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王子の淫らな夜の訓練 ②

「え?特別訓練? 今から?」 「はいっ!」 次期国王にして、第一王子であるリルトは、その日もきちんと公務を終わらせ、食事や入浴を終え、あとは眠るだけというところになっていた。 このリルトという男は、まじめで、勤勉で優しく、王族故の顔立ちの良さも相まって、非常に民衆の支持を集めている。 金髪碧眼をもつ美男子は、それ以上に精神面で、ことごとく人の上に立つ素養を持っていた。 ……だが、それゆえだろうか。 「国王陛下からの伝言です。『お前もそろそろ年頃だし、色遊びの一つくらいは、よいのだぞ?』とのことです」 「……父上も、お戯れを。私のような身分が、そのようなことをしていいわけがないだろう。しかも、そんなことをわざわざメイドに伝言させるとは。すまなかったね。マリア、父上には私から伝えておくから―」 「……ですね」 リルトの返事に、マリアは内心で、肯定した。 リルトの言葉にではなく、国王の言葉に、だ。 (真面目なのはいいんですが……これは少々、奥手が過ぎますかね) 将来的には、たくさんの世継ぎを残すために、たくさんの子供を作らねばならない。それが、国王の役目の一つでもある。 もちろん、そんなことはリルトもわかってはいただろうし、流石にその手の手ほどきについて、経験がないわけではないのだが…… (一応、婚約者の方々と、試しに『そういうこと』をされた経験はあるのでしょうが……反応を見るに、そこまで夜のあれ……セックスがお上手、というわけでも、ないんでしょうね……まあ、当然ですけど) これはまあ、致し方のないことではある。 夜の秘め事……セックスというのは、何よりも経験がものをいう。 浮気を肯定するつもりはなくとも、やはり数をこなした人間のほうが、異性の悦ばせ方というのは、分かっているものだ。 ―だから。マリアはこの命令を受けた時。もっともだと思ったのだ。 そして、夜の身支度を終えたリルトに、メイドのマリアは、恭しく一礼して。 「リルト様。実は、一つ、試してもらいたい魔道具がございまして。ええ、この、香水なのですが―」 とまあ、真実をあかせば、このようなことだ。 香りをかいでみて、気が付けば、リルトとマリアの体が入れ替わっていて。 一部始終を確認した残りのメイドや執事、警備兵たちは、どすどすと退室していく。だが、隣の部屋が妙にうるさかったので、おそらく隣から聞き耳を立てているのだろう。 だが、それ以上の想像ができるほど、リルトに余裕はなかった。 「あ、ああんっ、まりあっ、もうやめてくれっ、も、元に戻してっ」 逃げようとするリルトに、がっちりと覆いかぶさるマリア。 リルトから言わせれば、何一つとして、理解できなかった。 自分に昔から付き添ってくれたこのメイドが、こんな暴挙に出る意味が、まるで分からない。 「はあっ、あっ、ま、マリア、ど、どうしてっ、どうしてこんなことっ……こ、こんなことしたら、父上も黙って……」 あまり脅迫を得意とするリルトではなかったが、なりふり構っていられなかったのか、親の名前を出そうとして。 だが、それすら、直前に手阻まれた。 マリア……リルトの、美青年になった彼女は、少し同情した様子で、 「あ、いえ。この話は陛下から内密に頼まれまして……数か月前からの頼まれごとです。今夜行うと言ったら、かなりテンションも高かったような……」 「父上⁈」 ショックを受けるリルト。だが、そうも言っていられない。 目のまえの自分の体が、すごくうっとりした表情をしている。今まで自分が見せたことがないほど、男ながらに妖艶さをまとった表情で、 「まあ、いいじゃないですか。私も合法的にリルト様の体には入れましたし……男の体も、なかなかなものですね。なんというかその……この、みなぎる感じが、すごく、興奮します……先ほどからどうも、ムラムラが止まりません。リルト様、触って、いただけますか?」 「え、ええっ……」 困惑するリルトだが、目の前の自分の体は、確かにギンギンに勃起していた。 そして、自分の表情……中身はマリアだが、確かに性欲に飲まれて、辛そうにも見えて。 「わ、分かった。そういうことなら……」 「はあっ、はあっ、リルト様……感謝いたします……はうっ」 不意に肉棒をにぎられて、とっさに声を出してしまうマリア。 たどたどしくも、肉棒を、男性器をしごくその姿を見ていると、なんとも言われぬ征服感が沸き上がる。 そして、男性器そのものの刺激も、普段の自分ならば決して味わえぬ快感だ。 (お優しいリルト様のことだから、私が頼めばやってくれるとは思いましたが……んんっ、これ、やっぱり、すごくいいっ、しごかれるのっ、たまんないっ……!) 「んッ、はあっ、あっ……さ、流石ですリルト様……あ、あん、わ、私からも……」 「えっ、あっ、ああっ、あんっ、んっ、い、いじるなっ、あああんっ!」 だが、快楽にばかり飲まれるわけにもいかない。マリアは右手で、リルトのマンコを責め立て始める。 「あ、あんっ、だめっ、まりあっ、だめええっ」 「て、手を止めないでくださいっ……わ、私も、そろそろ、ですからっ」 「あ、あんっ、あひいっ……」 びくびくと震えながら、しかし、限界の様子の二人は、数秒後、実にあっけなく。 「ああんっ、だめっ、あっ、ああああああっ!」 「リルト様っ、出しますからっ、んあああ!」 どびゅっ、と、白い液体が、マリアの肉棒が放出され、リルトの顔にかかる。 「んああああああああっ!」 そして、絶頂したばかりのリルトの顔に、白濁した液体が、無造作にかけられた。


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