レモン・カノン2巻の描き下ろしを全ページに渡って解説やらエピソードを語る企画。通販はこちらから。(http://alice-books.com/item/show/7308-16)
今回2巻に収録されたものの解説はこちら
第3楽章(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/5982616/post/600858)
第4楽章(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/5982616/post/671103)
あるいは タグの#コラム から全部見れます。どうぞ。(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/5982616/tag/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0)
では描き下ろし全ページを載せて解説していきます。
それでは2巻について。
扉絵。寝ている檸檬くんです。手の位置的に十字架みたいになってます。檸檬くんの寝てるベットの設定が実はあまりないので、描くたびに柵の形が変わっていってます。
檸檬くんの腕。指が細いです。輸血?点滴?なぞですね。
前置きが長くなりました。ここから描き下ろし漫画ページです。
身体の一部を描くのが好きです。この手の形がお気に入り。
聖譚曲 黒実鶯神楽(せいたんきょく くろみのうぐいすかぐら)とは神様の名前です。
桜くんと藍蓼くんと吉野さん。再会した後は、一緒に桜くんの実家に住んでるのかもしれません。小説「さ・く・ら・い・ろ」では吉野さんは死んでました。世界は変わってしまったのです。
檸檬くんに関わり過ぎたことが世界を変えた原因だそうです。「世界はああでなければいけないのに…」で映ってるのは、こちらの少年。こちらの1巻に登場の日十色藍華くん。
彼と同じ世界でなければいけないのです。
見開きの中央に置くのをやってみましたが、正直本では完全に見切れてて映ってませんでしたが、何か柱のようなものがありました。この柱から波が出ています。今後デザインは変わりそうです。
右が鎮魂曲葡萄先生。左が看護師の輪舞曲苹果さん。同じ毒とは、檸檬くんと関わったように…という意味です。檸檬くんと関わって世界が変わったのなら、また別の関わりをして世界を「補正」しなくてはいけないのです。
神様の目的はこれです。あの日に辿り着くこと。あの日とは…?
以上、描き下ろし1話目。以下、2話目。
映ってるのは歯。スキャンした下描きの線が残してあるのです。
西瓜くんといちごくんは同じ部活です。陸上部的なものです。檸檬くんのためや、自分のためにバイトをいろいろしてるらしいです。
ここ、当初はリストカットだったんですが、なんか違うな〜と思い、歯形なんですよ。分かりにくかったですね。扉絵が抜けた歯だったのはそういうことです。
西瓜くんはたぶん自殺はしないです。でも、ストレスから腕を噛んでしまうのです。昔からよく噛みます。ある種の自傷行為です。「どうして」の部分と腕のカットは別コマだったんですが、同じにしてみました。黒ベタにしたら偶然繫がったので。
当初完成したものでは「どうして死んじゃったの…」でしたが、「どうして殺してくれなかったの…」に変更。西瓜くんは両親が自殺したことも気を病んでますが、一緒に殺してくれたら良かったのに…とずっと思ってるのです。たぶんですが、檸檬くんに対しても同じことです。家族全員で死にたかったのです。
いちごくんがどういう感情だったのかは今後描いていきたいです。
ここはミスリードページです。神様の言う「どうしてあの日死んでしまったのか」は西瓜くんの両親のことではなく、神様本人の話です。さきほど出た神様の求めてる「あの日」に誰かが死んでしまったのです。神様はその真相をずっと求めているのです。余談ですが、神様は西瓜くんの両親が自殺した日のことを知っています。
ここまでが描き下ろし2話目でした。以下、3話目、ラストです。1巻ラストでもあった、西瓜くん達の未来の話。
枇杷の花と苺の花です。
漫画「小くんと大ちゃん」より小くん、大ちゃん、そして小くんのお父さんの同さんです。同さんを初登場と思ってる読者さんも多かったですが、小説「さ・く・ら・い・ろ」で登場済みのキャラクターです。(https://www.pixiv.net/artworks/73259612)2巻は割とさ・く・ら・い・ろ関連が多かったです。
2030年の話なので、ふたりは39歳くらいです。眼鏡で隠れてるので分からないのですが、大ちゃんの方は目の下にしわが出来てるお年です。小くんは年取りませんね。同さんが持ってるのは未来の何かです。
1巻ではあまりはっきりと描かれなかった、お医者さんになった西瓜くんのエピソードです。何気に桃華くんと西瓜くんが同じ大学だったことなどが描かれています。「桃華くんもこんな幸せな方に囲まれて…」というのは、桃華くんが両親を亡くして、小くんと大ちゃんに引き取られたことを言っています。
西瓜くんはいちごくんと一緒にいるそうです。あとで出てくるキャラ表で分かりますが、いちごくんのフルネームは「拡恋慕いちご」で、「拡恋慕小」くんとは従兄弟の関係になります。身内の話なのです。「……なら良かったです」とは、どことなく悲しい話なのでしょうね。なぜいちごくんと一緒にいるのが西瓜くんなのでしょうか?
(本ではここに空白のページが挟まれますが省略)
「なんであのヒトも海だったんだ?」の意味は今後描いていきます。「も」と入ってるので、誰かもまた海だったのでしょう。
枇杷くんは何かが海だったのです。「なにが」海だったかは置いといて、「なんで」海だったのでしょう?海が好きだったそうです。なんで…?
ここでストロベリーマーチ ショートケーキ編(1巻)のこちらのページを見てみましょう。憶えてますか?
あの日の何気ない会話を、枇杷くんはずっと憶えているのかもしれないですね。
ストロベリーマーチとレモン・カノンの2冊は今のところ2巻とも常に同時刊行ですが、かなり繫がってる部分が多いので同時刊行にしています。だから出来たら2冊とも買って欲しいな。
気を戻して。
0101は、ありえない番号にしたくてしました。あんま意味はない。はず。
病院のベットにいる枇杷くん。徐徐に明かされていく、いちごくんと枇杷くんと西瓜くんの未来。3巻に続きます。さきほど言ってた繫がってる部分ですが、ストロベリーマーチ オールドファッション編(2巻)より、以下のページ。
とっても繫がってるんですね。
さて。ここまでが漫画部分の解説でした。あとはおまけページです。
1巻に続き、ピアノを弾く檸檬くん。前回より絵が整いました。もっと整えたい。
クラシックです。今回は曲名やらを全部入れてみました。素敵な曲ですね。今後も1曲はクラシックを入れたいです。
小説「さ・く・ら・い・ろ」を読んでないヒトには謎なキャラばっかだったので1巻と違いちょっと解説を入れましたが、あんま伝わらなそうです。桜くんの名前が「寒緋(かんひ)」になってます。寒緋は冬に咲く桜のことです。ぜひ読み返して意味を知ってね。
年齢と年代はとても大切です。
未来のことがちょっとだけ分かりますね。いちごくんは西瓜くんと暮らしています。が、いちごくんの配偶者(結婚相手)は枇杷くんです。名字も枇杷くんのものです。枇杷くんだけ、2029年なんですね。
8Gって何?という感じですが、1巻で8Gってものが出てましたよ。良かったら読み返してね。ちなみに神様と同一人物ですよ。
今回やりたい!!という想いから実際にやってみた予告セリフ文字だけ見開きページ。最近ちょっと流行ってますね。ちなみに売り子さんには「エヴァ」っぽいと言われました。確かに。
3巻以降で描きたいと思ってるセリフを羅列してみました。構想のものなので、実際は別のセリフになることも多いかと。作るのにかなり苦労しました。
実は縦と横で文脈が違って。
縦が「超常現象」神様等にまつわるセリフ。
横が「現実的」西瓜くんや檸檬くんにまつわるセリフです。
すでにお気づきの通り、この2つが同時展開していくのが「レモン・カノン」なので。
いよいよラストです。
1巻と同じ、予告です。サブタイトル一覧なんですね。「小夜曲音楽の小夜」と「受難曲余命の受難」が新たに追加されました。「詠嘆曲藍華の詠嘆」と「交響曲永遠の交響」も新しかったかな?
一応レモン・カノンは10巻完結くらいかなぁと思ってます。1冊にメインは2話ずつなので、全20楽章構造でしょうか?完結できたらいいですね。
以上、告知などの一部のページを除いた、「レモン・カノン2」の描き下ろしページ全てになります。ここまでありがとうございました。
次回、3巻はまだ未定ですが、とりあえず次話「第5楽章 小夜曲音楽の小夜」を予定してます。どうかお楽しみください。またお逢いしましょう。