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クラスのイケメンとペアになった女子がくすぐリンチされる話#1

全3話投稿予定

1話:あらすじ~導入

2話:f/fくすぐリンチ

3話(続きのお話): f/mくすぐり

あらすじ

「女性が男性をくすぐりで支配する」社会において、義務教育期間の中で「女の子が男の子をくすぐりで躾をする」カリキュラムや教育体制が整えられている。


ほとんどの学校では、"ペア制度"を導入して男の子への躾と調教を行っている。これは、教室の中で男女一組がペアとなり、もし男の子が悪いことをしそうになったり学業の成績が落ち込んだ際、ペアの女の子が責任を持ってくすぐりでお仕置きをすることが許されている。


また、体育の授業等でも多くペアによるくすぐり活動を取り入れており、男の子は学校にいる間ほとんどの時間女の子からくすぐられるといっても過言ではない。


さらに、ペア制度によって幼い頃からより異性と多く接する機会を設けることで、健全な恋愛への移行や少子化対策の役割も兼ねている。


今回は、とある中学1年生の教室が舞台である。

男女のペアは、入学時の段階では名簿順等で機械的に決められることが多い。


学年の男子の中で、背も高く顔もかっこいい男の子とペアになった綾原瑞希。最初はドキドキとしてぎこちない関係であったが、次第に打ち解けていき、ある日ペアの男子から告白をされて付き合うことに。


しかし、それをよく思わないクラスの女子達が、嫉妬心から放課後空き教室に瑞希を呼び出して集団で___


________________________

ペアのイケメン男子と付き合った女の子への制裁


中学1年生の教室では、新入生達が初々しい様子で自分の席を探していた。


(えっと…綾原だから…一番前の席だよね)


予想通りと言うべきか、教室の窓際一番前の席に自分の名前が記された紙が置いてあった。


どちらかと言えば大人しく、小学生の頃から異性の男の子に対しては控えめ性格。そのせいか、積極的に「くすぐって」躾をすることができず、よく担任の先生から注意されていた。


(中学でも同じような生活になるのかな…)


少し背の高い椅子に座り、ぼんやりとため息を付いてしまう。


小学生の時みたいに、上手に男子をくすぐれなかったらどうしよう…内申点にも関わるし、3年になれば高校受験も始まるのだからしっかりとしなさい!と昨日母親に言われたことを思い出す。


ペアとなる隣の席の男の子はまだ来ていないようだった。

名前は…"一ノ瀬佐良(いちのせさら)"くん…


どんな人が来るのかな。

ぼんやりと席に座って待っていると、廊下から「きゃ~♪」という女の子の黄色い悲鳴が聞こえてきた。


騒がしい声が近づいきて、教室の前で止まった。


「おはよう~!新しいクラスメイトたち!今日からよろしくね~♪」


陽気な様子で教室に入ってきた男の子。

髪の毛を茶色に染め、中性的で綺麗な顔立ち。


(あれもしかして一ノ瀬くんじゃない?)

(かっこいい~♪食べちゃいたい~♡)


ざわざわとどよめいている女子の声が聞こえる。


「え~と、俺の席は…ここかな!お隣さんは、瑞希ちゃんかな?よろしくね♪これから仲良くしてね!あ、でも俺くすぐりは弱いからお手柔らかに…」


「あっ、よ、よろしくお願い…します」


じっと至近距離で目を見つめられながら笑顔で挨拶をされ、不覚にもドキッと胸が高鳴ったのを感じた。


「ん?なあに?俺の顔に何か付いてたりする?」


「えっ!?い、いや、何でもないです」


思わずまじまじと顔を見つめてしまい、恥ずかしくなってしまった。その後はじっと、窓の外を焦がれるように眺めて静かに時間を潰していた。


**

学校のチャイムが鳴り、しばらくすると担任の先生が教室へと入ってきた。


「はいは~い♪みんなおはよう!私が1年1組担任の嶋永明美です。得意なくすぐりは"拷問"。みんな悪いことしたら許さないからね~特に男子~!」


ジャージを着ており、ポニーテールの髪型に縁の薄い眼鏡をかけた女性の担任。自己紹介の話をしている際、隣に座っている一ノ瀬くんの方へ視線が向けられる。


「君!一ノ瀬くんか。」


「はいっ!一ノ瀬です~!いや~先生美人ですね今彼氏いるんですか?」


「私のことについてはさておき、その髪色はなんだ!」


「え?これっすか?いや~入学式なんでお洒落したいとおもって染めました」


「…ふざけているのか?後で私と一緒に職員室へ来なさい。他の皆は9時から体育館で入学式が始まるから、廊下にペア順で整列するように。…ほら、君はこっちだ。」


先生は一ノ瀬くんの手首を掴み、背中の後ろで捻り取るような形で押さえつけている。


「いてててっ!あ、あけみ先生~痛いっすよ~」


「その生意気な口の聞き方もじっくり躾してあげないといけないようだね」


「そ、そんなぁ…瑞希ちゃん助けてよぉ」


一ノ瀬くんは不意に私へ助け船を求める。

悪いことをしたのは一ノ瀬くんだし、私が庇う必要はない筈なのに…気づけば自然と口を開いていた。


「あ、あの!先生…痛そうなので少し緩めてあげた方が…」


「ん?綾原さんは優しいんだな。仕方ない…ほら、離してやるから、大人しく付いてきなよ。…逃げようとしたら、ただじゃおかないからな。」


「は、はぃぃ…瑞希ちゃんありがと!後でお礼するわ!じゃあね!」


一ノ瀬くんはそう言って、先生と一緒にどこかへ消えてしまった。廊下では他の生徒達が二列に並び始めている。


私も廊下へ出て、ひとり先頭に立って体育館へと向かうのであった。


**

体育館の一番前にあるパイプ椅子に座り、入学式は粛々と進行していく。


「女子の皆さんは男の子をしっかりとくすぐって躾をし、清く健全に成長していく姿を期待しています」


校長先生のお話が終わり、また次の大人が壇上へと上がる頃、体育館の入口からざわざわとした声が聞こえてきた。


「すいませーん!遅れましたぁ!!いてぇぇっ!」


「ばかっ!!静かにしなさい!!ほら、一番前の席だから、早く行きなさい!!」


「ご、ごめんなさぁ~い…」


(アハハハ、何だよあいつ~!)

(何か髪の毛濡れてない?どうしたのかな?)

(イケメンだ~何組だろう♪)


声の方向を振り返ると、照れ臭そうにしてへらへらと真ん中にできた通路を歩いている一ノ瀬くんの姿がいた。


保護者や、新入生全員から注目を集めている一ノ瀬くんは、どことなく愉しそうな顔をしていた。


(私…これから3年間あの人をくすぐって躾るの…?)


自分にそんな大役が務まるのか、一気に不安になってきた。


「…早く席につきなさい」


「はーい、すみません~…おっ!瑞希ちゃんまた会えたね♪」


「…は、早く座りなさい!」


「ツンデレみたいで可愛いね~よしよし」


何を考えているのか、一ノ瀬くんは急に私の頭を撫でてきた。


「こらっ!許可なく女子に触れない!私語してないで早く座りなさい!」


「はーい、すみませんでした~。よいしょっと。」


怖そうな先生に注意されようが、態度を変えることはない一ノ瀬くん。凄いな…逆に尊敬してしまうかも。


髪の毛は急いで黒に染めたような形跡がある。

最初は大人しく座っていた一ノ瀬くんであったが、数分もすると、コクコクと首が揺れて居眠りを始めていた。


また先生に怒られても知らないよ…と思ったけれど、私が一ノ瀬くんのペアかもしれないことを思い出して脇腹をツンツンして起こしてみる。


「…すぅ…んひぃぃっ!?……あ、すみません……」


思いの外くすぐりに弱いようで、変な声を出して体育館の空気が一瞬凍り付いた。


「静粛に!君もちゃんと話を聞いていなさい!」


「は~い…」


結局、先生から注意されてしまったようで、ほんの少しだけ反省した態度を見せていた。


そこからは特に何事もなく入学式が進み、予定時刻少し過ぎて解散。新入生達は各教室ごとに体育館から出ていく。


「あ~やっと終わった~…てか腹減った。多分今日午前中で学校終わるし、瑞希ちゃん良かったら俺の家で一緒に昼飯食わない?」


「…いきなりナンパですか?」


「いやいや!違うって!ほら、教室で担任から庇ってくれたお礼にどうかな~って?だめ?」


真剣そうな目でお願いしてくる一ノ瀬くん。

彼の目を見ていると、不思議と嫌な感じはしない。


「…そこまで言うならいいですけど…」


「え、マジ!?やった~!」


子供みたいに無邪気に喜んでいる姿を見ていると、母性をくすぐられて何だか放っておけない気持ちになってくる。


一ノ瀬くんと談笑しながら教室へと帰ってきた。


「はい、皆入学式おつかれさま!改めて今年1年よろしくね。じゃあ皆にも自己紹介を…と思ったけど、明日にまわして、今日はもう解散!あ、一ノ瀬はこの後私とみっちり面談するから教室に残るように。」


「え、えぇ~先生~この後俺デートの予定があるんすけど」


「知らん!いいから残りなさい!それ以外の皆はさっさと帰宅するように。」


担任の先生に促され、私も帰らされることに…。

一ノ瀬くんは大丈夫なのだろうか。

少しだけ心配の気持ちがあったけれど、今日は大人しく帰ろう。


そして、明日の朝、一ノ瀬くんに「昨日どうだった?」って聞いてみるんだ。


**

次の日の朝。

私は始業の15分前に教室へ来ていた。


「…おはようございます」


小さく挨拶をするけれど、その声は誰にも届いていない。そう言えば、昨日はクラスの中で一ノ瀬くんとしか話していないことに気付いた。


一番前にある自分の席に鞄をおろし、椅子に座る。

暇潰しに読書でもしていようかと考えていた時、不意に後ろから声をかけられた。


「おはよう♪え~っと…綾原さんで合ってる?」


「え、うん。綾原です…えっと……」


「あ、私?私は吉澤マリアって言うの♪よろしくね、"みずき"ちゃん♪」


私に声を掛けてきた女の子は、髪をカールで巻いている美人で、どことなくお嬢様のような人だった。


眩しい笑顔を向けられているけれど、その眼には何か怪しく企んでいるような気配があった。


「あ、それでね、本題なんだけどさぁ、みずきちゃんって、一ノ瀬くんと仲良いのかしら?ほら、昨日2人で楽しそうに話してたじゃない?」


「えっと…別に仲良いとかは無くて…まだほとんど初対面なので…」


「ふ~ん…そう。それならいいんだけど。じゃあお願いなんだけど、私とペア、代わってくれないかしら?」


「……えっ……?」


「理解できなかったの?私が一ノ瀬くんとペアになるから、あなたは私のペアと代わってって言ってるの。」


あまりに唐突なお願いに、何も言い返せずに固まってしまう。まだ入学から2日目。ペアの変更には、先生の許可も必要だと言うのに…


どうしようかと困っていると…


「おっはよ~みんな~!今日もいい朝だねぇ!瑞希ちゃん、おはよ!いや~昨日はごめんね今日こそ一緒にメシでも…って、何かあった?てか、あんた誰?」


「一ノ瀬くん!私、同じクラスの吉澤マリアって言うの♪ねぇ、今日から私とペアにならない?こんな地味な子じゃなくて私と…」


「え、無理。分かったら早くどっか行ってくれる?瑞希ちゃん困ってんじゃん。」


「…ぐっ…!………あとで…覚えときなさい」


吉澤さんは小声で小さく何かを呟きながら、いそいそと自分の席へと戻っていった。


「あれ何?何だったの?」


「えっと…分かんない。あ、一ノ瀬くん!昨日大丈夫だった?」


「昨日…?あぁ!ま、ちょっとだけ先生にくすぐられてお仕置きされたけど、全然余裕よ!」


「そ、そうなんだ…でも、あんまり目立つようなことしないでね?」


「大丈夫だって~!俺、こう見えても学業はできる方だから」


「いや、そういう問題じゃ…」


キーンコーンカーンコーン…キーンコーン…


学校のチャイムが鳴り、ざわざわしていたクラスも段々と静かになっていく。


「はーい、皆~おはよう~。日直、号令かけて~って、まだ決めてなかったか。じゃあ一ノ瀬頼んだ。」


「え、俺っすか~?しゃあないなぁ。起立!礼!おはようございます!」


「何か一言余計なの混じってたぞ~。まぁいいや。じゃあまず今日の連絡事項なんだけど…」


朝のホームルームが始まっていく。

一ノ瀬くんは、ふぁぁと眠たそうにあくびをしていた。


綺麗な横顔。黒髪の方がかっこいい。

私はこの日、自分では気付かなかったけれど、午前中の時間ほとんど一ノ瀬くんの顔ばかり見つめていたらしかった。


続きのお話(#2)

クラスのイケメンとペアになった女子がくすぐリンチされる話#2

** 「はい、連絡は以上。じゃあ皆気を付けて帰るように!明日から授業始まるから、ちゃんと教科書忘れず持ってきてね」 学校2日目も午前で終わり。 もしかしたら席替えが行われて一ノ瀬くんと離れ離れになってしまうのではないかと少し不安だったけれど、杞憂に終わった。ひとまず一ヶ月の間、隣の席同士でペアを組み様...


クラスのイケメンとペアになった女子がくすぐリンチされる話#1

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