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アヤワスカ
アヤワスカ

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魔法少女ミラクル・コトハの物語 第五話 幻想に囚われた少女・グレイスネオンの受難

 はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・


 どこまでも深い闇・・・熱い吐息がこだまする。


「んはぁ・・・ぅあ・・・は・・・放して・・・」


 それは、わたくし・・・グレイス・ネオンの吐息・・・


 闇から現れる無数の手に・・・カラダ中を・・・あぁぁ・・・まさぐられて・・・


「いぁ・・・やめ・・・あぁぁぁ・・・」


「ダメよ・・・逃げられると思ってるの?」


 耳元で囁く声がする・・・


「んくぁ・・・わ・・・わたくしは・・・にげ・・・にげな・・・あぁぁ・・・」


 わ・・・わたくしは・・・魔物と戦って・・・気が付いたら・・・この空間に・・・


「んくはぁっ・・・」


 お尻を撫でられて、熱い吐息をもらしてしまう・・・


 ねちょ・・・ぬちゅ・・・くちゅ・・・


「んぁ・・・あん・・・だ・・・だめ・・・です・・・わ・・・あぁぁん・・・」


 大事なところが愛撫に蕩けて、イヤらしい音が響いてしまう。


「んふふふ・・・なんてエッチなカラダ・・・」


「乳首がビンビンにたって、虐めて欲しい虐めて欲しいってオネダリしてるわ。」


 その声と共に・・・いきり立った胸の先端を抓られて・・・


「はぅううん・・・あぁぁああああ・・・」


 痛いのに、声が蕩けてしまいますの・・・


「胸が弱いのね」


「こんな風に、虐めてもらいたかったのね。」


 囁かれながら・・・胸をさわさわと撫でられるだけで、


「んくっ・・・くぁ・・・あぁ・・・んぁぁぁ・・・」


 腰がガクガクと震えてしまう・・・アソコがキュンキュンして・・・犯される準備をしてしまいますの・・・


 だけど・・・


「馬鹿にしないで・・・わたくしは・・・魔法少女・グレイスネオン・・・貴方達魔物から・・・人々を守るために・・・」


「本当にそうかしら?」


 ツーーーー


 背中を撫でられて、

 

「あぁぁん・・・」


 カラダが弓を作ってしまう。


「背中も弱いのね?」


「違うわ。この子全身がエッチなのよ。ねぇ?」


 内ももを撫で回されて・・・あぁぁ・・・


「はぁん・・・だ・・・だめ・・・ですわ・・・あぁぁん・・・」


 イヤらしく身をくねらせてしまう・・・


「アナタそれでも、本当に正義の魔法少女なのかしらねぇ?」


「エッチな姿で周りを誑かせて・・・魔物に虐められて悦ぶただの変態じゃない。」


 ち・・・ちが・・・そ・・・そんなことは・・・


 スパン!!


 突然お尻を叩かれて、


「あぁぁぁああああん!!!」


 カラダがビクンビクンと震えて・・・あぁぁ・・・


絶頂をしてしまいましたの・・・


「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


「やっぱりアナタ、痛いのが好きなのね。」


キュウウウ!!!


 両乳首を強く抓られて、


「んぁぁぁあああああああ!!!」


 また・・・絶頂を・・・


「んはぁ・・・あぁぁぁ・・・そんなの・・・好きなんかじゃ・・・あぁぁんっっ・・・」


 あぁぁ・・・乳首を引っ張られると・・・もう・・・なにもいえなくなってしまう・・・


「どうして嘘を吐くのかしら?」


「お仕置きしなくちゃね。」


「お仕置きして欲しくて嘘を吐くのよね?分かるわ・・・」


 あぁぁ・・・蜜で蕩けるアソコに・・・指が・・・


 ヌプッ!!


 何の抵抗もなく・・・入って・・・


「あぁぁん・・・あ・・・あぁぁ・・・」


「うふふふふ・・・何本入るかしらねぇ・・・二本・・・三本・・・四本も入ったわぁ~~~」


 くちゅ・・・くちゅくちゅ・・・


 な・・・中で・・・指を無茶苦茶に・・・かき回されて・・・


「んゃ・・・あん・・・あぁぁ・・・ぃあ・・・そんな・・・らんぼうに・・・はんっ・・・あぁぁ・・・あぁぁぁぁあああああ・・・!!!」


「うふふふふ・・・お仕置きですもの。こんなのではすまないわ。」


 ギュウウウ!!!


 首を・・・しめられて・・・


「うぐ・・・ぅ・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」


「思った通りだわ!首を絞めるとアソコがキュンキュンと指を締め上げるわ~~~」


「感じているのよね?気持ちいいのよね?首を締めあげられて、悦んでいるのよねぇ?」


 あ・・・ぅあ・・・そんなこと・・・ありませんのに・・・


 スパン!!


 あぁぁぁ・・・!!!お尻を叩かれて・・・


 キュウウウ!!!


 いやぁぁ・・・乳首を・・・抓られて・・・


「ん“っ“!!あぁぁ・・・ぅぅああぁぁぁああああ!!!」


 また・・・ぜっちょうを・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


 夜の街角・・・街燈の下、少女の魔物が佇んでいる。


「マッチはいりませんかぁ?」


 と魔物が嗤う。籠一杯に入ったマッチ。この魔物はそのマッチの炎で人々に幻想を見せて苦しめて・・・


 わたくしも・・・その幻想の中で・・・あんなに・・・乱れて・・・


 あぁぁ・・・なんて忌々しい・・・


「くっ・・・人を散々辱めて・・・もう・・・許しませんわよ・・・」


 魔物を睨みながら、必死に立ち上がろうとする横で、


「んぁぁ・・・うあ・・・あぁぁぁあああ・・・っ!!」


 白いピッチリレオタードの魔法少女、コトハちゃんが仰向けに倒れたまま苦悶の声を上げている。コトハちゃんも・・・幻想の中で・・・


「くっ・・・コトハちゃん・・・今助けますわ・・・」


 揺り起こしてあげたいのに・・・すぐ近くにいるのに・・・脚がガクガク震えて、その場に崩れ落ちてしまう。


「なっ・・・うぁ・・・どうして・・・」


 幻想の中で責めを受けた心が・・・うまくカラダを動かしてくれませんの・・・


「くっ・・・こ・・・コトハちゃんから・・・離れ・・・離れなさい・・・」


 魔物がコトハちゃんのそばに座り込んで・・・火をつけたマッチで・・・可愛らしいそのお胸を炙り始めた。


「っぁ!・・・はぐっ・・・くぁああああああああ!!!」


 コトハちゃんがカラダを仰け反らせて一際高く悶える。


 うぅぅ・・・コトハちゃんを助けなきゃ・・・いけない・・・のに・・・


 あぁぁ・・・どうして・・・わたくし・・・


 こんなにも・・・無力なんですの・・・


 コトハちゃんを甚振る魔物が、目をじっと見つめる。その瞳の中でメラメラ燃える炎に吸い込まれるように・・・


 意識が・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


 燃え盛る炎・・・沢山の悲鳴・・・これはわたくしの中の記憶・・・


 忘れられない光景・・・


「ガハハハハハハハハハハハハ!!!」


 虎柄の腰巻に、牛の角を生やした大男が高らかに笑う。その魔物は手にした金棒と口から吐く炎で、休日の繁華街を破壊している。


 目の前には、わたくしを庇って倒れた知らない殿方・・・


「ひっ・・・ひっ・・・ひっ・・・」


 腰が抜けて、上手く呼吸が出来ない。


「こ・・・おあ・・・にげなさい・・・とうさんは・・・だいじょうぶ・・・だから・・・」


 殿方が必死にそう呼びかけてくる。死の淵にあって、きっとわたくしの姿に自身のご息女様を重ねていらっしゃるのね・・・


 胸が苦しくなって、気が付いたらその殿方の方へ手を差し伸べていた。何故だか今なら、奇跡を起こせそうな気がして・・・


 でも・・・目の前で失った命をもう一度呼び寄せる奇跡は、起こせなかった。


「う・・・うぅぅ・・・こんなのって・・・あんまりですわ・・・」


 殿方の手を握り、泣きそうになっているわたくしに・・・


「ガハハハハハハハハハハハハ!!!」


 魔物の金棒が迫ってくる!!


「何が楽しいんですの!!!」


 ふと燃え上がった怒りが力になって、わたくしは光に包まれましたの。


 これは・・・わたくしがグレイス・ネオンになった時の最初の記憶。


 迫りくる金棒をはじき返して、そしていつの間にか手にしていた剣で魔物を叩ききった・・・


 ハズ・・・でしたのに・・・


「うぐぅうううう!!!!」


 金棒にお腹を殴られて、そのままふっとばされてしまいましたの。


 ゴン!!!


 街路樹に背中から打ちつけられて、


「あがっ!!」


 そのままズリズリと崩れ落ちてしまう。うぅぅ・・・話が・・・違いますわ・・・


 肌にピッチリ張り付いたレオタード・・・手足には青いロンググローブとロングブーツ・・・変身はちゃんと出来ているハズですのに・・・魔力が・・・まったく湧いてこない・・・


「ガハハハハハハハハハ!!!今ので壊れないなんて気に入ったぜぇ!!」


 金棒をブンブン振り回しながら巨躯の魔物がのっしのっしと歩み寄ってくる。うぅぅ・・・このままでは・・・


「くっ・・・大ピンチ・・・ですわね・・・」


 必死に立ち上がり、魔物としっかり対峙する。変身したとはいえ、魔力が湧いてこない今、その巨体はあまりにも脅威で・・・


 いけませんわ・・・なんとかして・・・勝つ方法を考えませんと・・・


 恐怖を振り払い、必死に頭を働かせようとしたその時・・・


 ズバ!!!


 背中を斬りつけられて・・・


「つぁぁあああああああああ!!!」


 膝から崩れ落ちてしまう・・・


「モーーーモモモモモモモ!!!なるほど。斬ってもすぐに死なぬと見える!!」


 振り向けば、『日本一』と書かれた鉢巻を付けた少年の侍。


 くっ・・・こんな魔物・・・記憶には・・・


「ハレンチな姿に壊れぬカラダ・・玩具にされる為にあるみてぇだな!!」


 巨体の魔物に蹴り転がされて、


「うあぁぁ・・・」


 仰向けに倒れてしまう。


「モーーーモモモモモモ!!まるで桃の様に愛らしく小ぶりな乳・・・どうら、堪能させてもらおうか。」


 侍の魔物が・・・胸に刀を突き立てて・・・


 ズブ!!


「あぁぁああああああああ・・・」


 そして、グリグリと動かして・・・わたくしを・・・責め嬲る・・・


「ガハハハハハハハハ!!!オレはこっちを愉しませてもらうぜぇ~~~!!!」


 ドゴ!!


 股間を金棒で突かれて、


「あぐっ・・・うぁ・・・!!!!」


 女性として大事なところを・・・潰される衝撃に・・・おそわれて・・・


「うぐ・・・ぅぅ・・・うぁぁ・・・」


 急所を抉られる痛みが・・・まだ引かないのに・・・


 ドゴォ!!!ドゴォオオ!!


 魔物はお餅をつくみたいに・・・わたくしの股間を・・・何度も何度も金棒で突きつぶして・・・


「うぐっ・・・ぁ・・・ぐぁぁ・・・!!!」


 メキ!メキメキ!!!


 突きを受ける度に、大事な部分が破壊されてしまう・・・言葉に表せないほどの激痛に気を失いそうになってしまう・・・


 だけど・・・あぁぁ・・・どんなに破壊されても・・・すぐに元通りになってしまって・・・


「う“ぁ“ぁぁ!!!あ・・・あぁぁ・・・うあぁああああ!!!」


 か弱いカラダで魔物達と戦う為の力・・・破壊されても元に戻る治癒能力。


 でも・・・あぁぁ・・されるがままになってしまっている今・・・その力は・・・もはや呪いでしかありませんの・・・


 魔物の言った通り・・・これじゃぁ・・・玩具にされるために変身したみたい・・・


「あ・・・ぅ・・・ぅあ・・・」


 ドゴン!ドゴォ!!ズゴン!!!


「おごっ・・・うぐ・・・ぁぁぁあ・・・」


 一突きごとに破壊されて・・・そしてまた破壊を受けるために再生されてしまう・・・


 あぁぁ・・・股間を潰されながら・・・胸を刀で切り刻まれ・・・突き刺され・・・ズタボロに蹂躙されてしまう・・・


「あがっ・・・ぅぁ・・・あぁぁぁああああああ・・・」


 本来なら死に繋がるハズの痛み、苦しみ・・・それを・・・際限なく受け続けて・・・気絶することさえも許されませんの・・・


 うあぁぁ・・・でも・・・これしきの責め苦・・・悪いけど・・・日常茶飯事ですの・・・だから・・・負けませんの・・・これしきの責め苦・・・耐えられますわ・・・これしきの責め苦・・・耐えなければ・・・


 わたくしは・・・誇り高き魔法少女・・・グレイス・ネオンなのですもの!!


「ガハハハハハハハ!!!その目、その目いいぜぇ~~~!!!」


「モーモモモモモモ!!!カラダだけじゃなく心も強いとは!!」


 ジュウウウ!!!


 刀も棍棒も焼けたように熱くなって・・・


「あぐぅ・・・ぁぁ・・・あぁあぁぁあああああああああ!!!!」


 女性器を・・・胸を・・・焼きながら潰し・・・焼きながら斬られて・・・


「ひぐ・・・あぁぁぁ・・・うぁ・・・あぁぁぁあああ・・・!!!」


「ガハハハハハハハハハ!!!苦しいか?おい!苦しいか?」


「モーモモモモモモ!!!もっと苦しむがいい!!!」


 う・・・あぁぁぁ・・・想像を絶する暴虐を受けながら・・・


「ひぎっ・・・くぁ・・・うあぁぁ・・・」


 無様に声を上げながら、苦しみ悶えることしか出来ない・・・


 でも・・・耐えてやる・・・耐えてやりますわ・・・どんな責め苦にも・・・終わりが・・・あるから・・・ううん・・・もしそれが永遠でも・・・耐えてみせますわ・・・


「いいねぇいいねぇ!!これでも壊れないか!!」


「ならば更なる責め苦を与えてやろう!!!」


 さらなる地獄?


「あぁぁ・・・そんな・・・これ以上何を・・・」


「すぐに分かるぜ!ガハハハハハハハハハ!!!」


「モーモモモモモモモモモ!!」


 魔物達の高笑いが響いて・・・その次の瞬間・・・二体の魔物の姿が消え去り、その代わりに・・・


 くきゃぁ!!くきゃぁ!!くきゃぁ!!!


 けたたましい声が響いて・・・得体のしれない鳥が空を覆っている。


 グルグルグル・・・


 周囲にはダラダラと涎を垂らした醜い野犬の群れと、


 キィーー!!キィーー―!!!


 禍々しい猿の群。


 どれも捕食者の目で・・・わたくしの事を見つめている・・・


「う・・・あ・・・あぁぁぁ・・・」


 仰向けになったまま・・・動けない・・・立ち向かうことは勿論・・・逃げることも出来ませんの・・・


「あ・・・あぁぁ・・・そんな・・・」


 巨躯の魔物に破壊され、火をつけられた商店が轟々と炎を上げている。


 まるで地獄・・・ううん・・・ここは・・・地獄そのもの・・・


「くっ・・・負けませんわ・・・どんなに責められても・・・」


 唇を噛みしめ、覚悟を決めたその時、


 獣たちの群れが・・・一斉に襲ってきて・・・


「うあぁぁああああああああああ!!!!」


 鳥の嘴が、犬の牙が、猿の爪が・・・わたくしを・・・貫き砕き引き裂いて・・・


「あがっ・・・うぁ・・・あぁぁ・・・うあぁぁぁああ・・・!!!」


 ガフガフ・・・ジュルジュル・・・


 獣に貪り喰われていく・・・


 ガブリ!!


 股座に噛みつかれて・・・


 ズブリ!!


 胸元のオーヴを嘴が貫いて・・・


 ザク!!


 胸を爪で引き裂かれて・・・


「あぐっ・・・ぐぁ・・・っぁ“!!・・・あぁああああああ!!!」


 喰われても再生して、再生しても喰われていく・・・


 貪り喰われる苦痛も屈辱が、終わることなく続いていく。


「んぁ・・・うぁぁ・・・あぁぁあああああ・・・」


 あ・・・あぁぁ・・・こ・・・こんなの・・・たえ・・・られ・・・だめ・・・いたみにも・・・くるしみにも・・・たえなきゃ・・・たえ・・・


「はっはっはっ」


 ぽたぽたと涎を垂らす犬の陰茎がそそり立っていて、それを顔にグリグリと押し付けられる。


「んン・・・くっ・・・」


 無理矢理口の中に入れようとするのを、必死に口を閉じて抵抗するけど・・・


 ズプン!!


 猿の逞しいモノに秘部を貫かれて・・・


「んあぁぁああああああ!!!」


 声を上げたところに突っ込まれて・・・


「うぅぅ・・・うぅ・・・おぉぉ・・・」


 あぁぁぁ・・・喰われながら・・・犯されていく・・・鳥も犬も猿も・・・わたくしのカラダを啄み噛みつき引き裂きながら・・・貪り喰い・・・そして精気をこすりつけて・・・


 ブビュ!!ブビュブビュ!!


 白いモノを吐き出して・・・わたくしの黒いレオタードを汚していく・・・


「んむぅう・・・うう・・・んぉおお・・・」


 みっともない声で呻くわたくしは・・・力なく身を捩りながら・・・ただ捕食者達を、凌辱者達を、悦ばせることしか出来ない・・・


 ドドドドド・・・


 口の中で犬の精が迸って・・・吐き出す暇もなくまた次のペニスがねじり込まれる。


「んぅ・・・ぅぅ・・・ぅお・・・」


 ドクンドクンドクン・・・


 アソコに・・・猿の精が・・・熱い精が・・・注ぎ込まれていく・・・


 あ・・・あぁぁ・・・抜かれたと思ったらまた次のペニスに犯されて・・・


「んむぅ・・・ぅぅ・・・ぅぁぁぁ・・・」


 メラメラと燃え上がる炎に炙られながら・・・


 わたくしは・・・


 わたくしは・・・もう・・・


 まけて・・・


・・・・・・・・・


「ネオンちゃん!!!」


 手を強く握られて、地獄の幻想から引き戻されましたの。街燈の灯り。散乱したマッチ。倒れた魔物。そして、コトハちゃんの笑顔。


「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


 先ほどまでの生々しい悪夢の余韻が、カラダからまだ抜けない。地面に手を突いたまま荒い息を吐くわたくしの背中を、コトハちゃんの小さい手が優しく撫でてくれますの。


「コトハちゃん・・・コトハちゃんが魔物を倒して下さいましたの?」


「ううん・・・多分、まだ・・・でも大丈夫。どんな悪夢に襲われても、ボクは君の手を離さないから。」


「それなら安心ですわね。わたくしと貴女、二人そろえば無敵なんですもの。」


 そう言って、お互いに強く手を繋ぎあったその時、


 ゴウ!


 突然の吹雪に視界が真っ白になって・・・


「二人そろえば無敵ぃ?足手まといのくせに何を言ってるんだい?」


 コトハちゃんの声がして・・・そして・・・


「いい加減気が付かないかなぁ。アンタが邪魔するからボク、無駄に苦戦してるんだけど。」


 残忍に嗤うコトハちゃんの姿。


 ううん。分かってますわ。これは偽物。だって本物のコトハちゃんは、わたくしと手を繋いで・・・もう姿は見えないけれど、右手を握りしめる暖かさは、確かにそこにあるんですもの。


「その姿で変な事言わないで下さいまし。じゃないと・・・」


「じゃないと・・・どうするつもりだい?」


 コトハちゃんの姿で魔物はマッチに火をつける。


 ボウゥと広がる焔の向こうから、無数の銃火器が現われる。


「じゃないと、ぶっ飛ばしますわよ!!」


「面白いね。やってみなよ。」


 魔物が手を振り下ろすと、それを合図に、


 ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!


 銃火器の一斉掃射が始まる!


「くっ!」


 ソレを防ごうとバリアを張ろうとして・・・幻想の中では魔力が湧かない事を思い出す。


 そんな・・・また・・・されるがままに・・・


 その時、手を握りしめる力が強くなった。


 そうですわ。二人でいるなら不可能はありませんの。魔法の力はイメージの力。呑まれれば弱くなるし、信じればどこまでだって強くなるの!!


 ピタ!


 無数の弾丸が、わたくしの目の前でピタリと止まった。


「この弾丸、全てお返ししますわ!!」


 映像を逆再生するみたいに、止まった弾丸が魔物の方へと飛んでいく。そして、


 ズダダダダダダダダダダダダダダ!!!!


 それは魔物を打ち貫いていきますの。


「ぐぎゃぁぁあああああああああ!!!」


 魔物の悲鳴が響いたその時、繋いだコトハちゃんの手が震えるのを感じた。きっと恐ろしい責めを受けているのね。でも大丈夫。わたくしはここにいますわ!!


「くぅ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・いたい・・・痛いよネオンちゃん・・・」


 コトハちゃんの姿で、魔物が恨めしそうに睨んでくる。苦しそうに息を吐き、痛みに悶えている。


「忌々しいですわ。その姿をおやめなさい!」


「ネオンちゃん・・・どうしてそんな酷いこと言うんだい?君はボクの事を嫌いになったのかい?」


 魔物とは分かっていても・・・幻想とは分かっていても・・・コトハちゃんの姿でそんな事言われたら・・・わたくしは・・・わたくしは・・・


「ボクはこんなにも・・・君の事を思っているのに・・・」


 コトハちゃんが・・・ううん・・・魔物が・・・近づいてきて・・・耳を甘噛みされて・・・


「んは・・・ぁぁ・・・」


「ほら、感じるだろう?ボクのぬくもりを・・・ねぇ・・・」


 するすると小さい手が・・・胸を・・・お尻を・・・弄って・・・


「はぁ・・・んはぁ・・・ゃ・・・やめ・・・」


 わたくしは・・・されるがままに・・・あぁぁ・・・


「なぜだい?なぜやめるんだい?これは君が望んでいる事だろう?」


 耳元で囁かれて、力が入らなくなってしまう・・・あ・・・あぁぁ・・・乳首を焦らすように・・・胸を撫で回されて・・・お尻を・・・んぅぁぁ・・・巧みに撫でまわされて・・・


「んぁ・・・んぅぁ・・・の・・・望んでなんか・・・あぁぁぁ・・・」


「だったらどうして抵抗しないんだい?」


 コトハちゃんの舌が・・・首筋を・・・あぁぁぁ・・・


「いや・・・あぁぁ・・・やめて・・・おやめに・・・なって・・・」


「だぁめ。もっと感じるんだよ。ボクのぬくもりをさ!」


 ボウ!!


 コトハちゃんの手が燃え上がって・・・


 お尻を・・・胸を・・・焼いて・・・


「あぁぁぁああああああ!!!うあぁああああああ!!!」


「うふふふふふ・・・あははははははははは・・・ほら弱い。君はそうやって苦しみ悶えることしか出来ないんだ。誰も守ることなんて出来ないんだよ。」


「んくっ・・・あぁぁぁぁあ・・・わ・・・わたくしは・・・よわく・・・よわくなんか・・・あぁぁぁ・・・」


「弱いよ。弱いじゃないか。だって、こんな風にオーヴを焼かれるだけで・・・」


 炎の手が・・・胸元のエナジーオーヴを・・・


「うあぁぁああああああああああ!!!」


 オーヴを焼かれて・・・あぁぁ・・・まるでカラダ中を内側から業火に晒されるような苦しみに悶えてしまう・・・


「ひぅ・・・あ・・・あぁぁ・・・こ・・・これしきのせめ・・・あぁぁああ・・・」


「ねぇ?次はどんな幻想を見たい?」


「んぁぁぁ・・・そんな・・・も・・・もう・・・いや・・・あぁぁ・・・」


「だめだよ。君は弱いんだから。弱い君は強いボクらの望むがままにされるしかないんだ。」


 う・・・ぁ・・・わたくしは・・・よわ・・・い・・・


「どんな責め苦を受けたい?どんな魔物に嬲られたい?どんな物語の中で悶え喘ぎたい?ねぇ?それともこのまま、ボクの炎に焼かれ続けるかい?」


 ゴウ!!


 あ・・・あぁぁ・・・炎が・・・わたくしを・・・包んで・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


「はぅ・・・はぁ・・・んぁ・・・あぁぁ・・・」


 真冬の街角。雪が吹きすさぶ夜。わたくしは・・・街燈にこの身を括りつけられて・・・あぁぁ・・・凍え震えていましたの・・・


「あ・・・あぁぁ・・・うあぁぁ・・・」


 ガタガタ震えるわたくしに気づいた紳士が、


「随分と寒そうだね。どうら温めてやろう。」


 そう言ってマッチに火をつけて・・・そして・・・メラメラと燃え上がるマッチの火で・・・わたくしを炙りはじめましたの・・・


「あぁぁああ・・・うあぁぁあああ・・・」


 炎に愛撫されているかのような感覚・・・あぁぁ・・・炎に熱くて・・・ジンジンして・・・蕩けそうになってしまう・・・


「お姉ちゃん、おもらししてるの?お股が濡れているよ?」


 少年がマッチに火をつけて・・・わたくしの股間を炙って・・・


「んあぁぁ・・・見ないで・・・んあぁ・・・見ないで・・・あぁぁああ・・・」


 股座が炎に照らされているのを感じる・・・責めに蕩けてイヤらしい蜜で濡れそぼるアソコに・・・視線を感じてしまう・・・視線で感じてしまう・・・


「なんてイヤらしい子なんだろうねぇ。その顔をもっとお見せなさい。」


 老婆がマッチに火をつけて、わたくしの顔を炙り始める。


 あぁぁ・・・罰するような炎に照らされて・・・息も出来ないくらいに苦しくなって・・・


 ビュー―ビュー――と吹雪が音を立てる中、人々が街燈に集まって・・・次から次にわたくしをマッチで炙って・・・照らして・・・お腹も腋も足も胸も股間も顔も首も全部炙られて照らされて・・・汗でヌラヌラと濡れる肌も・・・レオタードが張り付いたカラダも・・・全部丸裸にされるみたいに・・・照らされて・・・炙られているのに・・・吹きすさぶ吹雪にわたくしは凍えたままで・・・あぁぁぁ・・・


「んぁぁ・・・くあ・・・な・・・なんなんですの・・・あぁぁぁぁ・・・マッチの火が・・・こんなにも・・・苦しいなんて・・・あぁぁぁ・・・」


 人々は増えていって・・・無数のマッチに責め立てられて・・・


「あぁぁ・・・ぅあ・・・あぁぁぅ・・・くぁぁ・・・」


 力なくイヤイヤと顔をふることしか出来ないわたくしは・・・


 あぁぁぁ・・・なんて・・・


 なんて弱い・・・


 忌々しい・・・


 忌々しいですわ。


 忌々忌々忌々しいですわ・・・


 自分自身の弱さが・・・


 あぁぁ・・・


 わたくしの心が絶望に染まりそうになった


 その時、


 手にコトハちゃんのぬくもりを感じましたの・・・


 強く握りしめている・・・確かに繋いでいる・・・コトハちゃんの手


 そうですわ・・・わたくしは弱い・・・


 わたくし一人では・・・あまりにも弱い・・・


 でも二人なら、


 コトハちゃんと二人なら・・・


 わたくしたち無敵ですの!!


 カッ!!


 光輝いて、わたくしを苦しめていた幻想を打ち砕いて・・・


 そして・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


 朝日に輝く街角、わたくしはコトハちゃんと二人手を繋いで魔物と対峙していましたの。


「残念ですわね。もうわたくしたちは、幻想に引きづり込まれませんわ!」


「散々好き勝手やってくれたね。ここからはボク達のターンだよ。」


 わたくしたちの言葉に、魔物はニィと嗤って・・・そして・・・


「うふ・・・うふふふふ・・・あなたたちもマッチいらないのね・・・私のマッチ・・・誰も買ってくれないの・・・こんなに寒いのに・・・ひもじいのに・・・誰も・・・誰も・・・」


 魔物の周囲にどす黒いオーラが集まり始める。それは魔物の魔力を上げていって・・・空気をビリビリと震わせる。


「憎い・・・妬ましい・・・憎い・・・妬ましい・・・こんな世界・・・炎に包まれて灰になってしまえばいいのよ!!!」


 ドウ!!


 どす黒い炎が上がる。それは少女の魔物が変化した姿。一人だと圧倒されていた・・・敵わないと諦めていた・・・でも・・・


「ネオンちゃん、いくよ。」


「えぇ。もう何も怖くありませんわ!!」


 わたくしたちは、繋いだ手を前に突き出しましたの。


 二人の魔力が高まって・・・混ざり合って・・・


「この世界をマッチにしてぇ~~~!!!全部全部燃やしてやるわぁ~~~~!!!」


 恐ろしい叫び声をあげる魔物に向けて、


「「オーラキャノン!!!」」


 虹色の光が放たれた!!


 カッ!!!


「うぎゃぁあああああああああああ!!!!」


 凄まじい断末魔を上げながら魔物は掻き消えて・・・そして・・・


「まぁ、今回も楽勝でしたわね。」


 わたくしの軽口に、


「うん。そうだね。」


 コトハちゃんは苦笑いを浮かべながら答えてくれますの。


「それにしても、疲れましたわ。こんなに疲れたのに、今日も当たり前に学校がありますのね。」


「そりゃそうだよ。当り前に学校に行けるように、ボク達は戦ってるんだからさ。」


「それもそうですわね。当り前の日常の為に、頑張っているんですものね。」


 そう口にすると、少しだけ誇らしい気持ちになりましたの。


「あ、ネオンちゃん英語のプリントやった?三単現のやつ。」


「あ!すっかり忘れてましたわ!どうしましょう?学校を破壊します?」


「何馬鹿言ってるんだよ。」


 そう言って笑うコトハちゃんの眩しい笑顔を見て、わたくしは


 わたくし達なら何物にも負けない。そう強く思いましたの。




魔法少女ミラクル・コトハの物語 第五話 幻想に囚われた少女・グレイスネオンの受難

Comments

コメントありがとうございます。 ネオンちゃんがこれからどうなるか・・・ドキドキしながら愉しんでもらえると嬉しいです

アヤワスカ

拝読しました! ネオンちゃんもお嬢様キャラがシチュにあっていて責め買いがありますね。 。。。最もミラクルコトハの最期の方には出てこないあたり先行き不安しかないですが、、、 後、コトハちゃんと違って中に何かいるわけではないっぽいのも気になりますね。。。

レノン


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