裏声音源の収録をもうちょっと真面目に考える (理論編)
Added 2019-06-20 12:02:34 +0000 UTCこんばんは。みなとです。
人間の声は音域によって4つの「声区」に分かれています。 [1]
低 ボーカルフライ(エッジボイス)
↓ モーダル(地声)
↓ ファルセット(裏声)
高 ホイッスル
今回はこの 「ファルセット (裏声) 」 に焦点をあてた記事になります。
裏声について
人間は通常地声で発声していますが、地声で出せる音域より高く発声したとき裏声に なります。
( UTAU ではその制限を受けず地声の音域が無限に続くように配置できるので、裏声音源を録る必要はなかったりします。 というか従来の音源では、それで自然になるように調整して録音していました。 )
裏声は、必ず一定の音程以上で発生するというわけではなく、難しい歌だったりしたときに、地声の音域なのにも関わらず裏声で歌うように、地声だったり裏声だったりするような重なった音域が存在します。
なので収録のときも 「一定以上の音階は裏声で収録すれば OK 」 とはならない のです。 [2]
(じゃあ裏声で出せる音域全部収録すれば、となりますが、例えば自分の場合、 「地声の音域⊂裏声の音域」 となっているため、非常に過剰に収録することになってしまいます。 )
録音方法
収録にあたって必要な情報は、 「切り替わる限界の音階」 よりも 「必ず安定して地声が出せる(出せなくなる)音階」 です。
例えば自分の場合、
限界が G#4 で安定が C4 になるので、 C4 ~ G#4 を裏声で録ることになります。
(もちろんこれより上を+アルファで録っても良い)
つまり最小構成で
地声 : G#3 C4 G#4
裏声 : C4 G#4
のように録るようなイメージですね。
(細かい調整は、声質や喉だったりに依存)
蛇足
もしこれ録ったら、音源のタワーが2本立つことになりますよね?
すると裏声側の方が短くなってしまうので、裏声の低い空いている部分を弱音音源として録ってあげるとキリがいいかと思います。
また、裏声音源に関してはまだちゃんと録っていないのでお待ち下さい。
試験的に一定音階から全部上にしたパターンの音源でしたらurrがありますので、そちらをどうぞ
→ https://www.pixiv.net/fanbox/creator/34949409/post/362426
参考文献
[1] Vocal register - Wikipedia (参照 2019-6-20)
https://en.wikipedia.org/wiki/Vocal_register
[2] 声区の切り替えについて (参照 2019-6-20)
https://remivoice.jp/column/archives/551