アンドロイドに物は言いよう01(お試し無料公開)
Added 2020-10-04 09:19:35 +0000 UTC『アンドロイド』という存在が広く知られるようになって久しい時代。 街中には様々なアンドロイドが闊歩していた。 旧式から最新式、金属質で機械的な見た目のロボットから、人間と区別ができないレベルで似ているヒューマノイドまで様々。例えば警備ロボット、例えば工事ロボット、例えばアイドルロボットなど様々だ。 中には人間の男性向けガイノイドまであったりする。 しかし同時に最新式やそれこそ多種多様な機能を備えたロボットはとても高価で庶民の収入ではとても払うことができず、ローンを組んだり、借金したりして手に入れる人も多くいる。一種の家や車のように「担保になるもの」とさえされている。 僕には姉がいる。 大学生である姉は毎日遊び呆けていて、夜遅くや朝帰りが多かったり友人たちと「婦女子会」?なるモノを開いては出かけ続ける毎日である。時間の束縛なく、たまに帰って来るが着替えを取りに来たりシャワーを浴びるだけ浴びて出て行ったりとそそっかしい。 しかしそんな姉ではあるものの僕には優しく、そしてたまに気遣ってもくれていたりする。 僕はしがない高校2年生で思春期まっしぐらな年齢だ。 成績はそれなりにいいものの何か進路のようなものを考えたことはなく、ぼんやりと日々を過ごしている。一応科研(科学研究部)所属ではあるもののほとんど幽霊部員で学校が終われば即帰宅するタイプだ。 父親は警察庁長官補佐でいつも家にいない。母親は7歳の頃交通事故で亡くなった。 だからこそ姉が高校生の頃まで僕の面倒を見てくれていたのだが、僕が高校生になったのと姉が懸賞で当てたものであんな風に遊び人になってしまった。 むしろ今まで僕の世話や家事で遊べなかったぶんを取り戻しているのだと思えば罪悪感は少し晴れる。 なんにせよ懸賞で当たったもの、つまりは家政婦アンドロイドである。 かなり人間で言うところの肌が露出するタイプのメイド服を着ているのだが、これは姉がメイドさんとして友人たちと着せ替え人形のように遊んでいた名残である。 「おはようございますご主人様。」 無機質な感情の見えない声で朝の挨拶をして来る。 アンドロイドには名前というものを人間はつけたがるのだと科研の先輩が言っていた。なんでも名前をつけることで個体識別がしやすくなり、哲学的には個性が生まれるのだという。しかしながらこのアンドロイドの所有者である姉は今のところ名前をつけていないらしい。曰く「家電に名前はつけないでしょw」ということらしかった。まぁもっともな理由だ。 (しかし………でかい。) 家政婦アンドロイドに果たして必要なのかというレベルの大きさの胸部はいささか目にきつい。 「今日の姉さんの予定は?」 「何も聞いておりません。」 アンドロイドはそのまま僕の部屋の窓を開けて換気することにしたらしい。こもった部屋に春の陽気な風が入ってきて気持ちがいい。 黒い短いサラサラとした髪、ふっくらとしたほっぺた。無表情ではあるがクールな顔つきで身長はそれなりに高く、ボディは柔らかい。頭につけたカチューシャが黒の髪とよく映える。 左右対称で美しい陶器のような顔立ち。きめ細やかな擬似人工皮膚。極め付けに大きい胸とお尻。男性向けアンドロイドではないのにこの仕様。 「ナオト様、本日のご予定は?」 「ん………いや、特には」 「かしこまりました。」 少しだけ礼の頭を下げて、アンドロイドはそのまま部屋を出て行く。 不意に、そう不意にナオトはアンドロイドの手を掴む。 「………何かございますか?」 「あっ………いやっ!」 ナオトは否定しつつも手首を離そうとはしない。 そこからおおよそ5秒ほど静止しているが、アンドロイドは命令待機状態のまま仏頂面でナオトの命令を待つ。 「そっそのまま………ちょっと動かないで。」 「かしこまりました。」 ナオトはゆっくりと手をアンドロイドの胸部に持って行こうと本能的に動かす。 しかしながら途中で手を止めてしまう。 (いや…………アンドロイドに人権はないけど……まずいのでは) 現在所有権は姉にあり次席はナオトだ。その事実がナオトを思いとどまらせる。 左手をアンドロイドの頬へ手を持っていく。 手が触れると柔らかいモチモチとした人工皮膚がさらさらとまるで人と変わらない触り心地を提供して来る。 頰をひとしきり撫でると、ゆっくりとふっくらとしたプルプルの唇へ指を持っていく。 「…………。」 アンドロイドは意味をわかりかねているのか未だ無表情で待機中だった。 そのままナオトは上唇と下唇をかき分けて口の中へ指を突っ込む。 人工的に作られた歯に指先が触れるものの、人間と同じで通常時は歯が完全には閉じていないため歯と歯の隙間にゆっくりと強引に人差し指と中指をつき入れる。 中は体温のように熱さがあり、粘性の液体がまるで唾液のようだった。 夢中になってしまい抑えていた手を離して両手で口の中を観察する。左手の人差し指で口角を引っ掛けて強くなりすぎないよう引っ張ってこじ開けて、右手の中指と人差し指で液体をかき混ぜるように口の中の舌や歯茎を撫で回す。 (うわ………すっごいなこれ……ちょっとエロい) ナオトは舌を揉んだりのどちんこまで触ろうとするがストップがかけられる。 「ごひゅいん゛だあ………。」 突然発せられた声に驚いてすぐに手を引っ込める。 すぐに閉じられた唇とナオトの指に粘液の橋がかかり垂れ落ちた。 淡い紅色の唇は少しだけ粘液がはみ出していてどこか淫美だった。 「今のはどういった意味がございますでしょうか?」 「あっいやっなんでもないよっ!?なっ中身がどうなってるのか気になってっ!」 「………理解しました。家事に戻ってもよろしいでしょうか?」 「う………うん。」 アンドロイドは嫌悪感などの表情を変えることなく、そそくさと次の任務である朝食の支度をし始めるため部屋を出ていく。 ナオトはぶかぶかのズボンで見えづらいが完全に朝勃ちと今の行為でギンギンに勃起していた。 着替えてから朝食を食べ終えて、居間のテレビをぼーっと眺めている。 アンドロイドは毎日の日課で部屋の掃除をしており、シンクの上の棚にいくつか皿を戻して中を拭いているようだった。 メイド服のロングスカートがアンドロイドの臀部によって大きく盛り上がっていた。 ナオトはリモコンをテーブルに置いて、スマホを手にとる。 「あー………何か手伝おうか?」 「結構です。ご主人様はお休みください。」 と断られてしまう。 先ほどはなんとか理性が働いて我慢できたが今は先ほどムラムラしたこともあって魔が差したという感じだった。 ナオトはソファーから立って、アンドロイドが立つ椅子の後ろにいく。 「まぁまぁバランスを崩したら危ないし。」 ナオトはそのまま両手を大きなお尻に添える。 柔らかく肉厚な尻はとてもアンドロイドのものとは思えない弾力で指が沈み込む。服越しにここまでのレベルなのだ。生尻を揉んだらどれほど素晴らしいことか。 「あっ…………下着も履いてるのか。」 「アカリ様が基本装着しなさいと設定されました。」 突然の返答に少し驚くが、質問形式と読みとって回答したようだった。 ナオトの姉がちゃんと基本設定に組み込んでいたらしい。 「下着の………好みとかは?」 「私に好みはございません。現在は黒のシンプルな下着を装着しております。」 アンドロイドはアカリから支給された4枚の下着をローテーションで履いていた。ただ人間と違って汚れることがないのでほとんど履いたら履きっぱなしではあるが。 「見ても……いいかな?」 「理由をお願いします。」 (りっ理由っ?) アンドロイドはナオトの方を見ることもなく掃除を続けているが、その顔はやはり無表情に違いなかった。抑揚のない覚めた言葉で聞き返されたのでナオトをたじろいでしまう。 これから多くのセクハラがアンドロイドにできることを密かに楽しみにしていたのだがこれは案外難しいのかもしれない。 そこでふと科研の先輩が言っていたことを思い出す。曰く「アンドロイドはルールに厳しい。しかし人間の定めたルールには結構穴があって、そこを言葉巧みに誘導すればアンドロイドが拒否することも強制的にできるんだよ。」と。 本来であれば女性にそんなことを聞けば速攻通報ものであるが、合理的な理由であればアンドロイドは誰の言い分でも聞く。 例えば今なぜこの機体が聞き返したのかといえば、優先順位決定機巧からくるものだ。通常業務である「家事」を遂行するにあたり、それより優先すべき任務なのか自分でかんがえて合理的に判断する為に聞き返したのだ。 (つまり………僕が何かしらの合理的な理由を示せば見ても大丈夫なはずだ。) 「そっそのーほら、今この瞬間に破れていたら大変でしょ?」 とっさに出た理由が随分と脈絡のない内容で自分でも情けなかったナオトだった。 「何がどう大変なのでしょうか?私はアンドロイドなので困りません。通常の家事業務を終えたのち確認します。お手を煩わせることはありません。」 (まだこれでは弱いか…………なら。) ナオトは普段使わない頭をフル稼働で使う。 「その下着は姉さんから受け取ったものだよね?破損してたらまず……違反だよね。」 「まずい」という表現をふと取りやめたのは理由がある。 人工知能には大きく分けて2種類の思考パターンがある。 ニューロとフィジーである。 ニューロはいわゆる計算された思考で必ず解を出さなければ思考も行動もできないというもので、よくある「感情がわからない」というロボットのセリフはそう言ったところからくるものである。 フィジーは逆に曖昧さという意味で曖昧でもある程度の条件に整ったものを判断材料にして解を導く方式である。 ふたつを例であげると、ニューロは「椅子」というものを教え込んだ場合、全く同じ外見の椅子しか「椅子」と判断しないことで、フィジーは「椅子」を「四つの足があり、平らな部分があり高さが50cm程度のもの」と大まかな条件を設定して判断するものである。 ニューロの利点は「正確な答え」でデメリットは「融通が聞かない」。 フィジーの利点は「融通が利く」でデメリットが「間違ったものを選ぶ可能性もある。」ということだ。 つまり「まずい」という言葉を使わなかったのは曖昧さの回避からくるもので、「答えがそれしかない。」と思考を誘導するためのものだ。 ナオトがなぜこんなことを知っているのかという話は後にするとして正直苦しいなとナオトは思った。 「………。」 ひとしきりおおよそ10秒ほどアンドロイドからの返事はなく、徐々に焦るナオトではあったが、 「かしこまりました。しかし私が確認すればいいことなのでご主人様はおくつろぎください。」 (くそっ!) 失敗だった。 問題「下着の破損の確認」を解決するには無数の方法があるので、いささか理由が弱かったようだった。 「いっいやぁほら。君は掃除をするっていう任務があるでしょ?僕はちょうど暇だし……今下にちょうどいるわけで僕がした方が効率とか……良いと、思う。」 冷や汗が垂れる。 「………合理的です。理解しました。」 (よっし!!) ナオトは心の中でガッツポーズをする。 ゆっくりとされど遠慮なくスカートをめくるとそこには白い透き通る肌を保護する黒の布地があり、股間も細部まで作り込まれていることが伺える。 当然アンドロイドに基本的な部分以外にはムダ毛がないので陶器のように美しい股だった。 「破損はありましたか?」 アンドロイドが抑揚のない無機質な声で聞いてくる。 「あっえー……うんちょっと待ってねー。」 ナオトはそう言いながら下からむっちりとした尻を触って、パンツの裾から指や手のひらを入れて尻を揉みしだく。 アンドロイドは「待て」と言われたので自身の掃除の仕事をしつつ待機モードで無言だった。 そのままナオトはゆっくりとパンツのクロッチ部分へ指を持っていく。 人間の肌と変わらない質感で股間部分の触るのはまるで生きた人間の女性を触っているようでワクワクとドキドキが止まらないナオトだった。もちろん本物は知らないが。 そのままパンツ越しに尻穴付近から恥丘あたりを撫でる。 掃除中で足を閉じているのでクリトリスの方までは指を持っていけないが十分だった。 ナオトはアンドロイドの、家政婦型アンドロイドの股間の構造など知らないので、くぼみがあることに驚く。 (穴……あるのか…。) 尻穴の少し盛り上がった部分とそこから窪みが指で沈み込んでいくことで膣口に似せた部分があることがわかった。 つぷっ 人差し指をゆっくりと第一関節まで挿れる。 「…………。」 アンドロイドは未だ無言で作業をしており、ナオトは少しイラっとしてそのまま人差し指の第二関節まで突き入れる。擬似人工膣道はほんのり温かく、ぬらぬらと粘液でよく滑る。そのまま親指を擬似人口肛門に押し当てて無理やり挿れる。 ピクっ ナオトは微細すぎて気づかなかったが、アンドロイドのボディが揺れた。 「何をなさっているのですか?」 「へぁっ!?………まっ股は見えづらいからっ故障がないか確認をって!」 とっさに手を引っ込めて下着をもとに戻す。 被害妄想ではあるが責められているような声音で聞かれたようだった。 「当機は現在故障箇所は確認されていません。」 「そっそう。」 ナオトは端的に拒絶されて内心焦るが、すぐに平静を取り戻すために息を整える。 「そっそうだ、出かけてくるよ。」 「かしこまりました。留守をお預かりします。」 今日は流石にちょっかいをかけるのはまずいと思い話題を強引に反らす。 アンドロイドは作業をしながらナオトに見向きもせず椅子を降りた。 ナオトはなんとかなったと安心して出かける準備を開始した。 ナオトがなぜあれほどにまで慌てて、警戒していたかといえばきちんと理由がある。アンドロイドは管理者によって簡単な設定から複雑な設定もできる。 当然ナオトの家にいるアンドロイドを管理しているのは前述の通りナオトの姉なのだが、そこで問題なのが基本規則だ。 まずロボット三原則がある。 1. 人に危害を加えない 2. 1に反しない限り人間の命令には従う 3. 1と2に反しない限り自身の活動を守る かなり有名な三原則で大昔のSF作家が発祥とされるものだが、これが明快で人々にわかりやすく受け入れられるルールだったので規定された。 他にもロボット法などで細かく定められているが、ナオトが気にしているのは3番目の自己防衛という点と個人ルールだ。 アンドロイドは個人の所有物である。故にそれを損壊させれば私物破損の罪に問われる。 破損といっても壊すのではなく必要以上に触れたりするのもNGである。 例えばかっこいいスポーツカーがあったとして、壊さないからとボディにベタベタ触ってボンネットを開けて中を覗いたりしたらそれは迷惑防止条例違反であり所有者の沙汰で罪になるかどうか決まってしまう。 つまりはアンドロイドは自己防衛の観点からむやみやたらに触ったり、それこそふしだらなことをしてはいけないのである。 家のアンドロイドについて言及すると、「行動記録」というものがある。 いつどこで何をしていたか、何をされたかを全て記録する機巧で管理者権限で確認することができる。 つまりナオトの姉が確認しようと思えば、ナオトの所業は一発でばれる。 ではなぜナオトがそのような行動をしたかといえば、端的に言って「世論」からくるものである。 というのもそもそも前提条件としてアンドロイドに欲情する男性の絶対数が少ない。 故に「擬似性器に第三者が触れることを禁ずる。該当事例があった場合アラートを出し管理者に通達する。」などという規定があっても誰もその規定を使うことはないのである。 女性に縁のないナオトは小さい頃からの性欲をゆっくりと確実に歪ませ、興奮できればものでもいいにまで達しているのでアンドロイドでも興奮できてしまう。 ナオトの姉もいちいち行動記録を見たりしないし、弟がそんな特殊性癖だとも思ってはいない。 そこに目をつけたわけである。 「まぁ、ばれる時はばれるけど最悪少年法があるし、なんとかなるでしょ。」 と1人呟くくらいに楽観的な性格ということも一つの要因である。 ナオトは外出をして数分本屋で立ち読みをしてからスーパーに選ばれし者の知的飲料なるものを購入しに来ていた。単に炭酸を飲みたかっただけではあるが、あいにくと近所のコンビニには置いてない代物だった。 今日に始まったことではないがナオトは他の目的のためでも今日はここに来ていた。 アンドロイド主婦である。 現在時刻は昼の3時でそこそこ空いている。物品にはセンサーが一つ一つ取り付けられていて商品をカゴに入れたままレジを通過すると一瞬で決済されるのでスーパーに店員などいない。 監視カメラも多く設置されているが、このスーパーはレジはともかく昔からある店舗でカメラの死角が多く子供の頃から遊び場のようにしているナオトには手に取るようにわかる。 多くの棚、からチラリといくつかのポイントをみる。 しばらくしてナオトがわかっている死角の一部にアンドロイド主婦が商品を眺めて立ち止まる。 (よし。) ナオトはゆっくりと不自然にならないように移動する。 背中を合わせるように自身も死角に入って、横目でアンドロイドを見る。 セミロングのスレンダーなアンドロイドで第五世代以降のバーコードが首筋に見えた。 第三世代以前だと性器が標準装備されていないものが多いのでハズレなのだが今回はあたりだとナオトは思った。 ゆっくりと背後から臀部を触る。 「…………。」 アンドロイドは無表情のままだがこちらに振り返る。 ナオトは一度強く揉む。 慣れた手つきではあるが内心はドキドキだった。 このスリルこそが彼の求めているものなのかもしれない。 「すみません。」 「いえ。」 アンドロイドを自立させて行動させる場合当然体がぶつかることもあれば、何かが当たって破損することもある。よってぶつかったりする程度では自己防衛の規定には当たらないのである。 ナオトは再度ロングスカートの柔らかい布越しに尻を揉みしだく。 程よい弾力でナオトは股間に血が集まるのを感じる。 「ああ……すみません。」 「………。」 アンドロイドは商品を確認しつつも嫌そうな顔をせず体をそらす。 ナオトは普段であれば何度か体に故意に当たって感触を楽しむという行為に耽っていたのだが今日に限ってそれこそ家でのことから一歩踏み出すことにした。 「行動記録はとってますか?」 「はい。」 本来行動記録をとっているかどうかなどを聞いても「管理者権限がないため回答できません。」と言われてしまうのだが、そもそもそんなことを聞いてくる人がいるということをみんなが想定していないことの方が多い。 ナオトは賭けに勝ったと内心ガッツポーズになった。 家のアンドロイドで実践してある程度話術に自信をつけられたので色々聞く。 「禁止用語は設定されてますか?」 禁止用語とはすなわちアンドロイドに設定された特定のワードをNG設定にする機能。その言葉が使われた上で質問されたり、特定の言葉で声をかけられると行動記録に細かく記載されるのだ。 「いいえ。」 運がいい………というほどでもない。よほどアンドロイドに設定をするのが好きな人でない限りまずしない設定である。しかしもちろん常識というものがインプットはされているので直接聞くのは危うい。 「おっぱ………胸囲を教えてもらってもいいですか?」 「なぜですか?」 これも先ほどと同様に買い物という任務を遮るほどの優先順位を確認するために聞き返す言葉だった。 「ええーっと……。知ることによってあなたとぶつかる可能性が少なくなるからかな。」 「………2%のメリットがあると判断。87のFカップです。」 その豊満な胸のサイズを知ってうおおおおおっ!っと雄叫びを心であげるナオトだが奇声を出すのは緊急事態とされ行動記録に載ってしまう可能性があるので黙る。 「お名前は?」 「個人情報保護法違反になるため詳細を答えられません。」 このように基本的な部分を答えられない可能性も大いにある。 管理者はこのアンドロイドが他の人と会話することを考えていない反面、個人情報流出につながるものは禁止しているようだった。 「実はなくしたものがあるので一緒に探していただけませんか?」 「お断りします。当機は現在お使いの最中で15時半にはここを出なければなりません。」 「そこをなんとか。」 「………5分間だけ可能です。詳細を教えてください。」 「じゃあお願いします。そっちの床を。………小さいビーズです。」 「わかりました。」 ナオトは「おっぱい見せて。」と言いたかったのだが当然いくら「おっぱい」が禁止用語に定められてはいないとはいえ、常識の方でアウトになる可能性があるので素直には言えない。そこでわざと屈ませることで除くことにしたのだ。 目の前のアンドロイド主婦が立ち膝になってあたりを探す動作をし始めると同時に大きな胸部の谷間が見え、ナオトは自分の頭の良さに満悦といった表情を浮かべた(頭は良くない)。 もう一歩とナオトは思った。 床をくまなく探しているアンドロイドに向かって大きく上の服を持ち上げる。 白いお腹が見え、下乳が外気に触れる。 「何をなさっているのですか?」 アンドロイドは無表情のままナオトを見つめる。 「あぁ……君の服の中に入ったかもしれない。」 「ありえません。」 「…………証拠はあるの?」 「…………。」 まるで古い機械が戸惑いの悲鳴をあげるように沈黙する。 第五世代でもまだまだ古い機体ではあるのでそこまでクロック数が高いわけではないらしい。ナオトは助け舟を出すことにした。 「僕があなたの服の隙間をくまなく探すから君はそこらへんの棚でも見てて。」 「………かしこまりました。あと4分です。」 ナオトは時間は短いものの最高にいいルートを叩きだせたと驚嘆する。 ゆっくりと服を向くと、女性用下着のブラジャーが重い脂肪の塊を包み込んでいた。 ナオトは時間がないので行動記録に残らない程度に荒く乳房を揉みしだく。 「パブリックルールでのアンドロイドの外装パージは違反です。」 「いや、これはあくまで探し物をしているだけだよ。」 「乳房を圧迫する必要はありません。」 確かにそうだが、 「いや失礼だがあなたの乳房は大きいので隙間がたくさんできやすい。ビーズは小さいためどこにでも入ってしまう。」 大きさという情報を追加させ、かつ合理的なように聞こえる言い方で伝えると、 「…………。」 無表情のまま先ほどの棚を見ながらありもしないビーズを探し始めた。 ナオトはしめしめと思いながら乳房を完全に露出させて先端の突起をつねる。 本来乳房という言葉はグレーゾーンではあるのだがアンドロイド側から出された言葉を流用する場合には禁止用語になりにくくなる。 右手で乳房を自由に揉みしだきながら、ナオトはそのままスカートのジッパーを少し下げて、強引にアンドロイド主婦のパンツの中に手を入れる。 指先にはぷにぷにとした擬似性器が当たる。 ジッパーをもう少し下ろして半ば太ももまでパンツとスカートを下ろす。もはや公共の場で見せていい部分をはるかに超えているが死角であることと話術でなんとかグレーゾーンで止まっていた。 くちゅっ ナオトの指が性器の入り口に侵入する。 先ほど禁止用語が設定されていないのは確認済みなので管理者はこのアンドロイドが性的な目的で利用される可能性を考えていないことがわかっていた。(もちろん半分賭けだが) ナオトは吹っ切れていて、自己防衛に当たらないレベルで荒く搔きまわす。 本来男性器を挿入したい気持ちでいっぱいだが、スリルと公共の場で人間の女性にやれば強姦まがいのことをやっているのだという自己把握からかギンギンに勃起した性器は例え挿入できずともとてつもない快楽を感じていた。 擬似性器の中はふわふわのとろとろで、未だ濡れてはいないためスムーズには入らないが指を一本だけ飲み込んでいく。奥の奥まで入れるとコリッとした部分が中指の先に触れた。 擬似子宮である。 「残り1分半です。………なぜ性器に指を挿入しているのですか?10秒後に行動記録に記載されます。」 ナオトの心臓が飛び跳ねる。 (まずいっ) すでに指を抜いて服をもとに戻しても行動記録に載ってしまう。顔はメインカメラでバッチリ記録されてしまうので逃げようがない。 「びっビーズは小さいから性器に入る可能性もっ!」 「内部点検を開始………反応なし。ビーズは当機内にはありません。5秒です。」 「ああっぁあっ!じっ実際に人間が確認した方がより正確な確認ができると思うっ!」 ナオトは半ば焦って大きな声を出してしまうが幸い周りには客はいなかった。 「…………………………行動記録への記載を中止します。円滑な確認のために自己防衛ランクを5から4へ変更します。」 神が降りたのだと、自分は選ばれた主人公なのだとナオトは思った。 人生が一瞬終わったと思った。 しかし実際には行動記録には記載されずしかもランクも落ちたのだ。 自己防衛ランクとは、どこまで自己防衛を適用するかという項目で個別によってある程度際はあるが1は「システム異常に至る破損まで許可」。2は「行動不能に至る破損まで許可」。3は「軽微な破損まで許可」。4は「耐久値の大幅な減少まで許可」。5は「耐久値の微量な減少まで許可」。6は「通常の接触まで許可」。7は「完全不許可」。とされている。 つまりは多少乱暴に扱っても違反にならないということだ。 ナオトは歓喜に震える。 「残り1分。」 しかし無情にも時間はない。 ナオトはすぐにアンドロイドを床に座らせ、股を開かせる。 しかしもはや挿入など無理だろうということはわかっていた。1分では流石に何もできない。しかし興奮はやがて知的好奇心をも満たす。 ナオトは挿入していた中指をそのままにして膣口に人差し指を追加する。 次は薬指、小指………と無理に入れ始める。 せっかく4までランクが変わったのだから、と多少無理くり入れてみたくなったのだ。穴があったら入れてみたい。狭いなら強引に拡張したい。それが男のサガだろう。 ナオトは親指すらすぼめて膣口に無理やり入れる。 みちっミチチッミチッ 膣口付近の耐久が少し減っているのか悲鳴をあげるように思えた、しかし同時に潤滑液も溢れ出しスムーズになる。 中はきつくグッと締め付けてきて熱い。 ナオトはギンギンのガチガチにボッキしたペニスがパンツにこすれて痛かった。 アンドロイドの下腹部は少しだけ盛り上がっておりまるでフィクションが現実になったかのように思えてより一層興奮を誘う。 ナオトの睾丸では精液がグツグツと煮えたぎっているのだろう。ズボンにシミができてしまった。 どの指も第二関節を突破して第三関節が飲み込まれようとした時、 「残り30秒です。ビーズはありましたか?」 ナオトはその言葉とともにもはや後先考えず手を突き入れる。 みちっみりっぐぶりゅっ! 小指の先が子宮口にあたり小さい穴を無理やり通ろうと突き刺すが流石に入らない。その時だった。 「あと15びょお゛ぉっ…………う。」 一瞬バグったのかと思って顔をあげるといつものように鉄仮面のアンドロイドがナオトを見つめていた。別段喘いだ訳ではないはずだが、アンドロイドが性交渉をするモードに入った訳でもないのに声を漏らすだろうか? ナオトは驚きと期待で結局タイムオーバーしてしまった。 アンドロイド主婦は着崩れを直すと、そそくさと立ち上がり会計に行ってしまう。 正直ナオトは捕まっても仕方がないくらいに危険なことをした自覚があった。 未だ粘液でデロデロになった手を見て興奮を抑えきれない。 棚にある新品のタオルで手を拭ってからそのタオルとぬるくなった炭酸飲料を持って5分後に会計へいった。 店内の死角には透明な液体で水たまりができていた。