読み物としての緩急の話
Added 2024-11-29 04:14:33 +0000 UTCこんにちは。Reiです。 今回は小説を描くにあたっての注意点をまとめていきます。 私が書く上で考えているのは、小説の緩急についてです。 小説は、描写に基づいて読者の中の時間軸が進んでいきます。描写が細かければ、小説の世界はスローモーションになり、描写が必要最低限であれば、世界はさらっと時間が進みます。 読む上で描写量の違いによって、読者の小説内のイメージ世界に緩急が生じるという点をご留意ください。 これからは難しい話になります。 よく陥りがちな点として、自分の思いついた事をその通り綺麗に書き連ねる事です。悪いことではありません。読む上で情報量は必要ですし、難しく複雑な物語を構成しようと思ったら密度の高い描写は必要不可欠になります。 書き手はさぞ気持ち良くなります。自分の頭の中を完全に説明できて気分爽快なわけです。 ですが!!!! 果たしてそれは面白いのでしょうか? 書き手のオナニーだけでは、読者が面白かった!という感想を抱く可能性は少ないです。 なにも説明する事自体が悪いとは言っていません。例えばジャンプ漫画でも、自分の中のバトル理屈をこねくり回した能力バトルや、攻殻機動隊のような必要な描写をあえて省いた難解なものもあるかと思います。ですがそれらに共通している点は、物語の進行を通じた段階的な情報の開示、バトルでいうと殺陣の流れになります。 小説、に限らず人間の感覚を利用した芸術は全てリズムゲーです。 説明のための描写を行うのではなく、小説内のリズムを作ると考えると、小説の執筆が楽しくなるかと思います。内容を思いついた、アイデアを形にしたというだけでは誰でも出来ますので、そこを形にするのが物書きとしての宿命なのかなと思っています。