<あらすじ> 「一体、なんの用よ?」 ある日の体育授業後、シャナは、自身のクラスを担当する体育教師に、倉庫へと呼び出された。 暴力的でスケベと噂される教師とあって、イヤラシイ笑顔で体操着姿の自分を舐めまわすように見つめてくる目の前の男。 その不快感から早く開放されたい一心から、シャナは、体育教師に向かって刃物のような鋭い視線を向けて、威圧する。 「まあ、そう怖い顔するなよ~、平井~」 数多くの敵を屠ってきたフレイムヘイズの怒気に全く怯むことなく余裕の笑顔で、彼はポケットからあるものを取り出し、シャナの目の前につきつける。 「!! そ、それは!?」 「ふへへ、目の色が変わったな。そう、こいつは……なんといったかな?たしか、宝具『ダンスパーティ改』という名前だったか」 “ダンスパーティ”……それは、狩人フリアグネが所有していたハンドベル型の宝具で、鳴らした音色に共鳴させて“燐子”を爆発させ、敵にダメージを与える攻撃型のアイテムである。 しかしながら、その存在は、所有者であるフリアグネを倒すと共に破壊したはずであり、紅世の徒はおろか、この世界の人間が手に入れられる代物ではない。 「お前、一体どこでそれを?」 「さあ、そんなことどうでもいいじゃね~か。それよりも平井~、こいつの能力は『宝具のエネルギーを爆発エネルギーに変換させる』って代物でなぁ。聞けば、坂井の体の中には、極上の宝具が眠ってるって話じゃねーか。お前の、大事な、坂井悠二くんの中によぉ~」 どうしてかは知らないが、こいつは悠二の中の宝具の事も知っている。更には、私が悠二を守っていることも…… それを見通した上で、脅迫しているのだ。「坂井の命がおしいのならば、言うことを聞け」と。 「そ、それで、何をすればいいのよ?」 怒りで震える身体を理性で押さえつけ、要求を受け入れる覚悟を決めたシャナ。そんな彼女をニヤニヤと下品な笑顔で眺めながら、男は 「な~に、体育の補習授業を受けていただくだけだよ。体力自慢の平井に合わせたスペシャルコースのなぁ」 と、最悪なパーティの幕開けを口にするのだった。 なんて感じのお話です。 イラストで内容が伝わらなかった人は、お手数ですが、読んであげてください。