「ん……? これって……」
一通り清掃を済ませた後、まだ汚れや捕まえそこねた小人が居ないかチェックしていた彼女。
よくよく目を凝らすと、床にゴマ粒未満の集合体が蠢くのをなんとか視認することができた。
ソフィーお嬢様が遊んでいた部屋の周辺には、彼女から逃げ延びた小人達がいることが多い。
そのため、この屋敷のメイドである彼女達は、お嬢様の遊び終わった部屋の周辺を都度清掃するように心がけているのだが、あまりに小人のサイズが小さいとこのように見逃してしまっていることも多々あった。
既に籠の中に捕らえられているような大きめのサイズの小人は何かしらの利用価値があるということで、見かけ次第捕獲するように命じられている。
だが、極小サイズにまで小さくなってしまった小人に関しては特に決まりはなく、好きにしてしまっても良いということになっている。
なので、こういった極小サイズの小人達を収集してプライベートな事で消費しているメイドもいるらしい。
「このサイズは少し面倒ね……」
そう言うと、手近にあった掃除機に手を伸ばす。
どうやら処理してしまうことに決めたようで、掃除機の先端を逃げる小人の集団の上にかざした。
見つかってしまったことで逃げ惑っていた小人達は、更に必死になっていた。
そんな小人達の心境など気にすることもなく、彼女は掃除機のスイッチを入れる。
けたたましいモーターの駆動音とともに、無慈悲にも吸引が始まってしまう。
小人達の決死の逃亡虚しく、彼らは巨大な機械の竜のような口へとなすすべなく吸い込まれていった。
「ほんとソフィーったら、遊んだら遊んだっきりなんだから……」
スイッチを切り、ため息をつきながら、雇い主の愚痴をこぼす彼女。
まだこのあたりに居るであろう他の小人の処理をどうするか考えなければならない。
こうして彼女の仕事がまた増えたのだった。
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彼女の名前は「シルヴィ・シュネデール」。
DREの過去イラストで何度か登場しているソフィーお嬢様の家にお仕えしているメイドで、そのリーダーという立場の女の子。
ソフィーとは父親の事業の関係で幼い頃から縁があり、主従関係というよりは親友という距離感の様子。
ちなみに、縮小された人間達への対応は、館内のメイドによって様々ですが、シルヴィの場合は仕事と割り切っている部分が大きく、かなり事務的な対応をすることがほとんどである。
というわけで、新しいキャラクターの登場です。
近い内にこの子のプロフィールをまとめる予定ですので、気になる方はそちらを是非お楽しみにしていてください。
今回の更新についてなのですが、今月で自分がFantiaでの活動を始めてから7年だったそうです。
なので、何か記念じみたことができるといいかなと考えていたところ、Fantiaに初めて投稿したキャラクターであるソフィーちゃんに絡みのある子を登場させたいと思ったのが始まりだったりします。
ラッキーセブンという縁起の良さそうな数字ですが、ここまで続けてこられたという事実に、なんだか感慨深い気持ちです。
これも皆さんの応援があってこそです。本当にありがとうございました。
今後も皆さんに楽しみを提供できるよう努力を続けていく所存ですので、末永くお付き合いいただければ嬉しく思います。
・絨毯を逃げる極小小人に対して掃除機を構えるシルヴィ
・小人を吸い込む、表情差分
・事後、表情差分
・掃除機なしVer
・掃除機なしVerの表情差分
・カラーラフ
計7枚
・まとめzip
Dragoinca
2025-09-20 21:22:59 +0000 UTC