彼の股座では、リンが放った渾身の拳が、金属製の防具によって阻まれていた。
『残念だったな!俺のイチモツには誰も触れさせねえぜ!』
勝ち誇った顔で言い放つダンブル。
「ふーん、チョットだけ驚いたヨ。けど、もう終わりネ」
そう言うと、リンは構えを取った。
『ハッ、何が終わりだ? おめーの攻撃なんざ痛くも痒くもねーんだよ!』
そう豪語すると、ダンブルは再び襲いかかる。 先程と同様に、リンは巧みな足捌きで避けつつ、反撃に転じる機会を窺う。
『ちっ、ちょこまかと……うおっ?』
突然、ダンブルの動きが止まった。 リンが視界から消えたのだ。
彼が視線を下に向けると、いつの間にかリンがしゃがみ込んでいた。
彼女は、下から相手の様子を窺いつつ、狙いを定めていたのだ。
そして、おもむろに手を伸ばすと、先程の打撃の衝撃によりファールカップの隙間からはみ出たダンブルの睾丸を掴み上げた。

グニュリ!
『ぎゃあああああああ!』
予想外の痛みに絶叫を上げるダンブル。
彼の両手両足が硬直する。
そこへすかさず、リンの追撃が襲う。
まずはアッパーカット。顎先をかち上げられ、天を仰ぐダンブル。
更に追い打ちをかけるように、今度は、膝蹴りが鳩尾へと叩き込まれた。
『ぐぶぅっ!?』
身体をくの字に曲げて悶絶するダンブル。 そこに間髪入れず、強烈なボディブローが入る。

ドボッ!!
『うげえっ!!』
内臓を直接殴られたような衝撃。口から胃液が飛び出し、同時に唾液が飛び散る。
『ゲホッ、ゴホォッ!』
堪らず蹲り、咳き込むダンブル。
だが、まだ終わらない。
リンは容赦なく責め立てる。
彼女のしなやかな脚による連続蹴りが炸裂した。
ドスッドスッ!ドスドスッ!
まるで丸太で殴打されているかのような衝撃。
鍛え抜かれた筋肉で覆われた男の身体が、宙に浮いた。
そしてそのまま吹き飛ばされ、ロープ際まで転がる。
『うぐあああっ!!』
仰向けに倒れ意識が飛びそうになるが、ここでリンによる決定的な一打が放たれた。倒れているダンブルに対し、リンが驚異的な跳躍力でジャンプし、踵を突き立てる・・・
そう、金属製のファールカップで守られたダンブルの股間目掛けて!

・・・メギャッ
『ふぎゅぉおおおお!!』
潰れたカエルのような呻き声を上げ、悶絶するダンブル。その巨体が大きく跳ね上がる。
硬い金属のファールカップがリンの蹴りの力によって変形し、内側の男性器側に向かって凹むような形で圧壊していた。
金属製であることが仇となった。
内側に変形したファールカップにより睾丸と陰茎が押し潰されたのだ。
あまりの激痛に呼吸困難に陥るダンブル。 もはや戦うどころではない。
ただ、悶え苦しむだけだ。
「降参するネ?」

そう言って、リンは相手を見下ろした。
『こ!降参だ!許してくれぇ!』
ダンブルは涙声で命乞いをする。
しかしリンは冷たい笑みを浮かべ言い放った。
「・・・残念だたネ、ココのルール忘れたか?決着は対戦相手の死のみネ!」
『そ・・・そんなぁ!?』
そう言うと、トドメとばかりに、股間を蹴り上げる。

グチャッ!! 鈍い音を立て、男の大切な部分が破壊された。
『ひぎいいっ!?』
凄まじい痛みに泣き叫ぶダンブル。
既に戦意を喪失しているようで、リング上を這いずり回りながら逃げることしかできない。
「逃がさないヨ!」
追い討ちを掛けたリンは無理矢理ダンブルを立たせると、赤く腫れ上がった睾丸を陰茎ごと渾身の力で殴りつける!

メキャッ!
『あぎゃぁああああ!』
リンは更に四つん這いになっているダンブルの背中に跨ると、左手で相手の首を押さえつけつつ、右手を後方に伸ばす。
その先にあるのは彼の陰嚢だ。
そこを掴まれる感触にゾクリとするダンブル。
恐怖と絶望が入り混じった表情を浮かべる。
「お前の一番大切なトコロ、頂くネ!」
次の瞬間、その手から捻りが加えられた。
・・・グチャッ!
嫌な音がして、二つの球が握り潰される。
『ギャアアッ!!』
悲鳴を上げて痙攣する大男。
その様子を見て笑う少女。
「あはは! タマタマ潰しちゃったアル♪」

嬉しそうに笑うリン。
その表情には残虐な悦びの色が浮かんでいる。
そして再び手を伸ばすと、今度はダンブルの喉を掴んだ。そのまま体重をかけて絞め上げる。
ミシミシ……バキイッ!!
『あ・・・ぐぅ・・・っ』
頸椎が完全に破壊され、首の骨が折れる音がした。それと同時にダンブルは息絶えた。
「んー、修行の為に参加したケド、何か物足りないネ・・・次はもっと強いヤツとヤリたいネ❤」

(勝者:赤コーナー、リン)









続く