XaiJu
negipoyoc
negipoyoc

fanbox


【5月号】面白いことしかやりたくない男(4000字)

トレンドばっかり追う人生はおもんない

(frame embed)


(frame embed)


こういうツイートをちょっと前にしましたが、外が明るくなっても寝付けなくてマンションの非常階段でブツブツ何か言いながらいろいろメモを書きなぐるなどの奇行をした結果のツイートです。



なぜこんなツイートをしたのかというと、まず背景としては学生時代にVRデバイスでアレコレ作ってたときに比べてものづくり自体の楽しさとか面白さが減っちゃったな…という気持ちがここ最近ずーっとありました。


こういう時によく言われるのが趣味を仕事にしたから~みたいなことですが、最初からそういうことじゃないなとは確信していました。

というのも、個人的にはむしろいろんな技術知識や経験を得ていろんなものを作れるようになっていろんなアイディアを実現する力が自分にあることに凄く満足感がありました。

だからこそ、昔より面白さが減るのは自分でも不思議でした。



そんなもやもやした気持ちを持ちながら、早朝の静かで孤独な時間でアレコレ考えてたわけですが、それでたどり着いた結論としては「学生時代は体が常に未来の方向に向いていた」ということです。



当時は、VRデバイスで自分が大好きな初音ミクさんに近づけるようになっただけで大声出して喜ぶくらいだったし、それと同じくらいVRデバイスが持つ可能性をアレコレ考えて、この辺りの技術がもっと発展したらこういうアプリ作れるよねとかアイディアが無限に膨らんでとにかく楽しかったことを覚えています。


そして、同時期に活躍していたVR開発者の人たちも全員未来に目が向いてて、一緒にこういうのできたらいいね~とか未来の話ばっかりしてたことが自分の人生の中でもかなり上位に入るくらい楽しかった時期だったなと思います。




それに比べると最近は、「現在」側に体が向いていました。

今コロナやら戦争やらで世界がどういう形になってるのか、それなら今自分は何を作るべきなのか、今流行ってるメタバースやWeb3にどう向き合っていくべきなのか…etc、とにかくそんなことばかり考えては疲弊していました気がします。


冷静に考えてみれば、現在のトレンドとそのちょっと先を追う暮らしをすると、誰かが作ろうとしている未来を間接的に作らされることになるわけで、そんなの面白くないに決まってるんですよね。

自分のこの手と頭は自分が作りたいものを作るためにあるし、個人的な感想としてそういう流行りの言葉ベースでものづくりをしてもあんまりおもしろくないというのがあります。

「初音ミクさんと暮らす」にはどういう技術が必要か、みたいなそういうオタクの夢みたいな技術のことを考えて実装するほうが楽しい気持ちになるしやりがいがありそうじゃないですか?



結局自分にとっての良い未来は自分の手で作っていかなくちゃいけない!

ということで、「自分の軸をちゃんと持ってトレンドがどうなろうが人からなんと思われようがちゃんとゴールまで一直線にいかないと行けないな」というツイートをするに至りました。



ツイートしたあと非常階段で色々考えてましたが、今自分がやっていることはLuppetを含めて、ちゃんと自分の想像する未来に向かっていくための通過点であることを改めて確認できたり、ゴールに向かってこの先自分が何をできるようになればいいのかの計画も立てられたので、気持ちがかなり前向きになりました。


結局自分の作りたい未来は、社会の至る所にキャラクターがいることが当たり前だよねって未来を作ること(株式会社ラペットテクノロジーズの社是にも書いてある。)なので、その基本軸からブレたものづくりをするのはもう止そうと思いました。

そういうことしかやらない男になるよ…。


寝付けなくて体調は良くなかったですが、いろいろ自分と向き合った結果、気持ち的にはすっきりしたので良い時間を過ごすことができました。解決!




未来の方向に体を向けていく話に付け足しをすると:

おじさんになるにつれて人生が面白くなくなる話とか一般論として聞くことあります。自分も30歳なのでやっぱりそういうことを気にする年齢に入るのですが…。


でも、これって「単純に歳を取ったせいで自分にとっての「未来」がだんだん小さくなっていくということ」、「いろんなことを経験したせいで未来ってたかだかこれくらいだよねって勝手に想像しちゃう」ことが原因だと思います。


でもこれって逆に、死ぬ直前まで未来に体が向いてれば人生が面白いまま終わるんじゃないかということでもあると思うんですよね。

だから何歳になってもいろいろ挑戦してインプットを絶やさないようにしましょうねという話にも繋がるんだと思います。


幸いにも、GOROmanさんや谷郷さんといった体が未来向いてるタイプの人生の先輩が近くにいるおかげで、その説はほぼ正しいんだろうなとほぼ確信してますし、俺も死ぬまでそうありたいと思っています。



12月号に書いたような初音ミクさん+人工知能のやつは10年以上の時間はかかると思ってるので長い時間ワクワクできて良い感じです。

【11-12月号】2021年が終わっていく。(8500文字)

初音ミクさんと暮らすという金持ちの道楽 このツイートはカバーの谷郷さんとCluster加藤さんとご飯に行ったやつです。 2人のことはVR界隈で昔から知っていた人達ではありましたが、今ではめったに会えない人達なので久しぶりに会っていろんな話ができてとても幸せだったのでした。 そこで話してて印象に残ってるものの1...


会社員時代に作りたかったけど作れなかったもの

SHOWROOMに在籍していた時のメインのお仕事の1つにSHOWSTAGEというものがありました。

(frame embed)


これは、VR空間内でVTuberのリアルタイムのライブを楽しめるアプリです。(スマホのARにも対応しています。)


仕組みを簡単に説明すると、収録スタジオからリアルタイムでトラッキングしたモーションと音声を送信して、それを皆さんのOculus Questで受信してVR空間内でそれを再現する…というものになります。

実績としては、歌を歌うような一般的なライブだけじゃなくて、漫才みたいなこともできたので結構ポテンシャルのある事業だったなぁと思ってます。



さて、そのSHOWSTAGEですが自分がめっちゃやりたかったけどやれなかったものが1つあります。

それはSHOWSTAGEを利用したVR空間で楽しめるリアルタイムASMR配信です。



どんなものがやりたかったのかを具体的に話すと…

SHOWSTAGEを作っていた当時の自分はマグロナちゃんと兎鞠まりちゃんのコラボ配信にハマっていたわけですが、彼女ら(彼ら)の非常に良かった配信の1つとして「左右からおじさん」という伝説の配信があります。

これは左右から囁かれるタイプのASMRですが、それをリアルタイムにYoutubeで楽しめることが驚異的で、マジでこの人達天才過ぎでしょ…ってなって当時激しく感動してたコンテンツの1つです。



話が見えてきたかと思いますが、つまり自分がSHOWSTAGEでやりたかったことは…

SHOWSTAGEを利用して、聴覚的にはASMRを楽しみつつ、視覚的にはVR空間内で彼女らが囁いてくれてる様子を、「リアルタイム」で楽しむことができるというものです。

自分の頭の中に見えている映像を話すと、VR空間で自分は椅子に座ってじっとしている状態で、その周りをマグまりがぐるぐる回りながら色々リクエストしたお題を囁いてくれるリアルタイムなASMRライブコンテンツ、ということになります。



自分の記憶が正しければ、技術的に十分実現可能な企画ではありましたが、提案はしたものの結局実現することはありませんでした。残念…。

もちろんこれは自分の趣味が99.9%の企画提案だったわけですが、残りの0.1%についてはちょっと真面目な目論見がありました。


VRのライブって特に迫力や臨場感の点でお客さんに与える感動の量においては現実の音楽ライブを超えるのは相当大変です。VRデバイスやスマホを通すとどうしても情報量に限界が出てきてしまうからです。

そのため、コンテンツ製作コストの観点で現実の音楽ライブと正面切って戦うのは筋が悪いんですよね。



じゃあ「リアルタイム」で「オンライン」で更に「VRを活かした」コンテンツって何?ってなった時にこういう特殊なライブコンテンツが最適なんじゃないかなと思ったわけです。


現実の音楽ライブだと、演者の人は壇上から客席に降りることはしないわけですが、VRではそれが可能です。なので通常のライブでは絶対にできない、演者にかなり接近した表現が可能です。

そして音響について、現実の音楽ライブにあるような体に振動がくるまでの大音量はVRデバイスから出せないわけですから、それを使わない方向でコンテンツを考えるとデバイスやサービスの特性に合うでしょうと思います。

つまり、音声作品のような静かなコンテンツは結構方向性として良いよねと思います。


また、オンラインですから、お客さん側が何をしてても演者側に影響を与えることはありません。そのためお客さん側もそれぞれの楽しみ方でコンテンツを楽しむことができます。



そういったデバイス・サービスの特性+左右からおじさんのようなコンテンツの魅力を考えると、リアルタイムASMR VRライブがSHOWSTAGEの力を発揮できるんじゃないかな~ということを0.1%で真面目に考えてました。

(あとは当時いくつかの競合他社がVR空間内で音楽ライブやってたし、そういうちょっと尖ったコンテンツの実績も積むことで差別化をしつつ事業の幅を広く持たせることもできたかなと思います。)


-------

この辺の話は、昔自分が作った初音ミクさんと添い寝するVR(MikuMikuSoine)と、一時期狂ったようにDLSiteで音声作品を聞きまくっていた経験がアイディアの起点になっています。

点と点がどうやってつながるか本当にわからないなと改めて思いました。


SHOWROOM社はしっかりした会社なので流石に事業としてやるコンテンツで添い寝は攻めすぎかなと思ったので添い寝の部分を抜いて提案しましたが、正直言えばリアルタイム添い寝ASMR VRライブという世界初の試みまでやってみたかったですね。

というわけで今月は以上となります。

読んでいただきありがとうございました!

【5月号】面白いことしかやりたくない男(4000字) 【5月号】面白いことしかやりたくない男(4000字)

More Creators