リグルは幽香に一目惚れした。
太陽の畑で見かけた幽香は、女神のごとき美貌と、溢れるような柔らかな胸を持っていた。太陽の香りを纏い、凛と立つその姿は、リグルにとって生涯を捧げるべき理想の伴侶そのものであった。
風見幽香はうんざりしていた。
孤高の妖怪である幽香は、誰かと寄り添うことなど考えたこともない。だが、この虫の妖怪は何度断っても諦めず、何度も求愛を繰り返す。その執念深さには殺意さえ覚えるほどだった。
幽香の前に差し出された花束は造花だった。花をこよなく愛する幽香に偽物の花を贈る無神経さも、当のリグルは何も気にせず、いつも通りにきらきらした目で告白を重ねた。その能天気な笑顔に、幽香は毒気を抜かれた。
この虫の執着を終わらせるために、幽香は告白を受け入れることにした。
リグルは大層喜び舞い上がると、幽香の両手を握って「さっそく早速交尾しましょう!!」と堂々と言った。「…はぁ?」と幽香は困惑した。
虫の命は短い。だからこそ、子孫を残すことに全てを賭ける。
それは虫の妖怪であるリグルも例外ではなかった。
幽香にとって人の営みには興味がない。虫の営みも同じことだ。だが、恋人として告白を受け入れたからには、その行為も拒まない。興味も快楽もないが、不愉快であれば殺してしまえばいい。
生殺与奪の権は常に自分にある。その気楽さで、幽香はリグルに身を任せた。
それが、幽香にとって生涯忘れ得ぬ転機となった。
虫の妖怪であるリグルには虫としての本能と妖怪としての膨大な体力がある。
それらを合わさもつリグルは底知れぬ精力を持つ存在なのだ。
その全てが、いま幽香に向けられている…。
以上サンプルでございました!
あとは20枚近く本番絵を追加して完成となります。
月末に間に合う様に頑張りますので、
ご期待下さると幸いです…!
なるさ@pengin
2025-10-22 18:44:52 +0000 UTCVinjok
2025-10-22 14:18:07 +0000 UTCa
2025-10-22 13:50:35 +0000 UTC