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イチゲン
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猪ヒーロー、ジャンボア 搾精機械で寸止め発狂

 身長3メートル近い巨体が売りの猪ヒーロー、ジャンボア。  彼は治安維持に貢献し、多くの犯罪者を刑務所に送る手伝いをしてきた。 「俺がきたからにはもう大丈夫です!」  彼はヒーローであるがポーズはとらなかった。  ただそこで立っていれば、だれもが注目するからだ。  その長身は数百キロを優に超え、筋骨隆々とし立っているだけで存在感が違った。  街を歩けば筋肉の壁が迫ってくるような体格のよさ、世間、仲間内からはジャンボの愛称で親しまれていた。  見た目からは想像もつかぬほどの好青年であり、子供からの応援も絶えなかった。  どれだけ強敵だろうと振り向かず、傷だらけになろうと一度も後退しない姿に人々は歓声をあげ恐れる犯罪者は悲鳴をあげた。  焦げ茶色の毛並みをまとった、豚ながらすらっと伸びる鼻先に顎下にある二本の牙。  おそろしい外見ながらどこかあどけなさを感じられた。緑色のスーツをふくらませるほど発達した胸筋に浮き上がる鎖骨。太い肩に子供の胴回り以上もある太もも。特徴的な鼻から蒸す息は熱したヤカンのように勢いがあった。  武器は使わず、数々の困難をスーツ一丁で解決してきた。  激戦をくりかえしては強くなる姿に、人々は心を突き動かされた。 「このジャンボアにまかせてください!」  手を振り、猪突猛進の勢いで事件を解決していくヒーロー、ジャンボア。  彼はジャンボ! ジャンボ! 大歓声を背に、振り返ることもなく颯爽と立ち去った。  そして、その活躍を最後に彼は表舞台から姿を消した。  しばらくの休暇になるのか?  何かしらのアクシデントがあったのか?  特別な任務につき身を潜めているのか?  世間からは噂話こそまきおこるが、どれもこれも信憑性に欠けていた。  狭い空間にジャンボはいた。  コンクリートの個室にペンキを塗ったような冷たい内装の部屋だった。   「ううぅ……」  ジャンボは自分が拘束されている事実だけを受け止めていた。  両手足に分厚い金属の錠をはめられ、動くことができない。  上体を前に倒し、両腕を天井から鎖で繋がれている。  両足を限界までひろげ、そちらも壁から伸びる鎖で繋がれていた。  スーツは股間部だけが破られており、重くなった股間には機械をとりつけられている。掃除機の先端に金属の筒をもうけたようなもので、布で固定されている。どうやらスーツの上にパンツのようなものを履かされているらしい。 「なにが……」  部屋の温度や湿度は一定に保たれているのか呼吸は正常で、苦しくはなかった。  巨漢でスタミナに自信のあるジャンボといえども無理な体勢で気絶していたら多少は辛い。  いったいなぜこんなふうになっているのかわからない。記憶も掘り起こせない。  ほんの数分前までの記憶があやふやだった。普段の通り敵を前に、猪突猛進の勢いで解決してやろうとした。  しかし敵は対策を立てていたのか?  ジャンボは目覚めればこのありさまだった。  なぜ股間部を曝け出した状態にしているのか。察しはつくが信じたくなかった。  ジャンボは身動ぎするが鎖はピンと張ったままで、肉体は空間に固定されていた。  足の裏はかろうじて床に触れていない。文字通り浮かせられて思ったより踏ん張れない。  首輪をはめられているせいか首も動かせず、歯には素材を貼りつけられている。舌で押してみればゼリーのように柔らかい。舌を噛み切る自決を防止するためのものだろう。  尻尾も警戒されているのだろう、重しをつけられているのか不自由だ。  身長3メートルほどの長身に見合った睾丸だけが何の拘束も受けておらず、ジャンボの動きに合わせ揺れる。茶色い果実が風を受け、地面に落ち待っているみたいだ。 「俺をどうするつもりだ!」  声の響き方からして、やはり部屋は狭く自分の耳が痛くなる。  内側は把握できないが壁の外側は間違いなくコンクリートに白ペンキを塗っただけの代物だ。 「!?」  股間につけられた機械が動き出す。  体型と比較して小柄の、ジャンボの仮性包茎に柔らかい何かが触れていた。  感覚からして輪っかのようなものだ。それが、ぐっと包皮を剥いていった。  ブゥゥゥン、と妙な。モーターが振動する音が聞こえてくるのがわかる。  それも、股間部からだった。この奇妙な下着の一部分に備え付けられたペニスを覆い隠す筒状の機械が目覚めの声をあげたのだ。 「……………」  拷問なのだろうか? ならば口を閉ざすだけ。  ジャンボアは何をされようとも屈するものかと歯を食いしばる。  ぐにゃっと柔らかな素材のせいで、噛み締めはそれはもう弱かった。  得体の知れない機械が動き出し、生暖かな液体で満たされていく。 「…………」  危険なものではない。ちょっとだけだが安堵した。  何をされるにしても動けやしない。ならば耐えるしかない。意識がハッキリするよう深呼吸をする。 「………………っ」  ジャンボアは首を傾けることも出来ないが、生暖かな液体で満たされた筒は半透明になっている。巨体の割に短い竿が半透明の液体で浮かんでいる姿がよく視えるばかりか剥かれて間もないピンク色の亀頭が液体の感触に敏感に反応している。  ジャンボは息遣いが荒くなるのを感じ取っていた。  亀頭が液体に沈められ、むず痒さに膝小僧を撫でられたように筋肉を収縮する。  牙の伸びる口をギュッと噛み締める。両手足の指を使おうにもグローブのようなものをはめられていて、指は常に握り込まれた状態にされていた。まるで、これから起きる出来事に「せいぜい拳を引き締め耐えてくれ」とメッセージをこめられているみたいだ。 「ねとねとしているな……これはなんだ?」  答えを期待していたわけではない。声をあげなければ不安に押しつぶされそうだ。  いくら屈強な肉体を誇っているとはいえ、それはスーツありきの話であるし、無防備になった男の急所に悪戯をされて平常心を保つのは難しかった。 「ぁあ!」  つい、声をあげてしまった。  ねとねとした液体が、いや、筒全体が振動しはじめたのだ。  それはブゥゥン、ブゥゥン、と洗濯機が回転する音と似ていた。  ピンク色の亀頭に浮いていた白っぽい汚れが、剥かれた包皮の裏側の汚れが液体の内に混ざりあい剥がれていく。遮るものがなくなった亀頭はより敏感になってしまう。 「んぐ、ああ」  ねとねとした水流が亀頭全体を撫で回し、みるみるうちにペニスが大きくなった。  敵の本拠地で勃起する恥辱にジャンボは歯噛みする。この悪趣味な催しに抗議したくなるが、どうせどこかで見ているのだろう。声を止めるだけが、ジャンボに出来る抵抗といえた。  ブゥゥン、ブゥゥン  筒を満たしていた液体が、吸い上げられていく。  粘っこい汁と恥垢を掃除されたペニスは勃起したまま筒の中で上下している。  と、ここでモーター音がやんだ。代わりに聞こえてきたのは粘液の滴る音だ。  ズッジュルルゥ  筒の天井から、肉色をした奇妙なものが迫ってきている。  例えるならば小型のヒトデ。内側に突起物を持った触手を何十本も生やし、すぼまった肉の襞を持ち、ねとねとした液体を全身に滴らせていた。それが亀頭をスッポリと覆い隠してしまう。 「――――――!」  ジャンボは声を押し殺す。  ホラー映画を見て驚いた子供みたいにか弱く震えて、顔を真赤にしていた。  じゅぶり、じゅぶり、気味悪いヒトデに亀頭全体を頬張られ、竿の根本まで咥えられている。  艶めかしい蠕動は獲物を胃の腑に詰め込めようとするみたいに、ぐちゅぐちゅ、と酷い亀頭全体を舐め回してくる。背筋が震え、全身が汗ばんでくるのがわかった。剥けたばかりの亀頭には耐えがたい快楽だった。もういつだしてもおかしくはない。そう思っていた矢先のこと。 「?」  ヒトデの動きは止まった。みっちりと肉で包んでいるが、それ以上のことはない。  ぴゅるっとジャンボの先端から先走りを打ち上げる。何かされるのではないかと不安になるが、何も起こらずホッと胸をなでおろす。もしや機械の故障だろうか。 「いったい、何をするつもりなんだ?」  ジャンボは小声をあげ、もやもやしたものを心に抱えていた。  亀頭の裏と表と、両側面までをぐちゅぐちゅした肉に挟まれている。  射精に導くほどの刺激ではないが、股間は一向に衰えず心臓の高まりも言えない。  全身が汗をかき、鼻息をふかしながらフゴォ、フブゥ、と発情した猪さながらだ。  筒の内側でペニスを隆々とさせながら、高まる興奮を抑えようとした。  興奮を意識するほど、それは鮮明になっていた。鼻孔が嗅ぎ取ったのは濃密な汗の臭いだ。自分から発せられる水分と、蒸れた男の臭いが流れてくる。 「こ、この」  ずじゅちゅり、ヒトデが急に蠢き出す。  射精感が完全に消え、すこし経ってからのことだった。  ゆえにジャンボは悪趣味な催しのテーマが「寸止め」ではないかと勘ぐる。  事実それはあたっていた。股間につけられた搾精機械は、といっても射精は不許可に設定されている。装着した者がどれだけ射精したくとも射精させない。 「う、ああ! ぅぅ! うううぅうう!! ううぅぅ!」  亀頭をいたぶられた果てに泣きじゃくる男の姿を楽しむための、現代の拷問器具。  じゅぷじゅぷとした蠕動が再開され、下品な娼婦にフェラチオでもされているみたいだ。  ねとねとした液体を極小の穴から絶えず分泌し、逃げ場のない筒の内側で勃起をひたすらに舐め、しゃぶり、ねぶっていた。  ブゥゥン……………  しかし、停止する。この機械は射精が許可にならねば絶対に射精させない。 「あ、あぁ…………」    甚振られるのが止まり、ほっとするのも柄の間。  ペニスは勃起したままでちょっとの刺激にも敏感になっている状態だ。  このヒトデが動かないとはいえ、抱きついたままでは射精するだろう。  そうおもっていたジャンボであるが、むず痒さは次第に落ち着いてくる。   亀頭全体をもみほぐしてくれる甘い気持ちよさが、すーっと落ちていく。  ペニスは射精したい欲求からか先走りをにじませ、勃起を強めていた。 「………………」  ジャンボは既に屈しかけていた。ストイックな生活で、自慰にふける時間もない。  あるとすれば数分でさっさと抜いてしまう。気持ちよさというよりは「処理」だった。  好青年と評判ながら堅物であるのを知っているかのように、性の欲求を暴かれている。 「…………もう終わりか?」  無意識で、強請るみたいな台詞をあげた自分を恥じた。  相手にはせいぜい強がっているヒーローに見えたことをジャンボは祈っていた。  たった二度目の寸止めであるのに、心臓を握られたみたいに切ない苦しさがあった。  鼻孔に触れるほどの湯気が体からあがっている。猪の頭に腋の下。浮いている足の裏や握り込まされた指の隙間。尻尾のつけ根に尻の境目など、体のあちこちに脂を含む汗がわきたっていた。  竿の部分はつけ根から尿道のあたりまでが芯を通したみたいに硬く息苦しい。  ブランブランと垂れ下がった睾丸は、射精できなかったものを袋に再充填し膨らんでしまっている。汗だらけの膨れ睾丸を身じろぎするたび揺れ動かし、口からよだれを溢れさせ床にポタポタと水滴を垂らしていた。 「……うぐぅぅ!!」  ずじゅる ずじゅる ずちゅる  ペニスの痺れが完全に消え、呼吸も落ち着いた頃に責めが再開する。  機械的な一定の速度を乱すこと無く、ペニスの先端をぐちゅぐちゅと嬲りたててきた。  突起物が粘膜の表面をプツプツとした感触で這い回れば、痒さとも似た感覚が生じる。  手足を振り回し暴れようとするほど巨漢の肉体が波打つ湯気をあげ、血管を浮き立たせるが何の効果もない。筒に閉じ込められたペニスが勃起しているのと同じで逃げようがなかった。そして軽減のしようもない。 「ああ! うぅあ! ああぁぁぁぁ…………!」  ペニスを血走らせ、先走りを垂らしながらヒトデに揉まれる。  全身を膨らませ、よだれと汗を流しながら脱出を試みているジャンボは、まるで全身がペニスとなり勃起しているようだった。 「ふぅぅ! ああぁぁ!!」  もう少しで射精が出来る、ヒトデにもう少しで白濁を打ち出せる。  ブゥゥン…………  モーターが途切れ休眠していく。焦ったようにジャンボは腰を振った。  しかし鎖で固定されているがゆえに、数ミリほども動けはしなかった。  代わりに動いていたのは、ブランブランと前後する射精のお預けをくらった睾丸だけであった。もう少しで出せると縮んだ袋が下がっていくまで、休憩は続けられる。 「あぁぁ! うぅぅぅううう! うぅぅぅうううう!」  ジャンボが射精をしかけていたとわかるやいなや、責めの手を緩めていく。  じゅる じゅるる  ついに射精させてくれるのかとペニスは期待し、動き出したヒトデに身をこすりつけていた。  じゅる じゅるる  みるみる射精感が湧き上がってくる。亀頭の痺れが強くなり、ジャンボは赤くなった顔で鼻息をふきながら開放の瞬間を今か今かと待ちわびていた。 「あひぃ」  うわずった声を漏らし、だらしながら肉体を震わせてもいた。  また、だらしなく下がった睾丸が上に上にともちあがっていく。  こみあげてくる射精感……今度こそ、根本の苦痛を解き放ちたい。  ジャンボは意識を尿道に持っていき無理矢理にでも射精しようとした。  やってくる快感をイメージし、これから自分が開放されるのだと強く認識する。    ちゅぽっ  ヒトデが動きを止め、こともあろうに離れていってしまった。  股間に汁が染みついた状態のまま、先走りをどろどろと垂らした亀頭から遠ざかる。  痺れだけが残った亀頭が、ビンビンとヒトデを求めるように痙攣し、ジャンボは暴れる。  だが動くのはまったく拘束されぬまま自重で垂れ下がった睾丸くらいのものであった。 「うう! やめろぉぉ! もう、やめてくれぇぇえ!!」  いじめられた子供がそうするように泣きながら主張する。だが射精させてくれとは恥ずかしくて、情けなくて口にできなかった。興奮と緊張のしっぱなしで体温を上昇させ汗を書き続けたジャンボは狭い部屋を蒸し暑くさせ、自らの臭いに責められていた。 「ああ、ふぅぅ、ふぅぅあ、ひぅぃぃい」  興奮している自分の臭いが漂ってくる。  顔を覆い隠したくなる羞恥のなか、寸止めに耐え続けるしかなかった。  ブゥゥン ブゥゥン  モーター音が聞こえて、ジャンボは涙をこぼす。 「やめろぉ!」  また、ヒトデが降りてくる。やはりジャンボの気持ちが、神経が落ち着いたのを見計らっての行動だった。   「もう、やめろぉ!」  高揚した顔で惨めったらしく叫ぶ姿は、既に混乱していた。  しかし責めは再開される。筒のヒトデの蠕動は先程よりも激しくなった。  ゼリー質な素材でコーティングされた歯を食いしばるが、ぐにゅぐにゅとする。  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  ヒトデは身を擦りつけ、めくれた包皮に亀頭の窪んだところ、そして先端の丸みを重点的に揉みしだいてきた。凹凸のある部分に突起物を押しつけ、くねくねと海流で踊る海藻みたいに動き出していた。 「ふぅう! うううぅう!」  カリ首に肉襞がまとわりつき、ねっとりねっとり、ねっとりと生き物が這うみたいに刺激される。先走りを肉襞がこそぎとり、代わりにとねとねとした体液を尿道の内に染みつかせていた。これが媚薬効果のあるものかもしれないと、ジャンボはやっと気がついた。 「卑怯者! 正々堂々と、俺と、勝負しろぉぉ!!」  りきんで引き締まった四肢を暴れさせるが、鎖はそれを許さない。  いっそ舌を噛み切れば恥もなく終わらせられるが、それもできない。 「俺を、どうしたいんだ!?」  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  じゅぶる  ヒトデに吸引され、亀頭全体の形が変わるくらいの強さで揉みしだかれる。  睾丸が上にあがってくる頃には、その激しい責めもどこへやら。すぐに終わってしまった。 「ひぃ、う! ひぃぃぃ!!」  むず痒さだけが亀頭に残される、竿の血管がバキバキに充血し、ピンク色の亀頭は赤みが増した。ペニスの全体がねとねとの液体で潤み、しわっぽくなっている。 「やめろ! もう、いやだぁ! こんなのは、いやだぁぁ!! やめてくれぇぇ!」  ジャンボは鼻水をすすり、よだれを吐き出しながら涙ぐんだ。  ペニスをはしたなく勃起させたままだ。剥かれた仮性包茎は長時間の刺激による勃起維持のせいか内出血でもしたみたいに色を変えてしまっている。そして先走りを垂らし続けていた。こころなしか、ほんのりと白いものが混じっている。だが尿道に滲んだ程度の精液では満足のいく射精など、開放感なんてものは得られようもなかった。 「鎖を解けぇ! 俺を開放しろぉ! 俺を、俺を自由にしろぉぉ!」  ずじゅる  ずじゅる  ずじゅる  ずじゅる 「はなせ! こんなもの外してくれ!」  搾精用の筒に可愛がられながら藻掻いていた。  前かがみで尻をつきだし、両足を限界までひろげ両腕を天井にむけ伸ばしている。  泣きじゃくり真っ赤な顔で命乞いするように叫び、よだれと鼻水を溢れさせていた。  ブゥゥゥン  また、停止してしまう。今度はヒトデが張りついたままだった。  いじくりまわされたムズムズだけが亀頭に残り、びゅるっと先走りを噴き出す。 「ああぁぁ…………あああああ!」  山の頂上にたどり着いたと思ったら麓まで転がり落ちる。そんな絶望を感じたジャンボは唸りをあげる。 「もうやめろぉぉお!! 俺にこんなことをして何が楽しいんだ!」  ジャンボが腰をふるたび、膨れた玉がペタペタ前後する。  焦げ茶色の体毛を男臭い汗で濡らしながら、床にそれを滴らせていた。  トレーニングの後や激闘の後ですら、こんなにも汗をかいた経験はない。  喉の乾きを溢れかえった唾液で潤そうと呑む。喉に涙と脂汗の味がした。  つくりものの肉襞に甚振られた。それでもペニスは機械との性的行為を恋しがっていた。   「ああ! うぅぅう!!」  不意に、ジャンボは奥歯を食いしばった。  射精したい。その欲求とは別の放出感が湧き上がってきた。  根本に力を込め、怒涛のごとくやってきた排尿感をこらえた。  しかし、性の刺激で敏感になった股間は指示に従わなかった。  きゅぽっ  抱きついていたヒトデが頃合いを見計らい離れていく。  そのねとねとした柔らかなものが剥がれた刺激に、ジャンボは腰を戦慄かせた。 「こんな、こんなぁぁ!」  ぷしゃあああああああああ!  ぷしゅぅおおおおおおおおお!!  ジャンボの尿道がひろがったかとおもえば。  搾精機械の内側で、真っ黄色の尿を一気にふきあがらせる。  いかに寸止めをくりかえされようとも、搾精するための機械の内側で失禁した。 「あう、ひぃぃ」  ぷしゃあああ!  透明の筒の内側が、茶色の混ざった汚らしい尿で満ちていった。  ヒトデに鬱憤を晴らすように尿をぶっかけ、筒の全体に尿の飛沫を撒き散らす。  体格に恵まれている通り、ちょっとやそっとでは止まることはない。筒は次第に尿で満たされていた。 「うぅぅう、とまらない」  ぷしゅうぅぅうううう!!  尿がプラスティックの容器にぶつかる音が耳を打つ。  こんな格好を強いられながら流す小便は、無情にも人生で一番の開放感だった。  目を細め、うっとりとした吐息を断続的に漏らしていた。射精とは異なる感覚がするのに、尿道から飛び上がり続ける尿の勢い。熱感が射精したがっていたペニスに安堵感のある心地よさをプレゼントしてくれていたのだ。  ぷしゃああああ…………  あまりの惨めさに、ヒーローどころか大人としての尊厳まで奪われた気分だ。  涙ぐみながらうっとりと放尿の開放感に身を委ねて、吐き出された栄養で満ちている筒の中で勃起したペニスが浮かんでいる。茶色の尿で満たされた筒は、何の動きもない。 「ぜったいに、ゆる、ゆるぅ……………く、そぅ」  何を言おうとも情けない漏らした男の戯言にすぎない。  男臭い脂汗が冷えていくのを感じる。床からのぼる臭いがより強くなっていた。  尿溜まりになった搾精機械の内側で、ペニスは未だ勃起していた。刺激を受け続けてきた亀頭は尿のプールで跳ねていた。 「俺を、どうするつもりなんだ……」  最初のねとねとした液体が消えたように、尿もどこかに吸い上げられていく。  ブゥゥゥン  尿の溜まった搾精機械は、またしても動き始め、ジャンボの悲鳴がコンクリートの壁にこだまし続けていた。


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