XaiJu
栞

fanbox


【試し読み】夏のお昼寝

小学6年生の頃のお話。

7月の後半になり、ついに待ちに待った夏休みがやって来た。


今日は午前中で学校が終わり、夏休みに遊ぶ計画についての話しに華を咲かせる幼馴染みとゆっくり帰宅していく。


「ねぇ明日早速遊ぼうよ~♪あ、でも早めに宿題しないとママに怒られちゃう…とりあえずまた連絡するね~!」


「うん!また明日!」


家の前で手を振って幼馴染みと別れる。

まだお昼の12時台。この時間に家に帰るのは久しぶりだった。


「ただいま~!」


「おかえりなさいませ。ご昼食の準備ができておりますよ」


家の中に入ると、家政婦の麗さんが出迎えてくれた。

お姉ちゃんや母は居ないようだ。


「ありがとう!手を洗ってくる~!」


手洗いうがいをしてダイニングへ行くと、もう既に温かい手料理が机に用意されていた。


「いただきます!」


お腹が空いていたので、一心不乱に箸を進めていく。

どれも美味しく、あっという間に完食してしまった。


「ふぅ…ごちそうさまでした」


「あら、もう食べ終わったんですか?ゆっくり食べないと駄目ですよ」


「はーい…」


お腹が満たされると何だか眠たくなってきた。

今日の午後は特に予定も無いし、自分の部屋に戻って少しだけベッドでお昼寝をすることにした。


暑いのでクーラーを付けて、ベッドの斜め上にある窓のカーテンを閉める。


寝やすい半袖のシャツに着替え、そのまま仰向けでベッドの上にダイブする。


「ふぁぁ…少しだけ…おやすみなさい……」


**

「…すぅ…すぅ………」


穏やかな昼下がりの時間。

気持ちよくベッドで眠っていると……


「ねぇ、ちょっと買い物行ってきてくれない?…ん?あれ、寝てるの…?」


ノックも無くいきなり部屋に入ってきたお姉ちゃんに気付くこともなく眠り続けていると…


「こちょこちょこちょこちょ~♪」


「…んんっ、んっ、んひぃぃっ!?ぁぁぁっあはっ!?な、なにっぁぁぁぁぁっひゃめっぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっぁぁぁぁっね、姉ちゃんいきなりひゃめろぉぉぉっぁぁぁぁぁぁぁっっあはっぁぁぁぁっあはははははは!!」


「やめろ~じゃないでしょ?お腹出して寝ちゃって、風邪引いちゃうから起こしてあげてるのに。」


「ぁぁぁっも、もっと普通に起こしてよぉぉっぁぁぁぁっ!!」


お腹を10本の指でわしゃわしゃとくすぐられ、脇腹をもみもみといじめられる。あまりのくすぐったさに一瞬で目が覚め、必死に手足をバタつかせて逃げようとするもゾクゾクとして力が抜けるようなタッチを織り交ぜられ抵抗できない。


一方的にされるがままに5分くらいくすぐられ続け、ようやく指先から解放された。


「っはぁっ、はぁっ…んぁぁっ、し、しぬっ……」


「ほんと大袈裟ね~。あ、そうそう。あんたにおつかい頼もうと思って来たんだった。近くのコンビニでアイスとエナジードリンク買ってきてくれる?あんたの分のお金渡してあげるから。」


「は、はぁ!?それくらい自分で行けよ!」


続きのお話

夏のお昼寝


【試し読み】夏のお昼寝

More Creators