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chord & scale



Pump It Upの動画解説の記事でこんなリクエストを頂きました

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イントロのコードなど詳しい作り方が知りたいです!

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コードの作り方…!

コード進行やメロディの説明は個人的にはかなり難しい話題です。

最低限、意図しない不協和音さえ鳴らさなければ結構自由だし、最終的にはそれぞれのセンスや好みの問題になってしまいます。


とはいえ、ある程度普遍的なアドバイスであればできるのでいくつか書いていきます。



1. 好きな曲のコード進行を耳コピする、研究する

突き詰めるとこれしかないです。

簡単に思い浮かぶようなコードの組み合わせはもう既に出尽くされています。

全く新しいコード進行なんてほぼ100%生まれることはないです。


それでも、音楽が好きであればコード進行に心が動かされたことはあると思います。

であれば、その曲を徹底的に分析して自分のものにするべきです!



たとえば、この曲のサビ部分(0:54-)


この進行とメロディラインに影響を受け、作られたのがKingdomのイントロです。(0:13-)



キーは違いますが、最初の8小節のコード進行は同じです。

メロディも、元のKool-Aidのメロディのもつ雰囲気に影響を受けています。

うまく表現できないですが、昔からこの感じが好きなんですよね。



音楽は自由であるのは間違いないですが、0から全くのオリジナルを作ろうとしてもあまり良い結果になることはありません。


少なくとも僕は真のオリジナリティは「よりよいコピーを作ろう」とすることの先にあると思っています。


好きな曲を聴いて、

「自分なら、このコード進行に対してこのメロディをつける」

「自分なら、このコードのあとはあのコードにする」

といった、自分にとって「よりよいコピーを作りたい」という欲求は僕のクリエイティブの源で、最初の作曲の動機でした。



なのでまずは自分が感動するメロディを探して、ひたすら聴き込むことがオリジナリティを生み出す近道だと思います。



2. スケールに委ねる

最初にスケールを決めておけば、コードを作るのも簡単です。


Liveを使っているのであれば、Scale機能を使わないのはもったいないです!

たとえば、Cマイナーでいくと決めたらClipの中にあるScaleをCマイナーに設定し、「♭♯」ボタンを押します。


すすると、スケールに対応する音階に色がつきました!


"Highlight Scale"にチェックをいれることで、スケールに対応する音がさらにわかりやすくなります。


さらに!Scaleボタンをオンにすることで、スケールに対応しない音階をすべて隠す事ができます!


これが本当に神機能なんですよね。

ここまで準備をしたら、あとはどの音にmidiをおいても絶対にスケールから音が外れることはないので、致命的な不協和音を出すことは無くなりますね。



適当に音を重ねて…


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それをコピペ下や上にずらすだけで、スケールに沿ったお手軽コード進行ができます。


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ちなみに、「今自分が鳴らしているコードの名前は何なのか」が気になる場合は、MIDIエフェクトプラグインの"MIDI Monitor"をインサートすればリアルタイムで確認することができます。


コード進行や音楽理論の勉強をする際にめちゃくちゃ便利なMIDIエフェクトです。



話を戻して、先ほど説明したScale機能は素晴らしいので、色んなスケールで試す価値があります。

メジャー・マイナーはもちろん、ドリアン、リディアン、ハーモニックマイナー、ペンタトニック、などなど…

そのスケールでどのようなメロディが生み出されているのかYoutubeなどで調べながらスケールを触るととても勉強になるし、楽しいです。


3. 複雑=良い は間違い

特にヘヴィなダンスミュージックを作るのであれば、コード進行を無理に複雑にする必要はありません。ダンスミュージックに過度なドラマチックさを加えることは、少々リスキーでもあります。ベースミュージックのような体感的な音楽に、目まぐるしく変わるコード進行が加わることは大きな個性になり得ますが、代わりにバランス感覚に優れていないと両者がちぐはぐに合わさっている印象になってしまいます。



そこで、コード進行を複雑化する代わりに、コードの響きを変えてこだわりましょう。



たとえば、先ほどのスケール機能を使ってCメジャースケールでこのような進行を作ってみました。

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ただコピペして音程を上下にずらしただけなので、響きに関しては全く考慮していません。


ここで、土台のコード感はそのままに、トップノートを変えたり、音と音の音階の幅を意識したり、上下にレンジを広げたりして響きをさらに良くしてみましょう。


fanbox1225_4


コード進行は同じですが、受ける印象が変わったと思います。

特に、トップノート(コードの一番上の音)を変えるとコードの役割というかニュアンスが大きく変わるので、色々試してみて一番役割に合う響きのコードにしてみましょう。


ちなみに、コードの主張がやや大きいときは、メロディはアルペジオのようなリフレイン多めの控えめなメロディがよく馴染みます。


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余談

Pump It Upのイントロについていえば、その当時ディズニープラスで観ていたアラジンの曲に影響を受けていると思います。

映画アラジンで流れる曲って本当〜〜〜に全部良いんですよね。全部好きです。

音楽だけでなくストーリーなど映画全体も好きです。ウィル・スミスがジーニー役やってる実写版も最近観ました。


記事で何回か「最近のTrapではPhrygian Dominantスケールがよく使われている」という話をしましたが、Pump It Upも例に漏れずDキーのPhrygian Dominantスケールで作られています。

そしてこのスケールはアラビックで幻想的な雰囲気が特徴なので、まさにアラジンの雰囲気を作り出すことができるわけです。すべてがうまく噛み合ってラッキーでした。



というわけで、コードとスケールについて少し書いてみました。

書いてはみたものの、結局はひたすら自分で試行錯誤するしかないです!

どの進行が自分にとって良い進行なのか、どの進行にどういったメロディが鳴るのが素晴らしいのかを分析して、コピーしてみることです!


音楽理論や和声について学ぶのも大きな武器になると思います!


ではまた〜〜


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