自己紹介と制作論
Added 2025-07-28 06:12:02 +0000 UTCこんにちは。Reiです。 これまで特に自分の事を話す機会が無かったため、折角なので話していこうと思います。 私は現在美術系の学校で絵画制作を学んでいる身であります。現在4年で、卒業後の進路も決まっており、無事卒業できそうです。 自分で言うのもあれですが、美術系は優雅な世界では無く、課題のための制作費、自費での個人活動に伴う費用は自己負担が基本です。私もアルバイトを学業に支障がない範囲で行なっていますが、それでも付き合い等でお金はカツカツで、あり得ないほど高い学費は貸与の奨学金を全額借りても年間の授業料を完全に賄えないという有様です。 ですが、美術系での4年間は本当に自分にとっての試練となり、当たり前をこなすだけでも自分も周りも相当な苦労をしていると感じます。 自分のトチ狂った性癖の小説は僕が高校生くらいの頃から執筆していて、折角ならネットにあげてみてどれくらいの反応があるのかを見てみたかったのでこちらの活動を始めました。ありがたい事にご支援をいただいた方がいらっしゃって、制作費の足しになって大変嬉しいです。 私は、エチエチ小説を書いたり絵を描いたりする事でしか自分を表現できなかった哀れな人間なのですが、一応それだけで大学まで行かせてもらい、本当にいろんな事を吸収させて頂きました。 よく、どうやったら絵や小説が書けるようになるのか、どうやったら上達するのかという質問をよくもらいます。僕なりに答えていきたいと思います。 制作において1番大切な事は、観察する事です。人の感動は共感によって生じます。周りを見て、人間がどういうもので、世の中がどうなっているのかを人生経験を通じて理解してください。それより先は才能の世界だと思います。 先人達の作品はどんな風にできていて、ここが伏線になっていてこう回収している。だから面白いんだとか、それらをストーリーの描写を通じて構築していくわけです。 ただ私の中の持論では、もう人間は作品にじっくりと向き合うという事が出来なくなっている印象があります。スマホで片手間でシコれればいいや。とにかく手軽にコンパクトに楽しみたい。じっくり楽しむような時間がないんだと思います。 なので、僕が小説を書く上で大切にしているのは、あまり文字数を増やさないという事を意識しています。また、描写をぎっちり濃密に重厚に書いても、大抵の人間は興味がありませんから、必要な情報以外はスマートに、かつ見せ場のための導入のために面白さは忘れずに書いています。見せ場は濃密に書いて、流れるような緩急のある構成を心がけています。 それと、自分の考えた設定を書き連ねていくだけではなく、物語を進めるのは小説の中の主人公なので、この設定に対してこいつはこうするよな、とか設定に対した連鎖的な繋がりが作品を濃密なものにしていくと思います。 たくさん字面を並べると、読み手の中にある世界観の速度感はゆっくりになります。殆どスローモーションというか、場合によっては完全に止まっているでしょう。 後は何を伝えたいかでしょう。恋愛ものなら心理描写を書き込んで然るべきでしょうし、後はそれに対して必要な情報を導入として書き込んでいきます。ただ、導入を惰性のように感じられるとそれは書き手からすると負けであり、無駄な展開、無駄な描写は可能なら避けたいでしょう。セリフにおいてすらもそうで、ただのコメディにせよ、セリフひとつひとつがストーリーの構成に響き合ってくるような作品の強度を目指すべきでしょう。 葬送のフリーレン辺りはこの辺を非常に上手に構築できています。一歩間違えるとホントにつまらない土俵だなとは感じますが、登場人物の背景、展開などが1話1話毎に本当にしっかり構成されている作品だと思います。ダンジョン攻略辺りから、ジャンプ漫画っぽくて少し軽くなってきましたが、依然として参考になる作品だなと感じています。単純に勇者が魔王を倒すだけの話なら、いくらでもネタも考えられる中で、まさかのアフターストーリーとして成立させられる作者の技量に圧倒されますね。 偉そうに口走ったものの、作品を作るのは本当に難しい事です。ですが人間は作品を作る事でしか成長できない部分のステータスがあると思っていて、それらに向き合う事ができた美大の4年間は本当に濃密だったなあと思いつつ、まだ少し単位を残しているので取らなきゃという一抹の不安を抱えながらも、これからも沢山叡智な小説を書いていければと思います。 御拝読ありがとうございました