【先行公開】盲目な恋に堕とされて【後編】
Added 2023-12-03 11:00:00 +0000 UTC「だから……命令♡ どんな手を使っても良いから、その剣士ちゃんも私のモノになってくれるように、優しく“説得”してあげて頂戴? 剣士ちゃんを堕とせた子には、たくさんご褒美あげるからっ♡」 「はい♡」 「かしこまりました、ナーリス様♡」 「全てはナーリス様の仰せのままに♡」 「なッ、皆、何を言って──ひゃぁッ!?」 口々に了承を示す三人の甘ったるい声に反論しようとしたのも束の間、突然耳元にふぅ~……と吐息を拭きつけられ、私は思わず声を上げてしまった。 それに、突然息を吹きかけてきた犯人ことルシェはクスリと小さく笑みを零し、私の耳元に口を近付けてきた。 「ね、アイルさん♡ 我慢なんてしないで、ナイール様のこと好きになりましょうよ♡ 私達と一緒に、ナーリス様のモノになろう?♡」 「や、やめ……ルシェ……♡ ひぐッ……!?♡」 耳元で囁いてくるルシェに抵抗しようとした私の声は、突然胸元を優しく撫でられたことで遮られる。 いつの間にか身に付けていた防具の隙間に手が挿し込まれ、インナーシャツと下着の上から胸が愛撫されたのだ。 思わず口を噤む私の様子にルシェは小さく笑みを零し、私の耳元を唇で軽く挟みながら続けた。 「アイルさん、昔から私の手が好きだって言ってくれましたよね……♡ 魔法を掛ける時の手つきが好きだって……♡ どうですか?♡ 今の私の指は♡」 「違ッ、あれはッ……♡ んぁぁッ……♡」 ルシェの言葉に反論しようとするも、未だに周囲を漂う甘い空気と胸元に走る淫靡な刺激に脳を揺らされ、まともに言葉を紡ぐことすら叶わない。 確かに、私は昔、ルシェの手が好きだと言った。 しかしそれは、人の怪我や病気で苦しんでいる人を思いやり、少しでも相手の苦痛を和らげたいという彼女の優しさが込められた、温かく柔らかな手つきが好きなのだ。 私が蜘蛛の毒を受けて苦しんでいた時も、幼かったルシェは気が動転して泣きじゃくりながらも、一生懸命に魔法を掛けてくれた手つきは優しくて……そんな彼女の手つきが好きだった。 こんな風に、相手を手籠めにして陥れる為の手つきでは無くて……── 「──……ッ!?♡ ふぁあッ!?♡」 「ふふ、アイルってば可愛い声……♡」 突然下腹部に走る甘美な刺激に、私は思わず声を上げる。 すると、反対側の耳からユイが囁く声がした。 彼女は私のズボンの中に手を潜り込ませ、下着の上から秘所を柔らかく刺激しながら続ける。 「ね、アイル。覚えてる?♡ 私が話せるようになった時、私の声、綺麗だって言ってくれたよね?♡ 私、凄く嬉しかったよ♡」 「ユイ、やめろッ……♡ 目を、覚まして……♡」 「アイル……♡ 昔、言ってくれたよね……?♡ 一緒にいたかったら、好きなだけ傍にいたら良いって……♡ 私、これからもずっと、アイルと一緒にいたいの……♡ 傍にいたいんだよ……♡ だから、アイルも堕ちようよ……♡ ナイール様の道具として、これからもずっと一緒にいようよ……♡」 吐息混じりのか細い声でそう話したユイの手が、秘所からゆっくりと上に向かって動くのを感じる。 だ、ダメだ……ッ! 何とか他のことに意識を逸らさないと……ッ! とにかく、この状況を脱する方法を考えて、模索して、三人を救い出さなければ── 「ふぅぐッ……!?♡」 「ダメ、ちゃんと集中して♡ 私、まだ、あんまり大きい声出せないから……♡ 昔はこんな風に、指で字書いて、やり取りしてたくらいだし……♡」 ユイはそう言いながら、私の下腹部の辺りを指でなぞる。 ナーリスの吐息の影響か、ずっと与えられ続けている甘い刺激のせいか、どんどん頭が回らなくなっていく。 耐える為には自分に与えられる刺激から意識を逸らさなければならないのに、集中しろなんて囁かれれば、下腹部をなぞる細く華奢な指の感触に意識を向けてしまう。 「やめ……♡ ユイ、これ以上は……♡」 「ほら、アイル♡ 私が何て書いてるか、ちゃんと読み取って?♡ そんなに長くないから……♡」 ユイはそう言いながら、私の下腹部をなぞる指に力を込める。 秘所より上に位置する、甘く疼いた子宮を皮膚の上から圧迫され、私は思わず「んぁッ……♡」と微かな声を洩らしてしまった。 違う……♡ こんな快楽などに、負けてはいけない……♡ 誓ったんだ。絶対に四人で故郷に帰ると……。 今、三人は魔王の魔法で惑わされているだけなのだから、私が耐え抜かなければいけないんだ。 だから、だから、絶対に、耐えなければ……──。 『おちろ』 「ッ……!?♡」 だと言うのに、私の敏感な触覚は、ユイが伝えてくるメッセージを正確に読み取った。 ……読み取って、しまった。 「あっ、分かった?♡ 私がアイルに伝えたいこと……♡ それとも、もっとやった方が良い?♡」 「~~~~~ッ! い、いらないッ!♡ いらないぃッ!♡ 分かったからぁッ!♡ もうやめッ……ひぁあッ!?♡」 「良かったぁ♡ これが私の気持ち♡ だから、意地張ってないでさっさと堕ちちゃえ♡ 堕ちろ♡ 堕ちろ♡」 「そうですよ♡ アイルさん♡ 堕ちろ♡ 堕ちろ♡」 ユイに続けるように、ずっと私の耳を甘噛みしながら胸を愛撫し続けていたルシェも、私の耳元で囁いてくる。 ち、違うッ! 違うッ! 違うッ! 違うッ! これも全部ナーリスの魔法のせいなんだッ! 魔法でおかしくされているせいだッ! 本当はそんなこと思っていないハズ……違う、違う。何が、ハズだ。 絶対に私が救い出すんだ。大切な幼馴染達を。魔王の魔の手から救い出して、故郷に帰るんだ。 ……本当に……? 彼女達にとって、本当にそれが幸せなことなのか……? ナーリスの命令に従い、耳元で囁いてくる幼馴染達の声は、今まで一緒に過ごしてきて聞いたことが無いぐらいに幸せそうな声で……。 違う……よな……? もう、頭の中がグチャグチャで、何が正解なのかも分からなくなってきた……。 「お待たせ、アイル」 そんな時、どこからかそんな声がした。 ……そういえば、彼女だけは、未だに愛撫も囁きも何もしてきていなかった。 ルシェとユイの二人だけでも耐えるのに精一杯で、まだエスラからの接触が一切無かったことに、今の今まで気付けなかった。 鼻孔に残る甘ったるい香りのせいで嗅覚はまともに働かず、触覚も聴覚も犯されて、今彼女がどこにいるのか把握しきれない。 一体どこに……? と、疑問に思った瞬間だった。 ぱふっ、と。 私の顔が、何か柔らかい物に包み込まれたのは。 「ッ!?♡ んんん~~~ッ!♡ んん~~~~~ッ!♡」 「頑張って耐えて偉いね♡ アイルが私達の為にそんなに頑張ってくれるなんて、嬉しいなぁ……♡」 エスラはそんな風に語りながら、自身の豊満な胸に顔を埋めた私の頭を優しく撫でる。 今まで一切接触してこなかったのは、身に付けていた鎧や衣服を脱いでいたからなのだと、数瞬遅れて理解する。 ……やめろ……。 そんな風に、優しい言葉を投げ掛けてくるな……ッ! 私にとって、エスラの存在は、視力を失った私の世界を照らしてくれる唯一の光なのだから。 昔から、彼女の存在が眩しくて仕方がなかった。 いつも自分のことは後回しにして、誰かの為に行動する。 その正義感が過ぎるあまりに無茶をすることも多いが、例えそれで自分が傷付くことになったとしても、自分以外の誰かを守りたいという揺るがぬ信念の下に行動し続ける。 初めて出会った時から、私はそんなエスラの姿が眩しくて仕方が無くて、「ああなりたい」と漠然と思っていた。 だから、そんなエスラを守って視力を失った時も、後悔なんてする筈も無かった。 それでもエスラが誰かの為にと進み続ける姿を感じることが出来たから、その背中を追いかけたいと思えた。 私は、君に追いつきたくて、強くなって……魔王討伐の旅にも、同行して……。 今、必死に戦って耐えてきたのだって、本当は……人類の平和の為に戦う君のようにはなれないけど、せめて、大切な三人の幼馴染くらいは、この手で守りたいと思ったから。 結局、私はずっと……小さい頃から憧れてきた、君みたいな人に、なりたかっただけなんだよ。 「だから、ね……もう、頑張らなくて良いんだよ?」 だから……もし、そんな君にまで、堕落へと導かれてしまったら。 「アイルはずっと頑張ったよ。私達の為に、本当によく頑張ってくれた」 抱擁されて、そんな風に優しく囁かれたりしたら。 「だから……一緒に、ナーリス様のモノになろう?」 「うぐッ……うぅぅぅぅッ……! ぅぁぁぁああああッ……!」 私は、もう……耐えられる気がしない。 「もう、アイルってば……♡ ね、顔を上げて?♡」 「ぅぇ……?」 言われて、私は彼女の胸の中から顔を上げる。 耳まで挟まれているのか他の二人の声もあまり聞こえなくなり、柔らかな肉感と温かな体温、そして彼女の声しか感じとることが出来ない。 いつだったか。彼女から、胸が大きくなってきて戦いの邪魔だと愚痴を聞かされたことがあったっけ。 一緒にいたユイは嫌味だとか贅沢な悩みだとか言って怒っていて、ルシェは同じ遺伝子を受け継いでいるのだから、自分もいつか同じくらいの大きさに育つ筈だ……なんて言っていたっけ。 私は見えないから、よく分からなくて……とりあえず、何か布でも巻いて締め付ければ良いとか言っていたような気がする。 見えなくて分からなかったけど……そうか、これくらい大きくなっていたのか。 なんて、頭の中のどこか冷静な部分が、語り掛けてくる。 エスラはそんな私の様子を見てクスリと小さく笑うと、胸の中にいる私の頭を優しく撫でつけ……──「んむッ……?♡」──唇を奪った。 一瞬、何が起こったのか分からなかった。 唇に触れる柔らかな感触。 顔を挟んでいた温かな肉の感触が離れたにも関わらず、聴こえてくるのはエスラの息遣いと微かに高鳴った鼓動の音だけ。 しかし、そんな僅かに得られる情報すらも両耳を塞がれたことで遮られ、重ねられていた唇がゆっくりと離される。 「昔、さ……一回だけ、こんな風にキスしたことがあったよね」 「ぇぅ……えすら……やめ……」 「あの時の私達はまだ子供で、大人の人達がこんなことをする意味も分かっていなくて、真似してみても結局何が良いのか分からなくてさ」 覚えてる。まだ私の目が見えていた頃、村に住む若い夫婦がキスしている様子を目にしたことがあって、エスラと二人で何をしているんだと突撃したことがあったっけ。 今思うとその夫婦には悪いことをしたが……彼等は困ったように笑って、これは好きな人とすることだと教えてくれた。 だから、試しにエスラとやってみたけど、幼かった私達にはその行為の何が良いのかよく分からなかった。 それから大人になって、なんとなくこの行為の意味を理解して……。 「や……だか、ら……あの時の、ことは……無かった、ことにしよう、って……」 「うん? ……あぁ。確かに、そんなことを話した覚えもあるね」 エスラはそんな風に語りながら私の頭を撫でつけ、頬に掛かる髪を掻き上げて耳に掛けさせる。 かと思えば、もう一度啄むように口付けをすると、彼女はクスッ……と小さく笑って「でもね」と続けた。 「私はナーリス様に出会って、この行為の本当の意味を知ったよ。好きな人と結ばれることって、本当に幸せなことなんだって」 「な……にを……」 「だから、アイルにも同じ幸せを味わって欲しいの。私がナーリス様に教えて頂けたように、アイルには……私が教えてあげるよ♡」 エスラはそう言うと、私の両耳を掌で優しく包み込むようにして、私の頭を掴む。 もう、何も聴こえない。何も見えない、聴こえない、完全な暗闇の中で感じるのは……激しく高鳴る鼓動の音と、私の顔を掴むエスラの体温だけ。 ……怖い。何も分からない。これから私は何をされるの……? エスラは私に何をしようとしているの? 怖い、怖いよ。暗い。分からない。怖い。 ずっと私の世界を照らしてくれたエスラが、私に何をするのか分からなくて怖い。 ルシェもユイも助けてくれない。ずっと私の世界に優しく寄り添って温もりをくれた人達が、今では怖くて仕方がない。 ナーリスの為だったら、私がどうなっても構わないと心の底から思っているようで怖い。 私は無力だ。ずっと、友達という一筋の光だけを頼りに、暗闇の中で藻掻き続けていた。 例え彼女達が倒れても、例え敵に操られたとしても、それでもかつて私の世界を照らしてくれた温もりだけを頼りに必死に足掻き続けてきた。 だけど、今はもう……その友達が怖くて仕方がない。 私には彼女達を傷付けることなんて出来ない。だけど、どれだけ耐えようとしても、彼女達は私を陥れる為に手段を選ばない。 私は、貴方達の為に頑張っているのに……他でもない貴方達に責められたら、もう、何の為に頑張っているのかも分からなくなりそうで……。 ──大丈夫だよ。 そんな時、ふと……どこからか、そんな声がした気がした。 耳を塞がれて、声なんて聴こえる筈も無いのに。 ふと、気が付くと……両手に温もりを感じた。 まるで、不安な私の手を包み込むような温かく優しいこの感触は……小さい頃から剣を握り続けてきた私やエスラとは違う、小さくて柔らかな、女の子の手。 この手は……ルシェと、ユイ……? 「アイル……もう、苦しまなくて良いんだよ」 耳を塞ぐ手が微かに離れて、そんな優しい声が投げかけられる。 この、声は……エスラ……? 「今までも、これからも……アイルには、私達が付いている」 ずっと、私の前に立って、導いてくれたその声が……── 「だから、私達と一緒に……ナーリス様に全てを捧げようね♡」 ──堕落へと、私を誘う。 刹那、塞がれる唇。 今度は、今までのような唇を触れ合わせるだけの児戯では無かった。 私の頭を強く掴み、微かに開いていた私の唇の隙間から舌をねじ込む深い接吻。 ほぼ反射的に奥の方に引っ込んでいた私の舌は息と一緒に吸い取られ、絡め取られる。 「んんむッ……♡ んぅッ……♡ ちゅッ……♡ んんッ……♡」 思わず口から零れるくぐもった声が、次第に熱を帯びていくのが分かる。 何、これ……♡ こんなの、知らない……♡ キスがこんなに気持ちいいものだなんて、知らない……♡ 上手く息が出来ない♡ 頭ボーッとする♡ 分からない♡ 何も分かんない♡ よく分かんないけどもっと欲しい♡ もっと気持ちいいの欲しい♡ カランカランッ……。 すると、どこからか乾いた金属音がした。 これは、剣が落ちる音……? そういえば、ずっと持ったままだったっけ……? ずっと握っていたはずなのに、いざ手放すと、どこまで自分の意思で持っていたのかも曖昧だ。 だけど、まぁ……どうでもいいか……♡ だって、今……すっごく気持ち良くて、幸せなんだから……♡ 「もぉ~お姉ちゃんばっかりズルい♡」 「私だって、アイルのこと、もっと気持ちよく出来るんだから……♡」 「んむぅッ……!♡ んんむぅぅッ……!?♡ んんぅぅッ♡」 耳を塞ぐ手の隙間からそんな声がしたかと思えば、胸や秘所への愛撫も徐々に激しくなっていく。 いつの間にか私が身に付けていた防具や衣服は半分以上はだけており、ルシェの手は私の下着の中へと潜り込んで胸を直接愛撫する。 彼女の細くしなやかな指が胸の乳輪や乳頭を優しくなぞり、かと思えば爪でカリカリと先端部を掻き、それだけで見えない私の思考はチカチカと激しく明滅する。 「ふふっ♡ アイルさんのココ、もうビンビンになっちゃってる……♡ もっとも~っと気持ちよくしてあげるからね♡」 「んんむぁッ……♡ んぁぁぁッ……♡ るしぇっ……♡ んんむぅッ……♡」 「アイル♡ すっごく可愛い声……♡」 思わずくぐもった嬌声を上げていると、反対側の耳元でユイがそう囁いたのが聴こえた。 かと思えば、ずっと下腹部の辺りや秘所の周囲をなぞっていた指が、まるで細長い蛇のように私の中へと潜り込み……熱くなった蜜壺の内側を、激しく擦り上げる。 「んむぁあッ♡ あぁぁあッ♡」 「わ♡ アイルのここ、すっかりぐしょぐしょ……♡」 「んぁッ……♡ ユイ、そこはッ……♡ ふぁッ!?♡ ひぁぁああッ!?♡」 思わず制止しようとした私の声は、すっかり淫蜜を垂れ流すだけの道具に成り果てた陰唇に挿入されている指の本数が増えたことで、熱を帯びた嬌声へと変わる。 すると、ユイはクスクスと笑って私の耳を塞ぐエスラの手を離させ、息が掛かるほどの距離に唇を近付けて続けた。 「ね、ア~イル♡ 今、私の指が何本入ってるか分かる?♡ ずっと私と“お喋り”してくれたアイルなら、これくらい余裕だよね?♡」 「ぅぁあッ♡ ユイッ……♡ ああああああッ♡♡♡」 耳元で囁かれた声に答えようとしたのも束の間、下腹部の中に挿し込まれた指がバラバラと暴れ狂い、私の意識はグチャグチャに掻き混ぜられる。 あれ、何だっけ?♡ 指が何本入ってるかだっけ?♡ ユイの指が、私の中に何本入ってる?♡ 「んあぁあッ♡ わかんにゃッ、いぃいッ!?♡ いっぱいぃッ♡ いっぱいはいってりゅぅッ!♡」 「あはっ♡ せいか~い♡ さっすがアイルっ♡ ご褒美にいっぱい可愛がってあげるっ♡ あむっ♡」 「んひぁああッ!?♡」 ユイの嬉しそうな声がしたかと思えば、ずっと囁かれていた耳を唇で挟まれ、私は思わず甲高い声を上げてしまう。 すると彼女は私の耳を咥えたままクスクスと楽しげに笑い、ハムハムと唇や歯で私の耳を甘く噛む。 「んぁあッ♡ みみッ♡ くわえたままぁッ♡ わらわないれぇッ♡ いあぁッ!♡」 「あぁ、そういえば耳をお留守にしたままでしたね♡」 反射的に張り上げたその声に、ルシェがそんな風に呟いたかと思えば、ユイに愛撫されている方とは反対側の耳を唇で食む。 突然のことにまたもや甲高い嬌声を上げていると、ユイは私の耳から微かに唇を離しながら口を開いた。 「ちょっと、ルシェ……私の真似しないでよ」 「んちゅッ……♡ んッ……♡ 何言ってるの?♡ 私は最初からアイルさんの耳も可愛がってあげてたよ?♡ ユイが私の真似をしたんでしょう?」 「なッ……違うもん。アイルは私の声の方が好きだし、すぐ近くで感じられて嬉しいよね?♡」 「アイルさんは私が触れるのが好きだって言ってたよ♡ そうだよね?♡ アイルさん♡」 「やぁッ……♡ みみもとで、しゃべんないれぇッ……♡ んむぅッ……♡」 私を挟んで言い合いをするルシェとユイに声を上げたのも束の間、私の唇はまたもや遮られる。 舌を吸われて下唇を軽く甘噛みされた後、軽く唇を離したエスラはクスッと小さく笑って口を開いた。 「アイルってば、二人の方に集中し過ぎ……♡ アイルはコレが一番好きだよね?♡」 「ぅぁ……♡ えすらぁ……♡ んんむッ……♡」 エスラは私の返答も待たずに、またもや唇を奪う。 私の耳から離れた手は、片方は私の頬を、もう片方の手は私の後頭部に添えられている。 舌を絡め取られる度に頭の奥が痺れるような感覚がして、思考がぼんやりしてきて、何も考えられない。 あぁ~……♡ 舌吸われるの、気持ちぃ……♡ 口の中舐められるの、気持ちいい……♡ あッ♡ 耳、くちゅくちゅって……♡ 舐められて、噛まれてッ♡ ひぁッ♡ 息ふーってされるのッ♡ やばいッ♡ ちくびッ、こりこりってぇッ♡ つままれてッ♡ 撫でられてッ♡ まッ♡ お腹ん中でッ♡ ゆびッ♡ ぐちゅぐちゅってぇッ♡ 掻き混ぜッ、られるのぉッ♡ 気持ち良すぎてッ……♡ あッ……?♡ キス、終わって……?♡ んむッ!?♡ おっぱいぃッ♡ エスラのおっぱいッ♡ ふわふわで、ふかふかで、きもちぃッ……♡ 「ねぇ、ア~イルさんっ♡」 「誰が一番好き?♡」 「アイルを一番気持ちよくしてくれてるのはだぁれ?♡」 「あはっ♡ みんなぁっ♡ みんなすきぃッ♡ ぜんぶッ……♡ ぜんぶきもちいいのぉッ……♡ あはぁあッ……♡ ぜんぶすきぃッ……♡ んんむぅッ♡」 投げ掛けられた問いに欲情のままに答えると、すぐさまエスラによって唇を奪われた。 「ふふっ♡ 全部だって♡ アイルさんってば欲張りさん♡」 「素直で可愛い……♡ 私達も、そんなアイルのことが大好きだよ♡」 ルシェとユイは私の耳元でそんな風に囁くと、私の体を愛撫する手を早めていく。 あはッ♡ うれしいっ♡ きもちいいッ♡ ぜんぶきもちいいッ♡ あたまふわふわするッ♡ みんなすきぃッ♡ あッ♡ 何かくるッ♡ あついのがッ♡ 体の奥からッ♡ きてりゅぅッ……♡ 「んんむぅッ……♡ んんんッ……♡ んんぁぁあッ……!?♡」 「ぷはッ……♡ ふふ♡ イきたかったら好きなだけイっていいからね?♡ アイル♡」 「そうだよ♡ ちゃんと私達が傍で見ていてあげますからっ♡」 「我慢しないで、存分に気持ちよくなって……♡」 「「「イっちゃえ♡」」」 「ぁッ……♡ あぁぁぁぁああああああッ!?♡♡♡ イくッ!♡ イぐッ゛、イ゛ぐぅぅ゛ぅ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!?♡♡♡♡♡♡♡」 ビクンビクンッ! と全身が激しく打ち震えたかと思えば、私は導かれるがままに絶頂する。 光なんて見える訳も無いのに、目の前がチカチカと激しく明滅しているかのような錯覚がする。 体が弓なりに反り返って痙攣し、悲鳴のような嬌声を上げながら絶頂した私は、そのまま脱力するままに後方へと倒れ──そうになって、ルシェとユイの手によって支えられる。 あぁ、支えてくれたんだ……と、安心したのも束の間。 私の体への愛撫が再開された。 「ひぃぁあああッ!?♡ まッ♡ やらぁあッ!?♡ もうッ♡ もうイッたッ♡ からぁあッ!?♡ あああああああッ!?♡」 「何言ってるんですか、アイルさん♡ 一回イッたくらいじゃ、まだナーリス様の素晴らしさは分かりませんよ♡」 「そうだよ♡ もっともっと気持ちよくなって、トロトロにならないと♡」 「いあああッ!?♡ やらぁッ!♡ これいじょうイったら、おかしくなゆぅッ!♡ おかしくなっちゃうッ!♡ からぁぁあああッ!♡ もうやめッ──んんむぅぅぅッ!?♡」 泣きじゃくりながらも必死に懇願するも、まるで無駄だとでも言うかのように唇を塞がれる。 淫靡な水音を鳴らして舌を絡ませ合い、私の声を完全に飲み干したエスラはゆっくりと唇を離すと、私の頭を優しく撫でながら口を開いた。 「大丈夫だよ、アイル♡ 言ったでしょう?♡ ずっと私達が傍にいるって……♡」 「ひぃぁあッ!?♡ えすらッ♡ えすらぁッ……♡ おねがッ、たすけッ♡」 「アイルがおかしくなって、壊れちゃったとしても……私達はずっと、アイルの味方だよ♡」 だから……と。 エスラはツー……と私の首筋を優しくなぞると、今度はそのまま鎖骨をなぞるようにしてうなじの方へとその手を持っていき、私の首を支えて── 「思う存分イき狂って……おかしくなっちゃえ♡」 ──そう言って、唇を奪った。 その言葉はまるで、私という人間の終わりを告げる死刑宣告のようで……── 「──んんむ゛ぅ゛ッ!?♡ ん゛ん゛む゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ!♡ ん゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!♡ ん゛む゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!♡」 イく。イく。イって、イって、イき狂う。 何度も何度も意識が激しく明滅して、何度も何度も快楽を叩きつけられて、何度も何度もイかされる。 意識を失いそうになったらルシェの魔法で覚醒させられて、疲労で反応が鈍くなったらユイの強化魔法で引き上げられて、弱音を吐いたらエスラの声に鼓舞される。 何度も何度も何度も何度もイかされて、逃げることも折れることも許されず、ただただ快楽のままに喘ぐだけの人形へと成り果てる。 「ぁ゛ぁ゛ぁ゛……♡ ぁ゛はッ……♡ ぁ゛~~~……♡」 「あらあら、ちょっとやり過ぎちゃったかしら。……皆、もうそれぐらいで良いわよ。ご苦労様」 どれぐらいの時間が経って、どれだけイかされ続けた頃だろうか。 そんな誰かの声がしたかと思えば、永遠に続くかと思われた快楽がようやく終わる。 今のは誰の声だっけ……? 私の体を支えてくれているのは誰だっけ? そもそも、今私は座っているんだっけ? 寝ているんだっけ? それとも立ってる? 何も分からないまま、ただ喉から掠れた声を洩らして打ち震えるだけの人形と化していると、コツ……コツ……コツ……とこちらに近付いてくる足音がした。 誰だ……? と、音がした方に意識を向けてみても、今の私では判別することなんて出来る筈も無く。 そんな私の前に立った“誰か”は、完全に脱力し切っている私の顎を片手で掴んで軽く上げさせた。 「ふふっ、すっかり蕩けきっちゃって……♡ 最初は生意気な子だと思ったけど、こうして見ると可愛らしいじゃない♡」 「ぅぁ……?♡ ぁぁ……♡ ん……♡」 「それじゃあ、さっさと仕上げをしてしまいましょうか♡」 “誰か”はそんなことを言ったかと思うと、私の顎から手を離し、その手で私の両目の辺りを掴む。 元々目が見えない私には、今更視界を覆われたくらいでどうということは無く、彼女の意図が分からないままその手を受け入れた。 「────────」 すると、目の前の“誰か”は私の頭を掴んだまま、どこの言葉かもよく分からないような言語を話し出す。 いや、これは言語なのか? それすらも分からない。 ただ、彼女が何かの言葉を紡ぐ度に私の頭を掴む手に熱が灯っていき、次第にその熱が私の中にも流れ込んでくるような感覚がした。 皮膚よりも、更に奥の……筋肉だとか、神経だとかがある、体内の奥深くまで入ってくるような……──。 「──ッ……? ぅ……ん……?」 そこで、不意に……暗闇だった世界に、一筋の光が宿る。 かと思えば、眩い光が視界一杯に広がるので、私は思わずキュッと強く瞼を瞑る。 何とか数回ほど瞬きをして目を慣らし、改めて瞼を開くと、そこには……一人の女性が立っていた。 全身真っ青な肌をしており、紫色の長い髪と、同じ色をした切れ長の瞳。 露出の多い服装とはち切れんばかりの豊満な胸をした彼女は、私の目を見て優しく微笑むと、紫色のルージュで彩られた艶やかな唇を開いて……── 「魅了の瞳(チャーム・アイ)♡」 ──……と、ただ一言。言葉を紡いだ。 直後、彼女の瞳に桃色の光が宿る。 その光はとても綺麗で、惚けたように彼女の目を見つめていた私は、そのまま引き寄せられるように見入ってしまう。 こんなにも綺麗な光、生まれて初めて見た……。 目が見えなかった間は勿論のこと、それより前の記憶でも、こんなにも美しいもの見たことがない。 あぁ、そうか……私は、この光を見る為に……彼女と出会う為に、生まれてきたのか。 幼少の頃に視力を失ったのも、この瞬間の感動を味わう為の布石だったのかと、私は心の底から確信する。 もっと……もっと、よく見たい。とても綺麗なこの光を。この世の何よりも美しい彼女の顔を。 もっと近くで、もっと間近に。 光だけじゃない。彼女の声だって、匂いだって、温もりだって、何だって感じていたい。 もっと、もっと……と惹かれるがままに魅了された私の意識は、突然唇に指を当てられたことで我に返る。 そこで、いつの間にか私は、引き寄せられるがままに身を乗り出してしまっていたことに気付いた。 「ふふ、だめよ……♡ 貴方は一番最後まで私に歯向かい続けた子だもの♡ そう簡単に可愛がってはあげられないわ……♡」 「なッ……」 「他の子達はよく頑張ってくれたわね♡ お礼にたくさん可愛がってあげる♡ ほら、おいで♡」 彼女の──ナーリス様の言葉に、三人は口々に感謝の言葉を述べながら、彼女の元へと擦り寄っていく。 ルシェとユイはそれぞれナーリス様の手で愛撫して貰い、エスラはナーリス様の口付けを受け取る中、私は床の上にへたり込んだままその様子を眺めていることしか出来ない。 どうして……いや、ナーリス様の言うことはご尤もだ。 私は目が見えなかったせいでナイール様の手を煩わせ、あまつさえあのお方に刃を振るったのだ。 それなのに三人と同等の寵愛を受け取ろうなど、勘違いも甚だしいことは十分に理解している。 でも、だけれども……と、私はその場で体を折り畳み、地面に額を擦り付けながら口を開いた。 「ナーリス様、今まで貴方様に働いた数々のご無礼、大変申し訳ございませんでした。これからは私の身も心も、人生の全てを捧げてその罪を償わせて頂きます。ですので、どうか、お許し頂けないでしょうか……ッ!」 「んんッ……ぷはッ、どうしようかしら。そうねぇ……とりあえず、お友達が可愛がられてるところを見ながら、そこに転がってる剣でも使ってびしょ濡れのおまんこでも慰めてなさい? この子達へのご褒美が終わって気が向いたら、貴方のことも可愛がってあげるから」 「ッ……!♡ ありがとうございますッ!♡」 ナーリス様の寛容なお言葉に、私は感謝を述べるが早いかすぐさま下半身の防具や衣服を全て脱ぎ捨て、近くに転がっていた剣を拾う。 剣の柄を自身の秘所に擦り付けて愛撫していると、ナーリス様が「もっとこっちに見せつけるようにしなさい」とご命令なさったので、私は足を大きく開いて秘所を見せつけたガニ股の姿勢を取る。 そのまま少しでもナーリス様に見て頂けるよう、必死に腰を振って剣の柄に秘所を擦り付けながら、私は喉を振り絞って声を上げる。 「ナーリス様ッ♡ ナーリス様ぁッ♡ あぁッ♡ 最後までッ♡ 貴女様に逆らい続けたッ♡ 愚かな私めの、卑しいオナニーをご覧くださいませッ♡ あぁあんッ♡ 私はぁッ♡ ナーリス様のッ♡ 寵愛を求めるッ、浅ましい恋の奴隷でございますッ♡ んぁぁああッ♡」 「んちゅッ……んッ……♡ そうねぇ♡ 倒すべき宿敵の魔王に、大事な大事なお友達が可愛がられてる姿を見て気持ちよくなっちゃういやらしい変態さんよねぇ♡」 「あはぁッ♡ そうなんですぅッ♡ 友達の為ってぇッ♡ 意地張ってたくせにぃッ♡ 気持ちいいのに負けて屈服した馬鹿なド変態なんですぅッ♡ あぁあッ♡ どうか貴女様の手でぇッ♡ この卑しい奴隷をッ♡ 心ゆくまで躾けて下さいませぇッ♡」 「ふふっ♡ その調子よ♡ もっと自分を苛めなさい♡」 「は、はひぃッ……♡」 ナーリス様に褒めて貰えた♡ その言葉だけで天にも昇るような幸福感で満たされたが、だからと言ってこの手を止める訳にはいかないと、私は剣の柄を押し付ける力を強めた。 もっと♡ もっと気持ちよくならなくちゃ♡ ナーリス様に認めて貰えるように♡ お許し頂けますように♡ ナーリス様の寵愛を受ける幼馴染達三人の姿を見つめながら、いずれ自分も同じようになれるはずだと信じて、私は自身の体を慰め続けるのであった。