皆さんお久しぶりです。
突然ですが、今月は創作世界に生息する生き物たち、それらがどのようにして人間を捕食するかについてお話させてください。
イラストを添えての解説ではありますが、いつもより長めの記事です。
無理せずゆっくり読んでくださいね。加えて今回はエロ要素よりもR18G寄りの話題が多いです。そういったものが苦手な方も閲覧ご注意ください。
※画像が小さい場合はクリックで拡大します
ひとまず、既存作品で登場した2種、そして新たに加わった新種をご紹介するところから始めます。
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生息数★☆☆☆☆
危険度★★★☆☆
体長~20㎝程まで成長する大ヒル。
汎存種ではあるが、長年の防除のかいあってか
現時点では個体数を抑え込むことに成功。
もともと吸体液性だったが環境の変化で変異・巨大化し、
今では血液だけでなく腐肉も好んで食べるように。
雌雄同体で繁殖力が高く、獲物に寄生後すぐさま体内に卵を
産みつけるため非常に危険度が高い。
作中では一般兵の外皮から体内に侵入し、一晩で死に至らしめた。

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生息数★★☆☆☆
危険度★☆☆☆☆
砂漠および砂地に生息する中型の節足動物。
日中は平たい体を砂中に潜ませ視覚を使って獲物を探す。
捕食範囲に獲物が入った瞬間、全身で飛び掛かり、長く発達した付属肢で対象を拘束。獲物の手足をへし折り無力化したのち、吻(ストロー状の口器)を使って
血液・内臓を吸い出す。咀嚼する歯を持たないため食べ残した皮や骨、外側は捨てる。
日没後は眠るためじっと動かない。
こいつに出くわすことなく砂漠地帯を抜けたいのであれば夜間に行動しよう。

砂地歩いててたらクソデカ虫に躓いて転んでしまった金モブ兵 背中に乗っかってる虫、普段はジッと砂に埋まって眼だけ出していて 他の生物が近寄ってきたらガバッと捕食するみたいな。 触手は折りたたんで格納できるよう軟骨が入ってたらグロ可愛いかな 穴があったら産卵します(大切) 創作世界、住みにくそうな環境にした...
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生息数★★★☆☆
危険度★★☆☆☆
もともと手の平サイズだったが、貴重な作物を食害するため人間が恒常的に駆除。
その結果、強力な薬剤耐性を獲得。徐々に寿命を延ばし体質を変化させ人間を捕食するまで巨大化してしまった。
進化の過程で半透膜が分厚い皮膚のように発達。
成体にいたっては乾燥にも強く、水分を失うと収縮してしまうナメクジ本来の弱点を克服した。視力は悪く、光に敏感なため夜行性。
繁殖力旺盛で、性成熟した個体は人間に寄生し房状の卵を体内に産み付ける。
現在、その数を爆発的に増やし問題となっている。
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いかがでしょうか。普段大した成果を出していない兵士達も、こういった危険生物と一生懸命戦っていたんです。
火薬や原油など、あらゆる資源に乏しい世界。人間にとって、勝手に増える人間自身が一番低コストなのはいつの時代も変わりません。
今後も人類繁栄のためにしっかり働いていただきたいものです。
さて話を少し戻しまして、先ほど紹介したフクロナメクジ。
彼らがいくら大きな進化を遂げたとはいえ、人間相手に100%狩りが成功するわけではありません。もちろん、私たちだって襲われて無抵抗なわけではないですよね。
依然として潰す・焼く等の原始的な攻撃にはめっぽう弱く、いとも簡単に駆除できるので種としての危険度自体は低めなのです。
ではなぜ、危険を冒してまで人間を宿主(しゅくしゅ)に選ぶのか——。
ここからはナメクジの視点になって、その謎を少しずつひも解いていきたいと思います。足の遅い寄生生物特有の、変わった生存戦略にとても驚くことでしょう。
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フクロナメクジはもともと多種多様な生き物の血、腐敗した肉や植物を餌としていました。しかし、とあるタイミングで捕食対象を“地上を歩く哺乳類”に狭めたのです。
ご存じ歩みの遅いナメクジですから、狩場を絞り込むことは圧倒的にエネルギー効率が良く、体の大きな哺乳類からより多くの栄養を一度に得られる。これは進化による大きなメリットと言えるでしょう。
※一般的に小型のナメクジは1分間に5~10センチ程度しか移動できず、大型種だとしても一晩で数百メートル。
——おっと、そうこう話している間に1人の兵士がやってきました。
こちらの存在に気付いているのでしょうか?
足を止めて辺りを警戒しています。
手ぶらであることから、さしずめ巡回警備か職務中のサボりであると推察できます。
さあ、油断禁物。先手を取られるだけでかなり不利な状況を招きます。
天井に張り付き身を潜めていたわけですから、思い切って飛び掛かってしまいましょう!当てずっぽうで勝算はありませんよ。……狙いを定めて
見事、着地成功です!
顔面に覆い被さることで視界を塞げたのは幸運でした。
こうして並べてみると、フクロナメクジのボリュームが際立って目につきます。
全身伸ばしきれば1mは優に超えそうですね。
では、この兵士が状況を認識する前に次の仕事に取り掛かりましょう。
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人間は基本的に関節周り、とりわけ首と股関節が無防備になりがちです。
弱点を狙うのは戦いの定石。首に狙いを定めます。
まずは歯舌(しぜつ)と呼ばれるヤスリ状の歯で布と皮膚を削り取るように穿孔。
そしてそのまま特殊な体液を直接注入するのです。
この間10秒程度。またたく間に手足の自由が奪われ硬直していくのが分かります。
これほど強力な効果、体液には一体何が含まれてるのか——
その答えはナメクジが保有する広東住血線虫(以下線虫という)にあるのです。
元来ナメクジは線虫の中間宿主ですが、進化・変異・長寿化の末、とうとう線虫の幼体を管理する方法を身に付けたのです。
専用の器官で大切に育てられた線虫たちが体液に乗り獲物の全身にばら撒かれ、まるで即効性の高い神経毒のように作用したのです。
(※症状の発現に潜伏期間が無いことについては後述)
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次なる目的は寄生経路の確保です。一見してこの巨体を受け入れてくれそうな侵入口は見当たりません(※)
先述した歯舌を器用に使い、缶切りの要領で首の筋肉を削ぎ落としてしまいます。
これにはさすがのフクロナメクジも、幾許かの時間を要するようです。
※この国では深刻な大気汚染による健康被害が問題となっており、呼吸器を守るため大半の人類がマスクを着用。
ここにきてアクシデント発生です。
送り込んだ線虫の量が足りなかったのでしょう、兵士はしぶとくも寄生を免れようと抵抗しはじめました。
ネバネバしたムチン液がナメクジを覆っているため、弱った握力では引き剥がせない様子です。とにかく、一刻も早く頭部を切断しないと共倒れになってしまいます。
やりました!不測の事態ではありましたが無事、切断成功です。
この時点で脳機能は停止したとみて間違いないでしょう。
では、このまま残りの血管や神経などを引きちぎり、不要な頭部を脱落させます。
あとはもう皆さんお分かりのとおりですね。ここから体内へ侵入します。
細かい筋線維はプチプチ小気味よい音で、太い腱はバツンと弾けるように断裂するんですよ。想像するだけで、得も言われぬ高揚感を感じますね。
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寄生生物が宿主を殺してしまっては元も子もないとお考えですか?安心してください。
切り離された頭側、こちらはいわゆる脳死を迎えていますから、二度と目を覚ますことはないでしょう。ですが人体とはなかなか頑丈なもので、脳機能が失われたからといって直ちに心停止してしまうわけではないのです。
つまり残された胴体はまだ生きているとも言えるのです。
▼下の図は切断面を見やすくしたものです
歯舌で削り取った痕や、力任せに千切った血管などが確認できます。
中でも特に注目してほしいのは侵入口となる気管です。
気管と食道は並んでピッタリと繋がっているため、視力の悪いフクロナメクジは誤って食道に入ってしまい、大切な卵を胃酸の中に放出してしまうことがあるのです。
産卵についてはもう少し後でお話することにして、ひとまず気管に潜り込みます。
なかなか頭が入らず苦戦しているようです。
脳という司令塔を失ってもなお、残された信号が握る力を緩めさせません。
一方で呼吸器官をほじくられ、異物を吐き出そうと必死にビクビクと身体を痙攣させています。
次の画像を見てください。こちらでは兵士のペニスが勃起しているのを確認できますね。
ナメクジが直接切断面に触れたことによって、粘膜に含まれる毒が持続勃起症を引き起こしているのです。
毒が全身に行き届いた頃でしょうか。
身体を反らせ、窮屈に収められたペニスを突き出しています。ヒクヒクとうずくその先端からはカウパー腺液がにじみ漏れ、今にも射精を迎えそうです。
しかし残された肉体のみで快感を得ることが可能だとは思えません。もう少し注意深く観察してみます。
やはり間もなくして、勢いよく精液が飛び出してきました。
布の厚みなど物ともせず、どぴゅ、どぴゅ、と淫猥な射精音を立てて精子を吐き出します。酸素を求めもがき苦しんでいるのか、はたまた生物としての本能がそうさせているのか、下腹部を力ませ何度も射精を繰り返しては小刻みに身体をビクつかせています。
精巣にストックされていた精液を放出しきったのか、射精の波が落ち着き、少しずつ全身から力が抜けていきます。ぐったりするのと同時に頸部の筋肉も緩んだので、これなら侵入に手こずっていたナメクジも目的を達成できそうです。
呼吸器を塞がれることで酸素欠乏になり性的快感を得る、という話は往々にして聞きますが、まさかそれが寄生生物によってもたらされるとは思いもしなかったでしょうね。そして残念ながらその快感を感じる脳はもうないのです。
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いよいよ食事にあり付けるところまでやってきました!
流し込んだ線虫が起こす症状の一つに筋肉の血流悪化があります。
これは吸血の障害になりますので、このタイミングで回収してしまいましょう。
回収した線虫はもといた専用器官でより強く強力に育ち何度も再利用されるのです。寿命を迎えるような弱った個体は体内に残され、そのまま死滅します。
(このサイクルが症状の即効性を生む)
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フクロナメクジは寄生生物の中でも捕食寄生と呼ばれる型を取っており、
・寄生者(親)が宿主に産卵
・ふ化した幼体が宿主の栄養を奪って成長
・子供たちがある程度大きくなる頃にその身体を抜け出し、最終的には
宿主の身体を食べ尽くしてしまうのです。
フクロナメクジは雌雄同体かつ単独生殖が可能なので、運よく別個体と交尾を行えた場合、それぞれの個体が産卵できるので子孫を残す上で大変有利です。
自家受精を行うのは、繁殖相手を見つけられなかった場合などに限られます。
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最後は、神経操作による移動についてお話しします。
寄生虫が宿主に毒を注入することで意思決定能力を奪い去りコントロールしたり、宿主の脳を乗っ取り、あえて捕食されるような行動をとらせる。これらは現実世界でもごく普通に行われている寄生虫による行動操作です。
出来すぎた話に聞こえますが、驚くべきことにフクロナメクジは自身の体に生えた突起を人間の神経につなぐことで、ぎこちなくも手足の操作をすることが可能なのです。(神経接続には一定の時間を要する)
寄生者であるナメクジが苦手とする強い光。つまり直射日光や人間の生活圏から逃れるように歩かせることで、宿主を離れる子供たちにとって安全な環境を提供。
日光に晒され衰弱死するといった状況を未然に防げるのです。
この夢のような能力によって、今まででは考えられないほどの生息地拡大を実現したのです。
さて、ようやくフクロナメクジが神経接続を終え歩きだします。
この兵士は数日の間、彼らのゆりかごとなって意思もなく徘徊を続けるのでしょう。
とても長い記事になってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
※本記事は全編エセ生物学・生態学によるフィクションです。
鳩梨/hatonasi
2022-09-26 02:43:57 +0000 UTCてんぷら
2022-09-25 11:38:13 +0000 UTC鳩梨/hatonasi
2022-09-25 09:55:29 +0000 UTC鳩梨/hatonasi
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2022-09-17 04:52:20 +0000 UTCことぶき
2022-09-17 02:23:02 +0000 UTC