のカバーで使ってみた技術を書いていきます。
が、
「正直50ms以下とか誤差ぢゃん卍」
って人にはあんま関係ない記事かもでし。
まぁ、書いていきます。
もともとは、ゐえねこさんのツイートでピッチでエッジ的な表現ができることを言及されていました。
twitter post: 1399660014395002880
twitter post: 1382687140857982981
一連のツイートではTIPSエンジンでしかできないと言及されていましたが、ギラギラ動画中では fresamp を使用しており、たぶんどちらかというと音源との相性との方が大きいかと思います。(なのですべての音源でできる技術というわけではないです)
やり方
方法としてはピッチを(瞬間的に)めっちゃ下げる。それだけです。
問題点1
ただ、これをそのまま頭の母音に適用するとちょっとよくなくて、タイミングがずれて聞こえてしまいます。(エッジになってる分が遅れて聞こえてしまう)
なので、ノート自体を長くするか、STPを上げます。
つまるところ、20ms程度速く発声してもらえばいいんですね。
(動画中ではそのどちらでもやってます。好きな方でいいです。STPを弄った方が楽だと途中で気づいたんで混在する形になりました。なので、どっちかというとSTPをいじる方がノート長がキモくならないので楽です)
問題点2
UTAUにはピッチベンドで変形できるピッチに上限があるので、(上の画像だとほぼMAXまでさげてます)低音での歌唱時しか多分使えない。高音でやるとただ周波数が間違ってるように聴こえたり、しゃくってるように聴こえるだけ、ということがあります。なので、やっぱり結構限定的なテクニックですね。
どこでみたのかは忘れてしまったんですが、ビブラートを爆上げするとガナリ声のようになります。が、GUIからだとこの数値がそこまで短くできません。
ですが、othersから直接数値を指定してあげると、極端なビブラートが指定できるようになります。
やり方
Twitterに動画で投稿したので、そちらを見てください。↓
twitter post: 1397534028673163268
TIPS
また、これでビブラートを目一杯左端まで引っ張ると、ノートの上で右クリックして出すメニューが出なくなって発狂しますが、プロパティはctl+Eで、エンベロープはctl+Yで呼び出せます。便利ですね。
あるいは、他のノートを選択した状態から対象のノートを右クリックしてもいけます。(今気づきました)
極端な話ですが、「子音速度を弄る"だけ"では子音"だけ"を長くすることはできません。」(重要)
その説明の為にざっくり合成方法について言及していきます。
問題点
まず、これが原音ですね。
これを子音速度を下げていくと、イメージとしてはこうなっていきます。↓
ピンクの区間(=固定範囲)がいわばスロー再生されるようになっていくのは言わずもがなですが、加えてこの紫の区間もゆっくりになります。
なので、たしかに子音"も"長くなりますが、その分、次のCV部(や、前のVC部)がもっさりしてしまいます。
(「ゆっくりしていってね」をイメージするといいですかね)
一番下の極端な例を見ればわかるかと思いますが、もはや発声が安定するまでにだいぶラグがある状態になっています。
(破裂音になると、今回の場合のように「か」が「くぁ」のような状態になってしまいます。さ行などの無声摩擦音系ならC部が伸長するのはそこまで問題有りませんが。まぁ…それはそれでそういう発音にしたいという方もいるかもしれませんが。)
なので「ノート毎に子音速度を(無闇に)変えると発声のタイミングがズレます」。
(他の音源・音素だと、ズレるとまではいかないかもしれませんが、ゆっくり発声には必ずなります)
ではどうすればいいのか
なので厳密にやろうと思うと、「VC-C-CV」で分割する必要があります。
ただ、経験則としてVC部に関してはゆっくりにしてもそこまで気にならないところがあるのと、C部分だけをUTAUで扱うのは面倒なので、「VC(子音速度50)-CV」で合成するのが一番お手頃です。(原音設定を増やす手間も無いので)
こんな感じでします↓
(各パラメータは状況によって変更してください)
上の例で出していた、破裂音もこの要領で分割できます。↓
(ギラギラでは一度も使用していなかったので、これは海の幽霊の例になります。)
余談
これはもはやCVVCなのでは?って話が出てくると思いますが、多分VOCALOID3がVCVで作られているというニュアンスで、VCV。ということになるかなと思います。
(多分DAW上でオートメーションを書いて音量を上げてやったほうがいいんだろうなと今記事を書いてるときに思いましたが、書いていきます。)
発声が強めになっている音素をみつけだして、子音部分だけを借用してきて子音を強くしてみました。
この「け」部分など↓
長さ60とかの同じ歌詞のノートを直前に置き、そっちの子音だけになった部分を音量を上げるなり、別の音階や音源に切り替えることで(無声)子音の部分だけ強調する手法を考えて、なんかやりました。
今考えると、ようするにC-C接続ですね。
…ここまで細かく話し始めると、ピッチ理論とかSTPの意味とか、全部書いたほうがいいのでは…?と思い始めてしまって、永劫記事が公開できないのは問題なので、今回はこのあたりで。