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体を操られたウーラオスは、変態スリーパーに犯される 後編

 ふぅっとスリーパーは溜め息をつき、使っていた腕をひらひらと振った。 「こんだけやると拳が痛くなったな。そろそろ呼吸させてやる」 「ぐっ、ハァァ……ハァァ……ゼッ、ハァァ……ゼッ」  汗がだくだくと流れてきた。いつ脳の血管が切れても不思議はなかった。  ウーラオスが空気をむさぼっている様子を面白そうに見物し、スリーパーは嗤う。 「次はもっと楽しい時間だ。『一撃の型』を学んだウーラオス。そのチンポを見せてみろよ」  棒立ちになっているウーラオスの股間を隠す毛が、不意に前後ともあがっていく。  腹と尻に布状の毛がシールみたいに張りついて、そのまま固定されてしまった。 「ゼッ……ゼッ……はぁ……フゥゥハアァァ……ゼッ、ゼッ、フゥ、ゼッ……なに、を」 灰色の睾丸に灰色の竿。皮は半分ほど剥けていた。  亀頭はつけ根が隠れているが、先のほうは真っ赤な肉色が半端に見えていた。  常に毛に隠されているせいかひどく蒸れている。自分の汗の臭いがウーラオスに漂ってくるし、熱気が顎にまで届いていた。呼吸を禁止され、殴打の連発を受けていて、よほど脂汗の据えた臭いが混ざっていた。  それを嫌がりもせず、スリーパーは蒸れた玉に指を引っ掛けるようにしてもちあげる。 「あんだけ生意気なことを言ってたくせに包茎か」  ぷらぷらと玉の片方をもてあそばれる。殴ってやりたかった。  いま反撃の術はない。荒くなった呼吸を整えるのがせいぜいだ。  スリーパーが手を軽く前後させると、玉がゆすられ気分が悪い。 「皮剥きの鍛錬はサボってたのか、だらしのないやつめ」  コンプレックスを指摘されて、ウーラオスは鼻にしわを寄せた。 「別に、そこは、関係ないだろうが」  「ないわけないだろ。自分を甘やかしているくせに、修行だ鍛錬だって面をしやがって。自分に甘く、だれかに厳しくしてはいけません。そう習ってこなかったのか」  ウーラオスは屈辱に歯噛みする。  山籠りし、交流もせず、たったひとりでストイックに過ごしてきた。  性的知識がないがゆえに、頭も手も回らずにいただけの話。故意でない。 「こんな皮を余らせて、よくも修行だなんて口にできたな。心が弱い証拠だ。自分の欠点から目をそらし、楽な道を進んできたのだろう」  ウーラオスの表情の変化で、スリーパーは劣等感を刺した。  歯ぎしりをするウーラオス出会ったが、自分自身の手が、肉棒を握りしめる。 「なっ、何を!?」  突然のことに驚いた。意志とは無関係に手をさげ、むりゅ、と亀頭を露出させた。   汗で湿って、尿の臭いがツンとした。手入れはされているので白いカスはない。 「おれが厳しい道の歩み方を教えてやるよ」  これから噂の通り、散々な辱めを受け男同士の性を無理強いされる。  その序章として、いまよりスリーパーの前で自慰をさせられるのだ。  自分自身の肉棒をやわらかく触れ、下にやって、上にやる。皮が戻らないよう、スリーパーに調整された手淫を強いられ、汚らしい視線が赤い亀頭を注視している。 「おれに見られて興奮しているのだろ、もう伸びてきたじゃないか」 「……………」  ウーラオスは体温が上昇していて、指も手のひらも当然のことながら肉棒より熱い。  汗で濡れた熱いものに握り込まれているせいで、否応なしに肉棒は反応してしまった。 「どうだ、おれに見られながらシコって、勃起していく様を見られるのは?」  未熟さを恥じ、不甲斐なさに奥歯をすりあわせ、何も出来なかった罪悪感。  あらゆる感情が湧き出ては加熱されていくが、下半身は性の熱をあげていった。 「悔しいのに勃起して、亀頭がムズムズして気持ちがいいのだろ」 「おまえを……ぜったいにゆるさない」  あの尖った鼻で図星をつっつかれたようで、上ずった声で宣言するのは滑稽だった。  自分が倒してやると意気込んだお尋ね者。それの目の前で性行為に励み、魂を犯されていく。  スリーパーは勃起しきった肉棒を見つめ、くっくっくっ、と嫌な笑いをあげていた。 「いまのおまえはどうなっているかわかるか? おれにエロい姿をみせつけてシコる変態ウーラオスだ」 「それは、おまえがぁぁ!」  言い返そうとするが、言ったところでスリーパーを楽しませるだけだ。  反応すればするほど調子にのって、過激な行為をされるのは目に見えていた。 「なんだもう勃起しきったのか」  すっかり硬くなってしまった肉棒はウーラオスの手に馴染み、いっそうしごきやすくなる。 「しかも自分からシコらされて。もっと強く握れ、マンコじゃ味わえないくらいの圧迫で、女とやれなくなっちまいな」 「ぐっ……はぁぁ……」  ぎゅううう、と指が締めつけられ肉棒にかすかな痛みが伝わってくる。  耐えきれないものではなくて、むしろ、凝り固まった筋肉を刺激されるのと同じだ。  痛みはあるが、それ以上の気持ちよさが上回って、さらなる刺激を欲してしまった。  こんな変態ホモ野郎の前で、絶対有利の相手に敗北し、突っ立ち肉棒をよがらせている。 「女に興味ないだろうし、別にいいだろ、おまえは修行と自慰をしてりゃあいいのさ」  痛みの中にじーんっとした熱を帯びたものが肉棒を滾らせていった。 「たいした変態だな。倒しにきたスリーパーの前で、チンポをシコりだすのだから。おまえはお尋ね者にシコるのを見られるのが好きだろ。じゃなかったら、勃起なんてしないはずだ」  スリーパーの挑発にあわせ、ゆるゆると上下していた手が素早いものに変わった。あたかもバカにされてテンションをあげたみたいで、ウーラオスは口惜しい。こんなのがいいはずがないと、いくら否定しても股間の脈動が利き手にしっかり感じられる。   「おお、罵られて先走りがたんまり出てきている。勝てるはずのバトルで負けて、スリーパー程度のパンチで息切れするほど弱っちいが、ウーラオスはこっちの才能はあるな。天才的に感じやすい」  性経験もなければ自慰経験も特にない。ダクマの頃はもちろん、ウーラオスになろうとも、性器で遊ぶことはしなかった。それをしなくたって、修行をしていれば体は満たされていた。 「うっ……くっ…………ハァ……フゥ……」  天をつく怒張の根本から亀頭まで手が往復する。先走りが後から後にこみあげてきて、ぬるんっ、と指と手のひらがスムーズに滑った感触は初体験のもの。吐息があふれ、ゾクゾクと快感が襲ってくる。 「ずいぶん気持ちよさそうだな。想像以上に才能がある」 「ちがっ……俺は感じてなんていない。これは、刺激すれば、あたりまえだ」  しどろもどろになろうとも、ウーラオスの先走りはさらに増えてとどまるところをしらなかった。  自らの手が往復し、根本から亀頭を搾るやり方に変われば、肉棒がとろりとした体液を流す。一往復をするたび、肉棒どころかウーラオスの全身が震えあがってしまっていた。  ウーラオスのくりひろげる痴態はスリーパーにとって、最高の催し物であった。 「感じると尻を閉じる癖があるな。足が震えて、首と肩はりきんでいる。おれを叩き直すとかいっていたが、チンポをしごきまくるほうが、ウーラオスにはお似合いだ。感じまくってビクビクしてよ」 「このっ……こんなので気持ちよくなるわけがないだろう!」  歯を食いしばって殺意を燃やそうが、手も先走りも止まってはくれない。  根本から亀頭まで、亀頭から根本までとくりかえし、自分の手がさすりあげる。 「先走りが泡になって、竿を半透明に光らせて、玉の前側をぬらぬるするくらいに垂らしているってのに感じていないわけか。尻の穴までヒクヒクさせて。感じていないわけか」 「……」  いまも、肛門を閉じるようにして力んでしまっている。  排泄でもするみたいに肛門をひくつかせているのは事実だ。  指摘された焦り、羞恥心で肉棒がより熱くなってしまった。  スリーパーのいやらしい両目は、ウーラオスの心のなかまで見透かしているように細められた。 「ちょっとシコっただけで勃起しきって、数分もシコってれば先走りでダラダラになる包茎チンポは気持ちよくないのか。そいつは不思議だ。小便の穴に尻の穴を、そんなにヒクヒクさせながらなぁ」  手が上にいけばゾクゾクとしたものが睾丸からつけ根にかけ、尿道の内側がひらく。  触れなれていない亀頭をすりあげれば、カリ首の溝とでっぱりを親指がフィットしてすりあげる。両足が浮いてしまうほどの心地よさが、強すぎる快感が脳を焼いていた。 「んくっ……」  同時に裏筋を指の隙間が順々に摩擦して、首と肩がぎゅううっと縮こまるのだ。  汗ばみ濡れてしまった尻に蓋をするような格好で、軽く前かがみになっている。  手を下げれば、竿の内側にまで届く謎めいた刺激が発生する。筋肉痛をほぐすのとは違った、硬さが緩やかになる感覚がして、肉棒の硬さと弾力が指を跳ね返しにかかった。 「うっ…………ア……」  出そうなのに、出て来ない。とっくに射精してもよさそうなのに。 「ング……」  不意にウーラオスは快感の最高潮を味わいたくなる。しかし出したくもない。 「ふぅぅ……ぐぅ……」  ジレンマに挟まれながらおもった。数分以上もこすっているのに射精しない。何度も肉棒が跳ねてしまっているのに、先走り以外のものが放出されない。 「ふぅ……ふぅぅ…………」  昔に経験した自慰の経験をおもいかえす、射精に達した感覚が肉棒にある。  けれど、出てくるのは先走りだけ。出している最中は手を止めたが、出しながら手をしごいているような錯覚がした。 「ん……! ぅう……! シィィ……」  よがった呻きをあげて、歯を食いしばり隙間から空気を長く漏らした。  もう終わってくれ、出させてくれと、いっそ、楽にしてくれとウーラオスは願う。 スリーパーの視線にさらされているほど、肉棒は悦ぶみたいに反応してしまった。  つけ根に充填される精液の津波が、しかし何か防波堤のようなものに遮られていた。 「射精したいか?」  口を一文字に引きつらせる、自分より三十センチ以上はちいさい悪党に見上げられて、せせら笑われた。間違いなく射精を堰き止めているのはスリーパーだ。 「スリーパーの前でオナニーするの気持ちがいい。その一言があれば射精させてやるぞ」 「そんなわけ、あるわけがないだろう! 言うわけがない! ぜったい、その鼻面ぶん殴ってやる! おっ……アァ……ヒゥウゥ!?」  ウーラオスは強気に言い返すが、しごいていた手が急に根本を固定し、もう片方の手が亀頭をさすりはじめる。亀頭をしっかりと指で包み、親指をカリ首の膨らみにあてがって人差し指から薬指の凹凸で裏筋をこすりあげ、小刻みに、それも相当な速さで摩擦されていく。先走りがすっかりひろがり、どろどろと指に絡み地面に滴った。 「ひぅ! イィイッ! ……! ――――!?」  口からよだれを出しながら、目をひん剥いて喘いだ。  肉棒が跳ね続け、射精をしっぱなしでいる感覚がやまずにいた。  射精しながら射精している。瞳が焼かれ耳にノイズが聞こえた。  垂れたよだれが力んでしまった首の筋をわたり、胸筋をつたい落ちる。   「スリーパーの前でオナニーするのは気持ちがよくないか。いじっぱりだな」 「イッ……ヨク、なん、て、ない! ナイィイッ!」  指に伝わる独特の弾力がある亀頭の手応え。張り詰めた勃起の感触と亀頭の触れ心地さえもろくにしらなかったウーラオスは、スリーパーの目の前でそれを知った。先っぽをひたすらに細かな 「そんなにぐちゅぐちゅ先走りを鳴らしておいて、気持ちがよくないと言いきってくれるなんて」  射精の波だけが押し寄せ、射精をしたように肉棒が跳ね回っている。  その状態で亀頭を摩擦し続け、熱湯でもかけられたような熱感が起きた。  両足の爪で地面をひっかき、尻をより閉じて、汗をさらに滴らせてしまった。 「もう射精が十回分になるのに、どれだけ耐えられるかな。もう無理なのはわかりきっている。欲望に従って、口にしろよ」  自分で自分のものを握っているはずが、スリーパーに掌握されていて気色悪い。  ぬるぬると光る玉袋を片手で揉みしだかされながら、皮が戻らないような手遣いで竿をしごきあげる。 「はぐぅ……だ、だれが! いう、もん、くぅうう…………!?」  出したい、出したい、ウーラオスの頭は射精欲求でいっぱいになっていた。 「じくじくと射精したいって欲求がこみあげてくるだろ、もう無理だなぁ。玉が窄まったまま、射精できないのは辛いだろ」  射精するための手コキ。それから与えられる快感で、下半身に血が溜まっていった。  ぬるっとしたものが指と手のひらに絡みつき、面白いくらい糸を引いていて、臭いも熱気もスリーパーに感知されている……恥ずかしいなんてものじゃなかった。 「スリーパーの、まえでする……」  やめろ! 理性が既の所で叫ぶが、肉棒は先走りをぴゅるっとふきとばし抗議する。脳の奥まで沸騰させ、ウーラオスは途切れた言葉を再開させた。 「……オナニー、きもちいい……ふおぉ……ウッ! ウゥっ!」  亀頭を両手で握り込まされる。込み上げてきた血が一気に噴き出すかような圧迫感がつけ根から出てきて、尿道をすさまじい速度で駆け抜け、鈴口からどろっとあふれかえる。  両手に包まれている肉棒が、ビク……ビク……ビク……と開放感に悦んでいる。  一回の放出が終わるたびに次が出るが、徐々に治まってくる感覚が心地よい。  ウーラオスは亀頭を包まれると、ある種の安堵感がするのだと初めて知った。  射精をしながら、ハァァ、と鼻から長い息を吐いては吸って、口もそうする。  それらがすべて終わり、両手がひらき、真っ白になった肉棒が視界におさまった。  つぎは両手のひらに、たぷっ、と溜まった黄ばみのある精液。指の間で糸がさがっていた。  「よかったなぁ!」  ウーラオスの射精感が落ち着き、強すぎる絶頂の余韻で手足を弛緩させた。そのときを狙っていたスリーパーは騒ぎ立てる。どこにでも聞こえるような大声だった。 「根性を叩き直す相手の前でチンポをしごき倒して、おねだりをしてからのみっともない射精! そんなゲルみたいなザーメンをたっぷり出したんだ、玉もスッキリしただろ! スリーパーの前でするオナニーが気持ちよかったのだものな!」  べったりとした、青臭い精液が両手にへばりついていた。咀嚼して唾液と混ぜ、地面に吐き出されたベトベターフードをおもわせる。重みがあり湯気をたて、青臭さが現実なのだとウーラオスの五感に訴えかけてきた。  歯噛みして、涙がしとどにあふれてきて、鼻水をすすりあげる。  ぽたっとした一滴が精液に落ちて、スリーパーはケラケラとした。 「くっくっ! 男泣きってやつか? その黄色が混ざるまで溜め込んだ、古臭いザーメンで糸を垂らした勃起をジタバタさせてよ、かっこいいぞ!」 「…………」  涙がボロボロ出てきた。ダクマだった時期にいじめられても、努力をバカにされても今よりは辛くなかった。 「ウーラオス、ウーラオス。まだ終わりなわけがないだろ。男泣きしているところ悪いけどな。どうしてザーメンを、とっておいたとおもう?」 「や、やめ、なにを!?」  両手が、背後に回る。  その指が括約筋を押しひらき、内側に入っていった。  ウーラオスは突然の行為に言葉が出ないほど驚愕した。  指が手のひらの精液を肛門に押しつけ、押し込んでいく。  肛門と尻の割れ目に黄ばんだ粘液がまみれて、ぬるぬるとしていた。  なぜ、精液を肛門に塗りたくらせるのか、知識があれば理解がおよぶ。  しかし、ウーラオスは性経験はおろか知識の欠片さえもちあわせない。  あるとすれば、勃起すれば射精をする。子作りのためやるものだ。 「なんで、なにを、する気だ!?」  射精の余韻も終わらないうちに、排泄のあとに尻を拭うのとは異なった、違和感ばかりが襲いかかってくる肛門責めで辱められていた。頬が上気して、言い知れぬ不安をふりはらうためスリーパーに問うが、これといって何の反応もなかった。  尻の穴と境目がぬちゃぬちゃと鳴り、汚らしくなった頃。  スリーパーはうっかりしていたと首をふりはじめた。 「ここじゃポジションが悪いな。いくぞ」  スリーパーが方角を指させば足が勝手にそちらへむかった。  ぬちゃり、と足を前進させるたび肛門の精液がすれて気味が悪い。  辿り着いたのは村を見下ろす断崖絶壁。そこに立つのは初めてだ。  すぐ崖の下に家があるし、ちらほらと住民が行き交っていた。  挨拶のため前足をあげたり、技の練習をしているのも見える。  流れ者らしき集団が、井戸端会議を楽しむ様子もしっかりと。 ――こんなところにいたら、だれかに見られる……!  ウーラオスはゾッとして重い唾を喉にすべらせる。  鍛え上げられた黒い肉体は縦も横もほかよりもずっと大きい。  さらに自分と同種は数が極端に少なくて、あったこともない。  あいつはウーラオスだ、そうすぐにわかってしまうだろう。  あと三歩も進めば真っ逆さまになる距離で立ち止まった。 「っ、何をする気だ!?」  肛門に熱いものを感じた。手で掴んでいた亀頭と似た弾力があった。  いつの間にやら軽く前かがみになって、尻を突き出す格好をさせられていた。 精液の残りがついている両手は、乳首にあてがわれて、くりっと捻らされる。 「あっ」  変な声をあげてしまった。嬌声というやつだが、自分があげたとなれば妙な気分に浸ってしまう。自分の乳首に青臭い残り汁をおしつけて、薄い部分をくりくりと弄くりだしていた。 「いまから、おれのチンポが、おまえのケツの穴に、ぶっ刺さるんだ」 「なに、をかんがえてる、そんなこと、意味がわからない」  肛門に、男根を挿入する?  言っている意味は理解できるが、やる意味がちっともわからなかった。 「そんなのも知らなかったか! 男が男のケツを犯す……あたりまえの常識だろうが、負けた後どうされるのか知りたくって、おれに挑んできたらしいな」 「ふざけるなホモ野郎! クソ、動け!」  ウーラオスが予想以上に狼狽したのがスリーパーは笑って腰を前進させた。  ぬるぬると生温かい出したての精液を絡ませながら、悪党のイチモツが腹に突き立てられようとしていた。 「その鼻が潰してやる! 二度ともとに戻らないようにしてや……」  うっかり大声をあげてしまって、体中から大汗を垂らす。  喉が渇き、唾で無理矢理に潤した。怖くて仕方がなかった。  いつか馴染めれば、そう求めていた村を見下ろしているのだ。 「もっと喜べよ。テクもしらないような童貞じゃなくって、おれみたいに何百回も経験しているヤリチンが、ウーラオスの初体験なん、だ、ぞッ!」  ズズ――――ズブッ! 「い、いぃい!? グッ、ホモ、やろぉぉ……!」  毒々しく吐き捨てるが、スリーパーは気にもとめない。  ウーラオスは自分のものが萎えず、精液をしたたらせて痙攣しているのを感じる。  自分と同じように勃起しているものが体内にある。不愉快で、許し難い出来事だ。 「おお、こいつはいいケツだ! やりがいがあるってものよ」  スリーパーは体重をかけ、ウーラオスの肛門を膣に見立てて交尾をはじめる。 「……あぅ! 動くな変態ヤロー!」 「たっぱがいいうえに筋肉がたっぷりだから、おれのを搾るように締めつけてきやがるな!」 「て、めぇ……んぅう」  排泄する場所に熱いものが出入りする。信じられない異物感にぶるっと震えがきた。  腰を掴まれて、スリーパーの肉棒が肛門に挿入されてしまった。パンッ、と左の尻を叩かれる。頭に青筋が浮かぶのを感じた、瞑想の修行をしていたのに、ついに理性が限界に達した。鼻水とよだれをすすって、悔し泣きをしながら体を引き締めるが。 「おぉお! いいぞ! もっと苛立つんだ、おれのチンポを楽しませろ!」 「ちくしょぉ……クソォォ……こんな…………俺と……戦えぇ……!」 「マンコよりも男のケツのほうが締めてくるからな、これがいいんだよ!」  ニヤニヤと口を緩めて、満足そうに語っていた。 「ぬけ、こんなもの……やめ、こんなのぉ!」  排泄するのではなく詰め込まれる。苦しい。精液が潤滑油になろうとも苦しかった。  首から上と肛門の自由はきく。なんとか排出してやろうと踏ん張るが、スリーパーは嘲笑うように腰を突き出してきていた。いくらウーラオスが力自慢であろうとも、肛門で腰の力に抗えようはずもない。 「このままよがらせてやる、感謝しろ! おれのような経験豊富な男に遊んでもらえてな、スリーパーの前でするオナニーが気持ちいいウーラオスよ! これが本番だ!」  ズッ! ブッ!  強烈な刺激に肉棒のつけ根。その裏側に衝撃が走った。  ウーラオスの瞳が焼かれて視界の色が抜け、漂白される。 「おっ!? げっ……ごっ……!」  喉から勝手に呻きが搾られる。  内蔵を亀頭で叩かれて、空気が喉をつきあがっていった。 「んぅ……アッ! うごく、あァ!」  ぐりん! 腰を左右におもいきり振られる。 「ウーラオスも動きたかったか、それじゃあリクエストにお答えしてやるよ」  尻をスリーパーのリズムにあわせ振り動かされる。  腹の中でイチモツがズルズルと引かれ、ズリズリと押し込まれた。  穴の内側がスリーパーの肉棒によって広げられ、体温で熱くなる。  成敗してやろうとした悪党によって体内を穿られる。自分の精液が潤滑油になっているのだから不快の極みだった。それでも勃起がおさまらず、乳首の繊細な刺激にあえぎ、荒々しくも悩ましい熱吐息を出してしまう。脂汗が首筋と背筋をつたわっているのに。 「ケツもいいものだろ! 倒そうとした悪党に返り討ちにあってよ、一緒に腰をふるのは最高の気分だろ」  スリーパーが体を密着させるようにして、ズッ! ズッ! と内臓を揺さぶる。  尻から突き上げられる圧迫感。内蔵を外に引っ張られる経験のない違和感。  下腹部がドンドン疼き、頭の汗が増え、鼻孔から男の臭いが絶えず届いた。  耳にぺたん、ぺたん、と汗ばむ尻にスリーパーがぶつかった音がしてくる。  斜めになった尻に、斜め上にそりかえった肉棒が出入りをくりかえし、座っては立つように尻をむかわせるウーラオス。もう肛門のみならず、スリーパーが腰を打ち付ける衝撃で尻の周りにまで精液が飛び散ってしまっていた。 「うっ! ウゥ……ウッ……」  熱い尻穴には不快感しかない、そうに決まっている。  ウーラオスは何度だってそう心に叫んでいたが、勃起が先走りを垂らす。  血を溜め硬くなった自分の一部が、腰の動きにあわせ揺れているのだった。  真っ赤に腫れ上がった亀頭。これだけ揺れても竿からに張りついている精液。  肩がビクッとして、乳首がピンピンと指を押し返してくる。何かが込み上げてきた。 「ウッ! ァァア―――!」  額から血がふきだしそうだった。目がドクドクとして開けていられなくなる。  スリーパーが直腸をほじくりかえして、下腹部が、丹田のあたりが燃えあがった。 「ン、ぐぅう!?」  スリーパーに指摘されたとおりだった。  認めたくないが、感じてしまうと尻をすぼませ、肩と首をりきませる。  それはスリーパーの肉棒をいっそう締めつけ、全体に快感を与えていた。 「おぉ、しまるじゃないか」  背中にスリーパーの鼻息を受けながら、尻をすぼめると挟んでいるものに意識がむく。  尿道から精液を飛ばしながら、パンッ、パンッ、と間抜けな音色をひびかせる。村を見下ろしながらの最低最悪の射精……男に犯されながらする、性交の初体験がこれだ。 「ウッ! アァッ! おぉうあっ!?」  パンッ! パァァン! と村に響きそうな尻叩きの音。痛みに筋肉が縮まった。  絶頂して精液を飛ばしていようとも、スリーパーは構わず尻を片手で打ちつけ肛門を強引に窄まらせ、すさまじい異物感を受けているウーラオスの奥をえぐりつける。  乳首をつねり、胸部から未経験のものが下半身にむかって、びくりとした。   「はじめてケツにつっこまれて射精するとは、実力は大したことないが、こっちのほうは実力派だな!」   びゅるっ、と精液を出し切る。硬く痙攣した勃起を潤んだ視界で見つめていた。  尻にものを突っ込むのは、さっき自分自身の指を無理矢理に使われたときだけだ。  他人の血流を尻粘膜で感じとり、腸内がその形に変えられる。腹の中に悪党がいる。  背後をとられて体をいいように操られて、尻を掘られながら敗北の射精をうちあげた。  スリーパーのいう飛散な結末の意味を粘膜でしっかりと叩きこれた。何より悔しいのは射精した勃起は、意図せずに行っていた禁欲のせいなのか、火がついたまま鎮まる気配が一度としてなかった。 「アナルファックをされながら乳首を責める、これが出来てこその『受け』ってものだぞ。性感帯にしっかり教え込んでやる。ウーラオスは男とやるのが大好きなホモ野郎ですってことをな!」 「……ォ!?」  スリーパーの腰に力がこもり、肉棒が根本まで突き立てられた状態で直腸をほじくられてしまう。前立腺を奥からゆすられる未知なる感覚にウーラオスは困惑するが、スリーパーは教えず、こう言い放った。 「男にケツを好き勝手にされて、ザーメン飛ばすほど興奮して、鍛えてるのは男に惚れてもらうためか?」 「そんなわけないだろう、ウッ! ウァッ!」  スリーパーの肉棒で解れ、慣れてきた括約筋は拒みもせず抗いもしない。  だが、感じてしまうと尻を閉じるウーラオスは、粘膜で挟む肉棒の感触によがってしまう。  あたかもスリーパーの言葉のとおりではないかと、錯覚しはじめていた。  乳首も肉棒も硬くなって、ピンと張り詰めて刺激に敏感になり、求めている。  ウーラオスには言い返す言葉はない。知識はまったく持ち合わせていないのだ。 「どうだ変態スリーパーに、ホモ野郎とセックスするのは! こんなに締めつけて、ケツで返事するとは器用じゃないか!」  ずる! ずずるっ! 背筋に得も言われえぬ電流が流れていった。  王冠をおもわせる毛はざわめき、膝の尖った毛も同様であった。  腹の中をいっぱいに満たしている悪党の肉棒が前後するだけでウーラオスの前立腺がさすりあげられる。それはスリーパーが度重なる性暴行によって得た技でしかないが、ウーラオスは首をふって抗う。 「カンジテナンテェッ、オッ、い、ないぃ!」  信じられないくらい甲高い声が喉からあがっていった。大きくて、村に聞こえているのではないかと焦る。ハッとするが、すぐに肛門からの刺激で「あふぅ」と間抜けに喘ぎ鼻水とよだれをふきだすのだった。そして、悔し涙も。 「どっちにしたってウーラオスの性行為の初体験は、お尋ね者のスリーパーってわけだ」  くっくっくっ!  中から内蔵をおしあげられては、それを迎え入れるように自らの尻をさげる。どれだけあさましいのか、想像もしたくなかった。 「これに凝りたら、無意味な真似はやめることだ! これからは出しゃばるなよ!」 「どれだけ、やられようと、俺は絶対に、屈したりしない!」  上ずらず、喘がず、やっと言い切れた。  ウーラオスは呼気をなんとか落ち着かせて、なおも言う。 「俺はくじけない。おまえみたいなやつに、負けるもんかよ!」 「言っただろう、負けたら悲惨な結末が待ってる。犯される程度で終わるとおもっていたのか? もうちょっと考えろよ」 「はっ!? うごっ、かすなぁっ!」  ウーラオスは体中をふるわせて、よがってしまうのを恥じながらも一時のことだと自らを奮い立たせた。心地よくされようとも、仕方がないんだと気を強く持とうとした。  先走りから精液の残りと先走りがあふれて、足元にポタポタと落下していようとも。 「くぅぅう! ぐぅうううう! ふっ、うぅう!」  快楽の混ざった呻きをあげながら、羞恥心の熱気は火炎放射を食らう以上に辛い。 「村の前で辱められようとも、俺は絶対に負けない! くじけるない!」  下腹部に渦巻いている欲情の熱気は、股間部や乳首の神経にも響いた。 「必ずおまえを見つけ出して、叩きのめしてやる!」 「勃起しながらケツを掘られて、よく吠えたな、そこは褒めてやる」  ぞわりとした気配が背後からした、どんな顔で、見られているのか。どす黒い何かが背筋を撫であげる。暗黒の底なし沼に沈む気分だった。 「おまえがこのあとに、お尋ね者のスリーパーに犯されたことをバネに、どれだけ前向きになろうと、吹っ切れようと、おまえもう、自分の意志で腰をふってる淫乱ウーラオスだろ?」 「それは、ッ! おまえがァ、ミラクルアイを……ウァッ」 「イキすぎて頭が緩くなったか? あのスリーパーはミラクルアイが使えるんだ、そう弁解したらどうなる。言ってみろ。いま犯されてる哀れなウーラオス以外に、だれが信じてくれる!? くくくく! くっくっくっ!」  このスリーパーの口ぶりからして、自分で使えるのを見せたところで嘘つきよばわりをされたか。あるいは信じてもらえず落胆したのだろう。いや、あくタイプにも気味悪がられるよになったと言っていた。信じてもらえないのはスリーパーが一番よくわかっているのだ。 「信じて、もらえな、くっ! た、って、ウグッ、い、ぃ……」 ぬぽんっ! とスリーパーが肉棒を引き抜いた。  ぽっかりとした尻の穴から、ぼたりと自分の精液がこぼれていった。 「ウーラオス。おまえは自分から俺にむかって腰をふっていた、あそこから見てる連中はみんなそうおもう」 「だったら、なんだよ」  暖かい日和であるのに、外気を感じる粘膜が冷たさに心地よくなる。  はあ、はあ、と息を整えようとしていたウーラオスは、スリーパーが仰向けになったのを知る。 「ウーラオスはスリーパーと仲間だったんだ。そうおもわれるだろ」 「スリーパーが悪事を働きやすいように下見をしていた、グルだったんだ。絶対そうだ、何しろ崖の上でホモセックスしてたし、だってあいつはあくタイプだから」  ぞわりとした、首を振って、おそれを払った。  仰向けになったスリーパーの上にしゃがませられる。  後ろにいるスリーパーの顔が見えず、余計に気味悪い。 「そんな話をだれが言うもんか……ありえるかよ!」 「じゃあ、どう否定する? おれがウーラオスのお陰で捗ったぜ、あとでたっぷり可愛がってやるとするか、なんて口走ったらどうだ? そうしなくても……ここで腰を振ってケツをほじられてよぉ」  背筋が凍った。 「だ、だれが、おまえみたいなやつと、そんな関係になるか!」  肛門にぴったりと、スリーパーの亀頭が吸いついた。いや、尻が勝手に吸いついてしまっている。自ら、この悪党からもらえる快感を求めているみたいに。 「心配しなくても、周りは勝手にそう噂する。あくタイプのウーラオスが、エスパータイプのスリーパーに負けるわけがない……すると答えは自然と導かれていく」  あのスリーパーは努力をしてミラクルアイを使えるようになったんだ、ウーラオスがどれだけ本気で語りかけようとも、白けた目をされるに違いない。もっとマシな嘘をつけばいいのに、とバカにされるのは明白だ。それどころか、お尋ね者を退治しにきたつもりが、お尋ね者の仲間入りにされてしまう。そうなれば、もうだれかと交流するどころではなくなる。 「スリーパーと崖の上でやってるぞ! そうか、仲間だったんだ!」 「ぐむっ!? ちがう、俺はおまえを倒しにきたんだ! あっ! うっ!」  乳首を力いっぱいにつねらされて、黙らせられる。  腰が勝手に沈み、ふたたびスリーパーのものを受け入れてしまう。  そして、今度はスリーパーに腰掛ける格好で自ら腰を上下させていた。  ぬっちゅりぬっちゅる、と異なった角度になって、尻刺激で肉棒を高ぶらせる。 「下見をしにくるのがウーラオスで、実行犯はスリーパー! お尋ね者のスリーパーに実は仲間がいる、それが強さのトリックだ! 悪い変態ホモ野郎の二人組だったんだ!」  自ら上下して、こみあげてくる熱を排出しようと肉棒が先走りをこぼす。尻が窄まって肩が縮こまる。スリーパーに腰掛けながら、スリーパーの肉簿を締めながら、本当に感じてしまう。悪党に犯されるのを悦び、景色のよい崖の上で、村にいるものたちにみせつけるようにして。泣きじゃくり、鼻をすすり、しかし止められない。 「あるもんか、そんな話を、されるわけがないっ」  びゅるっ! と尿道から精液が出てきた。かすかな、尿道に残っていたぶんが尻から押し出されていた。肉棒が跳ねるなり乳首が尖って、びくりと首が縮まるのだった。 「おれの自慢のチンポでヒイヒイよがって、ケツを掘られるのが大好きなウーラオス!」  下劣に語るスリーパーは、仰向けになったまま空を見つめ想像する。この血気盛んで日々の努力を怠らなかったウーラオスが、後ろ指をさされて弁解する様子を思い浮かべると興奮がとまらない! 「こっそりスリーパーの手助けをして、ウーラオスが下見をしてスリーパーが悪事を働き、退治しにきた相手を隠れ潜んだ卑怯者のウーラオスが不意打ちをしていた!」 「してない、っ! はうっ! ふおっ!?」  達しそうだった、こんな無様な体勢で、こちらに気づいた住民が不思議がっているのを目撃した。 「そんな噂がホイホイ流れていくんだよ。おれのおもってる以上に酷いことになるかもな!」 「してない! 俺……悪いことなんて、やったことない!」 「へっへっへっへっ! 本当にバカだなぁ、ウーラオスはよ!」 「ここにいるのがおまえだろうと、おまえじゃなかろうと、レッテル貼りをする有象無象には関係ないんだよ! そうに違いない! 勝手な思い込みで、相手の心も誇りもずたずたに引き裂いていくんだぁあ! いま掘られてるケツの穴みたいになっ!」 「ンァ! グッ!」 「出すぞ!」  肛門に灼熱が来る。スリーパーに尻を押しつけ、どくどくと奥に注がれる、忌むべき相手の精液が、いま、自分の粘膜に吸収されてしまっている。 「俺は疑われるような真似はしていない! 一度だって、やってない!」 「ウーラオスよ、おまえがどう思おうが自由だが、周りがどう感じるかも自由だろ? おまえはおれの仲間なんだよ」 「俺は……俺は……」 「涙でくしゃくしゃになるくらいチンポでよろこんで、自分から乳首をいじりながら勃起にむかってケツを振ってるウーラオスが、スリーパーの仲間で、ホモの受け役じゃなきゃなんだってんだ? 説明してみろっ」  顔をしわくちゃにして、ウーラオスは子供みたいに泣きじゃくる。  違うのだと、首を何度もふるが乳首から指は離れないし、逃げることも不可能だ。  ただスリーパーの気分にあわせ、騎乗位の格好で腰を振って、尻を窄めてしまった。 「楽しみだなぁ、ウーラオスの噂がおれの耳に届くのが!」  卑猥な水音が下半身から聞こえる。自分とスリーパーの出したもののカクテルが内蔵で泡立っている。吐き気を感じる余裕もないほどに、ウーラオスの心はへこんでいた。 「やだ、そんなのは、俺は……ずっと必死に、ヒウゥ!? やって、ハゥウウ、オアッ」 「おれのチンポに尻で食いついて、必死に腰をふってたって話がよ! 涙ぐんで鼻水たらして、村から見える位置で、イキまくってた! 絶対に仲間だ、そういう関係だって、言いふらされるんだよ!」 「ちがう、ミラクルアイをつかわれて、おまえが、俺を操ってるんじゃないか……!」  不意に腰をくるくると円運動させられる。まるで自分から挿入を楽しむ変態にしか見えないリアクションで、ウーラオスは顔面が燃えてしまいそうだった。 「かわいそうになぁ! 真実を知っているのはウーラオスと、ここにいるおれだけだ! おれに負けたあくタイプは、いいやつも悪いやつも関係ない。全員が口を閉ざしてるから、ミラクルアイのことはバレてない! おまえみたいに遊ばせてもらったからな」 「げ、ゲス野郎! おまえ、最低だ、こんな酷いことを、大勢にやったのか!」 「興奮してきたぞ、もっと動け! その歪んだ泣き顔を村にむけろっ! もっと肘を外側にやって、乳首をいじってることをアピールしろ、掘られながら乳首いじりをする、変態ウーラオスがここにいると、見せつけるんだよ!」  内蔵をかきまわすのがいっそう素早くなり腸液までがこみあげてきた。尻穴をかき回しながらスリーパーは高笑い。尻がすぼまる感触が気に入ったようだ。  「おれと盛って感じてるようにしかみえない、その無様な泣き顔をさらすんだよ! ほら目のいい連中がきっとこっちを指さしてるぞ! あそこにいるのはウーラオスだってよ!」  角張った口を食いしばりながら、滂沱の涙を流す。  こんな状況であるのに肉棒をいきりたたせ、亀頭を腫らせている。  奥からぴゅるっと妙な汁が出てきて「ひぅ」と喘ぎもあげてしまう。 「噂になったら必死に否定するんだぞ! 『俺はあくタイプだけどエスパーの技で体を操られていたんだ』や『あのスリーパーはミラクルアイが使えるおそろしいやつなんだ』と真実を何度も口に出すんだぞ!」  尿道を駆け上がろうとしているものが、スリーパーの肉棒によって押し出される。結合部がチュポンチュポンと肉が竿に吸引している、淫らな音をあげ、ウーラオスは尻が焼けてしまいそうだ。 「おれが努力の果てにミラクルアイを使えるようになったってのに。おまえは努力して戦う力を得ようとしていたのに。だれかのためになんて、虚しいものだろ?」 「そんな、こっ! とぉ、なっ! い!」  何回も肉棒で掘られているせいか、肛門は敏感になってしまっていた。  前立腺と排泄感による射精をした影響だろう。思い切り擦れば擦っただけ快感がかえってくる。 「マイナスにしかなりゃあしない。ほら、ケツ振れ、いいぞウーラオス! 修行の成果がケツの筋肉に出てるぞ!」 「うぐっ! や、やめろっ! もう、やめろぉ!」  精神の修行をしてきたのに、聞けば聞くほど心に波が立った。不慣れな性的行為を強いられているせいだ。わかっていても、それ以上にチクチクと刺さってくる。村の住民からむけられた冷たい目が頭に蘇ってきて、スリーパーの言ったとおりになるのではないかと恐怖していた。  村の住民がこちらを指さしているのが目に入って、心臓が潰れる想いだ。  乳首をつまびいて、スリーパーに跨がりスクワットでもするように上下する。  ぐちゅぐちゅになった肛門から奥をつかれて、精液を流す勃起が踊っていた。 「聞きたくない……イキ、たくない……!」  悔しい。  物狂おしさが押し寄せ、心が砕けていく。  このまま空気に溶け込み、消えてしまいたい。 「よくやったなぁウーラオス! やっぱりおれとおまえは最高のコンビだ!!」  村全体に届くような大声を張り上げられる、声が聞こえている程度で済んでいるはずだと信じたいが、あそこには耳のよいものも多い。聞こえていない、とは言い切れない。  血の気が引いて、尻の穴を握るように締めつける。ぼろっと涙がこぼれていった。 「や、やめろっ! やめ、そんな、俺は違う! 仲間じゃな、いぃいい!」 「おまえの下見のおかげで、このケツの穴に突っ込むようにスムーズにいったぞ! おまえはおれにケツを掘られるのが大好きだものな! もっと御褒美をやるぞ! これからもおれを狙うバカを、叩きのめしてくれよ!!」  スリーパーの言ったとおりになんて、なるわけがない。  いくら頭で叫ぼうとも、脳裏をかすめるのは嫌な思い出の数々だ。  あいつはあくタイプと決めつけられて、偏見が助長されていった。  たったすこし滞在しただけでも、あんなに怖がられ嫌がられていた。  希望がもてない。心が保てなくなる。悪いことなど、していないのに。 「この調子で楽しもうかウーラオス。変態ホモ野郎の仲間同士で、村の連中を嘲笑ってやろう、おれたちを捕まえてみろってな!」 「い、やだぁぁ!」  ウーラオスが叫んだ数秒後。 「んぁおっ――――あっ、ヒオウッ!」  ふくれあがった尿道から、放尿でもするみたいに射精したものが弧を描き、崖の下に落ちていった。


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