【先行公開】叛逆の刃が折れる時 4人目【後編】
Added 2022-01-09 15:03:22 +0000 UTC「……ふぅ……大体、こんなものかな……?」 アインは安堵したような溜息とともにそう呟きつつ、指輪の催眠魔法を解除する。 指輪の光が収まってもイエラが正気に戻ることは無く、光を失い暗く淀んだ瞳で虚空を見つめながら、口を半開きにして涎を垂らしている。 焦点の合わない両目の前で軽く手を振り、彼女が完全に深い催眠状態に堕ちていることを確認したアインはホッと小さく息をつきつつ、その手をイエラの頬に添えた。 「本当に……催眠に掛かっているのね……」 頬を触られても一切反応を示さない彼女の様子に、アインはどこか信じられないといった様子で呟いた。 主であるラキの言葉を疑っていた訳では無い。 他でもない自分自身が催眠魔法によって帝国の民としてあるべき姿を“思い出し”たのだから、疑う余地も無いのだ。 とは言え、それでもやはり親しい人物が催眠に掛かっている姿というのは新鮮で、ついよく観察してしまう。 しかもそれが、幼少の頃から共に過ごしてきた最愛の幼馴染であるイエラなのだから猶更だ。 明るくて、優しくて、温かい……まるで太陽のような人柄をした彼女が、今はまるで別人のように虚ろな表情を浮かべたまま呆けている。 完全に成すがままとなっているその姿に、アインは込み上げてくる劣情を抑えきれず、薄く半開きになった口に自分の唇を重ねた。 「……んッ……」 少し前まで泣きじゃくっていたイエラの唇は、少し塩っぽい味がした。 しかし、その涙の味すらも愛おしいと云わんばかりに、アインはさらに何度も啄むように口付けを交わす。 何度も何度も口付けを交わし、イエラの唇から塩の味がしなくなってきた頃に……アインは半開きになった唇の隙間に、自分の舌を挿入した。 「……? んむッ……?」 突然口内に異物が入って来た感触に、深い催眠状態に堕ちているイエラも流石に異変に気付いたのか、くぐもった声で困惑を示した。 しかし、今更この状況の異常さに気付いたところで、もう後の祭り。 アインはそんなイエラの後頭部を片手で押さえ、もう片方の手を彼女の腰に回し、逃げられないようしっかりと抱擁する。 彼女はそのままイエラの口内に舌を這わせ、唇の奥にあった歯を一つ一つ丁寧に舐め、その内側へと押し進み……奥にあった柔らかい物体を絡め取る。 「んんむッ……ッ……」 「んむッ……ちゅッ……ぷぁッ……ちゅッ……」 くぐもった声を発しながら僅かに抵抗の意思を示すイエラだったが、アインはそんなことお構いなしに互いの舌を絡み合わせ、濃厚な接吻を交わす。 舌を絡め取られ、呼吸もままならない程に濃密な交わりを繰り返していく内に、イエラの思考は段々と混濁し始めていた。 元々アインに対して嫌悪や忌避の感情が一切無かったこともあり、僅かな驚愕から生まれた抵抗感などあっという間に絡め取られ、霧散していく。 微かに残っていた理性すらも掻き消され、完全にただの催眠人形と化したイエラは、成すがままにアインの接吻を受け入れた。 永遠に続くのでは無いかと思われた二人の交わりは、アインが唾液の糸を引きながらゆっくりと唇を離したことにより、ようやく終幕を迎えた。 「んぶぁッ……ぁ……」 「ぷはぁッ……フフッ、イエラったら、すっごく蕩けた良い顔しちゃって……本当に可愛い……♡」 半開きになった口から涎を垂らして惚けるイエラの姿に、アインはドロリと溶けたような満面の笑みを浮かべながら、彼女の髪を優しく撫でつける。 その瞳はイエラへの愛執によって暗く淀み、彼女が正気では無いことを明らかにしていた。 昼過ぎのラキの暗示によって、アインの恋愛感情は大きく歪められた。 友愛の延長線にある、相手を大切に想う慈しみに満ちた純白の恋慕から、どんな手段を使ってでも想い人を自分だけのモノにしたいと思う程の独善的な狂愛へと。 今の彼女にとって、催眠魔法で自分の意のままに動く人形と化したイエラの姿は何よりも愛おしく、これから彼女に行う所業を想像しただけで背筋にゾクゾクと嗜虐心が走る。 ──このまま欲望に身を任せて、彼女の体を滅茶苦茶にしてしまおうか。 そんな欲望がアインの胸中に沸き上がるが、すぐに主からの命令を思い出し、流石にそろそろイエラの“教育”に取り掛からなければならないと思い直す。 彼女は首を軽く振って胸中に沸き上がった邪念を振り払うと、相変わらずぼんやりと惚けた表情を浮かべているイエラの頭を撫でる手を止め、ゆっくりと続けた。 「それじゃあ、イエラ。遊びはこれくらいにして、そろそろ教育を始めましょうか」 「ぇぁ……? はい……? きょう、いくを……? はじめ、ます……?」 先程までの接吻による快楽が抜けきっていないイエラは、自分が何を言われているのか理解できないまま従順に復唱する。 それを見たアインは満足そうな笑みを浮かべ、さらに続けた。 「フフッ♡ そうよ。良い子ね♡ それじゃあ、まずは……一旦邪魔な服は全部脱いで、生まれたままの姿になりましょうね~♡」 まるで赤子をあやすかのような口調で言いながら、彼女はイエラの服に手を掛けて一枚一枚脱がせていく。 と言っても、少し前まで眠りについていたイエラは下着の上にシャツとズボンを着ているだけというかなりシンプルな恰好をしており、彼女からそれらの服を剥ぎ取って一糸纏わぬ裸体にするのに左程時間は掛からなかった。 着ている服を無理矢理脱がされている状況だと言うのに、深い催眠状態に堕ちているイエラが抵抗したりといった反応を見せることは一切無く、相変わらず惚けたような表情で虚空を見つめた状態でされるがままになっていた。 アインはそんな彼女から剥ぎ取った衣服を全て床の上に放ると、生まれたままの姿になったイエラの細く引き締まった筋肉質な体に両手を回し、自分の体に凭れ掛からせるような形で抱擁した。 相変わらずトランス状態のまま、一切抵抗することなく自分に身を委ねてくるイエラの姿を見て彼女は破顔しつつ口を開いた。 「はい。それじゃあ……イエラ。貴方は全ての服を脱いで、生まれたままの姿になることが出来ましたね?」 「はぃ……ふく、ぬいで……うまれた、ままの、すがたに……なる、ことが、でき、ました……」 「フフッ。良い年して、人前で真っ裸になっちゃって……恥ずかしくないの? こんな姿、革命軍の皆が見たらどう思うんだろうねぇ」 アインの言葉を聞いて、イエラの脳裏に一瞬、レイムやクラン……革命軍の仲間達の顔が過ぎる。 しかし、その思考を塗り潰すように、すぐにアインが片手で彼女の両目を覆った。 「ぁ……」 「大丈夫。貴方は何もしなくて良いの。私が、誰かにこの姿を見られても良いようにしてあげる。だから貴方は、何も考えないで……私の声をよく聴いていてね?」 耳元でそう囁かれた瞬間、イエラは言われるがままに考えることを止め、次の言葉を待った。 それを見たアインはクスリと小さく笑み、ゆっくりと続けた。 「それじゃあ……イエラ。私の質問に答えて? ……貴方は今、何歳?」 「は……ぃ……わた、しは……じゅう、きゅぅ、さい……です……」 「そうね。では、これから私が、そこから一つずつ数字を少なくしていきます。数字が減る度に、貴方の年齢も同じように下がっていきますよ。はい、18……17……16……」 アインがそうカウントダウンを始めた瞬間、暗示の通り、イエラの精神年齢が一歳ずつ下がっていく。 帝国軍との戦いの記憶……革命軍の設立……実父の処刑……。 今のイエラ・モンベルクという人間を構築する数々の出来事の記憶が、まるで無かったことのように消えていく。 その出来事を経験した年齢よりも若返っているのだから、その記憶が残っているはずが無い。 「10……9……8……」 淡々とカウントダウンをするアインの声と、イエラが深い呼吸を繰り返す音だけが、静かな暗い部屋の中に響き渡る。 「5……4……3……」 ……若返る。 記憶が、心が……年齢が。 遡り、逆行し、退行していく。 母を病気で失った記憶も、母に似た姿をしたアインに出会った記憶も、そんな彼女に母を失った悲しみを埋めてもらった記憶も……何もかもが、まだ起きていない事象として、イエラの頭から消失していく。 カウントダウンが進んでくると、彼女は両手に拳を作り、体を縮こませるように身じろぎをした。 まるでベッドの上で眠る幼児のような素振りを見せたイエラの姿に、アインは順調に年齢退行暗示が進んでいることを察し、頬を緩く綻ばせながら続けた。 「フフッ……カウントがゼロになると、貴方はまだ生まれる前の、お母さんのお腹の中にいた頃まで戻りますよ。……2、1……0!」 アインは早口で暗示を刷り込んだ後、すぐさまカウントダウンを再開し、あっという間に終わりを告げた。 突然囁かれたカウントダウン以外の言葉をイエラが理解する間も無く、カウントダウンが終わったことで先程刷り込まれた暗示が発動し、彼女はすぐにベッドの上で縮こまるかのように体を丸めた。 言われた通り、まだ生まれてすらいない胎児のような姿になった彼女の姿に、アインはその目を愛おしそうに綻ばせながら続けた。 「はい。イエラは今、赤ちゃんになってお母さんのお腹の中にいます。包み込まれて、温かい……とても落ち着く場所ですね」 「……」 優しく語り掛けるように言うアインの言葉に、胎児レベルまで年齢を下げられたイエラは答えない。 表情も相変わらず虚ろなまま……だが、アインの暗示を耳にすると、その顔は安堵したかのように僅かに緩んだ。 それを見たアインはクスリと小さく笑み、すぐに続ける。 「でも、ずっとそこにいるわけにもいきません。そろそろこの安心感にお別れして、お母さんに産んでもらいましょうねぇ。包み込まれているような感覚も、温もりも無くなっていって……ハイ、イエラは今、誕生しましたっ!」 アインが矢継ぎ早にそう暗示を刷り込むと、胎児のように縮こまった体勢をしていたイエラは両手足を伸ばし、「おぎゃぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ!」と産声を上げて泣きじゃくる。 それを見てアインはクスクスと笑いつつ、生まれたばかりのイエラの体を支えて自分の方に向けた。 「そんなに泣かないで? ……ホラ、段々目が開いて来て、目の前がハッキリ見えてくるよ。すると……ホラ、目の前に大好きなお母さんがいるよ?」 「おぎゃぁ! おぎゃぁぁぁ! ……あふぁ?」 顔を覗き込みながら語り掛けるアインの言葉に、イエラは声を上げて泣きじゃくるのを一瞬だけ止め、キョトンとしたような表情を浮かべて彼女の顔を見つめ返す。 産まれたての赤ん坊レベルまで下げられた精神年齢。 母の腹の中にいた時の温かい安心感から、突然この世に解き放たれたことによる不安や悲しみ。 そこに現れた、イエラの実の母親の面影を持った、先程まで自分を安心させてくれていた“母”を名乗る少女。 これらの要素が合わさった結果……イエラの中にあった母の存在が、アインの姿で塗り潰された。 「ぁふあ……あはっ、えへっ、あはぁっ♪」 目の前の少女を母として認識した瞬間、イエラはその表情を綻ばせ、笑い声を上げながら無邪気に喜ぶ。 すっかり自分を母として誤認したその様子に、アインは笑みを浮かべつつ彼女の体に両手を回して赤子のように横抱きにした。 「あふぁっ、あはっ、あはぁっ、あぁっ♪」 すっかり産まれたての赤子に侵されたイエラの心は、母として認識している少女に抱かれたことで喜びに満ち溢れ、その気持ちを表出するかのように声を上げて無邪気に笑う。 アインはそれを微笑ましそうに見つめつつ、すぐに胸元の服をはだけさせ、豊満な乳房を露わにした。 「さぁ、イエラ。お腹空いたでしょう? ミルクの時間ですよ♡」 彼女はそう言いながら片方の乳房を下から掬い上げるように持ち、相変わらず無邪気に笑っているイエラの口元に持っていった。 最初は彼女の言葉を理解せず楽しそうに笑っていたイエラだったが、口元に乳首が触れると反射的に顔を向け、目の前にあった乳首に吸い付いた。 「んちゅっ……んっ……ちゅっ……んむっ……」 「フフッ、慌てないで? ゆっくり慎重にね?」 チュパチュパと音を立てながら乳首を吸うイエラの姿に、アインは彼女の頭を撫でながら宥めるように言った。 当たり前の話だが、妊娠すらしたことのないアインの胸から母乳が出てくる筈が無い。 しかし、暗示でミルクを飲んでいると思い込まされているイエラが、それに気付くことは無い。 アインの乳首を咥えて吸い付くことで口内に分泌された大量の涎を母乳と誤認し、口の中一杯に広がる甘味が偽りであることにすら気付けず、ゴクゴクと音を立てて美味しそうに飲み込んでいく。 美味しそうに自分の乳首をしゃぶるイエラの姿に、アインもまた蕩けるような笑みを浮かべながら、彼女の頭を撫でて続ける。 「フフッ、たくさん飲めて偉いね♡ 良い子良い子♡」 彼女はあやすように言いながら、相変わらず無心で乳首に吸い付こうとするイエラの頭を押さえ、半ば強引に乳首を離させる。 すると、イエラは口の端から涎を垂らして「ぅぁ……?♡」と小さく声を漏らし、どこか不思議そうな表情でアインの顔を見上げた。 彼女は続けた。 「ホラ、たくさんミルクを飲んでお腹いっぱいになっちゃったでしょう? そろそろおしっこしなくちゃ♡」 「んぇ……? んんぅ……」 笑みを浮かべたまま続けられたその言葉に、イエラは僅かに困惑したような反応を示したが、すぐに彼女の股間部から黄色の液体が大量に分泌された。 おしっこをしろと言われた瞬間に彼女の下腹部は強烈な尿意を訴え、産まれたての赤子と化した彼女の心はそれに抗える程の理性を持ち合わせておらず、溜まった尿を排泄したのだ。 純白のシーツに琥珀色の染みが広がっていくが、アインはそのことを気にすることなく、言われた通りに排尿したイエラの頭を慈しむように撫でながら「偉い偉い♡」と褒め称えた。 「よくおしっこ出来ましたね♡ 偉い偉い♡ イエラは赤ちゃんなんだから、おしっこしたくなったら我慢せずに出しちゃって良いからね♡」 「えへぇっ♪ あはっ、あはぁっ♪」 「フフッ……本当に可愛い♡ それじゃあ、またミルク飲んで良いよ?♡」 無邪気に喜ぶイエラの姿に、アインは嬉しそうな笑みを浮かべながらまたもや乳房を差し出す。 すると、イエラは目の前に現れた乳首にしゃぶりつき、先程のように夢中で吸い付いていく。 口の周りを涎で汚しながら無心で乳首を吸うその様子に、アインは目の前にある金髪の頭を愛おしそうに撫でながら口を開いた。 「ホラ、そんなに飲んでると、またおしっこ出ちゃうんじゃない?」 「んぅ……? んんッ……」 アインに言われ、イエラは乳首から口を離して微かに肩を震わせ、排尿する為に下腹部に力を込めた。 しかし、どれだけ踏ん張っても尿は出ない。 当たり前だ。イエラは母乳を飲んでいると錯覚させられているだけで、実際にアインの乳首から母乳が出る筈が無いのだから。 とは言え、眠っている間に膀胱にある程度の尿が溜まっていた為、一度目の排尿には成功した。 そこで全ての尿を出し切った今、アインの乳首を吸っただけで二度目の排尿が行える筈も無い。 しかし、催眠魔法によって精神年齢を幼くされた上に認識を歪められている今のイエラには、そんな当たり前のことに気付くことすら出来ない。 それどころか、先程アインに褒められたことで排尿行為そのものが良いことだと誤認しており、尿が出せないことを悪いことだと勘違いしてしまっている。 催眠魔法によって精神年齢を産まれたての赤ん坊レベルまで落とされ、正常な思考や判断が出来なくなった中で彼女が行ったことは……── 「うッ……うああああぁぁぁぁんッ!」 ──号泣。 常に凛とした態度で革命軍を統率し、どれだけ苦しい局面においても一切の涙を見せず立ち向かってきた先導者であるイエラが……上手く尿が出せないというだけのことで、声を上げて大粒の涙を流しているのだ。 そんな彼女の頑張りを一番近くで見てきたアインは、初めて見る幼馴染の哀れな姿に嗜虐心をそそられ、ゾクゾクと背筋に走る快感に肩を震わせた。 「フフッ……♡ 大丈夫だよぉ、イエラ♡ お母さんがお漏らしのお手伝いをしてあげるからねぇ♡」 「うあぁぁぁんッ! あああああああんッ!」 宥めるように言ったアインの言葉が聴こえているのか否か、イエラは泣き止むことなく号泣し続ける。 しかし、アインは特に気にする素振りを見せることなくイエラの体を抱き直し、彼女の下腹部に手を持っていき……── 「うあぁぁぁッ……うぁ……? ……ふぎゅぅッ!?」 ──イエラの陰部を、指で擦り上げた。 「あぁ、ビックリしちゃったね? ごめんごめん。でもね、これはイエラがおしっこ出す為にやってることだから……もう少しだけ我慢しててね?」 「んぅ……ぁぅ……ぅぇ……?」 優しい声で語り掛けるアインの言葉に、未だに自分が何をされているか分かっていないイエラは、涙で濡れた両目に困惑の色を浮かべながらも微かに頷く。 それを見たアインは嬉しそうにその目を細めると、人差し指と中指を使って湿りだした割れ目を優しくなぞった。 「ひぅうッ!? あッ!? あぁぁあッ!? ひぁぁぁぁあッ!?」 下腹部に感じる未知の刺激に、イエラは咄嗟に声を上げる。 快感を知らない赤子の心を持った彼女の放つソレは、喘ぎ声などという大層なものでは無い。 初めての感覚に対する不安や困惑等、綯い交ぜになった様々な感情を表出する為に発しているだけの、何の意味も持たない声。 言語を持たない赤ん坊が、空腹等の不快感を訴える為に声を上げて泣くのと同じこと。 自分の感じている未知の感覚を伝える為に、ほぼ反射的に大声を上げているだけだ。 「ああああぁぁッ!? うあぁぁぁぁッ!? ぅぁッ……ぁんッ♡」 意味のない、条件反射で発せられていただけの声に……熱が灯る。 どれだけ精神年齢を産まれたての赤子まで下げられようと、肉体が十代後半の少女の物であることに変わりは無い。 幼い頃から剣を握り、剣一筋で生きてきた為に、性の経験は乏しい。 その為性感に対して鈍い部分もあるが、それでも性器を愛撫され続ければ流石に快感が蓄積し、嬌声となって表出する。 自慰行為すらしたことのない純潔の体は初めての快感にビクビクと痙攣し、秘部からは愛液が滲みだしていく。 「あんッ♡ あふぁッ♡ うあぁぁッ♡ あふぅぅぅッ♡」 「フフッ、大分素直になってきたね♡」 甘い声を漏らすイエラの様子に、アインは満足気に呟きながら愛撫する手の動きを速めていく。 彼女の指によって甘い刺激を与えられる度に、イエラは恍惚とした顔で腰をいやらしくくねらせながら、熱を帯びた甘い声を漏らして悦びを露わにする。 「あふぁぁッ♡ はふぁあッ♡ ……あひぃッ!?♡」 心地よさそうに秘部への愛撫を受け入れていたイエラは、突然カッと目を見開きながら素っ頓狂な声を上げ、一際強く体を震わせた。 彼女は二、三度程体を強く痙攣させた後、プシッ! プシッ! と勢いよく潮を吹いて絶頂する。 それを見たアインはパァッとその目を輝かせると、潮の掛かった手をイエラの目前に持っていって口を開いた。 「ホラ見て? イエラ。おしっこ出来たね♪」 「はふぅ……♡ あふぅ……♡ ……ふぇ……?♡」 明るい声で言うアインの言葉に、イエラはまだ微かに体を震わせて絶頂の余韻に浸ったまま、トロンと蕩けた瞳でアインの手を見つめた。 それにアインはうっとりとした笑みを浮かべると、濡れた手でイエラの頭を撫でながら続けた。 「ちゃんとおしっこが出来て、イエラは偉いねぇ♡ 凄い凄い♡ 良い子だねぇ♡」 「あふぁ……♡ えへぁ……♡ あはぁっ♡」 “母親”に優しく撫でられながら褒められたイエラは、自分に起こった現象を理解出来ないまま、与えられた優しさに込み上げてきた喜びを露わにして笑う。 その様子を見たアインはそろそろ次のステップに進むべきだと考え、片手でイエラの両目を覆って続けた。 「それじゃあ、ちゃんとおしっこが出来る良い子のイエラは、私がゼロから数字を増やしていくごとに心もその数の分だけ大人になることが出来ます。ほうら……1……2……3……」 アインは片手でイエラの両目を覆い、もう片方の手で彼女の体を支えたまま、ゆったりとした口調でカウントアップを始める。 両目を覆われたイエラはぐったりと脱力し、たまにピクッピクッと僅かに体を震わせながらその声に身を委ねた。 「4……5っ! はいっ、それじゃあ5歳のイエラちゃん、目を覚ましましょうねぇ~♪」 5までのところでカウントアップを止めたアインは、明るい声で言いながらイエラの両目を押さえていた手を離し、満面の笑みで彼女の顔を覗き込む。 突然視界が開けて眩しかったのか、イエラは目を光に慣らすようにパチパチと何度か軽く瞬きをしつつ、どこか眠たげな表情でキョロキョロと軽く辺りを見渡した。 そこで自分の顔を覗き込んでくるアインと目が合うと、彼女はパァッとその顔を輝かせると── 「ままっ! ままぁっ!♡」 ──明るい声で言いながら、アインの体に抱き着いた。 それをアインは笑みを浮かべたまま優しく受け止め、短い金髪を優しく撫でながら口を開いた。 「んふふっ♡ イエラってば甘えん坊さんだなぁ♡ ねぇ、イエラは今、年幾つだっけ?」 「んぇ? ん-っと……いつつ!」 頬を緩ませながら問い掛けられたその言葉に、イエラは少し考えるような間を置いた後、五本の指を大きく広げた手を見せつけるようにアインの目前に突き出した。 暗示の通りの精神年齢になっていることを確認したアインは「大正解♪ 年が言えて偉いねぇ♡」と満面の笑みを浮かべて言いつつ、もう一度彼女の頭を撫でた。 それからイエラの体を横抱きに抱え直し、赤ん坊をあやすように軽く揺らしながら口を開いた。 「それじゃあイエラ? 今から私とお勉強しましょうか♪」 「おべんきょう……?」 「えぇ。このお勉強はね、イエラが立派なお姉さんになる為に必要なことなの。退屈かもしれないけど……頑張れるかな?」 軽く小首を傾げながら問い掛けるアインの言葉に、イエラはすぐにコクコクと何度か大きく頷いて口を開いた。 「がんばるっ! おべんきょうがんばって、ままみたいなりっぱなおねーさんになる!」 「フフッ、本当? 嬉しいなぁ……♡ それじゃあ、お勉強したことは絶対に忘れないように、しっかりと覚えておかなくちゃね♪」 「んっ! わかった!」 本物の子供のように、どこか舌足らずな部分のある口調で答えるイエラにアインは口元を綻ばせ、彼女の顔を覗き込みながら続けた。 「それじゃあ早速始めようと思うんだけど……イエラは、どうして生まれてきたの? 教えて?」 「ふぇ? どうして……うまれてきた、か……?」 唐突に突拍子のない質問を投げ掛けられ、イエラは咄嗟に答えることが出来ず、オウム返しのように復唱する。 それにアインは「そう。どんな存在なの?」と畳みかけるように問い掛けると、彼女はしばし考え込むような素振りを見せた後でフルフルと首を軽く横に振った。 「んぅ……わかんない……」 「うーん、イエラにはまだちょっと難しかったかな? しょうがないから教えてあげる。イエラはね……帝国の奴隷になる為に生まれてきたんだよ?」 「ていこくの、どれい……?」 優しい口調で答えたアインの言葉を、イエラはキョトンとした表情で復唱する。 ──……ザザッ……── 「……?」 すると思考にノイズが掛かったような感覚があり、彼女は一瞬表情を強張らせる。 その顔を覗き込む体勢になっていたアインがその隙を見逃す筈も無く、すぐに彼女の肩を掴んで顔を近付けた。 「イエラ、どうしたの? どこか痛い?」 「……? ん~ん、へーきっ」 心配そうに問う彼女の言葉に、イエラは少しだけ不思議そうな表情を浮かべていたが、すぐに首を横に振ってそう答えた。 アインはそれに「そう……」と小さく呟くように答えた後、すぐにイエラの体を抱き直して続けた。 「それじゃあ、お勉強の続きね? イエラはね、帝国の奴隷になる為に生まれたのよ。帝国に身も心も捧げて服従する傀儡となることが、イエラの生きる意味であり、何者にも代えられない幸せなの。繰り返して?」 「ん……いえらは、ていこくの、どれいになる、ために……」 ──ザザザッ……ザザッ……── 「ッ……!?」 またもや思考にノイズが走るような感覚に、アインの言葉を復唱しようとしたイエラは咄嗟に顔を顰めて口を噤んでしまう。 それを見たアインは微かに怪訝そうな表情をしたが、すぐに彼女の肩を掴んで自分の方に顔を向かせた。 「イエラ? 私の言ってることが分からない?」 「え? や、そういうわけじゃ……」 「それじゃあなんで繰り返さないの? ちゃんと繰り返し口にして覚えなくちゃ。イエラが立派な大人になる為に必要なことなんだから」 「で……でも……」 静かな声で詰め寄るアインに、イエラはどこか怯えたような表情を浮かべて口ごもる。 さっさと復唱してしまえば良いものなのだろうが、いざ復唱しようとすると頭の中にノイズが走り、上手く言葉にできず口を噤んでしまう。 しかし、母であるアインが間違ったことを教える筈がないという確信めいたものもあり、どっちつかずの感情に戸惑うことしか出来ない。 その様子を見たアインは小さく溜息をつくとベッドの上で正座になり、自分の膝の上にうつ伏せにするような形でイエラを寝かせた。 自分の感情の整理すらままならない状態で体勢を変えられたイエラは困惑の表情を浮かべたが、アインはそんなこと構わず右手を上げて……── ──バチィンッ! 「ひぎぃッ!?」 突然力強く尻を叩かれ、イエラは咄嗟に喉から振り絞ったような声を発した。 しかしアインは特に表情を変えること無く再度手を上げ、もう一度彼女の尻を思い切りぶった。 「いたいッ! ままッ、なんでッ……」 「ママの言うことが聞けない悪い子には、お仕置きが必要でしょう? 言っても聞かないなら、体に覚えさせなくちゃ」 アインはそう言うが早いかもう一度右手を上げ、素早く振るってイエラの尻に打ち付ける。 彼女は続けた。 「嫌なら私の言葉を繰り返しなさい。私は帝国の奴隷だって、帝国に身も心も捧げることが何よりも幸せです、って。ちゃんと口にして覚えなさい」 「ぇぅ……わ、わたしは、ていこくの……」 ──ザザッ……ザザザッ……── 「ッ……」 冷ややかな声で淡々と語るアインの言葉に釣られて復唱しようとしたイエラだったが、またもや思考にノイズが走るような感覚がして、一瞬だけ声を詰まらせてしまう。 するとアインはその一瞬の間を見逃すこと無くすぐさま手を振りかざし……── ──パチィンッ! 「ひぁぁあッ!?」 「どうして私の言うことが聞けないのッ!? さっさと私の言ったことを復唱しなさいッ! そして覚えなさいッ! それが貴方にとって大切なことなのッ!」 「で、でも、ままッ……なんか、あたまんなかが、へんなかんじでッ……!」 「口答えしないでッ!」 バチンッ!!! 肉と肉がぶつかり合う乾いた音が響き渡り、イエラの尻肉が微かに揺れる。 容赦なく何度も叩かれた彼女の尻は僅かに紅潮し、見て分かる程に痛々しい様相をしていた。 と言っても、叩いているアインは幼少期から勉強ばかりの生活を送っており、お世辞にも腕力がある部類では無い。 革命軍のリーダーとして前線に立ち、何度も死線をくぐってきたイエラにとって、彼女の叩打等掠り傷にもならないだろう。 「ふぐぇッ……えぐッ……いたい、いたいよぉ、ままッ……たたかないでッ……」 尤も、それは……──彼女が革命軍のリーダーである、イエラ・モンベルクならば、だが。 今ここにいるのは、両親の死を背負い、国民の幸福の為に戦う“イエラ・モンベルク”では無い。 自分と母親以外の世界を知らず、目の前にいる母が何よりも正しい存在だと信じて疑わない、齢五歳の幼い“イエラ”だ。 そんな彼女が、絶対的な信頼を置く母親に訳も分からないまま叩かれながら叱られて、辛くない筈が無い。 そこに痛みの大小など、関係無いのだ。 「嫌なら私の言うことをきちんと繰り返しなさい? 自分が帝国の奴隷なのだと、復唱してちゃんと覚えなさい?」 「ぐすッ……えぐッ……で、でもッ……」 大粒の涙を流すイエラの言葉を遮るように、またしても肉と肉がぶつかり合う叩打音が響き渡る。 理不尽な叱責に、彼女はすぐに自分を守るように両手で頭を押さえながら続けた。 「ぐずッ……ごめんなさい、ままッ……ごめんなざいッ……もう、わるいこと、しないからッ……ゆるしてッ……」 「じゃあ、ちゃんとお勉強できる?」 「ぅぇ……それは……」 一瞬答えを渋るイエラの尻を、アインは容赦なくひっ叩く。 またもや乾いた叩打音が響き渡り、イエラは情けない声を上げる。 それを見たアインは小さく溜息をついて続けた。 「私だって、別にイエラに意地悪したくてこんなことしてる訳じゃないのよ? 今からちゃんとお勉強しておけば、イエラは将来たくさんの人に褒めて貰える立派な大人になることが出来るの。貴方の幸せを願ってるから、私はこうして叱っているのよ?」 「ぐすッ……わたしの、ため……?」 鼻を啜りながら聞き返すイエラの言葉に、アインは「えぇ、そうよ」と優しい声で答えながら彼女の頭を軽く撫でて更に続ける。 「貴方に幸せになって欲しいから、こうして心を鬼にして怒ってるの。……大体、お母さんが貴方を不幸にするわけ無いじゃない 「……んぅ……」 「だから、お母さんの言うこと……ちゃんと聞けるよね?」 優しい声で問い掛けられたその言葉に、イエラは何度か鼻を啜った後で、小さく頷いた。 するとアインは満面の笑みを浮かべ、ゆっくりと続けた。 「それじゃあ最初からやるから、ちゃんと私の言ったことを繰り返して覚えるんだよ?」 「ん……」 「私は帝国の奴隷になる為に生まれました」 「ぐすッ……わ、わたしは……ていこくの、どれいに、なる、ために……うまれ、ました……」 「わぁ~! よく言えましたっ♪ 偉い偉いっ♡」 まだ嗚咽が収まりきってない中でも何とか復唱するイエラの声に、アインは弾むような明るい声で言いながら、膝の上にある紅潮した尻を優しく撫でた。 何度も叩かれてヒリヒリと痛む尻を突然優しく撫でられ、泣きじゃくっていたイエラは一瞬息を呑み、すぐにその表情を嬉しそうに綻ばせる。 それを見たアインはクスクスと楽しそうに笑って続けた。 「それじゃあ続けよっか♪ 帝国に身も心も捧げて服従する傀儡となることが、私の生きる意味であり、何者にも代えられない幸せです。はい」 「ぅぁ……て、ていこくに、みもこころもささげて、ふくじゅうするかいらいと、なることが……わたしのいきるいみで、なにものにもかえられない、しあわせです……」 「んふふっ♪ またちゃんと言えて、イエラは良い子ですね~♡」 赤ん坊をあやすような口調で言いながら、彼女はイエラの尻を優しく──しかし、どこかいやらしい手つきで──撫で回す。 撫でられる度に尻の痛みが和らいでいくような感覚に、イエラの表情は溶けていくように緩み、悲痛の涙は悦楽によるものへと変わっていく。 「もうちょっとで終わりだから頑張ろうねぇ♡ 帝国に生まれた人間は皆、帝国に絶対服従する奴隷となる為に生まれてきました。はい」 「て、ていこくにうまれたにんげんは、みんな、ていこくにぜったいふくじゅうする、どれいになるために、うまれてきました……!」 「帝国の為ならば、どんな命令でも喜んで従います。帝国の命令に従うことが私の生きがいであり、宿命です。はい♪」 「ていこくのためならばっ、どんなめいれいでも、よろこんでしたがいますっ! ていこくのめいれいにしたがうことがっ、わたしのいきがいであり、しゅくめいですっ! ……んぶぅッ!?」 尻を撫でられながら嬉々とした様子で復唱していたイエラは、突然何か柔らかい物に顔を包まれるような感触と共に視界が真っ暗になり、くぐもった声を漏らした。 それに、自分の豊満な胸の間に彼女の顔を挟み込んだアインは、悦に入った笑みを浮かべて口を開く。 「フフッ♪ 最後まで“お勉強”を頑張ったイエラにご褒美ですよ~♪ ほぉら、おっぱいで顔をもみもみされて気持ちいいですね~♪」 彼女は楽しむような口調で言いながら自身の乳房を両手で鷲掴み、その上からイエラの頭を揉み込んでいく。 先程までの説教や“勉強”で疲弊していたイエラは状況が理解できず、されるがままにくぐもった声を漏らすことしか出来ない。 しかし柔らかく温かい物に顔を包まれて弄ばれる感覚は決して不快な物では無く、母の手によるものだと分かれば、状況は理解できずとも混乱の感情は次第に安心感へと変わっていく。 「んんむぅッ……んむぅッ……んんぅっ……♪」 「んふふっ……段々顔がトロンとしてきて良い感じだね♪ でもちょっと息苦しそうかな?」 アインがそう言って自分の胸の間に僅かに隙間を作ると、上手く呼吸が出来ず若干酸欠気味だったイエラは僅かに目を丸くし、すぐさまスンスンと音を立てて目一杯息を吸った。 すると、ミルクのような甘い香りが鼻孔を通り、大分散漫になっていた彼女の思考を温かく溶かしていく。 「もぉ~、イエラったら……これは頑張ったイエラへのご褒美なんだから、甘えたかったら我慢しなくて良いんだからね?」 頭上から聴こえたその声に、理性も思考も完全に溶け切ったイエラはカッと目を見開き、すぐさまアインに抱き着いて豊満な胸の狭間に顔を擦り付けた。 「ままっ!♡ ままぁっ!♡ ままぁぁぁっ!♡」 「あははっ♡ よしよし、痛いことしちゃってごめんね?♡ でも最後までお勉強よく頑張ったね♡ イエラは偉いよ♡ よしよし♡」 「えへへっ♡ ままぁ……♡ ままだいすきぃ……♡」 母の胸に顔を埋めて甘える娘と、その娘の頭を撫でて愛おしそうに微笑む母。 この字面だけ見れば微笑ましい親子の交流に見えなくもないが、実際は双方ともに十代後半の少女であり、しかも娘は一糸纏わぬ裸体を晒している。 まるで媚びるような甘ったるい声を発し、自分と同い年の少女を母と呼んで赤子のように甘える少女が、巨大な帝国に抗う革命軍を率いるリーダーであるなど誰が想像できるだろう。 そんな彼女を愛おしそうに抱擁し甘やかす大人びた少女が、その革命軍のブレイン的な役割を担う副リーダーであるなど、誰が想像し得るだろうか。 事情を知らない革命軍の面々がこの光景を見れば、あまりにも異様な状況に言葉も出ないだろう。 「フフッ……どうやら、作戦は完了したみたいね」 その異常な光景を見つめながら、二人の寝室に入ってすぐの位置に立つ、革命軍の衛生兵を担う少女……ラキ・エスピオンは、そう呟きながら腕を組んで近くの壁に凭れ掛かった。 アインとイエラは完全にまぐわいに夢中になっており、ラキが部屋に入ってきたことにすら気付かない。 革命軍のリーダーと副リーダーの変わり果てた姿に、ラキはククッと喉を鳴らすように小さく笑うと踵を返し、二人に気付かれない内に部屋を出る。 アインの作戦の進捗具合の確認と、イエラの暗示の調整の為にやって来てみたが……──もうしばらくは、二人の時間を堪能させてやろう。 ここまで来れば、もう作戦の進捗を急ぐ必要は無い。 二人が落ち着いた頃に洗脳の調整を行い、その後で戦争を終わらせれば、全ての任務は完了する。 終戦後の情勢等でまた忙しくなるとは思うが、今ここで気にする必要は無い。 ひとまず帝国軍本部に作戦の完了を伝えるべく、ラキは小さく鼻歌を歌いながら、夜闇に包まれた暗い廊下の中を進んでいくのだった。 --- 世界各国の中でも高度な生活水準を誇るレボルシオン帝国と、新制度に反対する国民達が立ち上げた革命軍による二年強にも渡る大戦は、革命軍のリーダーであるイエラ・モンベルクの降伏によって終戦を迎えた。 帝国に殺された父が愛した国民達の幸福を守る為に革命軍を立ち上げ、誰よりも必死に戦ってきたイエラの突然の降参に、彼女を慕って今まで付いてきた革命軍の面々や密かに革命軍の勝利を願っていた帝国民達は驚愕した。 しかし、どれだけ周りの人間に反対され非難されようとも、イエラがこの降伏を取り下げることは無かった。 終戦後、革命軍に入隊して帝国に反発していた者の大半は反逆罪として捕縛され、地下牢にて拷問を受けた挙句奴隷として売り捌かれた。 元々それなりに高い地位に就いていた者や優れた能力を持っている者に関しては、裏で帝国民として相応しい“教育”を施された後、それぞれに相応しい場所へと送られたという噂もあるが……真実は定かでは無い。 そして、革命軍が大国の軍隊にも匹敵する程の軍事力を誇っていた要因である、云わば革命軍の主力とも言える四人の少女達。 革命軍を立ち上げ、騎士団長の父に鍛えられた剣術と天性のカリスマ性で軍を率いたリーダー、イエラ・モンベルク。 落ち着いた性格と明晰な頭脳を用いて戦略を立て、大国の軍隊にも引けを取らない程の接戦を繰り広げた副リーダー兼参謀、アイン・ヴェーチェル。 ずば抜けた身体能力と冷静に状況を見分ける観察眼で幾多もの死線を潜り抜け、帝国の機密情報を革命軍に持ち帰り貢献した諜報員兼参謀補佐、クラン・リエース。 魔道具制作の開拓者を父に持ち、幼少期から培ってきた武器鍛冶技術で革命軍の扱う武器や防具を手掛けたエンジニア、レイム・カンデーラ。 戦争が終わった今、彼女達は……──レボルシオン帝国王城の玉座の間にて、戦争のきっかけとなった国王を前に、帝国軍の軍服に身を包んで跪いていた。 「国王様。この度は愚かにも偉大なる帝国に歯向かい、戦争を挑むなどという大罪を犯した我々革命軍一同を赦して下さったこと、心より感謝いたします。今後は貴方様の大恩に報いるべく……そして、我らが偉大なる帝国の更なる発展の為に、この身を賭して従事させて頂きます。どうか我々を国王様の道具として、存分に使って下さいませ」 革命軍のリーダーだったイエラは、抑揚のない声で淡々と忠誠を誓う。 かつては両親を失った悲嘆と帝国への憎悪を映していた彼女の瞳は、アインの施した年齢退行催眠によって光を失い、快楽によって植え付けられた帝国への忠誠心によって暗く濁っていた。 そしてそれは他の面々も同じことで、完全に自我の光を失った虚ろな瞳の中に帝国への忠誠心のみを宿し、イエラの忠誠の言葉を静かに聞いている。 変わり果てた元革命軍の主力メンバーたちを前に、彼女等の前に座る国王は声を上げて笑った後、自分の座っている“椅子”の方に視線を向けた。 「ふはははっ……まさか、あの革命軍がこうして跪いて妾に忠誠を誓う日が訪れるとは……やはり、革命軍の篭絡をお主に任せて正解だったわ。感謝するぞ」 薄紫色の腰まである長髪を耳に掛け、透き通るような綺麗な声で国王は言い、自分の腰掛けている椅子……──全裸で四つ這いになった、ラキ・エスピオンの頭を撫でた。 忠義を誓った主に頭を撫でられ、彼女は頬を紅潮させて息を荒くしながら口を開いた。 「あっ……ありがとうございます……!♡ ご主人様に褒めて頂いてッ……私ッ、とても嬉しいですッ……!♡」 「はははっ、そうかそうか。お主は先代の頃から優秀な諜報員であったからのぅ。今回の任務も遂行してくれると信じておったぞ」 彼女はどこか楽しむような口調でそう言うと、ラキの頭を撫でている手とは逆の方の手を彼女の尻の方に持っていき……──「ぉおッ♡」──アナルに、指を軽く挿入した。 「ほぉら、ちゃんと言うこと聞けたご褒美じゃよ~♪ ぐりぐり~♪」 「あはぁッ♡ あッ、ありがとうございますッ!♡ ありがとうございます、ご主人様ぁッ!♡」 グチュグチュと音を立ててアナルを弄ばれ、ラキはビクビクと腰を震わせながら感謝の言葉を口にする。 それを見て国王はケラケラと楽しそうに笑い、続けた。 「しかし、お主には催眠魔法が通じて良かったわ。これであのソルドとやらのように催眠魔法が通じなければ、お主のことも処刑せねばならなかったからのぅ」 あの時……──亡くなった先代国王の後を継いだ後、今までの政治を撤廃し、自分の為だけに存在する絶対王政を設立した時のこと。 反対する王族や家臣は催眠魔法で洗脳して自分に賛同するよう仕向けたが、ソルドだけはどれだけ催眠魔法を使っても完全に洗脳することが出来ず、処刑する以外に方法が無かった。 そのせいで革命軍との戦争が勃発してしまったのだが……──こうして優秀な人材を炙り出して篭絡することが出来たのだから、結果オーライというものだ。 ラキは元々、先代国王に仕える優秀な諜報員だった。 そして絶対王政の新制度に対して強く反発しており、ソルド程では無いがかなりの魔法耐性や精神力を持ち合わせていた為に中々催眠魔法が効かず、最後まで国王に反対していた数少ない人間だった。 しかし、それでも最終的には国王に洗脳され、優秀な手駒の一人として加わることになったのだ。 「ひぁあッ!?♡ ご、ご主人様ぁッ!♡ イッ、イきますッ!♡ イってしまいますぅッ!♡」 「おぉ、そうかそうか。それなら遠慮なくイくと良いぞ。妾が見守っておいてやるからのぅ」 「はいぃッ!♡ イきますッ!♡ イッ……くぅぅぅぅうううううッ!♡♡♡」 主の指でアナルを弄ばれたラキは背中を仰け反らせ、愛液をまき散らしながら激しく絶頂する。 しかし、背中に座っている主の椅子としての任務を遂行する為に、彼女はガクガクと痙攣する体に鞭を打って四つ這いの姿勢を維持する。 必死に自分の与えた任務を全うしようとするいじらしい奴隷の姿に、国王はクスクスと笑いながら立ち上がって口を開いた。 「もう椅子の役目は良い。勝手にその辺で伸びておれ」 「はッ……はひぃ……♡♡♡」 吐き捨てるように言う国王の言葉に、ラキは情けない声で返事をしながらその場に崩れ落ち、ビクビクと体を震わせながらアヘ顔を晒した。 立った状態でそれを見下ろした国王は小さく溜息をつくと、ゆっくりと思考を巡らせた。 ──さて……革命軍との戦争も終わったことだし、これからどうしたものかのぅ……。 ──ひとまず、しばらくは終戦後の後処理で他のことに気を配る余裕は無いかもしれんが……それが落ち着けば、帝国軍の軍事力増強に力を入れるのも良いかもしれん。 ──折角優秀な人材が増えたのだし、ここからさらに軍事力を上げれば、きっと他国にも劣らぬ軍国家になるであろう。 ──そうなれば隣国辺りにでも戦争を吹っ掛けて領土を増やし、ゆくゆくは世界一の大国家にすることも可能であろうな。 「くくッ……これからが楽しみじゃのぅ。お主ら、期待しておるぞ?」 喉を鳴らすように笑みを零しながら、彼女は目の前で未だに跪いたままの元革命軍の少女達にそう言った。 すると彼女等はすぐさま立ち上がり、「はいッ!」と声を揃えて敬礼した。