囚獄のセブンスヘイムリリースから1か月経過したので、
ゆるゆるとこんなこと考えながら作りましたよってのを書いて行こうと思います。
個人的な備忘録も込みですが、似たような大規模なゲームやコンテンツを作りたいと思った方には役に立つこともあるかもしれません。
時は2019年1月、カガリビライオット(初の同人誌シリーズ)を完結させたところで、そろそろ漫画で大きな規模の世界観や体験を描くのに限界を感じてきた頃でした。やはり自分の得意分野であるゲームコンテンツでまずは1個、勉強しながら出せるものを考えたいなと思っていたのが企画の発端です。
その上での要件は2件ありました。
①ベースのグラフィック表現をそれなりにリッチなものにする(できれば3D)
②大規模な話のノウハウを積みたいので、ストーリーメインのゲームにする
作る上で1からプログラムを勉強していくのは無間地獄の始まりなので、
今回は3Dの基本的なノウハウとお話作りの経験を積む方に注力して、
他は今の自分のスキルでできるように…と上記2件を満たせるモノづくりができそうなSMILEGAMEBUILDERをツールに選定。基礎検証を開始します。
→スマイルゲームビルダー 公式サイト http://smilegamebuilder.com/jp/
まずは自作モデルの作成や立ち絵の見え方の検証、ツール内でできることを確認してその内容で組めるゲームは…と考えるうちに、お話を追っていく「脱出ゲーム」の形が一番しっくりくるものが作れそうかなという結論に至ります。
進めば進むほど謎が深まって先が気になりながら進んでいき、衝撃的な事実を突きつけられてプレイヤーの選択で最後の選択をする…「極限脱出シリーズ」や、「ダンガンロンパ」のような最後に全てが結実して美しい余韻を残すような体験を得られるものを作ろう、とやんわりと頭の中で作りたいものが固まります。続いてステージ1の試作をしながらキャラクターやシナリオを考え始めるターンが始まります。
初期の検証画面 この時点で「囚人が脱出するハナシ」という根本は決めていました
ゲーム制作全般に言えることですが、シナリオが固まるまでゲームの中身を作らないみたいなことをするとほぼ100%完成しません。ゲームはシナリオで作るのではなく与えたい体験や感情から作るものです。
なので、セブンスヘイムでは、最初にステージを1つずつクリアしていき、それによってシナリオが進むという枠組みや、どこでどれくらいの感情の振れ幅や出来事を起こすか。ここで衝撃的な事実、ここで最初の場所に戻ってくる…みたいな大雑把な流れを最初に決めて、以降は常に1つのステージを作りながら後からどんどんシナリオやキャラを足していって、最後に終わりが見えたら整合性を取る、という作り方をしています。3Dモデルなどもどこかで区切りは付けないといけませんが、常にアップデートをかける方向で徐々に変えていきました。シナリオのアウトラインは最初に考えましたが、ベースの設定は2転3転しています。
例を言えば、当初は罪人たちが死んだ後、死後の国を進んでいく話だったり(ステージ名はその名残だったりします)その後も現実世界に場所を移した設定に変わりましたが、無人島に残された軍事施設が舞台だったりとむちゃくちゃ変わっています。どういうお話にするつもりだったんですか!と言われてもオチまで考えてなかったので特に語れることはありません。オチすらギリギリまで考えつかなかったのが奇跡的にネタが下りてきてまとまったのが最終的な囚獄のセブンスヘイムです。
Chapter3シェハキムの初期の開発画像 実は謎解きは完成させると修正がめちゃムズなので、問題が出たところ以外は基本最初に作った所から変えてません。
最終的にUnityに移すのは決めていたので、見た目の実験とかしてた時の画像。
無人島の一角に残された廃墟が幕間の野営地になる予定でした。
キャラクターたちについて、最初に決めていたのは「一般向けにしたいので、人間キャラも入れる」「最終的には全員を好きになって終わってもらいたい」です。
あとは物量的に描けるのはせいぜい6~7人くらいだろうと思っていました。これは最終的には誤算で、ぶっちゃけ10時間程度の尺では世界設定と、1人を深く描くのが精いっぱいでした。そのためキャラクターたちには描かれていない面や設定が大量に存在しています。あとはバランスを考えながらキャラを作っていきましたが、オスケモが多かったり体格いいのが多いのは性癖なので仕方ないです。でもホモっぽい要素は絵柄から滲み出る以外は0のつもりでシナリオもキャラクターも作っています!
キャラクターの内面や、細かい設定を出すのは好感度イベントに集約したのと、
様々な事情からカラミティやジエットはちょっと薄味だったりして申し訳ないことになっています。シナリオ的な2転3転の理由もあるのですが、それは後程…。
実は世界設定面でこんな年表も作られていたります。
(作中の出来事の端々から想像してもらいたいと思っているので、公開はしません)
開発途中のスタート画面 みんな服装が違うのはSF設定が入る前だからです。