ここ最近、どうしてもLuppetに割く時間が減ってきてしまい、アップデートを提供できないまま多くの時間が経過してしまいました。
そこで開発体制を見直しまして、SHOWROOM時代の元同僚に開発タスクを依頼することで自分の作業量を削減しながらアップデートを提供する体制を構築することとしました。
ただし、タスクを依頼といっても結局最終的なリリース判断や作業は自分になるため、突然ソフトウェアの方向性がブレるような機能が入ったり機能が削れたりは無いようになっています。
この体制で作られる初回のアップデートでは以下の内容を予定しています。(将来的に変更になる可能性もあります。)
・Unity2021.3 LTS対応
現状のLuppetは古いUnityで作られており最近のUnityで利用できる最適化オプションが利用できないまま提供しております。
そのため、今回2021.3対応をすることで特にメモリの利用周りで最適化が入り、動作が軽くなる予定です。
・LeapMotion Geminiの最新版対応
Geminiの初回リリース頃にLuppetのアップデートを提供していましたが、その後Geminiは多くのアップデートによって、現在はより精度があがっているので、その恩恵をあずかれるような修正対応を行います。
・UniVRMのアップデート
現状組み込まれているUniVRMでも問題なく利用はできますが、今後VRM1.x系がリリースされた際に大規模な修正が必要にならないように今からUniVRMを最新に近いバージョンまでアップデートします。
・VMCプロトコルでキャラクターのモーションを送信する機能
Luppetをモーションキャプチャソフトウェアとして利用するオプションを用意します。
実は去年独自の形式でトラッキングした結果を送信するものを作っていましたが、以下の理由でVMCプロトコルに変更となりました。
・VMCプロトコルに対応した既存のソフトウェアへ対応でき、応用の幅が大きく広がること
・Unityソフトウェアだけでなく、VRM4U を利用してUE5でもこのモーションを利用できること
UE4(5)を利用したVTuberキャラクターのレンダリングにはかなり可能性を感じるというか、やっぱりUnityではやるのが難しい表現を簡単に実現させられる強みがある(個人の感想です)ので、正直この点だけでVMCプロトコルへの対応はかなりの価値があると思っています。
また、UEを使わずとも、Unityで、Luppetにこんな機能が付けばいいな~的なものを各ユーザが解決できる余地を提供することでもあるのでその点でも価値があります。
自動でカメラワークつけたりとか、カメラのスイッチングとか、VMCプロトコルに沿って皆さんが自由にVTuber配信環境を作ってほしいです。
まず開発体制変更の初回のアップデートということもあり、以上の項目についてまずはきちんと皆さんにアップデートを提供しつつ、友人の協力が前提ではありますがもし良い結果を生む開発フローであれば、今後も継続してこの形でアップデートを提供できたらと思っています。
もう少々お待ちいただければ幸いです🙏
Luppetのアプデするぞ~!って言いつつもこれを直視しなければいけないのがやや悲しみポイントですが、最近の「VTuberになりたい!」と言う人のゴールは、Live2Dのかわいいアバターがもらえることということになっているそうです。
確かによく考えてみるとその流れは理解できます。
VTuberが流行り始めた当初はキズナアイ、ミライアカリ、輝夜月…etcというトップ層が全員3Dモデルで動画投稿や生放送を通して自身を表現していたので、VTuberになりたい人たちの憧れの対象は3Dでした。
Live2DのVTuberももちろん存在していたけど、最終的に3Dモデルをお披露目することがゴールとなっていたので、大きく流れを変えることはありませんでした。
ところが、現在は当時のトップ層たちの勢いは弱まり、一方で生放送を通してにじさんじやホロライブの演者の皆さんが目立つようになりました。彼らの普段の活動はLive2Dであり、その姿で活躍しているので当然今VTuberに興味を持った人たちはそこをゴールにしますよねと思いました。
(あとはLive2dってイラストがそのまま動くかつ、動きに制限があるので表現としても正面に重きを置けば良いのでかわいさを作りやすい+トラッキングも安定しやすいこともプラスに働いていると思います。)
そういう話を聞いたりいろいろ考えるにつけ、Live2Dのキャラメイクツールの需要って相当に大きいんじゃないかと思います。
3DだとキャラメイクツールはVRoidを初めとして本当に様々な選択肢がありますが、Live2d には無いので誰かがここにアプローチすると面白くなりそうだなと思っています。
今の環境では「VTuberをやろう!」ってなった時に突然3Dを用意するのは難しい(※) し、じゃあ2Dを用意しよう!ってなっても人に依頼するしかないので。俺(私)には無理だ~ってなって熱がそこで冷めてしまうことってあると思います。
※モデルを作る事自体はVRoidがあるのでハードルは大きく下がりましたが、かわいく動かすまでに準備するものや知識が多いので何も知らない人からしたらかなり高い壁です。
その点、2Dキャラメイクツールがあれば、とりあえず作ってみてVTuberやってみようってハードルは間違いなく下がります。
そこで作ったVTubeStudioなんかを使ってiPhone1台で自分のアバターがかわいく動くのを見ればもう99%の人は自分がVTuberとなって配信する姿を想像すると思うので、そしたらもうVtuberになる第一歩を進んだと言えます。
人は誰でも自分が想像するものを実現することができるので、2Dでも3Dでも、自分のアバターが動いているというところを見れば、テンションが上がってあとは勢いで実際にやりだします。
改めて言いますが、そこのハードルがとにかく今の環境だと高い!ということに尽きます。
そして今回の話は国内の若い世代でこういうことが起きてるよ~というのを聞くにつけの感想でしたが、視点を変えればおそらくこれって海外ユーザにも同じことが言えるんじゃないかなと思います。
憧れの対象として、Nijisanji ENやHololive ENなどが大半の認知だと思うので、その点は日本のシーンとほぼ同じですからね。
そしてこちらも同様に、Live2Dキャラメイクツールは海外ユーザにもかなり大きな影響を与えそうな気がします。
これには海外ユーザは日本以上にLive2dモデルを用意するのが難しいという背景も強く作用します。Live2dの依頼をするにしたって日本のかわいい(かっこいい)イラストを描く絵師を探さなくちゃいけないし依頼に係るコミュニケーションだの送金だので、日本人なら何でも無いような一つ一つのことに対してハードルが1段増えちゃいますからね。
そんなわけでキャラメイクツールほしい!!!!!!という話でした。
ちなみに2DのVTuberがめちゃくちゃ増えていく流れになったとしても、3Dトラッキングソフト開発者の自分としては大歓迎です。
2Dの姿で活躍したとしても、結局自分の表現することの幅を増やそうと思えば自然と3Dに行き着くと思うので、単純に業界が活気づいて良いね!と思っています。(本当)
VTuber業界が活気づくといえば、ANYCOLORが上場承認されたのが本当にめでたいし、VTuber業界が今まで以上に盛り上がっていくなー!というのを改めて確信しました。
一般公開された有価証券届出書を見てましたが、あれって一般向けに書かれた資料なので、「VTuber」や「スーパーチャット」なんかの俺らVTuberファンからしたら常識な単語が一般向けにきれいに定義づけされてて非常に良かったです。
最近の自分の書類作成活動で、VTuberのことを知らない人にそこらへんの話をする時にどう説明すればいいんだ…という苦悩を感じていたことがあったんですが、これからはこの定義を使えばいいんだな!となり、本当に感謝…🙏
内容としても、24ページ~が業務の話になっていますが、例えば31ページの「VTuber別収益の分散と収益基盤の安定性」なんかはなかなか表に出て来ない、配信者の売上高が書いてあったりするので、まだ読んでる途中ながらも既にかなり面白いです。
VTuber系の業種をやられている方なら、経営者でなくても一度読んでおいて損はない資料だと思います。
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/api/v1/documents/S100NYZL?type=2
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というわけで今月は以上です!
ありがとうございました!🙏