陽気な音楽、仮装した人の雑踏。今日は憂鬱なハロウィン。
「だるい…帰りてえ。」
警察官である啓介にとって、毎年の事ながら十月三十一日は憂鬱な日だ。市内の公園を会場にした仮装パーティー。数年前までハロウィンなど見向きもしなかった群衆が一堂に会して訪れる祭りの日。
混雑に乗じた犯罪も起きるため、警備強化を警察官が担う。ハロウィンは、彼にとってそんなただの面倒なイベントであった。
「本当なら今日は…」
ムッとした顔で言いかけた言葉を飲み、往来する出来の悪いカボチャやお化けを眺めている。そんな時だった。
「おーまわーりさん♪」
機嫌の良い声と共に、目の前に背の高いサラリーマンがひょっこり顔を出した。
啓介のセフレ。健司だ。
「お前…なんでここに。」
予想外の人物の来訪に唖然とする啓介。
「へへ、今日ここの警備するって言ってたから来ちゃった♡」
「いや、お前今日は会社のハロウィンパーティーだって…」
「啓介さんに会いたかったから抜け出して来ちゃった。まぁ結構飲まされたけどね。」
笑顔でそう答える健司に対して、啓介は呆れ顔で溜息をついた。
「はぁ。それでその猫耳か。良い年してなにやってんだ。」
「えー、可愛くない?それにほら、ここの会場仮装しないと入れないから。」
「んで?顔見に来ただけか?」
「まさか。もうすぐ仕事終わるでしょ。へへ、…この後俺の家来ない?」
その言葉を聞いた瞬間、啓介は卑しくも心が軽くなるのを感じた。憂鬱なハロウィン。本当は健司を誘って過ごしたかったハロウィン。
いや、ハロウィンなんてのはただの口実。今日、俺は健司に抱かれたかったのだ。こんな仕事などせず、朝まで。
健司と出会ってから二か月。あの蒸し暑い夏の夜、この公園で酔っ払いの健司を介抱し、ナンパされ、理性も忘れ体の関係を持った。それからずっと、週一程の逢瀬を重ねてきた、セフレの関係。
だが、啓介は体以外も、心も、健司を求めるようになっていた。年下の自分より体もちんぽもデカいタチ。見てくれでモテるのが分かる。気が利くし優しい。冗談も不快じゃない。むしろ可愛いとすら思う。
自分の他にもきっとこんな関係の人間がいるだろう、そう心に言い聞かせ、閉じ込めようとした想い。
自分は性格も曲がっている方だし、不愛想だし可愛くもない。でもあの日、また会いたいと言われて…嬉しかったのだ。
「じゃあ先に帰ってろ。まだ一時間は掛かるぞ。」
「ん、待ってる。一緒に帰ろ。」
「…そうか。」
嬉しかったのだ。
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それから一時間と少し。二人は少し静まった公園を後にした。街灯の下を並んで歩きながら、他愛もない話をする。そんな中でも啓介の心には「早く抱かれたい。」そんな気持ちが否応にも覗く。
だがそれは健司も一緒だ。ふと見た健司のスラックスの股間は、既にパンパンに張っていた。
「お前…マジかそれ。」
「あはは、もう会場居たときからコレ。…はー。俺啓介さんの顔見るともうダメなんだ。エッチしたくてたまんなくなる。」
「…そ、そうか。」
嬉しい言葉。
「啓介さん。今日もいっぱいしよう。」
「…うん。」
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健司の家に着き玄関のカギを閉める。次の瞬間にはもう二人は唇を重ねていた。荒立つ吐息の中、湿った唾液の音が響き、お互いの口へ交換されていく。
パンパンに張った互いのスラックスを撫で、掴み、握り、扱き、帰り道で既にビショビショになった我慢汁が染みになって溢れる。
粘ついた健司のそれを、啓介は指ですくい口に運んだ。挑発的に指をしゃぶり、糸を引かせたベロを突き出す。それに健司は噛みつき、力いっぱい啓介を抱きしめた。
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二人のセックスはいつも風呂の前に始まる。互いに一日働いた汗と体臭に塗れて体を重ねるのが、堪らなく好きなのだ。
健司のスラックスを乱暴に脱がせ、パンツ越しにビンビンにいきり立つちんぽをしゃぶる。一日働いた男の股間。啓介の大好物だ。そしてそれは健司も同じ。すぐに体を返し、シックスナインの体勢になる。啓介の仮性包茎に溜まったソレを丁寧に舐めとり、ゆっくり亀頭を口に含む。そして一気に根元まで。
いきなりの刺激に弾む啓介の体を抱きしめ、玉まで口に入れてちんぽをしゃぶる。町を守る警官の、仮性の、ちんぽ。たまらない。一日の汚れを喉の奥で味わう。溢れる我慢汁の塩気が最高に美味い。いつまでもこうしていたい。
吐息が喘ぎに変わった啓介を後目に、その舌を肛門に這わす。「俺は今からここを犯す。朝まで、犯す。」普段の柔和な表情を一変させ、獣のような眼光で青筋を立てながら、「俺の穴」に舌をねじ込んでいく。
徐々に開かれる肉ひだに唾液がねっとりと絡み、その度に啓介は健司のデカマラを喉奥に仕舞いながら、体を跳ねさせるのだった。
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「挿れるよ。」
その言葉に啓介は涙目になった顔でこくんと頷く。
ゆっくり、ゆっくり正常位で健司が入ってくる。健司のデカマラが、さっきまでこの口に入っていたデカマラが、次は下の口に。毎度思う。こんなものがよく入るな、と。18センチはある、咥えるのもやっとの代物。
それが、自分のアナルを押し広げていく。それが、たまらない。
「大丈夫?痛くない?」
挿入した直後、健司は毎回そう聞いてくる。ゆっくり頭を撫でてくれる。本当にセックスが上手いと思う。相手を気遣ってこそ、だからこそ互いに気持ちよくなれるのだ。
根元まで入った健司のちんぽをキュッと締め付け、
「犯して」
啓介はそう言い放つ。次の瞬間にはもう、そこには二匹のケモノしかいない。バン!バン!と腰を打ち付け、その度に甲高い雄の声が部屋に響く。脳天まで突き抜ける快感に身を委ね、夢中になってお互いの唇を探る。
「啓介さん、啓介さん…!!!!」
低い声で名前を呼ばれ、喘ぎで返事をしながら、自分の前立腺がカリで抉られていくのを感じる。圧迫する腸壁の中で、健司のデカマラがズルズルと出入りし、肛門の入り口寸前をカリが撫でる。そして次の瞬間には一番奥まで。
健司の容赦ないピストンがたまらなく好きだ。普段の気遣いなどそこにはない。ただ自分の快楽を得るためのピストン。腰を持ち上げられ、種付けプレスの体勢に変わる。直上から容赦無く打ち付けられるちんぽに意識が負けそうになる。負けたくなる。
だがそんな時、救うように優しく、健司は啓介の名前を呼び、唇を重ねるのだった。
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体位は寝バックになっていた。相変わらずのピストン。ローションと唾液で啓介のアナルは白く泡立っている。ずっとこのちんぽを味わっていたい。健司を捕まえておきたい。
ぼーっとする意識の中、喘ぎ声に交じって啓介はついに口にしてしまった。
「すきだ…」
普段は掘られて意識に負けそうになっても絶対に口にしなかった言葉。でも今日は、もう良かった。会社の予定をバックレてまで健司は自分に会いに来てくれた。もうそれだけで、例え拒否されても。何も心残りは無かったのだ。
「啓介さん。本当?」
ピタリと動きを止めた健司が真剣な顔で啓介を見つめる。
「本当に?」
今まで見たこともない真剣な顔。
「好きだ、健司」
その顔に答えるように自然に出てきた言葉。
「俺も好きだ。大好きだ!!啓介さん、啓介さん…!!!!!!」
後ろからギュッと抱きしめられ、何度も名前を呼ばれる。
嬉しい言葉と同時に。何度も何度も。
そしてまた、激しいピストンが始まる。いつもより心なしか健司のちんぽが大きくなっているような気がする。
後ろからケツをガンガンバンバンと掘られ、指をキツく重ね、もう枯れそうな程声を上げる。そして健司の息が一層荒くなり、
「イキそう、出すよ、啓介さん、中に出すからね!!!!」
「出して!中、孕ませて、健司の精子、全部!!!!!」
そして健司の体がビクンと大きく跳ね、ケツの中がじわっと温かくなる。何度も中で脈打つ健司のちんぽ。何度も何度も自分の中に精液が放たれているのが分かる。尋常じゃない量だ。
「すげえ…ほんとに孕ませる気かよ…」
「うん。責任取る。」
そのやけに真剣な返しに、思わず啓介は噴き出す。つられてにやける健司の頭を撫で、
「好きだ…」
そうつぶやき、優しく唇を重ねるのだった。
今日で憂鬱なハロウィンは終わりだ。そう、心で笑いながら。
______________________________________終_
あとがき
今回は短めの小説?SS?風な更新にしてみました!以前描いたいい竿の日の二人の続きです。昔昔ケータイ小説サイトなんかを運営していまして、またいつかエロい小説的なものを書きたいなーと思っていました。ので、今回思い切って書いてみました。
久しぶり過ぎてもう見るに堪えない感じになってると思うので見返しはしません…文章もガバっててすみませんリビドーをぶつけました。たぶんもう今後こういうのはしばらくないです。
ではではまた次の更新でお会いしましょう!
てぺん
2021-07-30 14:30:58 +0000 UTCヒロ
2020-12-03 12:47:34 +0000 UTCてぺん
2020-12-03 08:53:59 +0000 UTCヒロ
2020-12-03 08:16:34 +0000 UTCてぺん
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