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イチゲン
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馬の奴隷部屋 奴隷商人の九尾

 奴隷で遊ぶのは楽しいものだ。  飽きるまで味わい尽くし、壊れてしまえば適当に捨ててしまえば済む。  ときとして、捨てた奴隷を懐かしみ、なんともいえない切なさに襲われる。  飛ばしすぎたのは認めるよう。しかし、必ずしも本意ではないのであった。  可能ならばもっともっと、奴隷部屋において、性の時間を共有しようと求めた。  奴隷が勝手に壊れてしまった、なんて薄ら寒く笑っての侮蔑ではない。  本心からそうおもっているのだ。この有馬は悪党の自覚があった、奴隷を買って監禁し穴がちぎれんばかりに犯し続けてきた。紛れもない犯罪者だ。とても社会が許容してくれる趣味の範疇を踏み越えた。  この破壊的な欲求を、飽くなき性への渇望を一時期とはいえ満たしてくれていた。  最後まで嫌がるものもいれば、最初から従順に躾けられたものがいて、だんだんと躾けられていくものもいた。 ずっと遊べそうだ、そう微笑むのであるが。  同時に、どす黒い欲求がこみあげてくる。大事なものほど――壊したくなる。  稼いだ金で買ったものを、使い古したひとひとりを、どこかに投げ捨てる開放感。  どこかに縛りつけたり、人気のある公園や野原に投げ捨てたとき、頭から汁が出る。  たとえるなら、一年分の射精を一度に済ますみたいな気持ちよさで打ち震えるのだ。   その後に飲む酒の味は格別で、捨てるまでの思い出を瞼の裏に流す瞬間が何より好ましい。  壊したくないが、壊さねば満たされずにいられない。  捨てたくはないが、捨てなければ得られないものがある。  禁欲をすれば精神異常をきたしかねず、致し方がないのであった。  昔は嫌悪していた自分の価値観に感覚も、いまでは人生の一部だ。  以前の奴隷は駄目になったので、新しいものを仕入れて帰宅し待った。  しかし、いつもの時間が過ぎ去っても一向に奴隷の配達が成されずにいた。  類まれなる巨根を片手に、勃起したそれを如何に慰めようと苛立ってしまう。  ついに日付が変わり、太陽がのぼろうとも奴隷の配達が完了しなかったのだ。  鼻息を荒く立ち上がるなり、一瞬だがキレた。堪忍袋の帯が、キレてしまった。  期待を裏切られたイチモツは、珍しく萎えてしまっていた性欲よりも感情を優先するのは何年ぶりだったか。妙な感慨に浸ったのち、すぐに行きつけの奴隷店に足を運ぶ。  開店前だと? 知ったことかよ。こっちは高い金を支払ったんだぞ。  奴隷を買って性的に遊ぶ。これだけが生き甲斐であるのに、懇意の店から裏切られた。  よって有馬は不機嫌だった。店に押しかけた上に怒り狂ったり、怒鳴ったりはしないにしろ、顔の筋肉が自然と動き苛立ちにガンを飛ばしていた。  奴隷とは生きた人を扱う商売であり、社会的に容認はされない犯罪行為だ。  不備がないよう管理が求められる。だから、彼らはここで寝泊まりするのも珍しくはない。 「だから言っているだろう」  有馬は馬の獣人だ。いまは大きな鼻孔を一際大きくさせ、まさに鼻息が荒かった。  バーの椅子に腰掛けていても、身長百九十センチかつ百戦錬磨の競走馬に例えられるほど盛りあがった筋肉が目立って仕方がない。 「俺は有給までとって、奴隷がくるのを楽しみに待ってたってのに、こんな待ちぼうけがあるか。よくも裏社会でやっていけるな。こんなようじゃ明日には全員が芋づる式になっちまうだろ」  鹿毛色の馬面を嘆かわしげにふって、ぶるる、と鼻息をふかす。 「コンビニのバイトだって、もっと丁寧に仕事をしてくれるもんだろう。俺の購入した奴隷が、ほかのやつの手に渡っただと? 冗談じゃない。常連客を詐欺するのが、ここのやり方だったのか」  仕事がたまらぬよう素早く済ませ、先輩が久しぶりに「いい店を見つけたんだ」と肩を叩いてくれ、その誘いを「今日は用事があるので」とぐっと堪えた。彼は唯一、有馬が気のおける人物で、嫌味なく自然につきあってくれる会社内の友人であった。  有給を消化するついでに、たんまり遊んでやろうと決めていた。  だというのに、彼らからは誠意がまるで感じられず不愉快だった。   「俺が買った奴隷を、いますぐここに連れてくるか、後で俺の家に運ぶか、約束をしろといっているんだ」  奴隷の販売員たちは総じて困り顔だが、それらしい茶番劇だ。  その中でグラスを噴いているバーテンダーだけは我関せずでいる。  やはり有馬が一度も店の酒を呑まない。それを腹に据えかねているのだ。 「何が超VIPだ。俺もその超VIPだから奴隷を何度も購入しているのを忘れたのか」  だれもがかれもが自分にミスはなかったのだと、目配せをしあっている。  有馬は普段から、店のおえらいさんがキープしていた選りすぐりの品物を買っていく。  たまに気に入らず、店から適当に物色し買いつけるか。上玉の購入を済ませたのちサイドメニューの感覚で買っていく。  超VIPの会員が、気に入って購入してしまった。  狐の美少女で、実にグラマラスだった。  もともとはマイナーアイドルをしていたらしいのであるが、プロデューサーの手によって誘拐。人身売買組織の手に渡ってしまったらしい。予定では『ファンだったんだ』と嘘をつき、一週間の責め苦に耐えられたのであれば『表の社会に逃がしてあげるよ』と約束をして、有給を彼女で遊びつくそうとしていた。  とっておきの品物が、幻と消えてしまった。  時間を聞いたところ、有馬が買いつけた後に、遅れてそいつが買ったらしい。  要するに横取りをされてしまったのだ。  すべて店側の不手際によるもので、粗末な間違いだ。  返金で我慢しろ、なんて話はとても受け入れられなかった。 「まったくここにいる者のひとりでも、心から悪びれていてくれたらな」    こんな連中のミスを許すなんて真似はできず、注文の品をもってこいと無理難題を吐きつける。仮に誠意を見せれば、ならば他の奴隷を買う気が起こるのに、こいつらときたら『非を認めたら負け』といわんばかりに根比べを挑んできた。いつも責任者としか会話をしないもので、面子の質が悪いとは予測していなかった。  今回はあきらめていただきます。あちらから強い希望でして。  これまで通りにサービスさせていただきますので、どうか寛大に。  人気の品物は引く手あまたでして、おわかりにいただけると存じます。  一瞬でも頭をさげ『手違いがありました』といってはくれなかった。  集まった者たちは、のらりくらりとミスをはぐらかすばかり。話の進展は見当たらない。けれど、信用第一の店から、アルバイトでもしないようなヒューマンエラーが出たのは裏社会では看板に泥を塗るも同義。大事にはしたくないが、非を認める気もない。そんな態度からありありとうかがえた。  そんな中、ここの元締めが慌てた様子でやってくる。  部下をたちまち叱りけた、強くはないが憤激が一瞬で伝わる恐ろしい口調だ。 「これはとんだご無礼をいたしました。こちらの手違いでご迷惑をおかけいたし、誠に申し訳ありませんでした」  ようやく頭をさげる者の登場であるが、十分ほど遅かった。  怒りをおさめるタイミングはとっくに終わっていた。だから有馬は無言で応じる。  人身売買をして長い彼は、有馬の気性を知っているからこそ、弱った表情をした。  もしも誤りがあったことを認め、素直に謝罪すれば拳をふりあげたりはしなかった。  ここを仕切っている彼が朝に弱いとは知らなかった。ネクタイは歪んでいるしスーツのボタンの位置を間違っている。おそらく夜型の生活習慣が身につき、朝に目が覚めるのはあまりないのだろう。  腰を低くし、丁寧な物腰で謝罪の言葉を長々と語られた。  つまらないなぁ、と有馬は溜め息をつく。本来ならば、奴隷部屋にむかって、新入りの奴隷を可愛がっている予定だった。わざわざ女用の小道具も用意していたというに。 「相手も超VIPだろうと、俺が最初に買ったのは間違いじゃない。いますぐ手違いがあったとミスを認めて、俺にあいつを持ってくるんだ」  買ったそいつは寝息を立てているだろう。  有馬が待ちぼうけをしていた時間。ずっと愉悦を楽しんだ後で。 「……………弱りましたね」  と、彼は言葉の通り苦い表情で、心から困り果てている。  いつも笑っているのに、しおらしくなったことを意外におもう。  何度も顔を合わせているが、別に魅力的と感じた経験はなかった。  相手は売り手で、自分は書い手。それだけの関係で満足していたからだ。  と、おもった瞬間に欲求が燃えてくる。これはまたとないチャンスではないか、気づいた有馬の対応は早かった。これは許し難いと責任者である彼に人払いを命じ、二人っきりで条件を叩きつけた。 「おまえが俺の奴隷になれば解決だ。有給の間、俺と二人っきりで遊ぶんだよ」  彼は提案に声を失って引きつり、ぷるぷると首を横にふってきた。 「そ、そ、それは……それは、御勘弁くださいよ。あなたと私の仲ではありませんか」  特に彼は有馬の気性を深く深く理解していて、奴隷のあつかいに難があるのも、並外れた性欲を持つがゆえに苦悩していることさえ存じ上げている。ある意味で彼以上に有馬の奴隷に適した相手は、現在の店にいないだろう。 「じゃあ奴隷を連れ出してこい。盗んででも今日中にもってこい。俺の目の前に、俺が買いつけた俺の奴隷を、持ってくれるんだよ」  このような機会が起きるのは滅多に、いや、二度と起こらない。 「いやはや、それは、誠に困りまして、はい……」  責任者。九尾稲荷はその名のとおり九つの尻尾を床にへたらせ、泣きそうな顔で耳を垂れ下げていた。購入するはずの女奴隷はマイナーとはいえアイドルの狐だった、男の九尾の奴隷ならば釣り合う。どう痛めつけ、いや、辱めてやろうかと考える。  奴隷を売り買いする責任者を、奴隷として好き放題出来る。非常に美味そうだ。 「奴隷は持ってこれないにしてもだ、俺の頼んだオプションと、稲荷がケツを貸してくれれば何もかも丸く収まるし、俺のチンポに性欲も、おまえの穴という穴に丸っとおさまるわけだ」 「弱りましたな。無礼と承知しておりますけれど、どうか違う奴隷を購入しては――」 「何も奴隷になれ。一生をかけて償えといっているんじゃない。奴隷として俺に奉仕しろといっているだけだ」  彼はイヤイヤと首を何度も横にしていたが、数分後には『奴隷をもってこい』という要求を叶えられぬと観念したのだろう。弱々しく、たしかに顎をさげてみせた。 「それじゃあ俺は帰るから、要求のとおりにしてもらおうか」  今度は稲荷が無言で応じた。  自分に奴隷が味わってきた苦しみが降りかかる。それも、奴隷を貪っては食い散らかすタチの悪い上客の趣向を満たすため、骨までしゃぶられるのだ。  穏やかでいられるはずがなかった。  彼は有馬が捨てる奴隷の始末を、幾度となくつけてきた。 「楽しみにしているぞ、おまえの奴隷姿をな」  有馬は彼の肩をたたき、微笑みを見せてから帰宅した。  もちろん、帰宅して数分で大きなダンボールが届いた。  中身は奴隷になった稲荷を詰めた、とっておきの品物だ。      有馬は自宅一階の奥にある、奴隷部屋に荷物を軽々と運ぶ。  オプションもたんまり詰まっているのが、たんまりと詰まっている。  有馬は裸で、巨大すぎる男根を胸のあたりにまで勃起させ、舌なめずり。  ダンボールの封を開け、内側をひらけば最初に目に映ったのは稲荷の表情だ。  心から嫌そうな、不本意な目で、帰りたそうなだけに遊び心がくすぐられる。  彼の両脇にオプションで注文した玩具や女物の衣装がいくつも畳まれていて、どう遊ぶか悩ましい。本来ならば実際にきた衣装をこの場で身に着けさせ、巨根で穴を掘って凌辱の歌声を満喫する予定であった。  ダンボールの蓋を完全に開ければ、女性もののコスチュームを着せられていた。  緑色のテニスウェアを肩出しに改造したふうなもの、太ももにかかる程度のスカート。肩や腕にスカートにも白いフリルがあしらわれ可愛らしい。  胸元には『PET』と黄色い字が刺繍されていて、頭には黄色いリボンを結ばれている。  彼の自慢でありアイデンティティである九尾の尻尾は、それぞれにスターやハート型のクリップがいくつも取り付けられていて、先端は頭と同じリボンが結ばれている。  おもわず吹き出しそうになる。買うはずだった奴隷が、最後のステージで着ていた衣装そっくりのものを、彼に着せたのだ。意外と似合っていて、緑色のアイシャドウが映えている。 「本当に、やるんですか……」  現実を受け入れたくないのか、目を閉じていた。顔を見られたくないと両腕で隠してしまっている。女用のメイクをされて、口紅まで塗られているのだから嫌に決まっているだろう。 「私は男性との経験はないので、できればその、許していただけないかなと」  この弱った声をあげ、許しを請うている。女装をした九尾の狐がだ。  少女チックな衣装に身を包まれ、九つの尾をきらきら輝かせている。  裏社会で奴隷店を取り仕切っているなど、初対面なら有馬にも想像がつかないほどだ。 「稲荷。よく似合ってるじゃないか。ちゃんと女物の下着を身に着けてるんだろ? 後で拝ませてもらうからな」  スカートの下からはガーターベルトにストッキング、足にはコスチュームと同色のハイヒールだ。注文通りなら内側も女性用のものを、男性用につくりかえたランジェリーをつけているはずだ。 「ひっ、いっ……こん、なぁ……」  なんて可愛い顔をしてくれるんだ。有馬はおもわず口をニヤけさせる。新しい奴隷は勃起を目にとめるなり、ギョッとして歯のつけ根があわなくなった。 「ぅ、ぅあ、ぅ……」  握り拳をふるわせ、腹の底から絞り出した嗚咽に近い絶望の喘ぎ。  薬をかがされ眠り、誘拐されて目を覚ました生娘さながらのリアクション。  ずっとニコニコと笑顔を絶やさない糸目の狐が、目を見開き涙目になっていた。  それも、アイドルに着せるはずだった女性用のコスチュームを着て、震えている。  なぜ、こんなに素質のある彼を、奴隷にしたいと感じなかったのやら。見逃していた自分が阿呆におもえてくる。 「有馬さま、後生ですから見逃しください」  こういう趣味に目覚めてしまいそうだ。それほど有馬は興奮した。血管がはち切れんばかりの、発情期のピークをむかえた種馬も凌ぐ暴力的な興奮だ。 「奴隷の売り手が、こんな調子じゃあ、面目が」  右手で左手首をつかみ、巨根が視界に入れまいと、他所を向いている。この愉快な仕草のなかに、有馬は『女』を感じとった。 「私は売人であって、奴隷の真似事をさせられるのは、非常に、困るのですよ……はい。仲間内でも面目が、タチませんし……これ以上をやるのは」 「俺が先に購入した奴隷を、別の得意先に売りつけ、部下たちが一度も謝罪をせず煙に巻こうとした。それは正しい行為で、俺は間違っているといいたいんだな?」  稲荷は他所をむいたまま口を歪めた、言葉に詰まって言い訳を思い浮かべるも。到着が遅かった。そのせいで部下たちの不始末をまとめて、肉体で埋め合わせを要求されている。 「こんな。男がするような格好じゃ、ありま、せん、よ……」  それも可愛らしく女装をしながらだ。こんなザマが裏の世界に流れた日は、九尾の血をひき実績を積んできていようが、軽んじられなじられるのは明白。  有馬は言葉に対する返事をせず、ただ押し黙っていた。  腰に手を当てていたところ、稲荷がゆっくり顔の腕をどける。 「っ……」  馬並みのイチモツ。その血管が脈打つ、比喩でなく本当に動いていた。  太い幹にヤドリギの根が這い回ったような、不気味な男性器が先走りをべったりとした樹液さながらに玉袋へと滑っていく。  彼は裏で名の通った犯罪者。だから、有馬はいっそう興奮するのだ。  これまで多くの人身売買に手を染めた犯罪者が、オナホールになる!  しかも、これまで数多の奴隷を破壊した、専用の奴隷部屋の中で。 「どうあっても、お許しいただけ、ませんか?」  ボソボソと千切れる声色が、なんとも色っぽいではないか。  これならばアイドルの代わりを十分に努めてくれるし、性欲も収まる確信が持てた。 「さっさと出てこなきゃ、俺が遊べないじゃないか。俺のチンポが見えるだろ、男性ホルモンがたんまりで、おさまりがつかないってよ」  そう高ぶる有馬とは対極的に、稲荷は萎縮する一方だった。 「返金も奴隷の返却も望まず、男一人の奴隷契約で済ませる約束だ。これは列記とした取引じゃないか。俺だけ損するというのは、スジが通らないな」  一向に出てこようとせず、ダンボールに身を寄せている稲荷を、指で招き催促する。  かつっと、不慣れなハイヒールで転びそうになったところを支えてやった。ただし勃起したペニスで。 「き、ひ」  股間を突き出してやれば、稲荷は左手で握ってしまった。転ぶ際に結構な驚きがあったのが力強い締め付けから察せられるが、なかなか心地のよい肉球を持っている。これは手コキさせるのが楽しみだ。 「…………」  稲荷は握りしめたものを即座に手放したが、肩をひっつかみ胸元に引き寄せた。  ここまで距離を狭めた経験はなかった。こんなに小さいのだと、有馬はしみじみした。  いつも一定の距離を保った売り手、買い手の関係だった。いまは奴隷と主人なのだから笑いが込み上げてくる。それにペニスを手にしたときの反応ときたら、身体中に触れる九つの尻尾が総毛立ち、両目を見開いていた。   「でかいだろ? 臭うか? いまの稲荷は面白い顔になってるぞ」  稲荷は掠れた悲鳴をあげかけて、プライドゆえか固唾を呑むにとどまった。九尾の尻尾が体に触れると、わずかに汗ばんでいる。両者の生み出す興奮の熱と緊張の湿り気がまざりあう。 「心配しなくても、俺が奴隷に優しいのは知ってるだろ」  楽しくて、つい口元を歪める。股間が痛むほど愉快な気分だ。  この手入れの行き届いた、九尾自慢の象徴をつけ根から撫でる。 「一度でも五体満足じゃなかったことがあるか? そんなに酷いことはしてないじゃないか」  尻尾のつけ根を撫で、尻尾の境目に指を這わせるたび、可愛く反応した。 「どうした、ずっと怯えて。いつもみたいに笑ってくれよ」  ずいっと彼の横腹に漲ったイチモツを押しつけ、膝を曲げてはもちあげる。  骨盤の上から肋骨の下まで、ぐいぐいとなすりつけられると、稲荷は腰を浮かばせた。  しかし、片腕で首をホールドするように引き寄せ、股間と男性ホルモンが過度なほど分泌した肉体へ密着させる。男臭いのが嫌なのか、稲荷は鼻をつまみ横をむこうとしたが太ましい腕がそれを許さない。 「なあ、稲荷なら知っているだろ?」  強引に見つめあわせて、笑いかける。 「俺が奴隷のメンタルを完全に壊したことなんて、ないってことをな」  スカートに手を潜らせ、パンツ越しの湿った穴へ指をあてがう。  適度に脂肪が乗った、臀部の感触は意外にも悪くない。 「あ、りま、様は奴隷のあつかいが、ひどすぎますよ」  下半身の特定な部分が、どうなっていたのか稲荷はだれより知っている。ともすれば奴隷を壊してきた有馬以上に、彼ら彼女らの『具合』を見分してきた。それらの『修理』に立ち会ったのも稀ではないだろうし、不備が起こらぬようカルテも読んできた。だから有馬に『奴隷を粗末にしすぎではないか』しばし小言を漏らした。 「どれだけ上物を仕入れても、すぐ使い古しの中古品にして、わたしの苦労を、すこしは知って欲しいですよ」  まさか自分が粗末にされるなど、想像した経験さえもないだろう。だからこそ、有馬の欲が燃えていく。彼と過ごしてきた時間が多いほど、この可燃物は増えていく。 「両手で数え切れない奴隷を使い古しにしてきた俺も、九尾をガラクタにするのは初体験だな」 「そ、そんな……」  処刑を宣告すれば、稲荷は腕の中から見上げてくる。  青ざめた瞳が涙に滲んで、大きく膨れ上がったイチモツがさらに硬くなった。  ちいさめの硬貨が入ってしまいそうな鈴口から、先走りがどろっと垂れだす。 「やっと俺の巨大さを、盛っているだとか誇張だとか、冗談で笑い飛ばされずに済まなくなったな。口や体で存分に、これが現実だって受け入れろよ」 「じょ、冗談は、やめてくださいませ、有馬さま、私がいなくなったら、だれが奴隷を仕入れると、おもってるんです、かぁ……」  涙声に心臓が高鳴り、大笑いをあげそうだ。 「俺のチンポは普通にセックスするだけでも冗談じゃ済まない。九尾の狐とはいえ、果たしでどこまで耐えられるかな」    嫌な言葉を浴びせかけ、緊張に不安が高まってきた。  稲荷の肉体はガチガチに固まって、震えが止まらない。  男の趣味がまったくないのも、これまでの所作で理解した。 女装という行為が、想像以上に九尾のプライドを傷つけているのも。  言葉で未来を想像させ、心を甚振りネガティブを増幅させてやったが。 ――――そろそろ頃合いか  この奴隷商人は、立場が常に上であるがために、下になった途端にしおらしくなる。  じっくり愛撫するよりも、まず一気に責め、その肉体で奴隷の立場を躾けてやろう! 「ほら、やるぞ俺の雌奴隷」  有馬は稲荷をベッドに放り投げ、両足を引き寄せる。  九尾が下半身のほとんどを隠して、ふかふかとアクセサリー以外が確認できない。 「尻尾が九本もあるのは便利じゃないか」  皮肉って尾を退かし、スカートをもちあげる。  女物の下着に、男ながらぷりっとした丸みが晒された。 「っっ! や、めてく、ださい」  ストッキングの肛門近くを破り、パンツをずり下ろす。完全には脱がさせず、太ももの半ばで停止させた。こうすれば稲荷は両足で抵抗できなくなり、膝を崩せずに立てたままになる。 「そこは、わたしの」  女性用のパンツから開放された稲荷のイチモツは、しかしストッキングの弾性に捕らわれ、恥ずかしい形が浮かびあがっていた。怖気づいているのか冷えていて、温まった手で撫でていくと熱を取り戻し、硬さを得ていく。 「ストッキングの締めつけられて、チンポが気持ちいいんだろう?」 「そん、な趣味、などございません」  意外と敏感なのだろう、軽く上擦った口調が面白かった。 「今日はとっておきのを使ってやる。おまえの店で買ったローションだ」 「……!?」  尖ったキャップを外し、それをケツに突き立てる。  稲荷はマズルを開閉させ、目を白黒とさせた。挿入のショックを感じるよりも先に陽気を握り込んで、半透明のローションを体内に注いでいく。 「な、なんのローションですかっ!?」 「おまえの体に効果が出てくれば、自分で察しがつくだろ」  狼狽し振り向いてきた稲荷の頭をシーツに押しつける。  捻れたパンツに足を拘束された稲荷の、ローション浸しの肛門に先端をあてがった。  奥歯を噛み締めた悲鳴が、心地よく耳朶をうつ。やはり奴隷遊びは最高の娯楽である。 「稲荷。おまえは九尾なんだ。馬のペニスに負けるわけないだろ?」 後ろからのしかかると、九尾が腹筋から胸襟に張りつく。両肩に一本ずつ絡んできた。 「それなのに、さらわれたばっかりの生娘みたいなリアクションはどうなんだ。もうちょっと九尾らしく構えてくれなきゃ萎えちまう。二十歳未満の女奴隷だって、おまえみたいに怯えなかったぞ」  首筋を撫でて、鼻先を撫でて、九尾のくせに臆病者だとなじった。  わざと、有馬は腰を止めていた。肛門のローションが股間の熱で緩み、ストッキングを汚す。震える稲荷の反応を見定めて、挿入の瞬間を舌なめずりをして待ちわびる。 「やめ、てぇ」  腰を前に出し、はち切れそうな自分自身を有馬の内側に挿入する。力任せに、全体重をかけ、標的に槍を突き出す勢いの挿入だった。     事実。それは槍と変わらず、肉の奥深くに突き立てられる。  イヤイヤと首を横に振り、稲荷は死にものぐるいで行為を拒む。 「ずっ、と、あっ! 親しく、した、じゃない、うぅ、で――――」 「甘ったれるな!」  鼻息の荒い大声で、ぴしゃりと稲荷を黙らせる。 「まだ突っ込んだだけだろうが! いつまで対等な立場でいるつもりだ? 稲荷は俺の女奴隷だろうが! おまえは契約したんだよ!」  覆いかぶさりながら、頭上より何度も怒鳴りつける。気の弱い奴隷には効果的で、雷に怯える小動物みたいに竦みあがるのが恒例だ。 「俺をセックスで満足させる、それが稲荷の仕事なんだよ。おまえは俺の女……いや、雌奴隷だ!」 「そん、ぬぁ……」  気さくな奴隷商人とて、例に漏れずにそうなった。萎縮にともなって肛門が締まる。熱い熱い並外れた勃起が、にゅるにゅると揉まれ中々の感触だった。 「これがおまえの仕事だ! これだけをするために、おまえは買われたんだよ!」  有馬はぞんざいに吐き捨て、九尾の尊厳を踏みつけた。  両手と膝で体を固定し、腹筋にまでぐっと力を入れ、腰を引く。 「あっ! ひぃぃいい!!?」  肛門が太いペニスに擦り上げられて、ずりずりと外に露出していった。  アナルとペニスとの体温で溶け出したローションが、夏場のアイスクリームさながらにストッキングに垂れ落ちていき、シーツにつつっと筋をこぼす。 「そうらっ」  ズンッ! 一息で最奥を、硬い先端で突き倒す。 「うぼっ、うぐっ、げっ、げっ、げぇ!」  稲荷は口を膨らませ、唾液の塊を吐き出し、えずきあげた。 「げっ、げほっ、くる、し」 「これだけ勢いをつけても、完全に挿入は無理か」 「ない、ぞう、こわれ、るげっ! おえっ」  巨大にして強大な異物に、内側から臓器を殴られた。  稲荷は強烈なボディーブローを受けたかのように、息も絶え絶えだった。 「以外に大したことないな。これで九尾っていうんだから、弱々しいもんだ」  肩を縮まらせ咳き込む稲荷は、首で振りむき視線で許しを乞う。 「先が思いやられる――な!」 「ひっ! ひっ! いはあ!?」  見知った相手をいたわりもせず、有馬は腰を引き、 「ひぎっ、げぇえ! おっ、おっ」  また無遠慮に押し込めてやる。 「いぎぃぃい!? ぎっ! ぎゃあっ! ひうぃぃいい! ほ、おっ、おぉお」  何度も、何度も、何度も、一秒に二回、三回のペースで排泄器官を出入りした。  稲荷は愉快になるほど悲鳴をあげ、内蔵を殴られては空気や悲鳴を喉から絞り出していた。  腰を引くたび肛門からは、ぐぽっ! ぐぽっ! と、トイレで吸盤を使う音が響く。 「ほお、締まりは上等じゃないか。さすがは九尾の狐だ」  稲荷は身を丸くし、顔をうずくまらせた。唾液と鼻水とを染みつかせたシーツに、顔面を押しつけ喘ぎまくっている。 「その調子で、しっかり飼い主のチンポをしゃぶれよ」  女奴隷としての自覚を、骨身に染みつけてやる儀式だ。 「お゛!  おぉ……あごっ! おっ お ぉっ!」  内蔵の壁を巨根で殴るたび、蹴られた犬さながらに吠えだす。 「はははっ! さっきからいい声をあげるな。低俗で頭の悪い。アナルする以外に能のない雌奴隷らしいぞ!」 「ぞ、ん゛! なっ、ひど、お゛っ……お゛ぐぅ!」  喉の動きに合わせ突き立てた。声が呻きに塗り替えられ、面白い。  今度は小刻みに前後し、左右に腰を振り回し、よりスムーズに挿入できるよう穴を拡張しにかかった。 「あああああ! あ゛ぅうううあああっ! い、ああ……お゛ぐう」  ふたたび、単調ながら荒々しい。破壊的なピストン運動に戻った。  ベッドに組み敷かれ、力任せに押しつけ、どちらが上なのか躾ける。 「なにへばりかけてるんだ? まだ三十分もたってないし、まだ本気で腰を降ってないっていうのに」 「や! まって、ま、ご!!? おぐっ!」  ぐぽっ! ぐぽっ! ぐぽっ! ぐぽっ! 「おごぉおぉ!? ああっ! おっ! おごっ!」    絶え間ない巨根の抽送が、稲荷に白目を剥かせ空気を吐き出させた。  歯を食いしばって耐えることも出来ず、舌をこぼしたまま喉を引きつらせる。 「ぎっ! ほっ!?」 「はははっ! なんて面だよ!」 「ぼぐっ!? ぎ、おっ! おっ!」  腰を一振りすれば、色気も素っ気もない喚きが喉を突き抜けていった。 「九尾だ九尾だと褒められていたみたいだが」 「ぐびっ! ひょごっ! おっ?! おぉおっ!」  稲荷は掘られながら顔をシーツにおしつける。両手を弛緩させ、涙をしとどに溢れさせていた。 「ケツをひらけば軟弱な雌奴隷もいいところで拍子抜けだ。馬の巨根で、死ぬまでアヘらせてやろうかっ!?」  拒絶を無視され組み敷かれるのは、たまらない屈辱を招き羞恥を燃やす。  一方的に弄ばれる。自分の意思は介されず、無力感が湧き、四肢から力が抜け落ちていく。それを通り過ぎれば、筋肉から内蔵までを激しく引きつらせ、泣きじゃくり喘ぎをあげる。 「どうだ? 自分の腕くらいあるチンポで、ガツガツ掘られる気分は?」  穴に突き立てられるごと、内蔵を押し上げられ意思と無関係に空気を噴き出させていけば、思考が残る余地はない。だんだん嗚咽に悲鳴も落ち着いてきて、鼻と口から熱気が吹き出るだけになってきた。 「ほかの雌奴隷たちより、みっともなく喘ぐじゃないか。堪え性のない、ザコ九尾ちゃんよ」 「ひ、ひどい、ですよ……オッ……オぉ……」  なじると意識を取り戻す。  わかりやすくて遊びやすいタイプだ。  脱肛しながらもキツキツの、ゴム状の肛門は有馬の好みだった。  これを巨根で引き伸ばし、開きっぱなしのガバアナルにしてやりたい! 「勃起してるだろ? ストッキングを汚しながらな」  稲荷は問いにびくりとして、尻尾の何本かを股間に寄せる。本当、わかりやすい反応にほくそ笑む。これまでの奴隷と違って、奴隷に貶められた奴隷商人ともなれば、こうした事態に弱いのも納得がいく。それも九尾ときたら、屈辱も有馬の想像以上に大きいのだろう。 「うっ! うっ! うおっ」  ゆえに御しやすい。  こいつは知っている。男の奴隷が掘られ、肛門がどうなっていったのかを。  大きすぎて厄介な股間は、男を犯し抜けば勝手に前立腺を叩き殴り、得も言われえぬ快楽を発生させる。この九尾の狐といえども、男の奴隷たちと変わらない。 「あのアイドルみたいに可愛く歌えないのか? おっ、おっ、て、それじゃあ奴隷以下の家畜じゃないか。はははっ! 情けない奴隷商人だな。おっと、九尾の奴隷商人か!」  腰の動きと同じくらい滑らかに罵倒し、鼻を啜った音を耳にした。 「掘られて泣いてるのか? 奴隷商人がそんな繊細な心根でつとまるか、俺を楽しませるための演技なんだろ! なあ雌奴隷! アナルが脱肛しかかった程度で、苦しいわけないんだろ? だって九尾の狐だろ!?」  良質な血筋の裏社会の一角を仕切る稲荷が、女の格好で穴を掘られている。  それも誘拐されたアイドルのコスプレだ。自分が売りさばいた、女奴隷と同じ格好だ。 「有馬さ、ま……後生です」  雌奴隷の声は変わらず「お゛」や「ごっ」などの異音が混ざっていた。  穴からトロっとしたローションと、漏れてはいけない体液が流れてきた。  肛門は真っ赤に腫れ上がり、細かな血管のすべてが目視できる。早くも脱肛し、唇を尖らせたみたいに盛りあがっていた。 「あの女奴隷を、ちゃんと渡しますから、ゆるし、てくださ、ぃぃ」  出来もしないことを言って、口三味線の弾き語り。  これから続く雌奴隷の日々を想像し、嫌になったようだ。 「それはスジが通らない。俺もあの奴隷を諦めたんだから」  ぐっぽっ! ぐっ! ぽっ! ぐぷぷぅぅう!!  腸内の空気が脱肛しかかったアナルから噴き出す。排泄物も肛門近くに集まってきているかもしれないが、有馬の知ったことではない。大でも小でも垂れ流そうが、ここはそういう部屋で何の問題もない。生きた玩具を蹂躙するためにつくった、奴隷部屋だ。 「稲荷も綺麗なケツ穴を諦めなきゃ不公平だ」  尻の締めつけが増し、稲荷の動揺が手に取るようにわかった。  ぐぶっちゅちゅちゅっ!  空気のせいか、巨根で円をえがいてやれば、気味の悪い音が穴から聞こえた。どこか壊れたのかもしれないが、有馬は数え切れない相手とアナルセックスを経験してきた。  これしきの衝撃で、雌奴隷とはいえ九尾の肛門がへばるわけがない。それに、本格的に壊してやるのは後の話だ。   「縦に割れて、内側がめくれあがった、きったないガバアナルにしてやるからな!」 「ぐふぃぃぃ!」  びゅくんっ!  打ち上げられた魚よろしく稲荷が跳ねる。大魚の群れみたいに九尾が跳ねる。  目はほぼ白目を剥いていて、くいしばられた歯から空気や唾液が吹き飛んでいた。 「ふぎぃいいいいいい! くんぎぃいいいい!!」  全身を小刻みに痙攣させ、毛並みを逆立てる。涙と涎が垂れていようと、有馬は一向に止まらない。むしろ更に加速していた。 「艶声をあげるようになるまで、ここを掘って掘って掘り抜いてやる! 有給が終わるまで一秒でも長く、使ってやるからありがたくおもえ! わかったな雌奴隷!」 「おしり、ご、わ、おし、おっ! ゴゴッ! おごぉっ! われ、る、お! おおっ」 「腐っても鯛、ガバアナルでも九尾じゃないか。おまえはおむつを隠すのに不自由しないだろ、ケツでチンポをしゃぶってりゃあいいんだよ!」  精液が、飛び出した。巨根が、跳ね回った。  背筋をそらす稲荷は絶望の表情を浮かべながら、強制的に注がれた事実を粘膜で知る。 「う、ぃい、ひっ、うぅ……」  口を噛み締めながら嗚咽を漏らし、悲報を耳にした少女さながらにシーツに上半身をなすりつけ泣きじゃくっていた。 「ほら、こっちに顔をむけろよ」 「ぎいいい!? 有馬さま、みだいでくだ、さいっ」  腰をつかんで体を反転させると、慌てていたが、動く気力がないようだ。 「こんなに勃起して、俺のチンポをケツにもらうのが嬉しかったんだな」  歯噛みした稲荷は目を伏せ、違うと首をふる。まさに暴行された被害者の事後だった。 「はは! はははっ! 笑わせるなよ、ストッキングの中でまだビクついてるだろ!」  スカートをめくりあげればコンドームにそうしたみたいに、ストッキングにゲル状の精を溜め込んでいた。余程にショックだったのだろう、体から力を抜きながら、顔だけは紙をくしゃくしゃにしたようだった。 「アナル処女を散らされた日に、アナルイキか。九尾っていうのは多才みたいだ」 「ありま、さまぁ……もう、じゅうぶん、でしょう」 「は? 一日も経ってないだろうが! くだらないヘマをして! 雌奴隷になりますと一筆したのに、生意気を言うな!!」  怒鳴りつければ、案の定。びくりと肩を縮こまらせ、叩かれるのに怯えた少女みたいに顔を両腕で隠してしまった。その姿は実に性欲をくすぐり、有馬は正常位で腰ふりを再開する。 「ひっ、ぎぃい!! 死……ぬぅううう!!」 「ガバガバの垂れ流しになるくらいで、死ぬわけないだろ? はははっ!」  一日中をかけて、ガバアナルに仕立ててやろう。  この繊細で傷つきやすい九尾の狐は、そうやったあとは何でも指示に従う。 「ぐる、しぃ……っ! おとぉ!?」  ぐぽっ! ぐっぽっぽっ! ぐぽぉっ 「次はフェラ、手コキ、尻コキに……なんでもいい、やれるだけやって、仕込めるだけ仕込んでやるよ!」  ぐぽぽぽぽぽ! ぐっぽっ! ぐっぽっぽ! ぽっぽっぐっぽ! 「だ、ず、げぇ、おっ!」  肛門が、さらなる暴力を持って掻き回される。  稲荷は頭をあげ、首の裏を見せるように引きつりだす。 「ここかっ! チンポの裏側をすられるのが、いいのか!」  ぐずるううう! ぐっぽずるううう!  前立腺の最寄りにある粘膜に巨根を押しつけ、ゴリゴリとこすりあげると稲荷の勃起がわなないて、とろとろと白濁が漏れ出す。射精をした勢いではなく、水道の残りが出てくるみたいに頼りない勢いでだ。 「どぉっ!? ぐぼっ、げっ」 「いい顔だな雌奴隷! 犯される以外に何の取り柄もない、能無しにぴったりの顔だ!」  両腕から肩までを痙攣させ、唾液を吐き出しながら喘ぎまくる。スカートをめくったまま、勃起に絡む精がストッキングにひろがっていた。 「有給が終わるまで何日だったか? 指折り数えて、終わりを待ちわびてろよ! 明日も明後日も、これが続くんだよ!」  稲荷は聞き苦しい嗚咽を漏らすが、それ以上の嗚咽が、肛門からひっきりなしに流出していた。大量のローションに、たっぷりの腸液を膝裏にまで滴らせながら。


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